クラブ運営・補強計画
アンヘル・トレス会長が、ヨーロッパカップ戦復帰を見据えた新シーズンに向けて大幅な血の入れ替えを行うことを明言しました。同会長はメディアに対し、『チームの若返りを図ります。10人から12人の退団者をカバーするために、14人の新選手を獲得しなければなりません。また、カンテラ(下部組織)にも目を向けていく必要があります。どうか我々に落ち着いて仕事をさせてほしい』と語り、大規模な補強が必須であることを強調しています。
一方で、現在の夏の移籍市場については『選手を買うためには、まず売らなければなりません。チームを若返らせる必要がありますが、市場は非常に状況が悪く、ワールドカップの影響で停滞している上に、資金もありません』と財政的な厳しさとW杯の影響による市場の停滞を嘆きました。
さらに選手や監督の去就については、『ここでは誰もが出て行く可能性があります。マウロ・アラムバリは私が書類にサインしたことで退団しましたが、私がサインしない限りは誰も出て行きません。しかし、買うためには売らなければならないのです。我々が望んでいたホセ・ボルダラス監督とはすでに契約を結びました。現在、スポーツ部門が補強のために働いています』と述べ、ボルダラス監督の続投を明言しつつ、選手売却が補強の前提条件であることを説明しています。
(via ElDesmarque)
移籍情報・退団
昨季のラ・リーガで2番目に多いアシスト数を記録した中盤の要、ルイス・ミジャが、セスク・ファブレガス監督が率いるイタリアのコモ1907へ完全移籍することが決定的となりました。
移籍金は約600万ユーロとなります。実は冬の移籍市場でもコモはミジャの獲得を試みていましたが、ヘタフェは1部残留のために彼を必要としていました。その際、アンヘル・トレス会長とミジャの間で、残り1年となっていた契約の違約金を2000万ユーロから600万ユーロに引き下げるという合意が結ばれていたという経緯があります。
ミジャには今夏、サウジアラビアのアル・ナスルやビジャレアルからもオファーが届いていましたが、来季のチャンピオンズリーグに出場できるという魅力的なスポーツプロジェクトが決め手となり、コモへの移籍を選択しました。
(via MARCA)
移籍情報・退団
ルイス・ミジャの退団に続き、長年ヘタフェの中盤を支えてきたウルグアイ人MFマウロ・アラムバリもクラブを去ることが公式に発表されました。
新天地はアルゼンチンの強豪リーベル・プレートで、エドゥアルド・クデット監督の下で新たな挑戦を始めます。すでに契約にサインしており、2028年12月31日までの契約を結びました。アンヘル・トレス会長も自身のサインによって移籍が成立したことを認めています。これにより、近年ヘタフェの心臓部を担ってきたアラムバリとミジャの強力なダブルボランチが、この夏で完全に解体されることになりました。
(via MARCA)
下部組織・補強
レアル・マドリードの下部組織「ラ・ファブリカ」で「ミニ・メッシ」と呼ばれていた2014年生まれの天才アタッカー、ダビド・サンチェス・ミジャレスがヘタフェの下部組織に加入することが決定しました。
プレースタイルがメッシに似ているとされ、ラ・リーガFCフューチャーズでも活躍した彼は、レアル・マドリード退団に際してSNSで『僕を信じてくれなかった人たちにも感謝したい。あなたたちのおかげで、翼をもがれた状態でもプレーすることを学んだし、それでも上手くやれたと思う。メンタルも強くなり、プロになる夢を叶えるために役立つはずだ』と、出番に恵まれなかった古巣への批判を込めたメッセージを発信しています。
ヘタフェは、選手としての成長だけでなく人間形成にも重点を置いたプロジェクトを彼と家族に提示し、この有望な若き才能の獲得に成功しました。
(via SPORT)
過去の移籍関連
バレンシアCFが近年、ヨーロッパの主要リーグからどのような選手を獲得してきたかを分析する記事の中で、スペイン国内リーグからの補強例として、過去にヘタフェからバレンシアへ移籍したウーゴ・ドゥロの名前が言及されています。
(via SPORT)
【本日の総括】
中盤の心臓であったアラムバリとミジャのコンビが揃って退団し、14人もの新戦力獲得を会長が宣言するなど、ヘタフェはボルダラス監督の下で大規模なチームの解体と再構築の夏を迎えています。レアル・マドリードから有望な若手を獲得するなど、カンテラを含めた新たなサイクルの始まりに注目です。