カディス CF

スペイン王立アカデミー(RAE)は「惨事(calamidad)」を『多くの人々や集団に影響を与える大きな不幸』と定義しているが、現在のカディスCFはまさにその言葉通り、歯止めの効かない下降線をたどっている。2026年に行われたリーグ戦26試合でわずか3勝しか挙げておらず、そのうち1勝は今年1月9日のガイスカ・ガリターノ監督時代のものである。つまり、過去9ヶ月間でわずか2勝しかできておらず、その間に4人もの監督がベンチを通り過ぎていった。昨季の残留も、下位4チームの不振に助けられたに過ぎず、後半戦全体でわずか2勝(63ポイント中9ポイント獲得)、わずか勝点43という過去のセグンダB降格時を下回る成績だった。

今季も迷走は続いており、開幕直前の8月11日に前季残留を果たしたイマノル・イディアケス監督を突如解任。後任にベンチ経験の浅いアルベルト・セレデス監督を招聘し、「若手を起用して魅せるサッカーで昇格プレーオフを目指す」としたものの、開幕から7節を消化して未だ勝利がない(0勝)。テネリフェ戦(1-1)の後、セレデス監督はサポーターに対して『非常に若い選手たちでできる限りのことをやっている』と弁明したが、今週末の試合で勝利できなければ、過去6ヶ月ちょっとで5人目の監督交代が現実味を帯びてくる。ちなみにガリターノは8試合で勝点1の段階で解任され、セルヒオは1勝後の6連敗で解任、イマノル・イディアケスは終盤6試合で勝点5と低迷した末のプレシーズン中の解任だった。

スポーツデータ分析会社「Driblab」の予測モデルによると、カディスが3部(Primera RFEF)へ降格する確率は「75%」と試算されており、最終勝ち点予測はわずか40ポイントと、セウタ(56%)やアルバセテ(50%)を大きく上回って降格の筆頭候補に挙げられている。この底なしの危機はピッチ上の結果だけでなく、フロントの迷走にも起因している。7月初旬にマヌエル・ビスカイーノ会長が突如辞任し、クリスティアン・セプティエンが新会長に就任したが、オンティベロスとのコミカルな動画撮影など滑稽な話題ばかりを提供している。また、ラファエル・コントレラスへの批判が高まる中、昨夏の補強選手をほぼ全員放校して新戦力17人を獲得したファン・カラ・スポーツディレクター(SD)に対しても、元選手や元監督からの批判が噴出し、進退極まる状況に追い込まれている。(via ElDesmarque)