アトレティコ・マドリード
フリアン・アルバレスの去就に大きな注目が集まっている。彼はワールドカップ期間中の7月2日、マイアミでシメオネ監督と極秘裏に会談し、自身の移籍希望先はバルセロナのみであり、パリやプレミアリーグへの移籍は一切考えていないと伝えていた。シメオネ監督も『モチベーションを失った選手を無理に留めてチームの規律を乱したくない』と移籍を容認する姿勢を示している。一方で、フロントのミゲル・アンヘル・ギル・マリンはバルサのようなライバルには絶対に売却しないという強硬な姿勢を崩しておらず、バルセロナ側も獲得を半ば諦めかけている。今後の動向として、約1億ポンドとギョケレスをパッケージにした巨額オファーを準備しているアーセナルや、PSGが獲得に乗り出す可能性がある。
同時に、シメオネ監督が熱望するディフェンスリーダー、クリスティアン・クティ・ロメロの獲得交渉も熱を帯びている。当初アトレティコが提示した3000万ユーロのオファーはトッテナムに拒絶され、4000万ユーロを要求されている。競合するインテルが3500万ユーロを提示しているため、アトレティコはさらにオファーを上乗せする必要がある。アトレティコはこの補強資金とサラリースペースを確保するため、ナウエル・モリーナのローマ移籍、マッテオ・ルッジェーリのアストン・ヴィラ移籍、チアゴ・アルマダのリバープレート移籍という3名の放出を急ピッチで進めている。また、ソルロートを4000万ユーロ以上で売却できた場合には、ドゥサン・ヴラホヴィッチの獲得に乗り出す計画もある。
なお、下部組織アトレティコ・マドリーニョに所属する21歳のウインガー、イケル・ルケに対し、デポルティーボ、レバンテ、ラージョ、セビージャを含むラ・リーガの計8クラブが獲得へ向けて問い合わせを行っている。(via Mundo Deportivo / SPORT / ElDesmarque / MARCA)
レアル・ソシエダ
プレシーズンでの深刻な不振に直面している。直近に行われた Colonia(ドイツ)との非公開親善試合では、後半残り15分間に2ゴールを許し、さらに相手がPKを外すなど守備が崩壊して0-2で完敗を喫した。これで今夏のプレシーズンは、Toulouse、Pauに続く3敗目となった。これまでに消化した6試合で計9失点を喫しており、無得点に終わった試合も2回を数えるなど、攻守両面で課題が山積している。マタラッツォ監督はColonia戦で若手主体を起用し、先発に名を連ねたレギュラー候補は、Marrero、Aihen、Rupérez、Pacheco、Sucic、Zakharyanのみ。Marreroは引き続きRemiroの控えに留まる見込みである。
この攻撃陣のテコ入れと、エースのオヤルサバルをトップ下の10番に配置して自由を与えるプランの実現に向け、レアル・マドリードに対してブラジル代表FWエンドリックのレンタル移籍の可能性を打診した。
さらに、フランスのオリンピック・リヨンからモロッコ代表DFナイフ・アゲルドの獲得に向けて交渉中。アゲルド自身はソシエダへの加入を熱望しており、400万ユーロのローン料と1100万ユーロの買い取りオプションでの合意が近づいている。しかし、かつて彼が重要な試合だけに出場し、軽微な試合では負傷を装って回避していたとチームメイトから疑念を持たれていた過去があり、ロッカー室内の火種になりかねない懸念が囁かれている。(via MARCA / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / ElDesmarque)
レアル・ベティス
コロンビア代表MFネルソン・デオッサがプレシーズンで偽9番として見事な覚醒を遂げ、チームの今夏の計画を劇的に塗り替えている。プレシーズンマッチでは、アーセナル戦での豪快なゴールを含む3ゴールをマークし、若手のパブロ・ガルシアらと並んでチームのプレシーズン得点王となっている。当初はVasco da GamaやBoca Juniorsへの売却が規定路線とされていたが、デオッサがVasco da Gamaへの移籍を明確に拒否し、ベティス残留を希望。ペジェグリーニ監督も彼に2年目のチャンスを与える方針を固めた。しかし、デオッサの残留によってサラリーキャップ枠が逼迫し、チームが悲願としていた utrera 出身のダニ・セバジョス(本日30歳の誕生日を迎え、代理人をFali Ramadaniに変更した)の復帰が極めて困難になっている。
また、トゴ代表FWケヴィン・デンキーの獲得に向けて所属するFCシンシナティと交渉を行っている。デンキーの代理人とも個人合意に向けた対話を進めているが、彼の高額な給与がサラリーリミットを圧迫する最大の障害となっており、ナタンの大型売却などが成立しない限り、決定的な進展は難しい状況である。
一方で、Gimnástica Segovianaから19歳の有望GKアレックス・ポスティゴを獲得した。移籍金は10万ユーロ未満。当初はBチームでの起用を想定していたが、Cチームに登録した上で、U19欧州選手権を制して第3GKに昇格したマヌ・ゴンサレスらの状況を見つつ段階的に引き上げる。
また、CEOのラモン・アラルコンがForbes誌のインタビューに応じ、新スタジアム・ベニート・ビジャマリーンの大改修計画を公表。VIP席を現在の1200から6000に増やし、年間スタジアム収入を3000万ユーロから9000万ユーロに引き上げる。宿敵セビージャとの共同スタジアム計画については『この街は独特の熱量がある』として、完全に拒絶した。(via Estadio Deportivo / AS / Mundo Deportivo / SPORT)