⚪️レアル・マドリード 詳細レポート (2026年3月1日)
【今日のラインナップ】
✅ ヘタフェ戦を前に振り返るアルベロア監督の原点
✅ 新CB候補の大本命にシュロッターベックとコナテ
✅ ローン先のリヨンでエンドリックが大爆発
✅ FIFAインファンティーノ会長がヴィニシウス法を推進
✅ アザールが回顧するマドリード時代とロナウドとの比較
✅ ビジャレアル戦に関する過去のスタッツ
■【ヘタフェ戦を前に振り返るアルベロア監督の原点】
月曜日の21時からサンティアゴ・ベルナベウで開催されるヘタフェ戦は、現在のトップチームを率いるアルバロ・アルベロア監督にとって特別な意味を持つ相手との一戦です。アルベロア監督の指導者キャリアは、2020年11月21日のインファンティルAの監督としての初陣、まさにヘタフェ戦から始まりました。
パンデミックの影響で監督も選手もマスク着用が義務付けられていた当時のインファンティルA(2007年生まれの世代)は、クラブ内で最も有望な世代の一つとされていました。そのメンバーには、現在フベニルとレアル・マドリードCを往復している右サイドバックのメルビン、現ヘタフェのミッドフィルダーであるパブロ・メレロ、ユースリーグ準々決勝進出を決めるゴールを挙げたダニエル・ヤニェス、スポルティングCPへ移籍したパウロ・イアゴ、そして故ホセ・アントニオ・レジェスの息子であるホセ・レジェスなどが名を連ねていました。
初陣を5-0の快勝で飾った後、アルベロア監督は当時の教え子たちに対して次のように語っています。
『前線の3人に言っているんだ。「君たちはBBC(ベンゼマ、ベイル、クリスティアーノ)でも何でもない。君たちは、世界最高のトリオだ。お互いを見つけ合い、楽しみなさい。もしチームメイトがゴールを決めたら、自分がアシストしたことを喜びなさい」とね。重要なのは、ゴールを決めたいというエゴを持たないことだ。これは大人には通用しない指示だけどね。彼らの間で楽しんで、パスを回したいと思うことが大切なんだ』
『彼らはみんなとても優秀だよ。前線はホセ(レジェス)とダニ・ヤニェスがプレーして、とても上手くやった。ホセは1ゴール決めて、もう1アシストした。彼はとても寛大だった』
『エリートの選手を指導するのと、13歳の選手を指導するのは違う。後者には成長の手助けをするんだ。何を求めているかを伝え、ボールを持っているときは少し自由を与え、ボールを持っていないときはポジションを修正する。それが彼らの助けになると思う』
当時から選手を中心とし、公の場で称賛を惜しまない哲学を持っていました。シャビ・アロンソがレアル・ソシエダBやレバークーゼンとクラブ外で経験を積んだのとは対照的に、アルベロア監督はラ・ファブリカの組織内で階段を上り、旧友の後任としてトップチームの指揮官に就任しています。
■【新CB候補の大本命にシュロッターベックとコナテ】
来夏の移籍市場に向けて、クラブはセンターバックの補強に動いています。ダビド・アラバの退団がほぼ確実視され、アントニオ・リュディガーの去就も不透明、さらに1年目のフイセンが期待外れに終わったため、即戦力として計算できる実績あるセンターバックの獲得が急務となっています。
現在、大本命としてリストアップされているのが、ボルシア・ドルトムントのニコ・シュロッターベックと、今夏で契約満了を迎えるイブラヒマ・コナテです。シュロッターベックは2027年までの契約を残していますが、契約更新の動きはなく、残り1年となる来夏での退団が濃厚です。バルセロナも獲得を狙っていましたが、4500万ユーロから5000万ユーロという移籍金がネックとなり、すでに争奪戦から撤退しています。マルク・グエイやダヨ・ウパメカノが他クラブへ行く可能性が高まる中、シュロッターベックの重要性は増しています。
彼は直近のバイエルン・ミュンヘン戦で先発出場してゴールを決め、お馴染みの腕立て伏せと手でハートを作るセレブレーションを披露しました。ドイツのレジェンドであるローター・マテウスは、彼の去就についてSky Sportで次のように語っています。
『彼はドルトムントで上手くやっている。もちろん、もしレアル・マドリードのようなどっと素晴らしいクラブへ行くチャンスがあるのなら、彼が正しい決断を下すことを願って応援するしかないね』
『彼はここで何を持っているか分かっている。チームとクラブにおける自分の立場をね。ドルトムントは彼を必要としているんだ』
クラブは最終的にセンターバックを2人獲得することを検討しており、ハコボ・ラモンの復帰も視野に入れてチーム編成を進めています。
■【ローン先のリヨンでエンドリックが大爆発】
オリンピック・リヨンにローン移籍中のエンドリックが、凄まじいパフォーマンスを見せています。直近のオリンピック・マルセイユ戦では、チームは2-3で逆転負けを喫したものの、エンドリックは2つのアシストを記録しました。
パウロ・フォンセカ監督が採用する4-4-2のダイヤモンド型フォーメーションで、ヤレムチュクとともに2トップの一角に入ったエンドリックは、試合開始わずか3分でファーストタッチからコランタン・トリッソの先制ゴールをアシスト。さらに76分にはレミ・インベールのゴールもアシストしました。試合中には4人を抜き去りゴールキーパーとの1対1からループシュートを狙うプレーや、見事なバイシクルキックを放つなど(いずれも相手GKルジに防がれました)、センセーショナルな活躍を見せました。また、オフサイドで取り消されたものの、テスマンやトリッソへの決定的なパスも供給しています。
フランス到着後、エンドリックはわずか7試合(672分)の出場で5ゴール3アシストを記録し、8試合で7つのゴールに関与しています。これは、レアル・マドリードでの1年半の記録(40試合942分で7ゴール)をすでに上回るペースです。
この活躍により、クラブのマネジメントに対する疑問の声も上がっています。キリアン・エンバペが膝の不調を抱えながら全休せずにプレーし続けた結果、ついに離脱。さらにクラブワールドカップでのゴンサロ・ガルシアの台頭や、アルベロア監督が4人のミッドフィルダーを起用するシステムを採用したことで、エンドリックは前半戦で100分未満(3試合出場、ノーゴール)しか出番を与えられず、ローン移籍に出されていました。クラブはエンバペの不調を把握していたにもかかわらず、エンドリックの放出を止めなかったことになります。ストライカーとしても右ウイングとしてもプレーできることを証明したエンドリックは、来夏マドリードに復帰する際、より重要な役割を要求することになるでしょう。
■【FIFAインファンティーノ会長がヴィニシウス法を推進】
チャンピオンズリーグでのベンフィカ対レアル・マドリード戦で起きた、プレスティアーニからヴィニシウスへの人種差別発言疑惑を受け、FIFAとIFABが新たなルールの導入に向けて動いています。
ジャンニ・インファンティーノFIFA会長はSky Newsのインタビューに応じ、口を覆って人種差別的な発言を行う行為を厳しく罰する新ルール「ヴィニシウス法」について次のように断言しました。
『もし選手が口を覆って人種差別的なことを言ったなら、その選手は退場処分になるべきだ』
『これらは私たちが取ることのできる行動であり、私たちの戦いに真剣に取り組むために取らなければならない行動だ』
『この変更は4月の終わりまでに提案され、ワールドカップでも導入されるようにしたい』
『隠すことが何もないのなら、言うときに口を覆ってはいけない。それだけのことだ』
『私たちがすでに行っていること以外に、これについてできることは何もない』
選手を保護し、サッカー界からあらゆる人種差別的行為を排除するための強い意志が示されています。
■【アザールが回顧するマドリード時代とロナウドとの比較】
エデン・アザールがRMCのインタビューに応じ、レアル・マドリード時代について赤裸々に語りました。クリスティアーノ・ロナウドの退団後に加入したことで、常に比較の対象となっていたことについて、彼自身は一度も後継者だとは感じていなかったと明かしています。
『クリスティアーノ・ロナウドの代わりに来たわけじゃない。彼は毎試合たくさんのゴールを決めていたが、僕は1点も取れないこともあった。僕はエデン・アザールとして来て、楽しみたかったんだ』
また、チェルシー時代にパリ・サンジェルマンなど他のビッグクラブからのオファーを断り、白いユニフォームを着ることだけを目標にしていたと語りました。
『僕の夢はレアル・マドリードに行くことで、PSGに行ってからマドリードに行くことではなかった』
さらに、マドリードでのキャリアのターニングポイントとして、チャンピオンズリーグのPSG戦でトマ・ムニエから受けたタックルによる右足首の負傷を挙げています。
『あれが僕を足止めした』
フィニッシャーではなく、チャンスメイクやドリブルで違いを作る選手であったアザールは、度重なる怪我により期待された輝きを放つことができませんでしたが、引退した現在、言い訳をすることなく冷静に当時を振り返っています。
■【ビジャレアル戦に関する過去のスタッツ】
ビジャレアルがアウェーで4失点以上を喫したのは、2023年12月にサンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリード戦(4-1)以来のことでした。当時の試合では、ジュード・ベリンガム、ロドリゴ、ブラヒム・ディアス、ルカ・モドリッチが得点を挙げています。
【本日の総括】
アルベロア監督にとって思い入れのあるヘタフェ戦が迫る中、来季に向けたCB補強の動きや、ローン先で躍動するエンドリックの活躍が注目を集めています。また、ヴィニシウスを守るための新ルール導入や、アザールの素直な回顧録など、ピッチ内外で話題が尽きない1日となりました。