ジョン・グリディ獲得とライバルチームに絡んだSNS騒動

ルイス・ガルシア・プラサ監督の愛弟子であり、ホセ・イグナシオ・ナバーロ新スポーツディレクター体制での公式補強第一号となるMFジョン・グリディ(31歳)が、2028年までの契約で加入した。アラベスからのフリー移籍となる。しかし、グリディが古巣へ向けてSNSに投稿した別れのメッセージが、セビージャファンの間で大騒動を引き起こした。バスク語で永遠にを意味する別れの言葉として『Beti arte, Alavés』と綴ったのだが、これが永遠のライバルであるベティスと同じ綴りであったためだ。セビージャのファンからは『チームを間違えているぞ』『返品のレシート持ってる人いる?』『また一人ベティスファンがスカッドに加わった』『自分がどこに移籍したか分かっていないようだ』といったツッコミやジョークが殺到し、加入早々にセビージャ特有の強烈なライバル関係と洗礼を味わうこととなった。ピッチ上では、指揮官の戦術を熟知する中盤の要として、ハードワークとユーティリティ性が期待されている。(via MARCA)

フアン・イグレシアスの獲得発表と右サイドバックの過剰問題

ヘタフェとの契約を満了した27歳のフアン・イグレシアスが、2030年6月30日までの4年契約でセビージャに加入することが公式発表された。アントニオ・コルドン前スポーツディレクターが退任前に取りまとめていた置き土産的な補強である。イグレシアス本人はSNSで『皆さんと一緒にいられて幸せで、とてもワクワクしています!セビジスタの皆さん、すぐに会いましょう!』と喜びを露わにしている。ヘタフェで元同僚だったダビド・ソリアは、移籍前に彼からセビージャでの生活について相談を受けていたことを明かし、『彼はユーティリティ性が高く、フィジカルが非常に強い。どこで起用されても期待に応えてくれる選手で、チームにいると本当に助かる存在だ。スカッドのレベルを引き上げ、ここ数年のセビージャに不足していた競争力をもたらしてくれるはずだ。サンチェス・ピスフアンのファンをガッカリさせることはないだろう』と太鼓判を押している。

イグレシアスの加入により、右サイドバックはフアンル・サンチェス、ホセ・アンヘル・カルモナと合わせて3人を抱える過剰状態となった。イグレシアスは左サイドやセンターバック、インテリオールもこなせるが、カンテラーノの売却はクラブの純利益となるため、最低でも1人が放出される可能性が高い。ファンとの関係が冷え込んでいるカルモナは、オファー次第で退団に傾く可能性がある。一方のフアンルには、マッシミリアーノ・アッレグリ新監督が就任したナポリが再び獲得に動いている。昨夏は2000万ユーロを要求して破談となったが、現在の評価額は1000万ユーロ近くまで下がっており、交渉再開の機運が高まっている。ナポリはフィオレンティーナのドドも代替候補としてリストアップしている。なお、クラブは続いて、ル・アーヴルを退団したセネガル出身のセンターバック兼サイドバックのアルナ・サンガンテ(24歳)の獲得も予定している。(via ElDesmarque)

キャプテンのネマニャ・グデリが7シーズン過ごしたクラブを退団

セビージャで7シーズンを過ごし、第一キャプテンを務めたネマニャ・グデリの退団が公式に発表された。当初は契約延長を望んでクラブとの話し合いを待っていたが、水曜日に行われたミーティングで、チームの若返りと大幅な刷新を図るため、6月30日の契約満了をもって双方合意のもとで道を分かつことが決定した。クラブの公式声明では『ネマニャ・グデリがセビージャFCでのキャリアに幕を下ろします。今週水曜日、クラブと選手は会談を行い、来る6月30日をもって双方合意のもとで道を分かつことを決定しました。セビージャFCは、この7年間のクラブに対する献身と闘いに感謝し、彼の公私にわたる今後の幸運を祈ります』と、その功績を称えている。

グデリは外国人選手としてクラブ史上5番目となる公式戦261試合に出場し、2020年と2023年のヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献した。守備的な選手でありながら通算10ゴールを記録し、ピッチ内外で絶大なリーダーシップを発揮してきた。オディッセアス・ブラホディモスやセサル・アスピリクエタに続く重鎮の退団により、ルイス・ガルシア・プラサ監督はドレッシングルームの新たなリーダーを探す必要に迫られている。(via Estadio Deportivo)

ガルシア・プラサ監督が主導するチームの大規模な刷新

セルヒオ・ラモスとの交渉決裂を受け、新プロジェクトの全権を託されたルイス・ガルシア・プラサ監督は、休暇を返上してホセ・イグナシオ・ナバーロ新スポーツディレクターと共にチーム編成に深く関与している。監督は通常の権限を超えて自ら選手の具体的な名前を挙げており、最初の補強となったグリディに加え、レバンテをフリーで退団するMFパブロ・マルティネスの獲得にも合意している。さらに、中盤の層を厚くするために21歳のカンテラーノ、マヌ・ブエノの残留を強く要求した。マヌ・ブエノはクラブから来季の構想に入っていることを通達され、トップチーム登録かリザーブチーム登録かは未定なものの、残留が確定した。

一方で、ジョアン・ジョルダン、タンギ・ニアンズ、ファビオ・カルドソ、フェデ・ガットーニの4選手には戦力外通告を行い、退団への扉を開いている。チームは7月3日にプレシーズンを開始し、7月23日にはバーレーン・ビクトリアス・ヌエボ・アルカンヘルでコルドバとの親善試合「第4回プエルタス・デ・コルドバ杯」を戦うことが決定している。(via Estadio Deportivo)

度重なる怪我と戦力外扱いにもかかわらず残留を希望するマルカン

モンチ元スポーツディレクターの高額な負債の一つと目されているブラジル人センターバックのマルカンは、クラブが給与削減と売却の筆頭候補に挙げているにもかかわらず、残留を強く希望している。2022年の加入以来、度重なる負傷やレッドカードによる出場停止で4シーズンでの出場はわずか49試合に留まり、1500万ユーロの投資に全く見合っていない。昨夏は給与削減を受け入れた代償として契約が2028年まで延長されており、クラブとしては売却してサラリーキャップを空けたい意向だ。

特に2026年に入ってからは、12月のサンティアゴ・ベルナベウでの退場劇と左足舟状骨骨折が重なり、ニール・モペイの登録枠を空けるために選手登録すら抹消されていたため、公式戦で1分もプレーしていない。しかし、シーズン終盤には怪我から復帰してガルシア・プラサ監督の練習に参加しており、ピッチ上で自らの価値を証明し、クラブの信頼に応えたいという強い意志を持っている。(via ElDesmarque)

オルジャン・ニーランドの退団に伴う新守護神候補にディエゴ・コンデが浮上

オルジャン・ニーランドが6月30日に退団し、プレシーズン開始時にトップチームのGKがアルベルト・フローレスしかいなくなる事態を受け、ビジャレアルのGKディエゴ・コンデの獲得に向けた接触が開始されている。ニューカッスルに所属するオディッセアス・ブラホディモスの残留もギリギリまで探る方針だが、それと並行して新たな守護神探しが進められている。

ディエゴ・コンデは今季、ルイス・ジュニオールとアルナウ・テナスの影に隠れて出場機会を失い、後半戦はベンチ入りすら果たせなかった。しかし、スペイン人でありラ・リーガの経験も豊富で、クラブの経済事情に見合った価格で獲得できるため、ナバーロスポーツディレクターも高く評価している。コンテ自身も、セグンダ(2部)からのオファーを断り、1部の歴史あるクラブで再び出場機会を得ることを最優先に考えており、セビージャへの移籍を非常に前向きに捉えている。(via ElDesmarque)

アコル・アダムスが代表で躍動し、夏の大型売却の目玉へ

ナイジェリア代表のストライカー、アコル・アダムスが、レイリアで行われたポルトガル代表との親善試合で圧巻のゴールを決め、SNSで大きな反響を呼んでいる。37分にフィジカルでゴンサロ・イナシオを圧倒し、ダロトとルベン・ディアスを置き去りにして左足で強烈なグラウンダーのシュートを突き刺した。このプレーに対し、ファンからは『ダロトを完全に圧倒した』『ナイジェリアは正式に彼らのルカクを見つけた』と絶賛の声が相次ぎ、試合後にはクリスティアーノ・ロナウドからも直接祝福を受けた。

今季リーグ戦で残留を決定づける重要な2ゴールを含む計10ゴールを記録し、代表でも6ゴールをマークしているアダムスは、現在セビージャのショーウィンドウの最も目立つ場所に飾られており、今夏の最大の売却益をもたらす選手として期待されている。ワールドカップには出場しないため、バカンスを経て少し遅れてプレシーズンに合流する予定だ。(via ElDesmarque)

セビージャ・アトレティコの新監督にディエゴ・ガリアノが就任

昨季、セグンダRFEFのグループ2で最下位となり降格の憂き目に遭ったセビージャ・アトレティコ(Bチーム)の新監督に、ディエゴ・ガリアノが1年契約で就任した。昨季はヘスス・ガルバン、ルシ、マルコ・ガルシアと3人もの監督が交代する泥沼のシーズンだったが、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ出身のガリアノにチームの立て直しが託された。

ガリアノは現役時代にセビージャのユースで育ち、マノロ・ヒメネス監督率いるセビージャBでもプレーした経験を持つ。指導者としては約10年の経験があり、直近ではヘレスCDを率いてプリメーラRFEF昇格プレーオフ準決勝までチームを導いた手腕が評価された。(via ElDesmarque)

新スポーツディレクター就任会見と沈黙を破るデル・ニド・カラスコ会長

アントニオ・コルドン前スポーツディレクターの退任に伴い、新たに昇格したホセ・イグナシオ・ナバーロの公式就任プレゼンテーションが、金曜日の10時30分からエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンのプレスマルーム「ホセ・アントニオ・サンチェス・アラウホ」で行われる。この会見にはホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ会長も同席する。

会長がメディアの前に姿を現すのは、3月末に行われたサン・ベニトへの献花式以来、実に2ヶ月半ぶりとなる。セルヒオ・ラモスが主導した投資グループへのクラブ売却が失敗に終わった件や、自身の辞任に関するリーク疑惑など、山積する問題について会長がどのような見解を示すのか、大きな注目が集まっている。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

新体制発足に伴い、主将グデリの退団や新戦力の獲得などスカッドの大幅な血の入れ替えが進行中。一方で監督主導の編成や選手個人の思惑も交錯しており、今後の動向から目が離せない状況が続いている。