カンテラFWハコボ・オルテガがフランス1部ストラスブールへ1000万ユーロで歴史的電撃移籍

レアル・マドリードの育成組織ラ・ファブリカから、またしても歴史的な移籍劇が誕生しました。

トップチームでのプロデビュー経験が一度もなく、カスティージョとしての正式な登録すらされていない20歳のカンテラ育ちのフォワード、ハコボ・オルテガが、フランス1部のレーシング・クラブ・ストラスブール・アルザスへ完全移籍することが決定しました。この取引における移籍金は、なんと1000万ユーロという破格の金額に達しており、ファーストチーム未経験の若手としてはクラブ史上最高額の売却実績となります。

この契約は、ハコボ・オルテガの権利の70パーセントをストラスブールへ売却し、残りの30パーセントの権利をレアル・マドリードが保持し続けるという、クラブが近年得意とする保有スキームが用いられています。これにより、将来的に彼が他クラブへさらに高額で転売された際、マドリードの金庫に莫大なマージンが自動的にもたらされる仕組みになっています。

オルテガは昨シーズン、4部相当の2部連盟に所属するレアル・マドリードCからスタートし、リーグ戦29試合に出場して8ゴールを挙げて降格危機を救いました。しかし、彼の才能が真に国際的なスカウトたちの度肝を抜いたのはユースリーグの舞台であり、フニベルAの一員として決勝のブルッヘ戦でゴールを決め、大会通算4ゴールを挙げてクラブ史上2度目のユースリーグ制覇に大貢献しました。その実績を買われて終盤にはカスティージョに引き上げられ、わずか10試合の出場で6ゴールを叩き出す驚異的な決定力を証明しました。カスティージョは昇格プレーオフでサバデルに敗れて昇格を逃したものの、オルテガの価値は急騰。スペイン国内からはエルチェが獲得に向けて強い熱意を示していましたが、最終的にフランスからの巨額な経済的オファーが彼を引き抜く形となりました。選手は金曜日に現地でメディカルチェックを受診する予定です。

このオルテガの移籍により、レアル・マドリードが今夏の移籍市場においてカンテラから引き出した売却益の総額は、驚異の1億9900万ユーロに達しました。主な売却内訳としては、コモへのニコ・パス(6000万ユーロ)、フラムへのゴンサロ・ガルシア(4000万ユーロ)およびセサール・パラシオス(1000万ユーロで70パーセントの権利売却)、リヴァプールへのビクトル・ムニョス(2050万ユーロ)、フィオレンティーナへのビクトル・バルデペニャス(800万ユーロで50パーセントの権利売却)などがあり、他にもマリオ・ヒラ、アルバロ・ロドリゲス、アレックス・ヒメネス、フラン・ガルシア、マリオ・マルティン、フラン・ゴンサレスらの取引を通じて、クラブの財務基盤はかつてないほど強固なものとなっています。 (via Estadio Deportivo / SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)

サンティアゴ・ベルナベウの近代化改修:外壁に「Bernabéu」ロゴ設置開始と内側第2LEDリング敷設完了

2019年6月から始まったエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウの大規模なリニューアル工事が、いよいよ最終的な完成に向けて息をのむような変貌を遂げています。

今週、パセオ・デ・ラ・カステリャーナ側に面した美しいメタリックなスタジアム外壁部分に、新しく生まれ変わるスタジアムの象徴として「Bernabéu」という巨大なアルファベット文字、およびクラブの誇り高きエンブレムの設置作業が本格的に開始されました。この巨大な文字装飾には美しいバックライト技術が搭載されており、日が沈んでマドリードの街に夜が訪れた瞬間、光り輝く立体的な文字が周囲の風景に浮かび上がる仕様となっています。

昨シーズン、スタジアムの外壁に「B」の一文字だけを取り付けた初期のサイズ確認テストが行われていましたが、サイズやフォントの厳格な選定を経た後、下部の扉の不具合調整のために作業が一時中断していました。しかし、先週からすべての問題が解決されて作業が超・ハイスピードで再開され、スタジアムの新しい顔が完成しつつあります。

さらに、ベルナベウが誇る開閉式の屋根や360度の巨大ビデオスコアボード、地下にピッチを格納する世界最新鋭の芝生保存システムに加え、この夏のオフ期間を利用して、スタジアムの内部に「2つ目のLEDリング」を完全に敷設し終えたことが判明しました。これにより、スタジアム内の映像演出やコンテンツの表現力が大幅にアップグレードされ、試合日や各種巨大イベントに訪れるサポーターの観戦体験をこれまで以上にエキサイティングなものへと引き上げます。

新シーズンにおける最初の聖地ベルナベウでのホームゲームは、8月26日水曜日のレアル・ソシエダ戦が予定されており、それまでにすべての外観および内装の微調整を完璧に完了させる予定です。 (via MARCA / SPORT)

伝統のテレサ・エレーラ杯戴冠:ルニンの神アシストとブライムの独走弾でデポルティーボを撃破

レアル・マドリードは、敵地エスタディオ・アバンカ・リアソールに乗り込み、伝統的な夏のプレシーズンマッチである「第81回トロフェオ・テレサ・エレーラ」でデポルティーボ・ラ・コルーニャと対戦し、0-1の勝利を収めて2013年以来となる10回目の優勝を飾りました。

デポルティーボは、すでに今夏7試合の親善試合を消化してスタメンのコンビネーションが完成されていたのに対し、マドリードは合流間もない選手や主力の不在が重なり、プレシーズン特有の起伏の激しいグレーな試合展開を余儀なくされました。しかし、前半終了間際のアディショナルタイム45分、GKアンドリー・ルニンの見事なキャッチからの神がかり的なロングハンドスローが放たれました。驚異的な肩の強さから放たれたボールはセンターライン付近を走るブライム・ディアスへピタリと渡り、ブライムは胸トラップから快速ドリブルで独走。相手GKレオ・ロマンとの1対1を冷静に制してゴールを沈めました。

後半に入ると、ジョゼ・モウリーニョ監督は多くの交代カードを切り、カルロス・エスピを投入。エスピは後半、カマヴィンガのパスからネットを揺らしたものの、オフサイドで得点ならず。しかし、その献身的な姿勢から「新世代のホセル」としてファンに絶賛されています。また、終了間際には相手のルーレイロの決定的な至近距離シュートをルニンが神セーブで防ぎました。

一方、先発してキャプテンマークを巻いたヴィニシウスはブイングや指笛を浴び続け、審判や観客に過剰な抗議を繰り返して交代時に激しいブイングを浴びました。これに対し、著名なジャーナリストのシロ・ロペス氏は以下のように厳しいアドバイスを送っています。

『ヴィニシウスは並外れたスターであり、アウェーで指笛を浴びるのは宿命だ。彼はそれを受け入れ、試合前から審判やファンと争うのをやめるべきだ。もっと大人の余裕を身につけ、自らのプレーのみで黙らせる経験を示すべきだ』

試合後、モウリーニョ監督は以下のように手応えを語りました。

『仕上がっているデポルティーボを相手に高いインテンシティの真剣勝負ができた。今日はバルベルデとギュレルを45分ずつ起用するテストを行い、過酷なリーグ戦に向けて多くのポジティブな収穫を得た。バルデベバスで調整中の5人の主力も間もなく合流する』

決勝弾のブライムも『ゴールはルニンの素晴らしいスローのおかげ。監督から中央に入ってビルドアップをサポートするよう求められ、戦術に応えられたことが嬉しい』と笑顔を見せました。(via SPORT / ElDesmarque / MARCA)

ネットフリックスの最新ドキュメンタリー公開:モウリーニョのセニョリオ哲学とカシージャスとの冷戦の全貌

ネットフリックスで世界配信が開始されたジョゼ・モウリーニョ監督の最新ドキュメンタリーが、かつて彼が率いたマドリードでの激闘の裏舞台を暴き出し、大きな議論を呼んでいます。

トマス・ロンセロ氏は、モウリーニョがバルサのティト・ビラノバの目を指で突いた2011年の事件を振り返り『あれは絶対に許されない醜い失態だった。当時はバルサに対抗するために激しいフィジカルと攻撃性が必要だったが、明らかに一線を越えていた。しかし、13年の歳月を経て監督も変わっていると信じたい』と語りました。

ドキュメンタリーの中でモウリーニョは、クラブ伝統の「セニョリオ(紳士的品格)」について独自の哲学を明かしています。

『私が来た当時、マドリードはセニョリオを、敗北を静かに受け入れておとなしく振る舞うことだと誤解していた。しかし私にとってのセニョリオとは、そのようなおとなしい態度ではない。ピッチに11人の戦士を送り出し、エンブレムのために命をかけて戦う本当の戦争を意味するのだ』

これに対しロンセロ氏は『マドリードの本当の誇りとは、敗北の瞬間にも勝者を称えて紳士的に手を握り合えるエレガントな振る舞いだ』と強く反論。

さらに、当時キャプテンを務めていたイケル・カシージャスとの間に勃発した冷戦の真実が詳細に明かされました。モウリーニョは、カシージャスが「バカンスの追加付与」や「練習時間の遅延」、「試合前夜の強制ホテル合宿の廃止」を求めてきた際、『選手たちが甘やかされている』と判断し、徹底的な規律管理を導入したと言及。

また、クラシコの緊張を和らげるためにカシージャスがバルサのシャビへ電話した際、監督は彼を部屋に呼び出し『これはバルセロナとマドリードの戦いだ。代表チームではキスでも交わせばいいが、今この瞬間は違う。これは本物の戦争なのだ。私はこのような裏切りを絶対に許さない』と大激怒。

元同僚サミ・ケディラは『監督はイケルをベンチに追いやり、一切の会話を拒否してメディアを通じて批判した。更衣室は生き地獄のようだった』と証言。カシージャスは『監督は冷静さを失い、選手たち全員を集めて裏切り者だと激しくなじり倒した』と振り返り、ルイ・ファリア氏も『内通者が誰かほぼ確信していたが、証拠がなかった』と語りました。

2005年のチェルシー時代に主審フリスクを激しく糾弾して引退に追い込んだ件について、モウリーニョは『私は自分が見た真実を叫んだだけだ。メディアからどれほど叩かれようとも、自分の取った行動に一ミリの後悔もないし、同じ状況なら全く同じことをする。勝利のためなら私は何だってやる』と、現在もその勝負哲学を貫いています。(via SPORT / ElDesmarque)

イングランド代表ジュード・ベリンガムが練習合流:モウリーニョ新監督との素晴らしいファーストコンタクト

ワールドカップの激闘を終えて長いバカンスを過ごしていたイングランド代表ミッドフィールダー、ジュード・ベリンガムが、ついにマドリードのトレーニング施設バルデベバスに帰還しました。

ベリンガムは合流初日にメディカルチェックを通過すると、すでに全体練習に参加しているキリアン・エムバペ、イブラヒマ・コナテ、マーク・ククレジャ、オーレリアン・チュアメニといった「ワールドカップ組」とともに、うだるような暑さの中でハードな個別コンディション調整プログラムを開始しました。

ベリンガムは新シーズンへのモチベーションを以下のように語っています。

『モウリーニョ監督とは最初のミーティングから、すでにこれ以上ない素晴らしい心の繋がりを感じています。彼の指揮下でフットボールができるなんて、子供の頃からの夢です。この過酷な暑さの中で走り込み、チームメイトとともに泥臭くボールを蹴るプレシーズンの苦しみを、私は今心から楽しんでいます。ワールドカップという偉大な舞台での極限の経験を経て、自分自身が選手として、そして一人の大人の男としてさらに大きく成長できたと実感しています。素晴らしい新加入選手たちと、偉大な新指揮官が揃ったこのチームの未来には、本当に素晴らしい予感しかありません。この憧れのユニフォームを身にまとってプレーできる誇りを胸に、これからも長くマドリードの歴史の一部であり続けたいです』(via SPORT / MARCA)

モウリーニョ監督の「ベリンガム10番固定」構想:アルダ・ギュレルやヤン・ディオマンデとの熾烈な共存パズル

ジョゼ・モウリーニョ監督は、合流したジュード・ベリンガムに対し、新シーズンにおいて4-2-3-1システムのトップ下としての絶対的な役割を構想している模様です。指揮官はベリンガムを、かつてチェルシーで自らの最高傑作として君臨した伝説のミッドフィールダー、フランク・ランパードのような「守備にも奔走し、攻撃時には圧倒的なフィジカルでゴール前へ飛び込む完璧なオールラウンダー」として再定義し、キリアン・エムバペの背後で広範囲に自由にスライドさせる戦術を構築しています。

しかし、このエースポジションを巡るレギュラー争いは、かつてないほど過酷な状況となっています。ベリンガムが不在だった今夏のプレシーズン、19歳のトルコ代表アルダ・ギュレルがこのトップ下の位置で神がかり的なゲームメイクとパフォーマンスを披露し、首脳陣を完全に魅了。トマス・ロンセロ氏も『ギュレルは今夏のプレシーズンで完全に殻を破って大爆発した。彼は単なるタレントではなく、攻守に走り回れる万能ハーフであり、ベリンガムが戻ってきたからといって安易にベンチに座らせるべきではない。モウリーニョ監督は必ずこの2人をスタメンで共存させる方法を見つけ出すべきだ』と大絶賛しています。

もし監督がベリンガムとギュレルをピッチに同時に送り出す場合、どちらか片方を右サイドのウイングポジションへスライドさせる必要がありますが、右サイドには今夏1億2500万ユーロ(ボーナス1500万ユーロ)という天文学的な移籍金でライプツィヒから獲得した19歳の超快速ウイング、ヤン・ディオマンデがファーストチョイスとして君臨しています。

昨シーズン、エムバペ、ヴィニシウス、ベリンガムの「3人のテノール」が同時にスタメン出場したラ・リーガ31試合の戦績は18勝7分け6敗、得点55、失点35となっており、得点王となったエムバペが25ゴールを爆発させた一方で、ヴィニシウスは11ゴール、ベリンガムは7ゴールに留まるなど、主役たちの間の共存には大きな戦術的課題が残っていました。特にエムバペとヴィニシウスが左サイドのスペースを好み、同じエリアに進入してしまうため、ベリンガムも『自分たちの攻撃が左に偏りすぎている。自分が逆サイドに幅を取ることで、より完璧なバランスをもたらすことができるはずだ』と分析していました。

モウリーニョ監督は、右に「本物の右ウイング」であるディオマンデを固定することでピッチの横幅を広く確保し、中央のインサイドエリアをベリンガムが存分に攻略できる戦術レイアウトをテストしています。(via MARCA / SPORT)

新シーズンの公式背番号発表:ユイセンの「背番号4」継承と負傷者たちのメディカルアップデート

レアル・マドリードは、来るべき2026/2027シーズンの全登録選手の背番号を正式に公開しました。

特に注目を集めたのが、カンテラからファーストチームのトップ登録を勝ち取った新星たちの決断です。19歳の強力なFWカルロス・エスピは「背番号19」を継承。また、大物新戦力のヤン・ディオマンデは「背番号25」、イブラヒマ・コナテは「背番号16」、マーク・ククレジャは「背番号17」、ベルナルド・シウバは「背番号20」、デンゼル・ダンフリースは「背番号24」、ラウル・アセンシオは「背番号2」を着用することが決定しました。エンドリックは「背番号9」を着用します。

ディフェンスラインでは、19歳のスペイン代表センターバック、ディーン・ユイセンがこれまでの背番号24を返上し、かつてダヴィド・アラバや、そして何よりもクラブの黄金期を支えた偉大なる闘将フェルナンド・イエロ、セルヒオ・ラモスが身にまとっていた栄光の「背番号4」を新たに背負うことを決断しました。ユイセンは公式メッセージを通じて、この背番号への計り知れない憧れを以下のように明かしています。

『レアル・マドリードのピッチの上に立ち、憧れの背番号4を背負って戦うことは、幼い頃からの私の最大の夢でした。私は子供の頃、常にセルヒオ・ラモスのSR4モデルのブーツを愛用し、彼の背中を追いかけてディフェンダーとしてのスキルを磨いてきました。マラガで育った一人の選手として、同郷の伝説であるフェルナンド・イエロ氏の偉大なる歴史を引き継ぐことにも、並々ならぬ責任と強い誇りを感じています』

現在のチームのメディカル状況としては、右膝大腿二頭筋の腱を深刻に負傷していたエデル・ミリトンが、4月21日の戦線離脱以来、ついにピッチの上でボールを用いた個別メニューでの調整を開始しました。また、プレシーズン初日に左膝靭帯を負傷したチアゴ・ピタチ(背番号27)も順調にリハビリを消化中。一方で、ワールドカップで負傷したティボー・クルトワ、およびチュアメニの2名は、依然としてジムでの慎重な個別プログラムを継続しています。(via SPORT)

ロドリ獲得失敗の代案としてのスビメンディ獲得の噂と右サイドバックの熾烈な定位置争い

レアル・マドリードが中盤の絶対的な大黒柱として最優先で獲得を目指していたスペイン代表MFロドリですが、選手本人が宿敵であるFCバルセロナへの移籍を熱望したため、マドリードへの移籍交渉は破談となりました。

このロドリ獲得の失敗を受け、フロントは代案として、プレミアリーグのアーセナルに所属する27歳のスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得に向けて極秘に調査を開始したとの噂が急浮上しています。スビメンディを巡っては、アーセナルが今夏にニューカッスルから8700万ユーロでブルーノ・ギマランイスを獲得したため、昨季アーセナルの公式戦57試合(デビューシーズンにおけるクラブ史上最多出場記録)に出場してプレミア制覇に大貢献したスビメンディの出場時間が減少することを懸念。適正価格でのオファーが届けば、放出に応じる姿勢を見せていると報じられています。

しかし、移籍市場に精通するフランスのジャーナリストらによると、マドリードのフロントは現時点でスビメンディ獲得のための具体的な交渉は開始しておらず、この噂は選手の代理人側がマドリードの関心を惹きつけるために仕掛けた一種のメディア戦略であるとの見方も強まっています。クラブは「スクアッド全体の天井を劇的に引き上げる並外れたチャンス」が訪れない限り、これ以上の追加補強を行わずに今夏の市場を閉じる方針であるとされています。

一方で、右サイドバックの絶対的なスタメン(背番号2)を巡り、2000万ユーロでインテルから獲得したデンゼル・ダンフリースと、トレン・アレクサンダー=アーノルドによる極めて贅沢な一騎打ちが続いています。モウリーニョ監督はこれまでの親善試合において、片方を右サイドバック、もう片方を右のウイングバックに配置する変則的な守備シフトを毎試合交互にテストしており、未だ定位置を確定させていません。ダンフリースは監督が愛する『這いつくばってでも戦う泥臭い戦士』のプロトタイプですが、アーノルドも素晴らしいパフォーマンスを見せており、指揮官はあえてこのライバル関係を煽りながら、選手たちのパフォーマンスを極限まで引き出そうとしています。(via SPORT / MARCA)

キリアン・エムバペの足元を巡るナイキ社との契約満了:新興メーカーとの共同ビジネスオーナー契約の噂

レアル・マドリードに加入したフランス代表キリアン・エムバペの「足元」を巡り、スポーツビジネス史上最大の規模となる巨額のスポンサー契約戦争が水面下で勃発しています。

エムバペは8歳の頃から自らを支えてきたアメリカの巨大メーカーであるナイキ(Nike)社との契約が、7月31日をもって公式に満了を迎えました。現在、マドリードのオフィシャルキットサプライヤーであるアディダス(Adidas)やアンダーアーマー(Under Armour)が、年間2000万ユーロを超える天文学的な金額を用意して彼の争奪戦に名乗りを上げています。

元の契約パートナーであるナイキ社は、契約書に定められた「マッチング権利」を保持しており、今後6ヶ月間、競合他社が提示した契約条件と同額の条件を提示しさえすれば、優先的に契約を延長できる特権を持っています。エムバペはバルデペニャスのピッチでのトレーニング復帰の際、ワールドカップの得点王を記念した特注のゴールデン・マーキュリアルを着用して登場し、ナイキとの関係が継続していることをアピールしました。

しかし、フランスのスポーツビジネス専門誌によると、エムバペの陣営は単なる巨額なプロモーション契約に留まらず、かつて伝説のテニスプレイヤーであるロジャー・フェデラーがスイスの「On(オン)」社と結んだような、会社の株式を受け取って経営陣に加わり、自らのブランドラインをメーカー内に共同で立ち上げるという、スポーツ選手としての枠を大きく越えた「共同ビジネスオーナー契約」を結ぶべく、全く想定外の新しいブランド企業との間で最終段階となる極秘交渉を進めている模様です。(via SPORT)

ヴィニシウスの2032年までの超巨額契約延長:ロッカールームの崩壊を防ぐ「沈黙の協定」

レアル・マドリードは、ブラジル代表ヴィニシウス・ジュニオールとの間で、2032年6月までの超長期となる契約延長を完了させました。これに際し、クラブと選手サイドとの間に、ある極めて特別な取り決めが交わされたことが明らかになりました。

今回の合意には、イングランドのアーセナルが市場閉幕の間際までヴィニシウスの引き抜きに向けて巨額の年俸を用意して接近していたという不穏な背景がありました。マドリードは彼の忠誠を繋ぎ止めるため、提示していた年俸2200万ユーロの上限枠を大幅に引き上げたほか、天文学的な額の「契約更新プレミアム」、さらに選手が個人で生み出すイメージキャラクター権利の大部分をヴィニシウス側に譲渡するという、クラブ史上類を見ない最高格付の好条件を提示して契約を勝ち取りました。

しかし、クラブの会長であるフロンティーノ・ペレス氏は、このヴィニシウスが手にする最終的な給与総額や更新ボーナスの正確な数字を、メディアや公の場に一切露出させないという「沈黙の協定」を選手側と締結しました。

この厳格な秘密保持協定の目的は、ヴィニシウスの破格すぎる待遇が白日の下に晒されることで、ロッカールーム内にいるキリアン・エムバペやジュード・ベリンガムといった他のメガスターたちのプライドを刺激し、彼らが今後の契約更新の際にそれを基準にして不当な金銭的要求をスライドさせるという、ロッカールームの崩壊を徹底的に防止するための極めて周到な経営戦略にあります。(via SPORT)

ラテンアメリカ芸術をモデルにした鮮やかなピンクの第3ユニフォーム発表

レアル・マドリードは、新シーズンに着用する新しい第3ユニフォームを公式にお披露目しました。

このユニフォームは、クラブが過去の2014/15シーズン、および2020/21シーズンに着用して世界中で大ヒットを記録した「鮮やかなピンク」をメインカラーとして美しく復活させたデザインとなっています。襟元や袖口、アディダスの3本ラインやエンブレムの細部には、上品なホワイトオフが施されており、非常にスタイリッシュでエレガントな仕上がりとなっています。

デザインを監修したデザイナー陣は、このユニフォームのデザインコンセプトについて『何百万もの国境や言語、異なる文化を越えて世界中でレアル・マドリードを熱狂的に愛してくれるファンへの最大のリスペクトを表現した。ラテンアメリカの伝統的な工芸品や芸術が持つ、精緻で美しい幾何学的な模様からダイレクトにインスピレーションを得たデザインパターンを編み込んでいる』と説明しています。

すでに公式ストアで販売が開始されており、選手仕様のハイクオリティモデルであるオーセンティックは150ユーロ(長袖仕様は160ユーロ)、通常のレプリカモデルは100ユーロ(長袖は110ユーロ)、ジュニア用は75ユーロに設定されています。なお、新加入のヤン・ディオマンデやエンドリック、チアゴ・ピタチ、カルロス・エスピなどの公式ネームプリントのカスタマイズには、注文の殺到により通常よりも大幅に配送時間がかかる可能性があることが公式にアナウンスされています。(via SPORT / MARCA / ElDesmarque)

会員規約の変更によるサポーターへの言論統制:基本的人権と検閲制度を巡る敏腕弁護士からの激しい告発

レアル・マドリードが新たに導入した、クラブ内の「規律社交規則」を巡り、サポーターやソシオの権利を侵害するものであるとして、社会的な大反発と司法を巻き込んだ深刻な対立が発生しています。

新しく公開された規則の「第9条7項」には『クラブの代表者や役員、経営陣に対して、SNSやスタジアム外の私的な空間において、ジェスチャーや言葉を用いて侮辱したり敬意を欠いた振る舞いを行ったりすることを、会員資格剥奪に値する極めて重大な違反行為と見なす』と規定。さらに「第10条18項」でも『クラブおよびその関係者の尊厳やイメージを著しく損ねる発言や記述を行った者を、即座に処罰の対象とする』という、極めて厳格な統制措置が明文化されました。

これに対し、スポーツ法に極めて精通する高名な弁護士、セサール・ロメロ・デ・ラ・オサ・マルティネス氏は、各種のメディアを通じてクラブのこの姿勢を以下のように強烈な言葉で告発し、抗議声明を表明しました。

『この規則は、スペイン憲法が国民すべてに等しく保障している最も基本的な権利である「言論の自由」および「表現の自由」を、一介のフットボールクラブが不当に蹂躙しようとする、信じられないほど傲慢な独裁措置だ。もし、一人のソシオがプライベートな個人アカウントで大統領の決定を批判したり、経営陣をワンマンだと批判しただけで、何年も守ってきた大切なソシオカードを理不尽に没収されるのだとしたら、これはスポーツクラブなどではなく、まるで中世の暗黒の検閲制度そのものだ。もし重大な名誉毀損や中傷が発生したならば、それは正当な司法の手続きを通じて警察や法廷で争われるべきであり、VIP席に腰掛ける富豪たちの気まぐれで、サポーターの口を塞ぐ私刑が行われるなどあってはならない』

デ・ラ・オサ弁護士は、国の教育スポーツ省、スポーツ高等評議会(CSD)、ラ・リーガ、さらには個人情報の不当な追跡や検閲が行われている疑いから「国家個人情報保護管理局」に対し、この規約の違法性を調査し、即座に介入して規則を差し止めるよう強く要請しています。(via SPORT)

新加入DFイブラヒマ・コナテの激痩せ:ワールドカップでの不調と体型崩れを叱咤された減量の背景

リヴァプールからフリートランスファーで獲得し、今シーズンのディフェンスラインの絶対的主力として大きな期待が寄せられているフランス代表センターバック、イブラヒマ・コナテ。彼のマドリード合流時の驚異的な変貌ぶりが、サポーターの間で大きな関心を惹きつけています。

辛口で知られる有名なジャーナリストのトマス・ロンセロ氏は、コナテが先のワールドカップに参加した際、パフォーマンスの低さはもちろんのこと、アスリートとしてのコンディションが完全に崩れ、明らかにオーバーウェイトな状態であったことを厳しく回想していました。しかし、今回のマドリードのプレシーズン合宿に姿を現したコナテは、まるで別人のように見事に激痩せし、限界まで絞り込まれたシャープなボディを披露しました。

ロンセロ氏はこの信じられないような急激なダイエットの背景について、以下のように裏舞台を暴露しています。

『コナテがワールドカップのイングランド戦で見せたあまりにもお粗末で鈍重なパフォーマンスは、マドリードのフロントに大きな衝撃と危機感をもたらした。クラブの幹部やモウリーニョ監督のスタッフは、彼に対し事前に「そんなだらしない体型のままマドリードに来るなら、君のキャリアは4日も持たずに終わることになるぞ」と、極めてシビアで厳しい警告をダイレクトに突きつけたのだ。その強烈な愛の鞭に完全に危機感を覚えたコナテは、バカンス中も食事制限と厳しいダイエットを徹底して敢行。見事に鍛え抜かれた完璧な戦士の身体に生まれ変わってバルデベバスに戻ってきた。このプロフェッショナルな姿勢は大いに評価すべきだ』

老練な守備対応と、見違えるように身軽になった走力で、モウリーニョ戦術の強固な楯となる準備は整っています。(via SPORT)

1億2500万ユーロの超新星ヤン・ディオマンデ:恩師が絶賛する異次元のスキルとモウリーニョへの絶対的信頼

ライプツィヒから総額1億4000万ユーロに達する移籍金で引き抜かれ、今夏の市場における最大の目玉となった19歳のコートジボワール代表ウイング、ヤン・ディオマンデ。彼の規格外のポテンシャルについて、かつてレガネスのカンテラ時代に彼を直接指導した恩師であるボルハ・ヒメネス現レガネス監督が、驚愕のエピソードを交えて彼の素晴らしさを絶賛しました。

ヒメネス監督はインタビューの中で、ディオマンデの異次元のスキルについて以下のように熱く語っています。

『ディオマンデという選手は、世間の人々が思っているレベルを遥かに超越した、本物のモンスターだ。彼はボールを保持した際、敵のディフェンダーからはどちらが利き足なのか全く見分けることができないほど、両足を100パーセント同じ精度で操ることができる。さらに彼の突破力と1対1の推進力は圧倒的だが、最もユニークなのはそのドリブルの間合いにある。彼は走っている最中、突然ボールを足元に完全にピタッと静止させる。精度を損なわずに対峙する相手ディフェンダーがしびれを切らしてタックルを仕掛けてきたその一瞬のタイミングを見計らい、身体のフェイントだけで一瞬にして置き去りにしてしまうのだ。このような極上の静と動のコントロールができる選手は、世界中を探しても他に見たことがない』

さらに、初めてカンテラの練習に彼を参加させた日の驚きについても明かしています。

『彼がカンテラのチームに合流して練習が始ると、わずか15分の間に1人で4ゴールを叩き出し、ファーストチームの並み居るディフェンダーたちを子供のように手玉に取ってしまった。これほどの才能がなぜカンテラのカテゴリーに埋もれているのか、私には全く理解できなかった。怪我を防ぐために45分で彼を練習から強制的に上がらせたほどだ。さらに、彼は毎日の練習が終了した後、常にピッチに最後に残って用具を片付け、コーチ陣のところへ来ては戦術的なディテールについて貪欲に質問を繰り返していた。これほどフットボールに対して真摯で、熱いパッションを持った若者は極めて稀だ』

ディオマンデ自身も『私がマドリードへ移籍することを決断した最大の動機は、偉大なモウリーニョ監督から直接電話で熱いオファーをもらったことです。世界最高のクラブから呼ばれて、ノーと言える選手はどこにもいません。かつてテレビの画面越しに憧れていたスター選手たちと、今日同じ更衣室を共有できている現現実、今でも素晴らしい夢のようです』と語り、新シーズンへの意気込みを新たにしています。(via SPORT)

「20人の精鋭」を望むモウリーニョ監督のスクアッド方針と放出リストに抵抗する選手たち

ジョゼ・モウリーニョ監督は、今シーズンの戦いに向けて、試合に出場できない不満分子を排除し、全員が常に戦うモチベーションを保ち続けるための「20人の精鋭」による短いスクアッドをフロントに要求しています。

しかし、監督が公に放出リストに掲載したはずの選手たちが、クラブからの移籍オファーを断固として拒絶し、マドリードへの残留を強硬に主張しているため、人員整理は極めて困難な膠着状態に陥っています。

その代表格が、昨シーズンのチャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦において、痛恨のレッドカードを受けて敗退の戦犯として厳しく糾弾されたエドゥアルド・カマヴィンガです。クラブは彼に対して6000万ユーロ以上の売却価格を設定して複数の海外ビッグクラブへ移籍を打診していましたが、カマヴィンガ本人はマドリードを離れる意思が一切ないことを明確に表明し、今夏のトレーニングでも激しいアピールを続けています。

同様に、現在膝の重傷で今シーズンの大半を欠場することが確定しているフェルランド・メンディ、および現在足首の負傷でリハビリを続けているラウル・アセンシオの2名についても、怪我の影響から移籍の交渉が完全にストップしており、モウリーニョ監督が望む完璧な精鋭部隊の構築には、なお時間がかかる見通しです。(via SPORT)

【本日の総括】

レアル・マドリードの男子チームを取り巻く状況は、ジョゼ・モウリーニョ監督のもとで進むドラスティックな組織の血の入れ替えと、それに対するピッチ内外の様々な波及効果が色濃く現れています。1000万ユーロのハコボ・オルテガ売却を筆頭にカンテラビジネスだけで2億ユーロ規模の莫大な売却益を手に入れた一方、ピッチ上ではテレサ・エレーラ杯を無事制し、16日のSchalke 04との最終調整に向けてコンディションを上げています。バカンスから戻ったベリンガムの合流により、トップ下を巡るギュレルとのライバル競争や、新星ディオマンデとエムバペ、ヴィニシウスを組み合わせる戦術パズルがいよいよ本格的に始動。ヴィニシウスの契約延長を巡る沈黙の協定や、ソシオの言論の自由を巡る激しい司法対立など、すべてのトピックが来るべきラ・リーガの開幕戦、RCDEスタジアムでのエスパニョール戦へ向けて完璧な爪を研ぐ銀河系軍団の熱い熱狂を演出しています。