チアゴ・メッシのラ・マシア加入報道はデマ

バルサのファンを狂喜乱舞させ、数時間のうちに世界中のインターネットを埋め尽くした『リオネル・メッシの長男チアゴ・メッシ(13歳)がバルセロナのラ・マシア(下部組織)に加入する』という衝撃的なニュースは、完全な虚偽報道であることが本人の口から直接証明された。

アメリカで行われているリーグズ・カップのアトレティコ・サン・ルイ戦(インテル・マイアミが4-2で勝利、メッシは2ゴール1アシストの驚異的活躍)の前、ピッチサイドでスポーツ記者のブルーノ・バインがメッシを直撃し、「チアゴはバルサの育成組織へ行くのか」と問いかけた。これに対しメッシは、歩みを止めることなく非常にリラックスした表情で、一言『いいえ』とだけ明確に答え、噂を完全に粉砕した。

チアゴは現在、インテル・マイアミのユース組織で13歳以下のチームに所属しており、父親の攻撃的プレースタイルとは異なり、中盤の底でゲームを組み立てる非常にスマートで戦術的なボランチ(レジスタ)として、安定した環境で成長を続けている。13歳という年齢が、かつてメッシがロサリオからバルセロナのラ・マシアに入門した年齢と同じであったこと、かつて2016年から2019年までバルサのスクールに在籍していた過去が重なり、ファンの妄想を掻き立てたが、メッシ自身のきっぱりとした否定により、この騒動は完全に決着した。(via SPORT)

アスラニのライプツィヒ移籍がメディカル懸念で電撃破談

ブンデスリーガのホッフェンハイムに所属する23歳のコソボ代表フォワード、フィズニク・アスラニのRBライプツィヒへの移籍が、メディカルチェックでの身体的懸念を理由に土壇場でキャンセルとなった。アスラニはライプツィヒと2031年までの長期契約で合意に達しており、ホッフェンハイムに対しては固定2500万ユーロ、ボーナスを含め総額3000万ユーロが支払われる予定だった。ホッフェンハイムのスポーツディレクターであるアンドレアス・シカーは『アスラニがチームで大きく成長し、この移籍が成立しなかったことはスポーツ面において決して悪いニュースではない。彼は肉体的にも技術的にも最高レベルでやれる選手であり、来週からチーム練習に合流させる』と話し、他クラブへのこれ以上の放出は行わないと表明した。

この出来事はバルセロナの戦略にも影を落とす。バルサは本命であるフリアン・アルバレスの獲得交渉が決裂した際、移籍予算を抑えた「ローコスト」で獲得可能な有能な9番の代替案として、昨季11ゴール8アシスト(35試合出場)を記録してブンデスリーガの最大の驚きとなったアスラニをリストアップしていた。アスラニ自身も幼少期からの熱烈なバルサファンであり、バルサへの愛を語る子供時代の写真が数多く発見されるなど、サポーターの間でも好意的に受け止められていた。ライプツィヒは破談の詳細なメディカル情報を明かしていないが、アスラニはクリスチャン・イルツァー監督のもとでホッフェンハイムに残留することが決定し、バルサの補強リストにも狂いが生じる結果となった。(via SPORT / Mundo Deportivo)

【本日の総括】

今夏のバルサは、レアル・マドリードが確実視していた世界最高のアンカー、ロドリ・エルナンデスの獲得合意を勝ち取るという、歴史的な大金星を目前に控えている。その一方で、この補強の余波によるフランク・デ・ヨングの立場崩壊と怪我の真相、マル・カサドのサウジ売却交渉の急加速など、中盤のダイナミクスが凄まじい勢いで変貌している。フリアン・アルバレス獲得に向けた来週の天王山交渉、そして英雄フェラン・トーレスのPSG移籍合意など、新シーズンに向けての光と影が交錯するバルサの市場から、一瞬たりとも目が離せない。