ADセウタFC
最下位に沈むADセウタFCで、クラブの命運を分ける劇的な深夜の緊急会議が行われました。前節ホームでレアル・スポルティングに0-2で敗れ今季9敗目(1勝2分9敗、勝ち点5)を喫した後、過去10年間にわたりチームを牽引してきたウハイ・アミド会長が、全役員、ホセ・フアン・ロメロ監督、そして全選手を集めた異例の話し合いの場を設けました。
アミド会長はその席で『退団したい者は契約満額を支払って解放する』という衝撃的な提案を選手たちに突きつけました。しかし、誰一人としてその提案を受け入れる者はおらず、選手・スタッフ全員が『全員でこのチームに残り、残留を果たしてみせる』と一致団結して拒否。アミド会長自身も同夜に辞任を申し出ましたが、理事会は満場一致でこれを拒否して続投を決定し、クラブは背水の陣で一致団結する道を選びました。
セウタが直面している試練はピッチ内にとどまりません。7月30日以降、北アフリカの街セウタには数万人規模の移民が押し寄せる未曾有の危機が発生しており、街全体の安全面や住民の生活、ひいてはクラブの補強や運営にも極めて深刻な影を落としています。極限のストレスと試練が交錯する中、絶体絶命の最下位セウタは次節のコルドバCF戦で巻き返しを期します。(via SPORT)
【本日の総括】
今節のセグンダは、何よりもテネリフェのFWヘスス・デ・ミゲル選手が30歳という若さで命を落とすという、フットボールの枠を超えた深い悲しみに包まれる一日となりました。事故の悲劇と残されたご遺族、そして絶望の中にいる相手GKオウォノへの配慮を含め、カテゴリー全体が痛みを共有しています。
ピッチ上の動きとしては、新体制初陣のUDラス・パルマスがアルベルト・サンチェス新監督の鮮やかな戦術修正と宮代大聖らの活躍でオビエドを3-2で破り、アウェイでの強烈な反撃の狼煙を上げました。また、RCDマジョルカが89分のドラマチックな逆転劇でカディスを下してプレーオフ圏内(6位以内)へ返り咲くなど、昇格ラインを巡る攻防はより一層の混迷を極めています。最下位セウタの全額補償離脱提案を跳ね返した全員残留の決意も含め、過酷なリーグ戦は各クラブの精神力と底力を試す局面を迎えています。