プレシーズン第5戦ストーク・シティ戦の見どころ
⚽️ カルロス・コルベラン監督率いるチームは、イギリス合宿の締めくくりとして、現地時間8月1日土曜日19時30分(CET)からBet365スタジアムにて有観客でストーク・シティとプレシーズン5試合目を戦います。
ここまでのプレシーズンでは、前後半で異なるチームを編成する戦い方を見せており、ペトロ・デ・ルアンダ(アンゴラ)に1-3、カステリョンに1-2で敗れた一方で、エルデンセに3-0、直近のダービー・カウンティ戦には2-1で勝利しました。ダービー・カウンティ戦はセント・ジョージズ・パークでの激しい練習後に行われ、違和感から復帰したアルナウト・ダンジュマがプレシーズン初出場で2ゴールを挙げる活躍を見せています。
開幕まで1ヶ月を切り、コーチ陣はスタメンを固めるフェーズに入っており、今回の試合ではよりレギュラーに近いチームが見られ、前半だけでなく後半の多くの時間もプレーする選手が出てくる見込みです。また、2028年までの契約延長に合意した北マケドニア人GKストレ・ディミトリエフスキが、これまでの負荷管理を終えて初めて起用され、数分間プレーする予定です。カステリョン戦で肋骨に強い打撲を受けたペペルは、ここ数日グループ練習に一部合流しており出場できる見込みですが、ムクタール・ディアカビは金曜の練習を負荷管理で途中で切り上げたものの出場の可能性は残されています。チームは試合終了後に帰国し、伝統のトロフェオ・ナランハなど開幕に向けた最終調整を行います。放送はÀ Punt(バレンシア州向け)、クラブ公式チャンネル、Gol PLAYで予定されています。(via ElDesmarque / MARCA)
ハビ・ゲラの契約解除金上昇と各クラブからの関心
💶 クラブのプロジェクトの柱であるハビ・ゲラの契約解除金が、契約条項通り本日8月1日をもって4000万ユーロから6000万ユーロへと50%引き上げられました。クラブは昨夏に彼と2029年まで契約を延長しており、今回の解除金上昇は移籍市場の残り1ヶ月での引き抜きに対する強力な盾となります。ロン・グーレイCEO率いるフロントは、重要な選手へのオファーには解除金を要求する方針を固めていますが、ピーター・リムがオーナーである以上、解除金以下での売却の可能性も完全には排除できない状況です。
コルベラン監督もゲラに全幅の信頼を寄せており、プレシーズン初日から彼をピボットの前、いわゆる「10番」のポジションで起用し続けています。昨季この位置で最高のパフォーマンスを見せたため、ストーク・シティ戦でもレギュラー格として先発する見込みです。
一方、FCバルセロナのデコSDはゲラがフリック監督のシステムに合うと確信しており、6月に代理人と会談を行うなど動向を追っています。奇しくも現在、両チームはイングランドのセント・ジョージズ・パークで合宿を行っており、スペイン代表でバルサの選手を知るゲラと短い交流があった可能性も報じられています。バルサはフリアン・アルバレスの獲得交渉次第で、ゲラ獲得に資金を回すかを検討しているようです。他にもナポリ、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、アトレティコ・マドリードなどが関心を示してきましたが、ゲラ自身のスタンスは一貫しており、『クラブと一緒に行動すると常に言ってきた。人間として、求められる場所にいたい。クラブが私を望み、残ってほしいなら、残る』と語り、メスタージャでの最終年になるかもしれない今季も残留する意思を明確にしています。(via SPORT / Estadio Deportivo / ElDesmarque)
開幕戦延期による過密日程と親善試合の追加計画
📅 8月22日のセルタ・デ・ビーゴ戦から始まるリーグ戦ですが、本来第1節に予定されていたレアル・ベティス戦が、ベティスの選手がW杯決勝に出場した影響で8月25日に延期されました。これにより、チームは8月最終週にセルタ(22日)、ベティス(25日)、デポルティーボ(30日)と3試合を消化する過密日程を強いられることになり、ホセ・ルイス・ガヤもこのスケジュールに不満を漏らしています。
さらに開幕が遅れたことで、8月8日のトロフェオ・ナランハから22日まで2週間近く実戦から遠ざかってしまいます。選手たちを最適な状態で開幕に向かわせるため、クラブは8月15日か16日の週末に急遽プレシーズンマッチをもう1試合組み込むことを決定しました。現在、モロッコの強豪で昨季国内リーグ3位のラジャ・カサブランカと交渉を進めています。同クラブは1989年、1997年、1999年にCAFチャンピオンズリーグを制覇し、2013年のクラブW杯ではロナウジーニョ擁するアトレチコ・ミネイロを破って決勝に進出した歴史を持ち、現在はCAFコンフェデレーションカップの出場権を持っています。過去にはフアン・カルロス・ガリードも監督を務めた名門です。(via ElDesmarque)
移籍市場の収支と加入・退団選手の詳細
📊 移籍市場が始まって1ヶ月、クラブのここまでの収支は、支出400万ユーロ、収入175万ユーロで、マイナス225万ユーロとなっています。
確定している新加入選手は3名。FC東京から400万ユーロで加入した佐藤龍之介(リュウノスケ・サトウ)、フリーで獲得したアリウ・ディエング、そしてユスティン・デ・ハースです。
一方、退団した選手は6名。ジェンク・オズカチャルが175万ユーロでトラブゾンスポルへ移籍したほか、バティスト・サンタマリア、ティエリ・コレイア、エライ・キュメルト、レンソ・サラビアがフリーでクラブを去り、ルーカス・ヌニェスはエイバルへ期限付き移籍となりました。(via SPORT)
右サイドバックやGKなど補強の最新動向
🔍 現在の最優先事項は右サイドバックの獲得です。トマ・ムニエとアンドレス・ガルシアの獲得を逃し、ティエリ・コレイアとレンソ・サラビアが退団した穴を埋めるため、少なくとも2人の右サイドバックが必要な状況です。エスパニョールに所属しトリノやヴェネツィアからも関心を集めているルベン・サンチェスや、アスレティック・ビルバオでエディン・テルジッチ監督の構想外となり負傷中のアンドニ・ゴロサベルの動向を注視しています。
GKに関しては、ヴァン・オーヴェレンの獲得を逃した後、ウクライナのゾリャに所属するオレクサンドル・サプティンを第一候補に据えています。若手のビセント・アブリルを押し出す形で、ディミトリエフスキの競争相手となる第2GKとして交渉を進めていますが、右サイドバックの補強が完了するまでGKのオペレーションは一時ストップしている状態です。
センターバックについては、エライ・キュメルトの退団穴を埋めるべく、セルタからのウナイ・ヌニェスの再ローンでの獲得が噂されており、彼にはオサスナやラージョ・バジェカーノも関心を示しています。また、セサル・タレガにはインテル・ミラノからの関心が寄せられていましたが、インテルがジョン・ストーンズを獲得したため、タレガの移籍は将来の選択肢か、8月に他のセンターバックが抜けた場合のオプションとなる見込みです。
その他、ラマザニなどのウイング1〜2人、そしてルーカス・ベルトランの代わりとなるストライカーの獲得も急務となっています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque / SPORT)
負傷者およびパテルナ居残り組の状況
🏥 コルベラン監督の構想外となっている選手を含め、現在6名がパテルナの練習場に居残っています。カステリョン戦でハムストリングを負傷したナイジェリア人FWのサディク・ウマル、金曜日に負傷した右サイドバックのルボ・イランソ、膝の回復に努めているディミトリ・フルキエがリハビリを続けています。さらに、ホセ・コペテ、ディエゴ・ロペス、セルジ・カノス、アルベルト・マリは長期離脱となっており、チームへの合流にはまだ時間がかかる見込みです。(via ElDesmarque)
元所属選手たちのピッチ外ニュース
🗣 バレンシア下部組織出身でトップチームデビューを果たし、ヘタフェやエラス・ヴェローナ、アロウカでプレーしたジェジュ・サンティアゴが、ポルトガル1部のCSマリティモに加入することが決まりました。
また、同じく元バレンシアのサム・カスティジェホ(現在無所属)は、セウタとメリリャで起きている移民危機について自身のSNSで行政の対応を強く批判しました。彼は、何年も働き数百万ユーロをシステムに貢献してきたスペイン人が、イタリア生まれの息子にワクチンを打たせようとしてもシステム上の問題で無限の障害に直面する一方で、国から逃れて家族を養おうとする移民もまた無限の手続きに直面している現状を比較し、『ふざけるな、クソ食らえ』と過激な言葉で怒りを露わにしました。この発言はネット上で大きな議論を呼んでいます。(via SPORT)
【本日の総括】
イギリス合宿の総決算となるストーク・シティ戦を前に、ディミトリエフスキの初出場やハビ・ゲラの契約解除金上昇など明るい話題がある一方で、手薄な右サイドバックの補強や野戦病院化している負傷者の対応など、開幕に向けた課題も山積みとなっています。