【今回のラインナップ】
✅ トップチーム:ジローナ戦ドローで優勝は絶望的に。レマルの一撃に沈む
✅ カマヴィンガの苦境:パフォーマンス低下でブーイング、放出の可能性も
✅ エムバペのPK疑惑:額の出血とマティアス・プラッツの発言
✅ ラポルタの予言的中?:エムバペとヴィニシウスの共存問題
✅ 次戦CLバイエルン戦へ:敵はブンデス新記録で絶好調。大逆転なるか
✅ ブラジル代表:アンチェロッティ監督がエンドリッキへ期待の言葉
✅ カスティージャ:フェロルを粉砕し3連勝。フォルトゥニの2発など5ゴール
✅ レアル・マドリードC:ロベルト・マルティンのゴラッソで残留へ貴重な勝利
■【トップチーム:ジローナ戦ドローで優勝は絶望的に。レマルの一撃に沈む】
⚽️アルバロ・アルベロア監督率いるレアル・マドリードは、サンティアゴ・ベルナベウでジローナと対戦し、1-1の引き分けに終わった。後半開始直後にフェデ・バルベルデのゴールで先制し、リーグ戦の優勝争いに食らいつく姿勢を見せたものの、トマ・レマルの見事なミドルシュートを浴びて同点に追いつかれた。
⚽️この結果、エスパニョールに4-1で勝利した首位バルセロナとの勝ち点差は9に広がった。残り7試合での逆転は極めて困難であり、1月に行われたスーペルコパから始まったチームの崩壊は止まっていない。すでにコパ・デル・レイからも敗退しており、リーグ優勝も絶望的な状況に陥っている。
⚽️もしバルセロナが順調に勝ち点を積み重ねれば、5月10日にカンプ・ノウで行われるクラシコの前に、あるいはその試合でバルセロナの優勝が決まる可能性がある。その場合、レアル・マドリードは宿敵に対してパシージョ(花道)を作るかどうかのジレンマに直面することになる。1988年にはバルセロナがキンタ・デル・ブイトレにパシージョを作った歴史があるが、2018年にはジネディーヌ・ジダン監督が『バルサにパシージョは作らない。それは私の決断だ』と断言しており、今回どのような対応がとられるかに注目が集まる。
⚽️ジローナのミチェル監督は試合後、『先日、レアル・マドリードは素晴らしい試合をした。今回はもっと行ったり来たりになった。彼らにはチャンスがあり、何かを達成するのは難しいという感覚があった。レマルのゴールがエネルギーを与えてくれた』と試合を振り返っている。
(via MARCA / SPORT)
■【カマヴィンガの苦境:パフォーマンス低下でブーイング、放出の可能性も】
⚽️中盤で苦戦を続けるエドゥアルド・カマヴィンガの状況が深刻化している。トニ・クロースとルカ・モドリッチが去った後、中盤の世代交代の要として期待されていたが、チームに全くフィットしていない。アルベロア監督は彼の最適なポジションを見出せず、チアゴ・ピタルチを抜擢してチュアメニ、バルベルデと組ませる事態となっている。
⚽️ジローナ戦でアンカー(6番)として起用された理由について、アルベロア監督は『彼は6番のポジションで非常に快適に感じている。さらに、そこが彼が最も実力を発揮できるポジションだと理解している。私にとって、彼を見て、そのポジションで私が何を求めているか、どこに位置すべきか、どのように配置したいかを再び理解させることが重要だった』と説明した。
⚽️しかし、カマヴィンガはレマルの同点ゴールの際にプレッシャーをかけるのが遅れ、失点の直接的な原因となった。前節マジョルカ戦でも失点に絡んでおり、アルベロア監督から『ズレが生じた時に彼らはゴールを決めた。ここで一瞬気を抜いて、うまく調整できず、マークを外して追いかけないと、それが失点につながる』と厳しい警告を受けていたばかりだった。
⚽️ジローナ戦で途中交代させられた際には、ベルナベウの観客から激しいブーイングを浴びた。メディアからも「彼らしくない」「不安定」「悪い決断を下し始めた」と酷評されている。水曜日に行われるチャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦で、出場停止のチュアメニの代役を務めるかどうかも疑問視されている。22歳で2029年まで契約を残しているものの、クラブは彼の進化が見られないことを強く懸念しており、放出を検討する可能性すら浮上している。
(via SPORT)
■【エムバペのPK疑惑:額の出血とマティアス・プラッツの発言】
⚽️ジローナ戦では、キリアン・エムバペがペナルティエリア内で接触を受け、額から出血してPKを強くアピールする事態が発生した。しかし、フィールドのレフェリーもVARも介入せず、反則とはみなされなかった。
⚽️この判定に対し、ジローナのヴィトール・レイスは『エムバペを押し除けようとする仕草は一切していない。単なる競り合いで、自分の方が前にいた』と正当性を主張した。ジローナのミチェル監督も『ゲームの流れから外れたところで裁定されるプレーが多すぎるように思う。試合はクリーンだった。ファウルは非常に少なく、プレー時間は長かったと思う』とレフェリーの判定を支持している。
⚽️しかし、この判定は大きな論争を巻き起こした。ジャーナリストのマティアス・プラッツはテレビの社説で、レフェリーを『8よりも横柄だ』と表現し、このプレーを『大聖堂のように巨大なペナルティ』と断言した。さらに『昨日の出来事は、あの有名なネグレイラへのオマージュだった』と強烈な皮肉を放ち、これがSNSで瞬く間に拡散された。判定の是非やVARの基準の不統一について、現在も議論が沸騰している。
(via SPORT)
■【ラポルタの予言的中?:エムバペとヴィニシウスの共存問題】
⚽️エムバペは今季大量のゴールを記録しているものの、重要なタイトルを獲得できない状況が続いており、加入2年目にして激しい批判の的となっている。この状況下で、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が2024年に残した予言が再び脚光を浴びている。
⚽️ラポルタ会長は当時、『マドリードがエムバペを獲得したことを羨ましいと思うか? いいや、全く。私には直感がある。彼らはそこで問題を抱えることになるだろう。誰か選手を売らなければならないだろう? なぜなら2人は同じポジションでプレーしないし、さらに非常に特徴のある選手たちだからだ。そして、そこに関わる数字(金額)について言えば、それは確実にロッカールームを歪めることになる。それはただの贈り物ではないのだから』と語っていた。
⚽️実際、エムバペとヴィニシウスの連携は期待されたレベルには達しておらず、チームのプレーの質を低下させる要因として指摘されている。さらに、エムバペの巨額の給与がヴィニシウスの契約更新交渉にも影響を及ぼしているとされており、フロレンティーノ・ペレス会長の大型補強がプロジェクト全体を条件付けてしまったのではないかという懸念が高まっている。
(via SPORT)
■【次戦CLバイエルン戦へ:敵はブンデス新記録で絶好調。大逆転なるか】
⚽️チャンピオンズリーグ準々決勝の第1戦、ホームのベルナベウで1-2とバイエルン・ミュンヘンに敗れたレアル・マドリードは、水曜日(21:00)にアリアンツ・アレーナでの第2戦に挑む。
⚽️対戦相手のヴァンサン・コンパニ監督率いるバイエルンは、週末のリーグ戦でザンクト・パウリを敵地で0-5と粉砕し、絶好調を維持している。バイエルンはこの試合で、1971-72シーズンに自らが打ち立てたリーグ戦101ゴールの記録を更新し、105ゴールというブンデスリーガ新記録を樹立した。
⚽️コンパニ監督はハリー・ケイン、ヨナタン・ター、アレクサンダル・パブロビッチ、ルイス・ディアスといった主力を温存し、レアル・マドリード戦に完全に焦点を合わせている。ジローナのミチェル監督は『マドリードの選手たちと話したが、彼らならタイに逆転できる能力があると思う』とエールを送っているが、レアル・マドリードは敵地での大逆転という極めて困難なミッションを達成しなければならない。
(via SPORT / MARCA)
■【ブラジル代表:アンチェロッティ監督がエンドリッキへ期待の言葉】
⚽️ブラジル代表監督に就任しているカルロ・アンチェロッティが、フランスメディアのインタビューに応じ、レアル・マドリードからリヨンに移籍しているエンドリッキについて言及した。
⚽️アンチェロッティは『彼がリヨンへ行く前に電話をかけました。私がいつもしていることです。私たちは常に選手の行動を観察し、評価しています。彼はあそこで良いスタートを切ったので、このまま続いてほしいと願っています』と語り、若きストライカーの動向を注視していることを明かした。
⚽️また、元レアル・マドリードのカゼミーロについても『彼には次の偉大な監督になるために必要なものがすべて揃っています。たくさん考える必要があるポジションでプレーしていますし、戦略に関するすべてのことについて深い知識を持っています』と称賛の言葉を送っている。
(via AS)
■【カスティージャ:フェロルを粉砕し3連勝。フォルトゥニの2発など5ゴール】
⚽️フリアン・ロペス・デ・レルマ監督が率いるレアル・マドリード・カスティージャは、アウェーのア・マラタ・スタジアムでレーシング・フェロルと対戦し、0-5の歴史的な大勝を収めた。
⚽️これでカスティージャはルーゴ(0-4)、セルタ・フォルトゥナ(5-1)に続く3連勝となり、27日間で5戦3勝。1週間で14ゴール(セルタFに5、マンチェスターUに4、フェロルに5)を記録する圧倒的な攻撃力を見せつけ、順位をプレーオフ圏内の3位まで上げている。前日にトップチームのベンチ入りを果たしていたフォルテアとマヌエル・アンヘルも急遽合流し、スタメンに名を連ねた。
⚽️試合は序盤からカスティージャが支配。18分にハコボ・オルテガのボール奪取から、フベニールAから昇格したばかりのアレクシス・シリアが見事な左足のシュートを逆サイドのネットに沈めて先制。続く26分には、ハコボ・オルテガがペナルティエリア内での見事な切り返しから左足でゴールを奪い、直近5試合で5ゴール目を記録した。
⚽️36分には、今季チーム得点王のセサル・パラシオスがハコボ・オルテガとの連携から、狭いスペースでインステップを使ってシュートを決め、0-3とした。今季13ゴール目を決めたパラシオスは、ゴール後、祖父を亡くして欠場した親友のダニ・ジャニェス(トップチームのアップに参加)のユニフォームに向かって走り、彼にゴールを捧げた。
⚽️さらに前半アディショナルタイム(47分)、シリアのパスを相手DFチェマがクリアしたボールが、後ろから走り込んできたポル・フォルトゥニに当たってゴールに入り、0-4。後半69分には、再びパラシオスのパスを受けたフォルトゥニが、相手GKの股を抜くシュートをファーサイドに決めて0-5。今季4点目、この日2点目を記録した。
⚽️守備陣もGKセルヒオ・メストレが相手の至近距離からのシュートを足で防ぐなど素晴らしいセーブを連発し、フラン・ゴンサレス不在の穴を感じさせなかった。ホアン・マルティネスとバルデペーニャスのセンターバックコンビも鉄壁の守備を披露。ディエゴ・アグアドが終盤に少し痛めたものの無事に回復し、クリーンシートで試合を締めくくった。
⚽️カスティージャのスタメンは、メストレ、フォルテア、ホアン・マルティネス、バルデペーニャス、ディエゴ・アグアド、マヌエル・アンヘル、セステロ、パラシオス、フォルトゥニ、ハコボ・オルテガ、シリア。交代でクリスティアン・ダビド、ブルーノ・イグレシアス、ラチャド、マヌ・セラーノ、ダビド・ヒメネスが出場した。ホアン・マルティネス、バルデペーニャス、セステロ、ラチャドにイエローカードが提示されている。
(via MARCA / AS)
■【レアル・マドリードC:ロベルト・マルティンのゴラッソで残留へ貴重な勝利】
⚽️カテゴリー残留争いの真っ只中にあるレアル・マドリードC(第3チーム)は、ラス・パルマス・アトレティコと対戦し、貴重な勝ち点3を獲得した。
⚽️この試合で主役となったのはロベルト・マルティン。アウトサイドを使った信じられないような素晴らしいゴール(ゴラッソ)を決め、チームに勝利をもたらした。残留に向けて絶対に負けられない一戦で、見事な結果を残している。
(via MARCA)
【本日の総括】
トップチームはジローナと引き分け、リーグ優勝が極めて厳しい状況に。カマヴィンガの不調やエムバペのPK判定騒動など、ピッチ内外で問題が山積しています。次戦のCLバイエルン戦での大逆転に全てが懸かっています。一方で、カスティージャは圧倒的な攻撃力でフェロルを粉砕し3連勝、レアル・マドリードCも残留に向けて貴重な勝利を挙げるなど、下部組織の活躍が光る一日となりました。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
ジローナ戦のドローは、リーグ優勝の可能性を大きく遠ざける結果となりました。先制しながらも追いつかれた展開は、チーム全体の戦術的な脆さを示唆しています。特に、カマヴィンガをアンカーで起用した意図は監督から説明がありましたが、失点場面での彼の立ち位置のズレは、中盤の構成や選手間の連動性に課題があることを浮き彫りにしました。バイエルン戦では、この中盤の安定と、前線の選手たちの連携が、逆転への鍵となるでしょう。相手のブンデス新記録という勢いをどう封じ、自分たちのリズムを作り出せるかが問われます。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
リーグ優勝が絶望的となり、チームの士気に関わる状況は懸念されます。カマヴィンガへのブーイングは、サポーターのフラストレーションの表れであり、クラブ全体としても難しい局面を迎えていることを示しています。監督が選手に求めるものと、ピッチ上で起きていることの乖離が、こうした状況を生んでいるのかもしれません。一方で、下部組織のカスティージャやレアル・マドリードCが勝利を収めている点は、クラブの育成という側面では明るい材料と言えるでしょう。トップチームの立て直しと、育成組織の勢いをどう融合させていくかが、今後のクラブの舵取りにおいて重要になってきます。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
カマヴィンガの契約は2029年まで残っていますが、パフォーマンスの伸び悩みとクラブの懸念から、放出の可能性が報じられている点は注目に値します。22歳という年齢を考えれば、まだポテンシャルに期待する声もあるでしょうが、高額なサラリーに見合う活躍が見込めない場合、クラブは編成上の判断を迫られる可能性があります。エムバペとヴィニシウスの共存問題も、将来的な編成バランスや契約交渉に影響を与える可能性があり、ラポルタ会長の指摘通り、クラブの補強戦略全体に波及する懸念があります。今後の移籍市場での動きや、選手の契約状況には引き続き注意が必要です。