RCDマジョルカ&CDエルデンセ

ラ・リーガ・ハイパームーション第4節、RCDマジョルカとCDエルデンセの一戦は、互いに譲らず0-0の痛恨のドローに終わった。

マジョルカは遅く、不正確で、アイデアに欠ける今季最悪の戦いぶりを露呈した。ルイス・ガルシア監督も選手たちと同様に状況を打開できず、試合のリズムを掴めないまま完全に沈黙。前半のアディショナルタイム45分に、ペナルティエリア内での相手DFクレメンテによるモラネスへの明らかなファウルからペナルティキックを獲得したものの、キッカーのアレックス・サラの放ったシュートは右ポストを叩き、先制の決定機を逸した。

マジョルカの指揮官ルイス・ガルシアは、前節で活躍したサラを先発に据え、ダルデルをスタメン復帰させたが、パブロ・トレをベンチに置く決断を下した。しかし両翼は完全に沈黙し、ルヴンボは空回りを続け、チェルダも試合から消えていた。後半60分にラト、ルヴンボ、チェルダを下げて、スマオロ、パブロ・トレ、リソを投入するトリプルチェンジを敢行したが、状況は好転しなかった。終盤には相手に押し込まれ、81分にはダルデルがゴールライン際で辛うじてボールをクリアする大ピンチを迎えた。さらにサラに代えて若きギジェ・フェルナンデスをピッチに送ったが、最後までゴールをこじ開けることはできず、アウェイでのドローに落胆を隠せない。

一方、元マジョルカのクラウディオ・バラガン監督率いるエルデンセは、コンパクトな中盤を形成してマジョルカの攻撃を機能不全に追い込み、見事な守備陣の統率で勝ち点1をもぎ取った。守護神ラモン・ビラは、アドリ・フエンテスの至近距離からのシュートやダルデルの鋭いロングシュートを防ぎ、サラのペナルティキックでもコースを完全に制限してポスト直撃を誘い出すなど、圧巻のパフォーマンスを披露した。攻撃陣ではフィデルやマリアーノ・カルモナが牽引し、マジョルカの守備を最後まで苦しめ抜いた。 (via SPORT / MARCA)

ジローナFC&レアル・スポルティング

ジローナFCは、レアル・スポルティング(ヒホン)のホーム、エル・モリノンに乗り込み、卓越した効率性とタレント力を武器に0-2で完勝を収めた。これによりジローナは、アウェイでの歴史的な初勝利を飾り、暫定2位へ浮上した。

試合が動いたのは前半27分。GKパウロ・ガッサニーガによる絶妙なロングフィード一発から、前節に続き最高のコンディションにあるコロンビア代表ヤセル・アスプリーヤが反応。ディフェンスラインの裏を完全に抜け出し、飛び出してきた相手GKルベン・ヤニェスの頭上を超える、極めて繊細で美しいループシュートを沈めて先制した。アスプリーヤはこれで今季4ゴール目となり、1800万ユーロの移籍金に見合う価値を証明し続けている。

守備陣では、17歳のコロンビア系センターバック、ホームズ・ジュニールが驚異的な落ち着きを見せ、スポルティングの主砲ファン・オテロをマンマークで完全に封殺。肉弾戦でも勝利を重ねる活躍を見せた。さらに後半75分、今週加入したばかりで68分に途中出場したカルレス・ペレスが、自陣ハーフライン付近から圧倒的なスピードで独走。相手DFパブロ・バスケスをかわして鋭いシュートを突き刺し、鮮烈なデビュー戦ゴールで試合を終わらせた。

ニコラス・ラルカモン監督率いるスポルティングは、満員のスタジアムの応援を背に精力的にプレスをかけ、ギジェ・ロサスの鋭いシュートや後半から投入されたイオシフォフの突破で応戦したが、ガッサニーガの好セーブの前に最後まで得点を奪えず、今季初黒星および初失点を喫した。 (via SPORT / Esport3 / Mundo Deportivo / MARCA)

レアル・バリャドリード&FCアンドラ

レアル・バリャドリードは今季初の本拠地ホセ・ソリージャにFCアンドラを迎え、1-0で勝ち切って貴重な今季初勝利を掴み取った。

勝負を決めたのは前半12分のワンプレーだった。ラシュールのフリーキックに、アンドラのディフェンダーで元バリャドリードでもあるディエゴ・アレンデが頭でクリアしようとするも、ボールは自陣ゴールへと吸い込まれ、手痛いオウンゴールとなった。

リードを得たフラン・エスクリバ監督率いるバリャドリードは、カウンターでチャンスを狙いつつ守備を固めた。対するアンドラのカルレス・マンソ監督は、後半にスパッツやゴルボヴィッチを投入してシステムを5バックに変えたバリャドリードに対して怒涛の猛攻を開始したものの、深刻な決定力不足に深く苛まれた。ゴルボヴィッチのヘディングやエフェ・アクマンの鋭い一撃、ウーゴ・ロペスのヘディングシュートはいずれもバリャドリードの守護神アセベスの驚異的なセーブに阻まれた。さらにウーゴ・ソロサバルが迎えた絶好の好機も枠を捉えることができなかった。

バリャドリードは試合終盤にダビド・トーレスが追加点を挙げたかに思われたが、VARの介入により極めて僅かなオフサイドと判定されてゴールは取り消し。終了間際にはラシュールが乱闘騒ぎにより退場処分となる後味の悪さを残したが、なんとか勝ち点3を守り切った。一方、アンドラは押し込みながらもゴールが遠く、3連敗と泥沼にハマっている。 (via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA)

レアル・ソシエダB&CDテネリフェ

ズビエタで行われたレアル・ソシエダB(サンセ)とCDテネリフェの緊迫した戦いは、1-1の引き分けに終わった。

試合は後半59分、レバルビエとアスティアサランの連係ミスを突いたテネリフェのファブリシオが、遠目から鋭いミドルシュートを放って先制点をもぎ取った。追いかけるサンセのヨン・アンソテギ監督は、4-4-2のダブルタワーへと布陣を変更。そして81分、ジョン・バルダからの正確なロングパスを呼び込んだハビエル・ソロエタが、飛び出したテネリフェGKダニ・マルキンの頭上を越える鮮やかなループシュートを決めて同点に追いついた。主審は当初オフサイドを宣告したものの、VARの確認によりゴールが正式に認められ、ソロエタは今季初ゴールを記録した。

しかし、この試合で最も波紋を呼んだのは、終盤の選手交代を巡る判定トラブルだった。残り13分の時点で、テネリフェのアルバロ・セルベラ監督は3人の同時交代(アネス・クラズリッチ、セサル・アルバレス、クリスティアン・ゴミス)を行おうとした。しかし、前の2人が入った直後、4人目の審判はゴミスの交代を認めず、彼はベンチに留まることを余儀なくされた。

この背景には、国際サッカー評議会(IFAB)が今季から導入した、交代時の時間短縮を目的とする「10秒交代ルール」がある。ピッチを出る選手は10秒以内に退出せねばならず、従わない場合は交代要員がすぐに入れず、次のプレー再開から1分が経過した最初の中断時まで待たねばならない。第4審判はセルベラ監督に対し『次の交代ウィンドウで手続きをやり直すように』と告げたが、テネリフェはすでに3回の交代回数(窓)を使い切っていた。テネリフェ側は『10秒も経過していない』と主張したものの判定は覆らず、セルベラ監督は試合後に『あの決定は私のミスでもあるが、ルールと主観的な審判の判断によるシステム的な問題だ』と不満と困惑を爆発させた。 (via NoticiasDeGipuzkoa / SPORT / Mundo Deportivo / MARCA)

ADセウタFC&セルタ・フォルトゥナ

エスタディオ・アルフォンソ・ムルベで行われた一戦は、アウェイのセルタ・フォルトゥナが0-2でADセウタFCを破り、セウタは開幕4連敗と深刻な危機に直面している。

試合は前半43分、セルタ・フォルトゥナのアドリア・カプデビラが、セウタGKペドロ・ロペスの不可解な飛び出しを突いて無人のゴールへ流し込み先制。後半、セウタはオマル・サディクらを投入して反撃に出たものの、クキ・サラサールのフリーキックが僅かに外れ、オコロの同点弾もオフサイドで取り消されるなど運にも見放された。89分には、途中出場のカパが相手のオスカル・マルコスに対して危険なタックルを見舞い、一発退場。この数的優位を生かしたフォルトゥナは、93分にバーナード・ソムアがカウンターから鋭いシュートを突き刺して勝負を決定づけた。

ピッチ外では、深刻な移民流入危機に瀕するセウタに対する連帯の輪が広がっている。フォルトゥナの選手たちは『セウタ、私たちはあなたたちと共にいる』と書かれたシャツを着て入場し、スタジアムは試合前のスペイン国歌とともに赤と黄色の国旗に染まった。さらに前日の1部リーグ、レアル・ベティス対レアル・マドリードの試合でも、ラ・カルトゥハを埋めた6万6046人の観衆がセウタとスペインの巨大な旗を掲げてサポートを表明。セウタのフアン・ヘスス・ビバス市長は『この忘れられない連帯のジェスチャーは心に深く染みた。今日から全セウタ市民はベティコ(ベティスファン)だ』と涙ながらに感謝を述べた。

しかし、この社会的な緊迫状況はチームの補強を著しく困難にしている。合意に達していた15人の新戦力が、安全への懸念からセウタ移籍を直前で拒否。地元のサポーターも『自分たちの家族をこのような危険な場所に呼び寄せるのを嫌がるのは当然だ。選手たちも一人の人間であり、その決断は責められない』と深い嘆きを寄せている。 (via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / MARCA)

レアル・オビエド&ブルゴスCF

カルロス・タルティエレでの直接対決を控え、ブルゴスCFのセルヒオ・フランシスコ監督が会見に臨んだ。

フランシスコ監督は、古巣への帰還となるオビエドのジュリアン・カレロ監督が率いる布陣を絶賛し、次のように語った。『1部リーグでの豊富な経験を持つ多才な選手を揃えており、今季はまさに1部昇格を果たすことを義務付けられた、最高峰のクラブだ』。その上で、厳しいアウェイ戦に挑むにあたり『私たちの目標は常に競争し、勝ち点3を狙うこと。オビエドで勝利するためには、攻守において完璧なバランスとアイデンティティを示さなければならない』と強い警戒感と闘志をみなぎらせた。 (via SPORT)

CDカステリョン&Albacete BP

CDカステリョンのパブロ・エルナンデス監督は、移籍市場の閉幕に際し、補強への確かな手応えを語った。

指揮官は『全ポジションに実力あるバックアップを揃え、非常に競争力の高い素晴らしいスカッドが完成した』と、満足感を露わにした。とりわけ、ブライトンからレンタルで加わったコロンビア人の若手有望株MFマティアス・オロスコを『無限の将来性を秘めており、このクラブで大きく飛躍できる』と期待を寄せた。今週末のアルバセテBP戦(日曜18:30)では、オロスコとセリエAから加入したDFフェデリコ・チェッケリーニが揃って初招集される見込み。一方で、イリアス・コスティスやブリニャーニらのディフェンダー陣が負傷離脱しており、ルカス・アルカサールをスタメン起用してサイドの縦への突破力を強化する方針。前節で躍動したフラン・カスティージョとウスマヌ・カマラのコンビが攻撃の鍵を握る。また、サバデル戦で劣悪さが非難されたスカイファイ・カスタリアのピッチ状況については『大幅に改善している。完璧ではないが、2週間前に比べれば格段に良い』と説明した。

対するアルバセテBPは開幕3連敗で最悪のスタートを切り、ファンには重苦しい悲観論が蔓延している。しかしアルベルト・ゴンサレス監督は『我々のチームは逆境と不条理なプレッシャーの中でこそ本領を発揮する』と、強気の姿勢を貫く。チームはオベングやプエルタス、ペペ・サンチェスら7名が故障者リストに名を連ねる満身創痍の状態だが、ほぼ1シーズンを足首と足の故障で棒に振っていた絶対的エース、イヒニオが今節で待望の戦列復帰を果たす模様だ。また、今回の新戦力であるアルバラシンの獲得時には、かつてのクラブの象徴ザラサールの息子が『ここに来れば確実に幸せになれる』と背中を押してくれたことが、移籍の決定打になったという秘話も明らかになった。 (via Estadio Deportivo)

コルドバCF&CEサバデル

次戦で激突するコルドバCFとCEサバデルの間で、1970年代の1部リーグにおける歴史的な因縁が再びクローズアップされている。

それは1971-72シーズンのラ・リーガ1部リーグ第30節に遡る。最下位とブービーを彷彿とさせる残留争いの直接対決で、サバデルがノバ・クレウ・アルタでコルドバを1-0で破ったものの、結果的には両者ともにシーズン終了後に2部へダブル降格する悲劇に見舞われた。当時のコルドバには、若き日のビセンテ・デル・ボスケや主将フェルミン・グティエレスらが在籍し、ブラジル人のヴァヴァ監督が指揮。サバデル側にはバルサの英雄サドゥアらスターが所属していた。コルドバは、この降格から実に40年以上が経った2013-14シーズンまで1部復帰を果たすことができなかった歴史がある。

そして現代、現在のコルドバを率いるイバン・アニア監督は、前節グラナダ戦を終えて通算131試合の指揮を達成。これにより、かつての伝説の指揮官ヴァヴァを追い抜き、クラブ歴代指揮試合数で単独4位に浮上するという偉大な金字塔を打ち立てた。 (via SPORT)

UDアルメリア&コルドバCF

UDアルメリアとアレハンドロ・ポソは今週半ば、2027年まで残されていた契約の解除に合意し、5シーズンにわたる在籍にピリオドを打った。

昨季ポーランドのヤギエロニア・ビャウィストクにレンタル移籍し、公式戦49試合で3ゴール7アシストを記録してEL予選など貴重な欧州舞台を経験したポソだが、この夏に復帰したアルメリアでの電撃退団について衝撃の真実を暴露した。ポソは『上層部からの明確な命令があり、今シーズンは一切試合に出場させない方針が通達されていた。だから私は去らざるを得なかった』と明かし、干される状況にあったことを白日の下に晒した。27歳となった彼は『今もセビージャの下部組織時代と同じ17歳の情熱を持っている』と語り、フリーエージェントとしてスペイン国内での移籍先を模索している。

一方、アルメリアは市場閉幕の瞬間に、31歳のポルトガル人ディフェンダー、ネルソン・モンテをコルドバCFへ急遽レンタル移籍させることで合意した。コルドバは開幕からすでに7失点を喫しており、ビララサの退団、フォメエムの負傷などでディフェンスラインが完全崩壊、本職のセンターバックがわずか3人という壊滅的な守備難に陥っていた。かつてマラガで2部昇格を経験し、昨季アルメリアで28試合を戦い抜いたベテランのネルソン・モンテの加入は、イバン・アニア監督にとってまさに砂漠のオアシスとも言える救世主補強となった。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

第4節の週末、ラ・リーガ・ハイパームーション(スペイン2部)は各地で激しい戦いが展開された。昇格候補の筆頭ジローナがエル・モリノンで難敵スポルティングを下して暫定2位に食い込み、昨季降格組のマジョルカはエルデンセに阻まれ、バリャドリードはアンドラに泥臭く勝ち切るなど、各チームの勢力図が徐々に姿を現しつつある。また、深刻な社会情勢にあるセウタがピッチ外での大きな支援を受ける一方で、現場での新ルール運用や電撃移籍を巡る人間模様が2部リーグの熱さを物語っている。