【今回のラインナップ】

✅ ニコ・パスの買い戻し決定 [今夏最初の補強として900万ユーロで買い戻しへ]

✅ 若手選手の去就とアルベロア新体制 [エンドリッキ復帰とマスタントゥオーノらのレンタル案]

✅ ミリトンの復帰と負傷者情報 [118日ぶりの復帰、ロドリゴとカルバハルは重傷]

✅ 中盤の銀河系補強計画 [ロドリやエンソら1億ユーロ級のターゲット]

✅ アルダ・ギュレル引き抜き要求 [リバプールのシャビ・アロンソ監督が獲得を要請]

✅ T・アーノルドの代表落選と特訓 [代表外れバルデベバスでアルベロアの練習に励む]

✅ ペレス会長とビニシウスへの賛辞 [ルンメニゲが手腕を絶賛、ビニシウス放出も否定]

✅ カンテラ出身選手たちの現在地 [V・ムニョス、H・ドゥロ、アリーバスの動向]

✅ セルヒオ・ラモス40歳の誕生日 [レジェンドが不惑に、レアルでの輝かしい功績]

✅ リーグ戦の展望とクラシコ日程 [首位バルサとの勝ち点差と5月10日のクラシコ]

 

■【ニコ・パスの買い戻し決定】

レアル・マドリードは、夏の移籍市場における最初の補強として、コモでプレーするニコ・パスの買い戻しオプションを行使することを決定した。コモに600万ユーロで権利の50%を売却していたが、わずか900万ユーロで買い戻すことが可能となっている。今季のセリエAにおいて、セスク・ファブレガス監督の下で11ゴール6アシストを記録し、市場価値は6500万ユーロにまで急騰した。インテル・ミラノも彼をフランチャイズプレーヤーにするための巨額投資を検討しているものの、フロレンティーノ・ペレス会長率いるクラブに疑念はなく、買い戻しは義務と捉えられている。ただし、トップチームにはアルダ・ギュレル、フランコ・マスタントゥオーノ、ブラヒム・ディアス、ジュード・ベリンガムといった強力なライバルがひしめき合っている。アルゼンチン代表でも活躍し、ボカ・ジュニアーズのスタジアムで行われたモーリタニアとの親善試合で初ゴールをマークしたニコ・パスは、マドリードのビッグクラブで貢献できることを証明しており、復帰に際しては出場時間の保証や特定のヒエラルキーを求める見込みである。(via SPORT)

 

■【若手選手の去就とアルベロア新体制】

今季のレアル・マドリードは、シャビ・アロンソ前監督からアルバロ・アルベロア監督へと指揮官が交代し、攻撃陣の編成にも変化が生じている。クラブは1月にリヨンへレンタル移籍し、リーグ・アンで圧倒的なフィジカルと得点力を発揮しているエンドリッキを夏に呼び戻す方針である。一方、昨夏に鳴り物入りで加入したアルゼンチン人のフランコ・マスタントゥオーノは、ロドリゴ・ゴエスの重傷離脱を受けたシャビ・アロンソ体制下では先発のチャンスを与えられていたものの、アルベロア体制になってからは状況が一変した。直近11試合で先発出場はなく、フェデ・バルベルデの前線起用やブラヒム・ディアスの存在により、2番手ないし3番手の位置に降格している。クラブはマスタントゥオーノの才能を高く評価しているが、成長を妨げないために欧州の競争力のあるクラブへのレンタル移籍(買い取りオプションなし)を提案する予定である。また、カンテラのストライカーであるゴンサロも、エンドリッキの復帰に伴い完全な控えとなるため、買い戻しオプション付きの売却かレンタル移籍が推奨されている。なお、ブラヒムはエムバペとビニシウスが不動のレギュラーを務める攻撃陣において、アルベロア監督の下で最初の交代要員として確固たる地位を築いている。(via SPORT)

 

■【ミリトンの復帰と負傷者情報】

ディフェンスラインの柱であるエデル・ミリトンが、長きにわたるリハビリを経てついに戦列に復帰する。昨年12月7日に行われたチャンピオンズリーグのリーグフェーズ、マンチェスター・シティ戦で左脚大腿二頭筋断裂および近位腱の損傷という重傷を負って以来、118日ぶりの復帰となる。今季は3度の負傷により、マドリードが消化した45試合中16試合しか出場できていなかったが、次節のマジョルカ戦で招集リストに名を連ねる予定である。アルベロア監督にとっては、シーズン終盤の重要な時期に守備の要を取り戻す待望の瞬間となる。奇しくも2019年7月10日、ミリトンがレアル・マドリードに加入した際の入団発表で、エミリオ・ブトラゲーニョの代わりに司会を務めたのが当時アンバサダーだったアルベロアであった。その際、ミリトンはめまいを訴えて会見を途中退席するというハプニングがあったが、アルベロアは『親愛なるエデル、到着おめでとう。ここは君の家だ。君と家族が快適に過ごせるよう全力を尽くす。世界最高のチームへようこそ』と温かい言葉をかけていた。7年の時を経て、今度は選手としてアルベロア監督に顔見せをすることになる。一方で、ロドリゴ・ゴエスやダニ・カルバハルは重傷により長期離脱を余儀なくされており、カルバハルはスペイン代表からも外れている。(via MARCA)

 

■【中盤の銀河系補強計画】

長年にわたりカゼミーロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチが形成してきた中盤の黄金トリオの後継者探しが急務となっている。現在、この3人のレベルに達しているのはフェデ・バルベルデのみであり、エドゥアルド・カマヴィンガやオーレリアン・チュアメニの未来は不透明である。カンテラから昇格した至宝ティアゴ・ピタルチも期待されているが、クラブは今夏、チームのレベルを飛躍的に高める1億ユーロ規模の大型補強を敢行する決断を下した。

第一候補はマンチェスター・シティに所属するスペイン代表のロドリ・エルナンデスである。契約は2027年まで残っているが、本人はスペイン復帰を望んでおり、移籍金は約1億ユーロと見積もられている。プロの間では単独で最も影響力のあるミッドフィールダーとして満場一致の評価を得ており、アトレティコ・マドリードやビジャレアルでの経験もあるため適応に問題はない。

第二候補はチェルシーのエンソ・フェルナンデス。ワールドカップ優勝経験を持つ彼は、強力なリーダーシップとエゴを備えており、バルベルデに似たキャラクターとして期待されている。エンソ自身もライブ配信で『何か新しいことを経験してみたい。マドリードはとても好きだ。ブエノスアイレスにかなり似ている。もちろんそこに住みたい』と語り、移籍への強い関心を隠さなかった。代表合宿でも『今はチェルシーに集中している。W杯の後に様子を見よう』と含みを持たせている。

第三の選択肢として、クリスタル・パレスの若きゲームメイカー、アダム・ウォートンもリストアップされている。チャンピオンズリーグ出場クラブでのプレーを希望しているが、イングランド代表以外の最高峰の舞台での実績不足が懸念点となっている。(via Mundo Deportivo)

 

■【アルダ・ギュレル引き抜き要求】

リバプールの次期監督への就任が確実視されているシャビ・アロンソ前監督が、退団を表明したモハメド・サラーの後釜として、アルダ・ギュレルの獲得をクラブ首脳陣に要求している。アロンソはレバークーゼンでフロリアン・ヴィルツを育て上げたように、ギュレルを第一線の選手に飛躍させたいと考えている。しかし、レアル・マドリードにギュレルを売却する意思は全くない。契約は2029年まで残っており、現在の市場価値は9000万ユーロとされているが、クラブはそれ以上の金額を提示されても応じない方針である。選手自身が退団を強硬に要求しない限り、交渉の席に着くことはない。ギュレル自身もトルコ代表としてコソボ戦に向けてキーマンとなっており、先のルーマニア戦ではカディオールへの見事なアシストを記録し、世界的な反響を呼んだ。メディアは『ギュレルのアシストはワールドカップで見たい魔法のようだった』と絶賛しており、背番号8は22年ぶりのW杯出場を夢見るトルコ国民の期待を一身に背負っている。(via SPORT)

 

■【T・アーノルドの代表落選と特訓】

イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督は、今回の代表戦でトレント・アレクサンダー=アーノルドを招集外とした。トゥヘル監督は『彼のような選手を外すことで空白が生まれることは分かっている。電話で状況を説明しようとした。彼はそれを受け入れなければならない。スポーツ上の決定だ』と理由を語った。レアル・マドリード加入直後は違和感を抱えていたアーノルドだが、アルベロア監督の復帰以降は本来のレベルを取り戻している。彼はこの代表ウィーク中、バルデベバスに残り、招集外の選手たちとともにアルベロア監督の厳しい練習に励み、ワールドカップ出場に向けて全力を尽くしている。

この落選に対して、同胞のレジェンドたちからは擁護の声が相次いでいる。デビッド・ベッカムは『私はトレントの大ファンだ。守備が上手くないという声をよく聞くが、受け入れるべき時もある。ロベルト・カルロスは攻撃も守備も信じられないほど素晴らしかったが、常に前線にいたので我々がカバーしなければならなかった。彼のような選手をワールドカップに連れて行かないのは非常に難しい。トゥヘルは今は他の選手が前にいると言ったが、変わる可能性がある』と語った。また、ロイ・キーンも『トレントの守備について語る人々は、彼の前にいるディフェンダーたちを見て「君たちも守備はあまり上手くないね!」と思うべきだ。彼の前にいる選手の中には良いディフェンダーではない者もいる』と痛烈に批判した。(via MARCA)

 

■【ペレス会長とビニシウスへの賛辞】

バイエルン・ミュンヘンの名誉会長であり、レジェンドであるカール=ハインツ・ルンメニゲが、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長の手腕を大絶賛した。ルンメニゲは『彼は金と同じ価値がある。マドリードをサンティアゴ・ベルナベウの時代にしか到達できなかった領域にまで戻した』と称賛。さらに、スーパーリーグ構想が過去のものとなったことにも触れ、『UEFAのチェフェリン会長とも話したが、レアル・マドリードがサッカーファミリーに戻ってきたことを誰もが喜んでいる。対立は誰の利益にもならないため、マドリードとフロレンティーノにとっても良いことだ』と語った。

また、バイエルンがビニシウス・ジュニオールに関心を示す可能性について問われると、『彼は値段がつけられないし、すでに理想的なクラブでプレーしている。フロレンティーノのお気に入りの一人であっても驚かない。サウジアラビアのクラブがドアを叩いていると聞いたが、彼が去るとは思わない。フロレンティーノはサッカーの美学者であり、彼を引き留めるためにあらゆることをするだろう』と述べ、引き抜きは不可能との見解を示した。

さらに、シャビ・アロンソ前監督がマドリードで結果を残せなかったことについても『彼にとっては残念だった。レバークーゼンでの成功の後、大きな野心を持って挑戦したが、期待を下回るパフォーマンスだった場合、解決策は監督交代になる。アルベロアが再びキーを見つけ、チームは最高レベルでパフォーマンスを発揮しているが、シャビ・アロンソは自分の道を切り開いていくと確信している』と労いの言葉を送った。(via SPORT)

 

■【カンテラ出身選手たちの現在地】

レアル・マドリードの育成組織ラ・ファブリカ出身の選手たちが、各地で躍動している。

オサスナで活躍するビクトル・ムニョスは、スペイン代表のセルビア戦でフェラン・トーレスのヒールパスから開始10分で代表初ゴールを決めるという鮮烈なデビューを果たした。彼はかつてマドリードのトップチームでのデビュー戦となったクラシコ(バルサ戦)において、88分にビニシウスと交代して出場した直後、エムバペからのパスを受けてシュチェスニーと1対1になったものの、シュートを外してしまった苦い過去を持つ。試合後、涙を流す彼に対して一部のファンから『引退しろ』『マドリードからの退団を決定づけたな』『お前はバルセロナの最高の選手だ』といった凄まじい誹謗中傷が寄せられ、SNSのアカウント閉鎖に追い込まれた。しかし彼は『外部の人間が言うことはコントロールできない。残念だがサッカーではよくあることだ』と前を向いている。マドリードは彼を500万ユーロでオサスナに売却したが、サンティアゴ・ソラーリの強い要望により、今夏800万ユーロで買い戻す優先オプションを保持している。

バレンシアのストライカー、ウーゴ・ドゥロもカンテラ出身だ。ゴンサロやティアゴといった若手が今季トップチームで出番を得ていることについて『嫉妬は全くない。彼らはたくさん努力しなければならなかった。私の場合は、マドリードが私を欲しがらなかったおかげでバレンシアにいる。マリアーノとベンゼマの負傷で数ヶ月いた時は素晴らしい扱いを受けたし、特にセルヒオ・ラモスには息子のように迎え入れられ、一生感謝している』と清々しく語った。

また、アルメリアに所属するセルヒオ・アリーバスはセグンダ・ディビシオンで20ゴールを挙げ、得点ランキング首位を独走している。マドリードは彼の次回の移籍金の50%を保持しているが、本人は『私が知る限り、オファーが来てそれを受け入れるかどうかを決めるのはアルメリアであり、マドリードは関係ない』と語り、自身の将来はアルメリア次第であることを明かした。その他、フラン・ガルシアはマドリードでの豊富な出場機会が評価され、スペイン代表の左サイドバックの代役候補としてルイス・デ・ラ・フエンテ監督から熱視線を送られている。(via SPORT)

 

■【セルヒオ・ラモス40歳の誕生日】

レアル・マドリードの伝説的キャプテンであるセルヒオ・ラモスが、本日3月30日に40歳の誕生日を迎えた。昨年12月にメキシコのラジャドス・デ・モンテレイを退団して以来、フリーエージェントとなっている。スペイン国内、欧州のチャンピオンズリーグ出場クラブ、さらにはカタールやサウジアラビアなど中東から数多くのオファーを受けているが、家族の近くで過ごすことを優先し、まだ決断を下していない。現役引退の可能性も囁かれる中、ジムで元同僚のルーカス・バスケスらとトレーニングに励む姿がSNSで話題となっており、依然としてトップレベルの肉体を維持している。

彼はこれまでプロとして1000試合以上に出場し、レアル・マドリードでは671試合で数々のタイトル(リーガ5回、CL4回、スペインスーパーカップ4回、UEFAスーパーカップ3回、国王杯2回、クラブW杯4回)を獲得した。特に2014年のアトレティコ・マドリードとのCL決勝でラ・デシマ(10度目の欧州制覇)をもたらした93分の劇的なヘディングゴールは、サッカー史に永遠に刻まれる伝説となっている。現在は、弁護士のフリオ・センの法的な監督の下、投資グループFive Eleven Capitalを率いて古巣セビージャFCの買収(約4億から4億5000万ユーロ規模)に向けた最終調整に入っている。(via MARCA)

 

■【リーグ戦の展望とクラシコ日程】

リーグ戦はインターナショナルブレイク明けの重要な局面に突入している。4月4日(土)21:00にはアトレティコ・マドリード対バルセロナの大一番が控えており、この試合の結果次第でレアル・マドリードの首位奪取のシナリオが大きく変わる。仮にレアル・マドリードとアトレティコが勝利すれば、首位バルセロナとの勝ち点差はわずか1ポイントに縮まる。注目のエル・クラシコは5月10日に敵地Spotifyカンプノウで開催される予定であり、バルセロナは負傷離脱したラフィーニャをこの大一番での復帰に向けて調整させている。タイトル争いを左右する決定的な試合となることは間違いない。(via MARCA)

 

【本日の総括】

アルベロア新監督の下で進むチーム編成や中盤の大型補強計画、ニコ・パスの買い戻し決定など、来季に向けた動きが活発化しています。また、ミリトンの復帰という朗報とともに、代表戦ウィーク明けの熾烈なリーグ優勝争いから目が離せません。