ロドリのバルサ電撃移籍が秒読み
バルセロナはレアル・マドリードを完全に引き離し、マンチェスター・シティのスペイン代表ミッドフィールダー、ロドリの獲得に向けて決定的なフェーズに入った。この驚異的な強奪劇は、ジョアン・ラポルタ会長、デコスポーツディレクター、アレハンドロ・エチェバリアらがワールドカップのアメリカツアー(準決勝のダラスから決勝のニュージャージー)に張り付き、そこで世界王者かつMVPに輝いたロドリを目の当たりにしたことから始まった。レアル・マドリードは一時はロドリの移籍を確実視し、6000万ユーロの一括払いを提示して合意に近づいていたが、モウリーニョ監督の守備的戦術よりもハンジ・フリック監督のポゼッションスタイルに強く惹かれたロドリ本人が、マドリーへの移籍を保留してバルサへの扉を開くこととなった。
ロドリは7月27日の週に背中の軽微な日帰り手術を受け、リハビリと将来の決断に充てていた。決定打となったのは、7月30日の木曜日にデコが実行した秘密裏の動きである。デコはクロアチアでの休暇を終え、バーミンガムのプレシーズンキャンプに直行するフライトがあったにもかかわらず、あえてバルセロナへ戻り、5つ星ホテルでロドリと約2時間半に及ぶ極秘会談を行った。この場をセッティングしたのは、かつてマンチェスター・シティでロドリを身近にサポートし、現在はバルサの選手サポート責任者を務めるダニ・コディナであった。ダニ・コディナの結婚式では、出席した多くのバルサ代表選手たちからロドリにバルサに来いと冗談混じりの猛烈なアピールが送られていた。
さらにフリック監督もロドリに対して何度も直接電話をかけ、若手主体のチームを牽引するベテランとしての明確な役割を熱弁。この執拗なアプローチがロドリの心を完全に動かした。ロドリ側は8月6日木曜日の15時頃、デコへ『プロジェクトに同意する』との最終的な合意連絡を入れた。
契約合意の条件として、ロドリは2030年までの4年契約を締結し、年俸は1500万ユーロ(Schira情報。あるいはネット1000万ユーロ超でシティでの待遇を維持する形)となり、バルサがラ・リーガのサラリーキャップにおける登録を完全に保証することで同意している。クラブ間の最終交渉では、バルサの最初の提示(固定4500万ユーロ+変数1000万ユーロ)をシティが一度拒絶し、7000万〜8000万ユーロを求めている。バルサは2回目として固定4500万ユーロに変数1500万ユーロを加えた総額6000万ユーロでの決着を図っており、固定5000万ユーロを決して超えない交渉リミットを定めている。ロドリ本人は現在イビサ島で休暇を過ごしており、8月12日の代表チームメンバー合流に合わせての公式発表とバルサ合流を強く望んでいる。(via SPORT / Mundo Deportivo / Esport3 / MARCA / ElDesmarque)
ベリヴァルの再売り込みをデコが即座に拒絶
トッテナム・ホットスパーで非常に厳しい立場に追い込まれているスウェーデン代表ミッドフィールダー、ルーカス・ベリヴァル(20歳)が、代理人を通じて再びバルサに売り込まれた。代理人はロンドンのクラブでの現状を不満とし、今夏の移籍市場での脱出を目指してバルサを含む複数の欧州ビッグクラブにアプローチしている。しかし、バルサのスポーツディレクターであるデコはこの申し出に対し、明確かつ即座に扉を閉めた。バルサにとってベリヴァルのファイルはすでに過去のものであり、中盤の強化プランは全く異なるプロファイル、すなわちロドリ・エルナンデスの獲得に完全に絞られているからだ。
トッテナムは今夏、サンドロ・トナーリとマテウス・フェルナンデスという中盤の主軸となるべき実力者を獲得。これによりベリヴァルの出場機会が著しく減少することが確定したため、代理人は約6000万ポンドの移籍金を想定して動いている。ベリヴァルとバルサの間には、2024年の冬に非常に濃厚なドラマがあった。当時ユールゴーデンに所属していた彼に対し、バルサは固定7000万ユーロ+変数3000万ユーロで獲得寸前まで迫っていた。ベリヴァルは実際にバルセロナを訪れてデコと面会し、施設を見学していたが、土壇場でトッテナムが経済条件を引き上げて強奪した。当時のチャビ・エルナンデス監督は『他クラブがより高い金額を提示し、我々はこれ以上追うべきではないと判断した。市場のルールとはそういうものだ』と話し、深追いしなかった。ベリヴァル自身も当時の決断を『トッテナムとバルサという二つの素晴らしいクラブの選択は50対50で本当に難しかったが、トッテナムが自分にとって次のステップだと感じた。バルサにノーと言うのは簡単ではなかった』と振り返っている。デコはこの決着済みの取引を再燃させるつもりは毛頭ない。(via SPORT)