CD テネリフェ
テネリフェの39歳ベテランFWエンリク・ガジェゴが驚異的な活躍を見せている。カディス戦(1-1)でチーム唯一のゴールを決め、今季通算5ゴール目でLALIGA Hypermotionのピチーチ(得点王)ランキング単独首位に立った。30代半ばで遅咲きのブレイクを果たしたエンリク・ガジェゴは、今季チーム全体の総得点(8ゴール)のうち5ゴールを一人で叩き出しており、94.6分に1ゴールという驚異的なペースを維持している。カディス戦のゴールについてエンリク・ガジェゴは『ボールがあるのを見て全力で飛び込んだ。幸運にも足を乗せてゴールを見ることができた。知っての通り、僕は何も諦めないし全力を尽くす』と語り、ピチーチ首位に立っていることについても『そういうことは気にせず、一日一日、練習と試合を楽しむことだけを考えている』と冷静に振り返った。なお、ピチーチ争いでは、アンドラ戦で2ゴールを挙げたジョルディ・カノ(アンドラ)、ウスマン・カマラ(カステリョン)、カルロス・エルナンデス(セウタ)、ヤセル・アスプリージャ(ジローナ)、アドリ・フエンテス(マジョルカ)の5人が4ゴールで追撃している。
しかし、アルバロ・セルベラ監督は『エンリクが40ゴールを決めたところで、チームが下から2番目だったら何の意味があるんだ?』と危機感を露わにしており、カディス戦での内容に強い不満を示した。カディス戦では、相手のクリアミスを突いて先制しながらも、自陣背後を突かれて追いつかれるという痛恨の失点を喫した。試合中にはGKダニが守備陣の拙守に激怒して詰め寄る場面や、セルベラ監督がベンチを蹴り飛ばす場面が見られた。さらに、17歳でU-17代表から戻ったばかりのDFダニ・フェルナンデスに対し、後半を通じてスタンドから猛烈なブーイングや激しい野次が浴びせられるなど、スタジアム内は重苦しい雰囲気に包まれた。
また、今夏の補強選手がほとんど機能していないことも浮き彫りになっている。ペカルは10番タイプとして獲得されたがウイングで試され、ユレシュキンはCBで試されているが未だデビューしておらず、ラノス、クルジャリッチ、ピトンらも存在感を示せていない。さらに、前節カステリョンでの0-5大敗からの尾を引くメンタル面の疲労に加え、昨季からチームの心臓であるナチョ・ギルの負傷離脱と、中盤の要であるヘスス・アルバレスの欠場が響き、中盤の強度とバランスが崩壊している。セルベラ監督とスポーツディレクションとの補強ビジョンの不一致(ズレ)が、成績低迷とともに表面化しつつある。(via Estadio Deportivo / SPORT)