カサドにサウジアラビア移籍の波
ロドリの加入がほぼ確実となったことで、22歳の生え抜きミッドフィールダー、マル・カサドの退団プロセスが爆発的なスピードで進められている。カサドはプレシーズンで奮闘していたものの、実質的な主力としての出番が完全に消滅したことを悟り、自身の代理人であるジョルジュ・メンデスに新天地の模索を託した。
現在、サウジアラビアのプロリーグに所属するアル・ヒラルとアル・アハリの2クラブがカサドの獲得を巡って激しいマネーゲームを展開している。バルセロナはこの生え抜きの価値を非常に高く見積もっており、移籍金として最低でも3000万ユーロ、条件次第では4000万ユーロというカンテラ出身者としての歴史的な移籍金レコードでの売却を頑なに要求している。アル・ヒラルはこの要求額に難色を示しており、7月時点の初期オファーをバルサに却下されて以来、引き上げ交渉を継続している。
一方でメンデスと極めて太いコネクションを持つアル・アハリのスポーツディレクターが、この膠着状態を打破するために巨額の資金を投じる準備を進めている。カサド本人は当初、ヨーロッパを離れてサウジアラビアへ移籍することに極めて強い拒絶反応を示していた。しかし、提示された天文学的な個人給与に加え、今回の移籍交渉で移籍金の一部がカサド本人に直接キャッシュバックされる条項が盛り込まれたことにより、移籍を容認する姿勢に転換した。この売却で得られる資金は、ロドリの獲得資金や新規選手の登録枠確保に直結するため、バルサのフロント陣にとっては来週中の決着が最優先のミッションとなっている。(via SPORT / Mundo Deportivo)
カンセロがサウジで一時始動もバルサ帰還を確信
ポルトガル代表サイドバック、ジョアン・カンセロのバルセロナへの正式復帰が秒読み段階に入っている。サウジアラビアのアル・ヒラルでは、休暇を終えたカンセロが金曜日に突如として新設された練習施設「アル・マジュディア・スポーツハブ」の落成式に姿を現し、チームメイトと笑顔で抱き合いながらトレーニングを再開したため、現地では残留の憶測が飛び交い大きな話題を呼んだ。しかし、これは単なるプロフェッショナルとしての業務履行に過ぎず、彼の心は完全にバルセロナにある。
カンセロはバルサへの帰還のみを熱望しており、すでに他クラブからのオファーをすべて拒絶してバルサへの一本道を選択している。バルセロナ側も彼を左右両サイドをカバーできる最高峰の戦略的DFとして評価しており、2028年までの2年契約の個人条件で完全合意に達している。
最大の焦点である移籍金交渉において、アル・ヒラル側は契約最終年となる彼に対して当初1000万ユーロを強く要求していたが、バルサ側の粘り強い交渉により、800万〜1000万ユーロの現実的な範囲での決着が見えてきた。現在はスペインとサウジアラビアの税制上の複雑な違いや、支払い方法などの極めて専門的な官僚的書類の確認作業を行っている。この問題がクリアされ次第、カンセロはマドリードでの事務手続きを経てバルセロナのキャンプへ正式に合流する手はずとなっている。(via SPORT / Mundo Deportivo)