イギリスでのプレシーズンキャンプ開始と負傷者情報
✈️ カルロス・コルベラン監督率いるチームは、イングランド代表の拠点であるセント・ジョージズ・パークでの第2次プレシーズンキャンプに向けてバーミンガムへ出発した。期間は8月1日までとなる。
ここまでのプレシーズンは、ジローナでのペトロ・デ・ルアンダ戦(1-3)、パテルナでのCDカステリョン戦(1-2)に敗れ、CDエルデンセ戦(3-0)にのみ勝利している状況だ。エルデンセ戦では前半で勝負を決める良い印象を残したものの、カステリョン戦での無力な試合運びにはアラームが鳴り、プチャデス・スタジアムのファンの一部が監督とフロントを批判する事態となった。
イギリスでは2試合が組まれており、火曜日の16時(現地時間14時)からダービー・カウンティと60分ハーフの無観客練習試合を実施する。テレビ放送は行われない。続いて土曜日の19時30分にはストーク・オン・トレントのBet365スタジアムでストーク・シティと対戦し、この試合はÀ Puntで放送される予定だ。
監督は負傷者の対応に追われている。ウマル・サディクはカステリョン戦でハムストリングを痛め、小さな筋断裂の疑いがあるため少なくとも1週間の離脱となり遠征を外れた。カンテラーノのルボ・イランソも金曜日の練習での負傷により不参加。ディミトリ・フルキエ、ホセ・コペテ、ディエゴ・ロペス、セルジ・カノス、アルベルト・マリも負傷のためパテルナに残って回復に努める。一方、ペペルはカステリョン戦での違和感により月曜の練習を欠席したものの、遠征には同行しており、ダービー・カウンティ戦やストーク・シティ戦での復帰が期待されている。
負傷者の穴を埋めるため、カンテラから10人の若手が招集された。ビセント・アブリル、アラン・ゴメス、アモス・ワンジャラ、ミゲル・モンフェレール、アーロン・マジョル(2029年まで契約延長)、イケル・コルドバ、アイマール・ブラスケス、ダビド・オトルビ、ロドリゴ・ガモン、ジャウメ・ドゥラ(2028年まで契約延長)がイングランドでアピールの機会を得る。GKアブリルはカステリョン戦にフル出場するなど、若手はすでに多くの出場時間を得ている。
また、ダニ・ラバ、アンドレ・アルメイダ、アルナウト・ダンジュマ、ムクタル・ディアカビといった構想外とされる選手たちも遠征メンバーには名を連ねている。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)
コルベラン監督の補強・放出プランとチームの現状
⚽ チームは理論上のスタメンのレベルを上げるための投資を必要としている。ポジティブなニュースとしては、新加入選手の活躍が挙げられる。日本人ウインガーのリュウノスケ・サトウはエルデンセ戦で隅に突き刺す見事なゴールを決め、前半を通じて非常にアクティブな動きを見せた。もう一人の新加入、アリウ・ディエングもカステリョン戦の終盤に素晴らしいゴールを記録している。
ロン・グーレイとリサンドロ・イセイが主導するスポーツ部門は、さらなる補強に動いている。ユスティン・デ・ハース、ディエング、サトウの加入、ギド・ロドリゲスの残留に続き、少なくとも5つのポジションで新戦力を求めている。具体的には、ミケルブレンシスやゴロサベルが候補に挙がる右サイドバック、ストーレ・ディミトリエフスキと定位置を争うゴールキーパー、右サイドバックもこなせる右利きのセンターバック、ラマザニのようなサイドアタッカー(市場次第では2人)、そしてルーカス・ベルトランのようなセカンドトップタイプのフォワードだ。右サイドバックについては、トマ・ムニエがサンダーランドへ移籍し、アンドレス・ガルシアもヘタフェ移籍に近づいているため、補強が急務となっている。
一方で放出オペレーションは停滞している。ジェンク・エズカジャル(トラブゾンスポル)とバティスト・サンタマリア(ギリシャ)の退団は決まったが、クラブはさらに2人の放出を目指している。最大の焦点はダニ・ラバ、アルメイダ、ダンジュマの去就だ。ダンジュマはジローナでのキャンプから外れ、これまでプレシーズンで1分もプレーしていない。イギリスでの2試合でも出番がなければ、退団への明確なメッセージとなる。ラバは昨季の出番は少なかったものの、ここまでの親善試合では起用されている。アルメイダの放出は複雑な状況だ。
帰国後の8月8日には、メスタージャでニューカッスルを迎えてのトロフェオ・タロンハが予定されている。当初はこの試合でプレシーズンを締めくくる予定だったが、第1節のベティス戦が延期されリーグ開幕が1週間遅れることになったため、クラブは新たな親善試合を模索している。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)
エライ・キュメルトがトリノへ移籍、別れのメッセージを公開
👋 スイス代表としてW杯にも出場したセンターバックのエライ・キュメルトが、セリエAのトリノへ移籍することが決定した。バレンシアでは4年間で55試合に出場し3ゴール1アシストを記録。ナント(23/24)とバジャドリード(24/25)への2度のレンタル移籍(バジャドリードでは降格を経験しパフォーマンスも振るわなかった)を経て、クラブを去ることになった。
昨季終盤、コルベラン監督の下で出番を得ていたキュメルトは、メスタージャへの残留を強く希望していた。クラブとはオファーがあれば知らせるという紳士協定を結んでおり、彼自身は最後まで新契約を待っていたが、クラブ側が明確なビジョンを持たず、知らせに対する耳を持たなかったため、6月30日をもってフリーで退団することになった。
キュメルトは自身の公式Instagramで、ファンに向けた長文の別れのメッセージを綴っている。
『バレンシアイスタの皆さん、お別れを言う時が来ました... 私にとって感情的な別れです。なぜなら、このクラブ、この街、そしてここの人々は私の心の中でとても特別な場所を占めているからです。この言葉を書くのは簡単ではありません。なぜなら、一緒にもっと美しい瞬間を生きられるという小さな希望が常に残っていたからです。しかし残念ながら、別の道を歩まなければならないのもサッカーの一部です。
まず、ヨーロッパで最も大きなクラブの一つでプレーする機会を与えてくれたバレンシアCFに感謝したいと思います。このエンブレムを守り、我らがメスタージャでプレーできたことをとても誇りに思います。バレンシアCFのユニフォームを着ていたすべての瞬間、このクラブのために100%を尽くそうとしました。私の目標は常にバレンシアで成功し、クラブの重要なピースになることでした。すべてが新しく始まるように見え、両者がそうなるように努力したにもかかわらず、それは不可能でした。時々サッカーはそういうものであり、単にそうなる運命にないこともあります。
すべてのチームメイト、コーチングスタッフ、そしてバレンシアの全職員に感謝したいと思います。素晴らしい時期でしたし、このクラブで信じられないような人々に出会いました。皆さんの今後の活躍を祈っています。
最後に、ファンの皆さんと私の気持ちを共有したいと思います。私は常に誇りを持ってこのエンブレムを身につけ、全力を尽くしてこの色を守ってきました。信じてください。私の目標は常に、バレンシアを本来いるべき場所、つまりトップの仲間入りをさせることでした。残念ながら私の在籍中にはそれは達成できませんでしたが、これほどのファンがついていれば、クラブが再び偉大な瞬間を生きる日が来ると確信しています。新しいリーグとこのクラブに適応するために最初の数ヶ月が必要でした。ここにいる間、多くの浮き沈みを経験しました。忍耐強く自分のチャンスを待つ必要がありましたが、それもサッカーの一部です。昨年の冬、私が本当に何ができるか、そしてこのクラブとファンのために死ぬ覚悟があることを皆に示す機会を再び得ました。
ファンの皆さん、心から感謝します。良い時も難しい時も、常に私をサポートしてくれました。だからこそ、私は永遠に感謝します。一つだけはっきりさせておきたいことがあります。今日から、私は常に皆さんの一員です。皆さんは新しいバレンシアイスタを獲得しました!メスタージャとこのクラブには最高のものがふさわしいです。皆さんを愛しています!グラシアス・イ・センプレ・アムント・バレンシア!』(via ElDesmarque)(via SPORT)
インテルが守備の要セサル・タレガに強い関心
🛡️ カルロス・コルベラン監督の守備のリーダーに成長した24歳のセンターバック、セサル・タレガに対して、インテル・ミラノが関心を示している。イタリアのジャーナリストが第一報を伝え、地元メディアもインテルがタレガの周辺に接触したことを確認した。
インテルは現在、マンチェスター・シティを退団したジョン・ストーンズのフリーでの獲得に近づいているが、並行して守備陣を補強するための若手センターバックを探しており、タレガがそのリストに名を連ねている。現時点では選手の移籍条件やバレンシアでの状況を探るための最初の接触にとどまっており、クラブ間での直接の連絡や正式なオファーはまだない。ただし、タレガ自身はインテルの関心が本格的なものになった場合、バレンシアがどのようなスタンスを取るのかを聞きたいと考えている。
バレンシアのセンターバック陣は現在、タレガ、ユスティン・デ・ハース、ムクタル・ディアカビ、ホセ・コペテの4人のみで、コペテは昨季から長期離脱中である。エライ・キュメルトとジェンク・エズカジャルを放出し、デ・ハースを獲得したばかりの状況で、もしディフェンスリーダーであるタレガが引き抜かれることになれば、クラブは予定外の即戦力センターバック獲得に動かざるを得なくなり、プレシーズン終盤の市場計画に大きな影響を与えることになる。(via Estadio Deportivo)
ルーカス・ヌニェスがエイバルへレンタル移籍
📝 バレンシア・メスタージャの宝石と呼ばれる20歳のミッドフィルダー、ルーカス・ヌニェスがSDエイバルへ2026-27シーズン終了までのレンタルで移籍することが発表された。約20年前にダビド・シルバが歩んだのと同じ道を辿ることになる。
2006年3月18日にアリカンテで生まれたヌニェスは、11歳でアレビンカテゴリーからバレンシアに加入。パテルナのレジデンスで8シーズンを過ごし、アカデミーの全カテゴリーを駆け上がってきた。昨季はセグンダRFEFのバレンシア・メスタージャで主力として27試合に先発し、1828分間プレー。コパ・デル・レイでトップチームデビューも果たしており、トップチームの練習やラ・リーガの試合にも何度か招集されていた。
コルベラン監督も彼を高く評価しており、トップ下から守備的ミッドフィルダーまでこなす多才さ、両足での正確なボールキック、そしてペナルティエリアへの飛び出しが持ち味である。バレンシアは彼を手放すつもりはなく、今回のレンタルはトップレベルでの出場時間を積ませて成長を促すことが目的だ。そのため、エイバルでの出場時間が一定数に達しない場合、1月の移籍市場でバレンシアが彼を呼び戻すことができる特別なインセンティブ条件が契約に盛り込まれている。(via ElDesmarque)
ギジャモン移籍による収入消滅と新スタジアムの進捗
💶 元バレンシアの選手たちの動向も市場を賑わせている。昨夏、出場機会を求めてクロアチアのハイドゥク・スプリトへ移籍したウーゴ・ギジャモンが、クラブとの契約を解除してフリーとなり、スポルティング・ヒホンと2028年(1年延長オプション付き)までの契約を結ぶことが濃厚となった。バレンシアはハイドゥクへの移籍時に、パフォーマンスボーナスや将来の移籍金の最大50%を受け取る権利を保持していたが、ギジャモンが契約解除によってフリーで加入するため、バレンシアに金銭的な利益がもたらされることはなくなった。
また、ビジャレアルBの右サイドバックであるダニ・ブデスカに対して、バレンシアが関心を示していると報じられている。ブデスカにはオサスナやラシン・サンタンデール、マジョルカなども興味を持っており、争奪戦となっている。
クラブのインフラ面では、2027年7月の完成を目指す新スタジアム、ヌエボ・メスタージャの建設工事が順調に進んでいる。クラブは公式SNSでタイムラプス映像を公開し、外装のファサードや新しい屋根のデザイン、内部の階段などが徐々に形になっていく様子をファンに披露した。(via Estadio Deportivo)(via SPORT)(via MARCA)
【本日の総括】
プレシーズンはカステリョン戦の敗北でファンからの不満が噴出する中、チームはイギリス遠征へ出発。負傷者が続出しており、コルベラン監督はカンテラから10人の若手を追加招集して対応しています。市場では右サイドバックやストライカーなど5つのポジションでの補強が急務となる一方、キュメルトの退団が正式に決定し、ディフェンスリーダーのタレガにはインテルが熱視線を送るなど、編成面での課題が山積しています。