ジョルジ・コチョラシュヴィリ獲得交渉の停滞
ヘタフェは、スポルティングCPに所属する27歳のジョージア代表MFジョルジ・コチョラシュヴィリの獲得に大きく近づいていた。ポルトガルでは木曜日にもマドリード入りして加入が決定すると確実視されていたものの、直前になって交渉がストップしている。
交渉が停滞している理由は2つある。1つ目はクラブ間の条件面での相違だ。ヘタフェは約500万ユーロとボーナスによる買い取りオプション付きのレンタル移籍を求めている。しかし、スポルティングCPは単純なレンタルを受け入れず、買い取りオプションの義務化を要求しており、実質的な移籍金の延払いによる完全売却でなければ首を縦に振らない姿勢を見せている。
2つ目の理由は、セビージャFCの土壇場での介入である。セビージャも中盤の補強として同選手に強い関心を寄せており、スポルティング側の要求する条件を受け入れて移籍金を支払う用意があるとされている。コチョラシュヴィリにはこれまでセルタ・デ・ビーゴ、ジローナ、ラージョといったクラブも関心を示していたが、現在はヘタフェとセビージャが激しい争奪戦を繰り広げている。
なお、選手本人は軽い違和感もあるとされているが、プレシーズンマッチのノッティンガム・フォレスト戦のメンバーから外れており、クラブから移籍交渉を進める許可を得ている。スペイン語、英語、ロシア語、ジョージア語の4カ国語を流暢に操る同選手は、スペインでのプレー経験も豊富であり、適応に問題はないと見られている。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)
中盤の深刻なスカッド事情
ヘタフェがコチョラシュヴィリの獲得を急いでいる背景には、チームの中盤が抱える極めて深刻な人員不足がある。これまで中盤の要としてチームを支えてきたルイス・ミジャとマウロ・アランバリが退団したことで、中盤の専門職はマリオ・マルティン、ハビ・ムニョス、ネイウの3選手のみとなってしまった。
さらに苦しいことに、ハビ・ムニョスとカメルーン人MFのネイウは、ホセ・ボルダラス監督の構想から完全に外れている。指揮官からは戦力として計算されていないため、クラブは彼らのような出場機会の少ない選手たちの放出先を探さなければならない状況にある。
起用できる本職のミッドフィルダーが極端に少ないため、ボルダラス監督はディフェンダーのジェネを中盤の底にコンバートして起用することを代替案の1つとして準備せざるを得なくなっている。中盤の再構築は急務であり、補強がこれ以上遅れれば新シーズンに向けたチーム作りに大きな影響を及ぼすことは避けられない。(via MARCA)
【本日の総括】
ルイス・ミジャとアランバリの退団により中盤の層が極端に薄くなっているヘタフェ。ボルダラス監督の構想内と言える選手がほとんどおらず、ジェネの中盤起用も検討される緊急事態です。大本命だったコチョラシュヴィリの獲得もセビージャの介入と条件面の不一致で停滞しており、フロントの早急な対応が求められています。