プレシーズンとカンテラ選手
カルロス・コルベラン監督率いるバレンシアのプレシーズンに関する詳細が明らかになりました。トップチームの復帰日や契約満了選手の退団、レンタル組の復帰に加え、パテルナ、ジローナ、イングランドで行われるプレシーズンの目的地が決定しています。クラブの基本方針として、長期離脱中の4名を含めた25名のプロ登録枠を設け、さらに最低でも3名のBチーム(U-23)枠を確保する計画です。
プレシーズンには多数のカンテラ選手たちが参加する予定です。ゴールキーパー陣では、ディミトリエフスキとリベロに次ぐ第3GKが加入するまで、ビセンテ・アブリルとラウル・ヒメネスが帯同します。アブリルは出場機会を求めてレンタル移籍が有力視されており、ヒメネスはトップチームの練習に参加しつつBチームでプレーする見込みです。
中盤では、契約延長を済ませたダビド・オトルビとルーカス・ヌニェスが呼ばれています。スポルティング・ヒホンがオトルビに関心を寄せており、トップチームに枠がなければレンタルされる可能性があります。ヌニェスもプレシーズン後に去就が決定されます。
ウイングのパブロ・ロペスはミランデスへのレンタル中に大ケガを負いましたが、夏中に合流し、再度レンタルされる見込みです。また、エルデンセへのレンタルで活躍したハムザ・ベラーリも招集されています。
攻撃陣では、レバンテから完全移籍で獲得してBチームで活躍したビクトル・フェルナンデスと、マリオ・ドミンゲスが参加します。マリオ・ドミンゲスはトップチーム定着を目指してコルベラン監督を説得する意気込みですが、残れなければレンタルされる予定です。
守備陣では、ホセ・コペテとディミトリ・フウルキエの退団、ジェンク・エズカチャルの構想外により若手にチャンスが広がっています。アレハンドロ・パナチ、ワンジャラ、フォンタネトといった、すでにコルベラン監督のもとで出場経験のある選手たちがトップチーム入りを狙います。また、ミランデスから復帰する左利きのセンターバック、イケル・コルドバも、去就が決まるまでトップチームで練習する機会を与えられます。(via ElDesmarque)
ハビ・ゲラ争奪戦
ハビ・ゲラの獲得を巡り、欧州のビッグクラブが熱視線を送っています。ナポリ、アーセナル、ミランなどが関心を示す中、FCバルセロナのスポーツディレクターであるデコが、バルセロナでハビ・ゲラの代理人ハビエル・ガリードおよび選手の父親と会談を行いました。この会合では選手の現在のスポーツ面や契約状況について意見交換が行われた模様です。
しかし、バレンシア側に売却の意思はありません。オフィスでは非売品であり交渉すらしないという強硬な姿勢を貫いています。ハビ・ゲラの契約は2029年6月30日まで残っており、契約解除金は8000万から1億ユーロに設定されています。クラブは、この高額な要求を満たすオファーは届かないと踏んでいます。
選手本人も残留を強く希望しています。スペイン代表のW杯サポートメンバーに選出された際、ハビ・ゲラは『私には契約があります。昨年契約を延長したばかりですし、ここに残りたいことは明らかです』と明言しました。
また、同席した父親も『息子が先日言った通り、今のところ契約があります。我々はどこへも行くつもりはありません。彼は家にいて居心地が良いのです。バレンシアは要求の厳しいクラブで、彼は同じ年に大ブーイングと大歓声の両方を経験しました。彼はここにいたいと思っていますし、新メスタージャでもプレーしたいと願っています』と語り、ファンの不安を払拭しました。
23歳のハビ・ゲラは昨季40試合に出場し、2359分のプレーで4ゴール6アシストを記録しました。来季もコルベラン監督のチームで中盤の要として期待されています。なお、クラブは昨季のキーマンであるギド・ロドリゲスに対しても残留に向けた説得を続けています。(via SPORT)
佐藤龍之介の獲得
バレンシアが、日本の新星である佐藤龍之介をFC東京から移籍金400万ユーロの分割払いで獲得する見通しとなりました。フェイエノールトやボルシア・ドルトムントなども狙っていた逸材です。
佐藤は2026年1月にサウジアラビアで開催されたAFC U-23アジアカップで日本を優勝に導き、決勝の中国戦での1ゴールを含む計4ゴールを記録。全6試合に出場して大会最優秀選手と得点王のダブル受賞を果たしました。
バレンシアが彼に注目し始めたのはもっと前で、最初のポジティブなレポートは2025年10月に作成されていました。当時チリで開催されたU-20ワールドカップで、ミゲル・アンヘル・コロナSDがスタンドから直接視察していました。10月9日のフランス戦では、日本は0-1で敗れたものの、シュート24本、枠内8本を浴びせてフランスを圧倒し、その中で輝きを放った佐藤にコロナSDは魅了されたのです。
2025年シーズンはJ1のファジアーノ岡山へレンタルされ、28試合で6ゴール2アシストを記録して成長を遂げました。2026年に入り、FC東京に復帰して数試合に出場したところで、バレンシアが獲得をほぼ決定づけました。(via ElDesmarque)
ラマザニの完全移籍
リーズからバレンシアへレンタル移籍中のラルジー・ラマザニについて、クラブは完全移籍での獲得を目指して交渉を続けています。現在、交渉役のゴーレイがイギリスへ渡りリーズ側と話し合いを行っていますが、リーズが要求する金額とバレンシアの提示額にはまだ開きがあり、クラブは辛抱強く合意のタイミングを待っている状態です。リーズ側も彼を戦力として数えておらず、バレンシアは焦らずに交渉を進めています。
なお、新たに獲得が濃厚となっている佐藤龍之介とはポジションが重なりません。佐藤がトップ下など自由に動く役割を担うのに対し、ラマザニはサイドを主戦場としているため、佐藤の加入がラマザニ獲得の障壁になることはありません。
そのラマザニは現在、休暇を利用して家族とともにルーツであるブルンジの旧首都ブジュンブラを訪れています。現地では彼を乗せた車が神のように熱狂的な歓迎を受け、歌や贈り物で称えられる様子が本人のSNSで公開されています。
ブルンジ代表は彼を代表チームに引き入れようと熱心に動いています。今週土曜日には、ブルンジ代表の右サイドバックを務める兄のディアマント・ラマザニや、ラ・ルヴィエールでプレーするジョルディ・リオンゴラらとともに、困窮する人々を支援するチャリティーマッチに参加する予定です。(via ElDesmarque)
2030年W杯開催地
スペイン、ポルトガル、モロッコが共同開催する2030年ワールドカップに向けて、スペインサッカー連盟のラファエル・ロウサン会長が、政府とFIFAとの三者会談を提案しました。
この中でロウサン会長は、国家としてのプロジェクトであることを強調し、政治的な論争を避けるよう呼びかけました。そして、同連盟がFIFAに対してバレンシアとビーゴを開催都市の候補に含めるよう要請したことを明らかにし、これらの都市が国際的な要求水準を満たす必要があると述べています。(via Mundo Deportivo)
ラファ・ミルの契約解除
エルチェCFは、セビージャからレンタルで加入していたラファ・ミルのレンタル契約および労働契約の解除条項を行使したことを公式に発表しました。この決定は、バレンシア在籍時にベテラで若い女性に対して性的暴行を加えたとして、バレンシア県地方裁判所から懲役8年半の有罪判決が下されたことを受けてのものです。
エルチェは昨夏に彼を獲得した際、有罪判決が出た場合には契約を解除できる条項を盛り込んでいました。クラブが発表した声明では『いかなる暴力行為も断固として非難し、司法手続きに絶対的な敬意を表する』と述べられています。
この有罪判決を受けて、彼が幼少期に育ったムルシアのハバリ・ヌエボ地区にあるサッカースタジアム「ラファエル・ミル・ビセンテ」の名前が変更される可能性も浮上しています。同地区のスポーツ担当議員は『判決が確定するまで決定は下さないが、有罪が確定すればスタジアムの名前を変更しなければならない』と断言しました。
現在、選手側は最高裁判所への上告を準備していますが、専門家は実刑を免れるのは極めて困難だと見ています。(via SPORT)
【本日の総括】
カルロス・コルベラン監督のもとで若手がひしめく新シーズンの陣容が固まりつつあります。ハビ・ゲラの残留が強く見込まれる一方で、佐藤龍之介の獲得やラマザニの完全移籍に向けた交渉など、来季の戦力補強も着実に進展を見せています。また、元バレンシアのラファ・ミルに関する契約解除のニュースもピッチ外で大きな話題を集めました。