ヘタフェCF / アトレティコ・マドリード
トレド県ウルダ近郊の高速鉄道線で2列車が衝突・脱線し、60名以上の死者と多数の重軽傷者を出す痛ましい事故が発生しました。この未曾有の惨事にスペイン全土が衝撃に包まれる中、ピッチ外から強いメッセージを発信したのがヘタフェCFに所属する18歳のDFダビンチ(本名: デビッド・コルドン)です。
ダビンチにとって、このニュースはあまりにも残酷なフラッシュバックとなりました。今年1月18日にコルドバのアダムズで起きた列車脱線事故において、元ビーチサッカー日本代表・スペイン代表のスター選手であった実父デビッド・コルドン氏を亡くしていたからです。
事故直後、ダビンチは自身のInstagramストーリーズを更新し、『亡くなられたすべての方々が神の栄光のもとにありますように。わずか9ヶ月前に自分が経験したことと同じ悲劇が繰り返されるのを見るのは、あまりにも辛く苦しいです。被害に遭われたすべての家族に寄り添い、最大級の愛と支援を送ります』と哀悼の意を表しました。
さらにダビンチの投稿は、政治家に対する痛烈な苦言へと続きました。オスカル・プエンテ運輸相が過去にテレビ番組のプロモーション動画で、エレベーターの故障に対して「レンフェ(国鉄)のトラブルじゃあるまいし」と軽口を叩いていた場面を引き合いに出し、『私たちは家族を持つ人間であり、数字でも冷酷な冗談の対象でもありません。スペインよ、目を覚ませ』と訴えました。
この動きに呼応したのが、アトレティコ・マドリードのマルコス・ジョレンテです。マルコス・ジョレンテは自身のX(旧Twitter)で運輸相を実名で指名し、激しい言葉で責任を追及しました。
『オスカル・プエンテ大臣、Twitterを離れて私たちが給料を払っている本業に集中する時ではないですか?人の命がかかっている時、運輸相に求められるのは責任感、真銭さ、安全性、そしてリスペクトです。13歳の子供のようにSNSでレスバすることに血眼になっている政治家にはうんざりしています。Twitterはあなたの仕事ではありません。あなたの仕事は公共交通機関の安全を守り、失敗した時に説明責任を果たすことです。これまであなたは完全に無能でしたが、どうせまた他人に責任をなすりつけるのでしょう。サーカスを続けるがいい』
このマルコス・ジョレンテの投稿には、元レアル・マドリードで現在はヘタフェに所属するダニ・カルバハルも即座にリポストで賛同を示すなど、選手たちがピッチを越えて政治の不作為や態度に怒りを露わにする異例の事態となっています。(via SPORT)
レアル・マドリード
トレドの鉄道事故を受けてスペインサッカー協会(RFEF)がコパ・デル・レイ24試合の延期を決める中、レアル・マドリードの主将フェデ・バルベルデがSNS上で目覚ましい救済活動を展開しました。
クラシコで右足後部に違和感を覚えて途中交代し、この日の練習ではジムでの調整に留まったバルベルデですが、事故の第一報が入るや否や、2100万人以上のフォロワーを持つ自身のInstagramアカウントを即座に「緊急連絡ステーション」へと変貌させました。
バルベルデは『トレドで起きた悲惨な列車事故の犠牲者ご家族に心からのお悔やみを申し上げます。負傷された方々や影響を受けた皆様へすべての支援と愛を送ります。レアル・マドリードのキャプテンとして、必要な手助けを行い、行方不明者の捜索に役立つ情報の拡散に全面的に協力します。みんなで力を合わせましょう』と声明を発表。
言葉だけに終わらず、バルベルデは一日中SNSに張り付き、連絡が取れなくなった乗客の家族や友人が投稿した顔写真や特徴、支援電話番号、献血の呼びかけといった切実な情報をストーリーズで次々とシェアし続けました。単なる悲しみの表明にとどまらず、実効性のある拡散力で現地支援に貢献した姿勢に対し、クラブの垣根を越えて称賛の声が集まっています。(via ElDesmarque)
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