【今回のラインナップ】
✅ フェデ・バルベルデのアピール却下とアトレティコからの皮肉
✅ エムバペのゴラッソとヴィニシウスの苦境
✅ アーノルドの代表落選と意味深な投稿
✅ ロドリ獲得の噂とチュアメニの処遇への疑問
✅ リールの18歳新星アイユブ・ブアディへの熱視線
✅ 代表初招集ビクトル・ムニョスの買い戻しオプション
✅ アルベロア監督の実業家としての顔
✅ U-12クラブW杯での生き残りを懸けたダービー
■【フェデ・バルベルデのアピール却下とアトレティコからの皮肉】
アトレティコ・マドリードとのダービー(3-2で敗北)でアレックス・バエナに対しレッドカードを受けたフェデ・バルベルデについて、レアル・マドリードが行っていた異議申し立てがアピール委員会によって完全に却下されました。これにより、4月4日16:15から行われる次節マジョルカ戦の欠場が確定しました。バルベルデの欠場は第17節セビージャ戦に続き今季リーグ戦2試合目となります。
レアル・マドリードは、ムヌエラ・モンテロ主審のレフェリーレポートにあった「ボールをプレーできる距離になかった」という記述が明らかな物質的誤りであると主張し、ビデオ証拠も提出して恩赦を求めていました。
しかし、アピール委員会は次のような見解を示してこれを棄却しました。
『ボールがプレーできる距離になかったことは事実。しかし、その行為はプレーに関連し、直接的な結果として生じたものであるため、RFEF規律規定の第130.1条に適切に該当する。したがって、当該行為が第130.1条に該当することを確認し、他の規定を適用することは適切ではない』
『ビデオ証拠を見ても、審判の解釈が不可能または明白な誤りとは言えない。レフェリーレポートの真実性の推定と不変性の原則が、異議申し立て側の主張よりも優先される』
この1試合の出場停止処分に対し、アトレティコ・マドリードは公式Xで皮肉に満ちた声明を発表しました。
『おめでとう、あなた方はこの分野で最高だ。目標達成:バルベルデに1試合。サッカーファンは、ユニフォームの色やメディアの騒音がスポーツ司法の決定に影響を与えないと安心して休暇に行ける。同じ委員会。同じレポートの書き方。異なる基準』
アトレティコ側は、過去にアスレティック・ビルバオのサンセトが同じ条項で2試合の出場停止処分を受けた事例と比較して、痛烈に批判しています。
スペイン代表合宿中のアレックス・バエナもこの件について問われ、『クラブが発信したすべてのことと同じ意見だ』と、アトレティコ・マドリードの姿勢を全面的に支持しました。
(via AS) (via SPORT) (via MARCA) (via Estadio Deportivo)
■【エムバペのゴラッソとヴィニシウスの苦境】
アメリカのマサチューセッツ州フォックスボローにあるジレット・スタジアムで行われたブラジル対フランスの親善試合は、フランスが2-1で勝利を収めました。
膝の怪我から約1ヶ月ぶりに先発復帰を果たしたキリアン・エムバペは、前半32分に見事なゴールを決めました。オーレリアン・チュアメニがカゼミロからボールを奪い、デンベレのパスを受けたエムバペは、飛び出したGKエデルソンをあざ笑うかのような美しいループシュートを沈めました。
一方、ブラジル代表のヴィニシウスは90分間フル出場したものの、非常に低調なパフォーマンスに終わりました。ネイマールの背番号10を背負ってプレーした彼に対し、スタジアムのファンからはネイマールを求めるチャントが起き、ブラジル国内のメディアからも厳しい批判に晒されました。
試合後、トンネル内でヴィニシウスとエドゥアルド・カマヴィンガが座り込んで談笑する姿がカメラに捉えられ、その親密な様子がSNSで瞬く間に拡散されました。
フランス代表としてプレーしたチュアメニは、チームメイトであるヴィニシウスについて次のように語っています。
『彼と一緒にプレーする機会はあるけれど、ヴィニと対戦するのは非常に難しい。ブラジルは優勝候補の1つだ。彼らが持っている選手たちを考えれば、あのワールドカップで非常に難しく、非常に困難な相手になることは間違いない』
ブラジル代表を率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、ヴィニシウスへの批判に対して彼を擁護しました。
『ヴィニシウスは常に危険だ。プレーした選手について話すべきだ。彼らは全てを出し切り、顔を上げ、よく働いたので私は満足している』
また、この試合ではダヨ・ウパメカノがレッドカードで退場しました。抜け出したウェズレイの腕を掴んで倒し、VAR介入の末に一発退場となりました。チャンピオンズリーグでバイエルンと対戦するレアル・マドリードには、ブラヒム・ディアス、エムバペ、ヴィニシウスといったスピードスターが揃っており、ウパメカノが再び致命的なミスを犯す可能性があると注目されています。
(via AS) (via SPORT) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)
■【アーノルドの代表落選と意味深な投稿】
イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督が、ワールドカップに向けた35人の拡大リストからトレント・アレクサンダー=アーノルドを除外しました。
この落選が発覚した後、アーノルドはInstagramに「Madrid. Y nada más(マドリード。それ以外は何もない)」という短いメッセージを投稿しました。スペイン国内では、アルベロア監督からの遅刻に対する罰(アトレティコ戦でのベンチスタート)への反応と解釈されていましたが、イギリスではイングランド代表落選へのメッセージとして受け取られています。なお、アトレティコ戦で彼は64分から途中出場し、ヴィニシウスのゴールに絡む活躍を見せました。
トゥヘル監督は、このアーノルドの投稿と選外の理由について次のように説明しました。
『彼が選ばれなかったことへの反応としてか?…まあ、理解できる。私たちが下した非常に難しい決断だったと思う。彼の才能、彼のこれまでの道のり、そして彼がチームにもたらすことができるものに疑いの余地はない。9月、10月、11月に彼が合宿にいなかった時、私たちは少し異なるゲームモデルを作った。インテンシティとポジティブさをベースにしたモデルであり、オーバーラップやアップダウンを行う右サイドバックのプロフィールでさえ、非常にインテンシティが高い。合宿には少し異なるプロフィールの選手たちがいて、彼らはとても良いパフォーマンスを見せた。私たちはその選手たちを選ぶことにした』
(via MARCA)
■【ロドリ獲得の噂とチュアメニの処遇への疑問】
マンチェスター・シティのロドリが『レアル・マドリードでプレーすることを諦めることはできない』と発言したことで、マドリード移籍の噂が再燃しています。
しかし、ラジオ番組「El Larguero」の司会者マヌ・カレーニョは、もしロドリやマルティン・スビメンディを獲得した場合のオーレリアン・チュアメニの立場について、強い疑問を呈しました。
『私には腑に落ちないことがある。今シーズンずっと、レアル・マドリードには中盤で秩序をもたらす選手、スビメンディやロドリのような選手が必要だという議論があると言い続けてきた。しかし、もしロドリやスビメンディ、あるいは誰かが来るとしても、それはチュアメニと一緒にプレーするためではないだろう。チュアメニがその中盤から消えるとは考えにくいため、これは複雑なオペレーションだ。その創造的なミッドフィルダーが欠けているとフロレンティーノ・ペレスを説得しようとしている人々がいるが、それならチュアメニは不要になる。2人が一緒にプレーするか、ロドリが来るからといってマドリードがフランス人に別れを告げるとは私には思えない。誰もそんなことはしていない。チュアメニはプレーするだろう』
(via Mundo Deportivo)
■【リールの18歳新星アイユブ・ブアディへの熱視線】
中盤の補強を急務としているレアル・マドリードは、リーグ・アンのリールに所属する18歳のフランスU-21代表MF、アイユブ・ブアディを注視しています。すでにクラブの代表者がリールを3回訪問し、接触を図っています。
身長1.84mで右利きの彼は、ロドリやペドリに似たプレースタイルを持ち、ゲームメイク、ダイナミズム、テクニック、強さ、ボール奪取能力、そしてビジョンを兼ね備えた完成度の高い選手です。市場価値はシーズン開始時から1000万ユーロも上昇し、現在は4000万ユーロに達しています。リールとの契約は2029年まで残っています。
PSG、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、バルセロナ、ユベントス、リバプールといった欧州のメガクラブも彼に関心を寄せており、激しい争奪戦は避けられません。しかし、マドリードはキリアン・エムバペをキャプテンとするフランス人選手の大規模なグループがチームに在籍していることを最大の魅力としてアピールし、彼を説得できると考えています。
(via SPORT)
■【代表初招集ビクトル・ムニョスの買い戻しオプション】
オサスナで素晴らしい活躍を見せ、スペイン代表に初招集されたビクトル・ムニョス。バルセロナも彼に関心を寄せていますが、獲得は極めて困難な状況にあります。
ムニョスはレアル・マドリードの下部組織「ラ・ファブリカ」出身で、昨夏500万ユーロの移籍金でオサスナへ移籍しました(オサスナとの契約は2030年まで)。しかし、マドリードは彼の保有権の50%を維持しており、さらに今後3シーズンにわたってそれぞれ800万、900万、1000万ユーロで買い戻せる強力なオプションを持っています。
彼の契約解除金は4000万ユーロに設定されていますが、仮にマドリードが買い戻しオプションを行使せず、彼が他クラブへ移籍した場合でも、その移籍金の半分(50%)がマドリードの金庫に入る仕組みになっています。
オサスナのスポーツディレクター、ブラウリオ・バスケスは次のように語りました。
『6ヶ月でプリメーラRFEFからスペイン代表にステップアップしたのは、彼の能力だけでなく、彼を取り巻く環境のおかげでもある。すべてのスポーツディレクターのリストに載っていたが、そこへ行って500万ユーロを払うリスクを冒す者はいなかった』
(via AS) (via SPORT)
■【アルベロア監督の実業家としての顔】
2026年1月にシャビ・アロンソの後任としてトップチームの監督に就任したアルバロ・アルベロアは、ピッチ外でも実業家として大きな成功を収めています。
彼は兄のヤゴ・アルベロアが社長を務める、マーケティングとデジタル経済に特化したコンサルティング会社「MIO Group」の設立パートナーであり、11%以上の株式を保有しています。同社は2021年に新興企業向け市場BME Growthに上場し、長期的な戦略を柔軟に展開するため2025年に上場を廃止しました。2024年の粗利益は前年比10%増の2230万ユーロを記録しており、バンコ・サバデル、ペプシコ、ワラポップ、マオウなど多数の有名企業を顧客に持っています。
アルベロア自身は「Nothing is More, S.L.」という資産管理会社を通じて株式を保有しています。また、元レアル・マドリード広報責任者のオスカル・リボットが設立したエージェンシー「Best of You」の国際アンバサダーも務めており、ここにはハコボ・ラモン、ゴンサロ・ガルシア、ホルヘ・セステロ、ディエゴ・アグアドなどの選手が在籍しています。
2年前にISDEからスポーツキャリア賞を受賞した際、彼は指導者と投資家としての顔を持ちながら、次のように語っていました。
『チームスポーツでは、そばにいてくれる人々、特に私にすべてを与えてくれたレアル・マドリードのことを忘れてはならない』
(via SPORT)
■【U-12クラブW杯での生き残りを懸けたダービー】
マドリードのブルネテでは、アレヴィン年代(U-12)の第1回「LALIGA FC FUTURES クラブワールドカップ」が開催されています。大会の30周年を記念する特別な国際トーナメントです。
レアル・マドリードはグループCに所属しており、アトレティコ・マドリード、レアル・ベティス、セビージャ、ウィダード・カサブランカという強豪たちと同組になっています。
金曜日の午前と午後にグループステージの最終戦が行われますが、レアル・マドリードは大会での生き残りを懸けて、アトレティコ・マドリードとの劇的なマドリードダービーに臨むことになります。
(via SPORT) (via MARCA)
【本日の総括】
バルベルデの出場停止確定という苦しいニュースや、フランス対ブラジルでの所属選手たちの明暗、アーノルドの代表落選など、ピッチ内外で多くの話題が飛び交う一日となりました。一方で、未来を担う新星ブアディへの接触や、ビジネスマンとしても手腕を発揮するアルベロア監督の素顔など、クラブの多角的な動きが際立っています。
