イングランド代表ジュード・ベリンガムが練習合流:モウリーニョ新監督との素晴らしいファーストコンタクト

ワールドカップの激闘を終えて長いバカンスを過ごしていたイングランド代表ミッドフィールダー、ジュード・ベリンガムが、ついにマドリードのトレーニング施設バルデベバスに帰還しました。

ベリンガムは合流初日にメディカルチェックを通過すると、すでに全体練習に参加しているキリアン・エムバペ、イブラヒマ・コナテ、マーク・ククレジャ、オーレリアン・チュアメニといった「ワールドカップ組」とともに、うだるような暑さの中でハードな個別コンディション調整プログラムを開始しました。

ベリンガムは新シーズンへのモチベーションを以下のように語っています。

『モウリーニョ監督とは最初のミーティングから、すでにこれ以上ない素晴らしい心の繋がりを感じています。彼の指揮下でフットボールができるなんて、子供の頃からの夢です。この過酷な暑さの中で走り込み、チームメイトとともに泥臭くボールを蹴るプレシーズンの苦しみを、私は今心から楽しんでいます。ワールドカップという偉大な舞台での極限の経験を経て、自分自身が選手として、そして一人の大人の男としてさらに大きく成長できたと実感しています。素晴らしい新加入選手たちと、偉大な新指揮官が揃ったこのチームの未来には、本当に素晴らしい予感しかありません。この憧れのユニフォームを身にまとってプレーできる誇りを胸に、これからも長くマドリードの歴史の一部であり続けたいです』(via SPORT / MARCA)

モウリーニョ監督の「ベリンガム10番固定」構想:アルダ・ギュレルやヤン・ディオマンデとの熾烈な共存パズル

ジョゼ・モウリーニョ監督は、合流したジュード・ベリンガムに対し、新シーズンにおいて4-2-3-1システムのトップ下としての絶対的な役割を構想している模様です。指揮官はベリンガムを、かつてチェルシーで自らの最高傑作として君臨した伝説のミッドフィールダー、フランク・ランパードのような「守備にも奔走し、攻撃時には圧倒的なフィジカルでゴール前へ飛び込む完璧なオールラウンダー」として再定義し、キリアン・エムバペの背後で広範囲に自由にスライドさせる戦術を構築しています。

しかし、このエースポジションを巡るレギュラー争いは、かつてないほど過酷な状況となっています。ベリンガムが不在だった今夏のプレシーズン、19歳のトルコ代表アルダ・ギュレルがこのトップ下の位置で神がかり的なゲームメイクとパフォーマンスを披露し、首脳陣を完全に魅了。トマス・ロンセロ氏も『ギュレルは今夏のプレシーズンで完全に殻を破って大爆発した。彼は単なるタレントではなく、攻守に走り回れる万能ハーフであり、ベリンガムが戻ってきたからといって安易にベンチに座らせるべきではない。モウリーニョ監督は必ずこの2人をスタメンで共存させる方法を見つけ出すべきだ』と大絶賛しています。

もし監督がベリンガムとギュレルをピッチに同時に送り出す場合、どちらか片方を右サイドのウイングポジションへスライドさせる必要がありますが、右サイドには今夏1億2500万ユーロ(ボーナス1500万ユーロ)という天文学的な移籍金でライプツィヒから獲得した19歳の超快速ウイング、ヤン・ディオマンデがファーストチョイスとして君臨しています。

昨シーズン、エムバペ、ヴィニシウス、ベリンガムの「3人のテノール」が同時にスタメン出場したラ・リーガ31試合の戦績は18勝7分け6敗、得点55、失点35となっており、得点王となったエムバペが25ゴールを爆発させた一方で、ヴィニシウスは11ゴール、ベリンガムは7ゴールに留まるなど、主役たちの間の共存には大きな戦術的課題が残っていました。特にエムバペとヴィニシウスが左サイドのスペースを好み、同じエリアに進入してしまうため、ベリンガムも『自分たちの攻撃が左に偏りすぎている。自分が逆サイドに幅を取ることで、より完璧なバランスをもたらすことができるはずだ』と分析していました。

モウリーニョ監督は、右に「本物の右ウイング」であるディオマンデを固定することでピッチの横幅を広く確保し、中央のインサイドエリアをベリンガムが存分に攻略できる戦術レイアウトをテストしています。(via MARCA / SPORT)