ウルコ・イセタ

アスレティック・クラブのストライカー、ウルコ・イセタの去就が注目を集めている。昨季はエルネスト・バルベルデ前監督のもとで公式戦16試合に出場、プレー時間は346分にとどまり、1ゴールと出番に恵まれなかった。エディン・テルジッチ新監督が就任したものの状況は変わらないと見られ、契約を2027年6月まで残す中で、クラブ側は移籍またはレンタルの形で放出する方針を固めたとされる。

しかし、26歳のストライカーは退団を急いでいない。新監督のプレシーズンに参加し、アスレティックのトップチームで居場所を勝ち取るための最後のチャンスを掴むことを決意している。ミランデスで大活躍し1部昇格に迫った2シーズン前の評価は依然として高く、セグンダ(2部)の複数クラブが獲得に動いている。

現在、最も関心を寄せているのはマラガCFで、攻撃陣の強化として彼をリストアップし、すでにアスレティックへ問い合わせを行っている。チュペと強力な2トップを組む構想を描いている。さらにデポルティーボ・ラ・コルーニャや、以前から関心を示し続けているレアル・オビエドも動向を注視している。しかしイセタはテルジッチ監督を納得させられないと判断するまではオファーを拒否する構えを見せている。ミケル・ベスガらとともに、プレシーズンで自身の未来を確定させることになる。

(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)

ニコ・ウィリアムス

ピッチ外の移籍市場の話題として、アトレティコ・マドリードのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOが、フリアン・アルバレスへのバルセロナの接触について強い非難を行う中で、昨年のニコ・ウィリアムスに対するバルセロナの動きを引き合いに出した。ヒル・マリンCEOは『バルセロナがやっていることは世界中が知っている。彼らは昨年、アスレティック・クラブとニコ・ウィリアムスに対しても非常に似たようなことを行った』と述べ、契約中の選手に対するバルセロナの振る舞いを批判した。

一方、ピッチ内ではコンディション面が懸念されている。理学療法士でありDAZNで解説を務めるトニ・ペレス氏がワールドカップ中の選手の状態について言及した。同氏によれば『ニコ・ウィリアムスはシーズンを通じて鼠径部の痛みに悩まされ続け、終盤には太ももの裏を負傷した。ウインガーのように急加速や急停止を繰り返す選手にとって、このような筋肉の負傷はトップパフォーマンスを発揮する上で致命的な影響を与える』と指摘した。さらに同氏は『ラミン・ヤマルが怪我から完全に回復し自信を取り戻した選手の例だとすれば、ニコ・ウィリアムスはまだ少し回復が必要な選手の例だ』と語り、大会での完全復活には時間がかかるとの認識を示した。

なお、ガーナ代表の試合を取り上げた記事の中で、なぜかスペイン代表であるはずのニコ・ウィリアムスが、パナマ戦で1分もプレーしなかった後、イングランド戦でエルネスト・ヌアマに代わってガーナ代表として出場するとの不可解な記載が見られたが、これはメディアの完全な記述ミスである。

(via Estadio Deportivo) (via SPORT) (via Mundo Deportivo)

イニャキ・ウィリアムス

ワールドカップ2026のグループL第2節、イングランド代表対ガーナ代表の試合において、イニャキ・ウィリアムスがスタメンに抜擢された。カルロス・ケイロス監督は、パナマ戦からスタメンを4人変更し、イニャキを右サイドに配置した。初戦のパナマ戦では戦術的な理由により1分も出場機会が与えられずベンチで見守っていたが、このイングランドとの大一番で先発のチャンスを掴んだ。

試合では、シボやセメンヨとともにトップ下(2列目)のポジションに入り、前線のジョルダン・アイェウをサポートする役割を担った。前半には自陣からのアジェテイのロングボールに抜け出し、相手GKピックフォードと1対1になる決定的な場面を作り出したが、惜しくもオフサイドの判定となった。また、イングランドのDFグエイに対するチェイシングの際にファウルを犯すなど、献身的な姿勢を見せている。

(via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)

ウナイ・シモン

ワールドカップ2026において、ウナイ・シモンはスペイン代表の守備の要として鉄壁のゴールマウスを築いている。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が率いるチームは、カーボベルデ戦とサウジアラビア戦の2試合を通じて相手にほとんどチャンスを与えていない。スペイン代表が相手に与えたコーナーキックは両試合合わせてわずか2回のみであった。

この圧倒的な守備の安定感により、ウナイ・シモンがセーブを強いられたのは、カーボベルデ戦で1回、サウジアラビア戦で1回の計2回だけだった。スペイン代表が前線からボールを支配し、リスクを排除するサッカーを実践していることが、シモンの仕事量を最小限に抑えている。

(via SPORT)

ペイオ・カナレス

エディン・テルジッチ新監督が就任したアスレティック・クラブで、若手選手たちを含めた大規模な人員整理が進められる中、21歳のペイオ・カナレスは例外的な扱いを受けている。昨季、ラシン・サンタンデールで素晴らしいシーズンを過ごし、プロサッカー界に大きなインパクトを与えたこの若きMFには、ラシンを含めたいくつかのクラブからレンタルの打診が届いていた。

しかし、アスレティックの強化部門はこれらのオファーをすべて拒否した。テルジッチ新監督も彼を高く評価しており、プレシーズンで予想外のトラブルがない限り、来季のトップチームに定着させ、1部リーグでプレーさせる方針を固めている。ベニャト・ヘレナバレナら他の若手選手が将来の不透明さに直面している中で、カナレスはすでに新体制での確固たる居場所を確保している。

(via ElDesmarque)

右サイドバック争い

来季、欧州コンペティションには出場せず、ラ・リーガと国王杯に専念するアスレティック・クラブにおいて、エディン・テルジッチ新監督は各ポジションの整理という難しい決断を迫られている。特に激戦区となっているのが右サイドバックだ。

現在チームには、昨夏オサスナから移籍金を満額支払って獲得したヘスス・アレソ、ゴロサベル、そしてジローナでのレンタル移籍から復帰したウゴ・リンコンという3人のスペシャリストが揃っている。さらに、エルネスト・バルベルデ前監督時代にはダニ・ビビアンがこのポジションを務めた実績もある。

人員過多を解消するため、多くの目がウゴ・リンコンに向けられている。しかし、クラブは単なる再レンタルという選択肢を完全に排除しており、もし彼がチームを離れる場合は、完全移籍での新たな挑戦を探すことになると報じられている。最終的な決断はプレシーズンのパフォーマンスを見てテルジッチ監督が下すことになる。

(via ElDesmarque)

CVC協定訴訟

アスレティック・クラブはレアル・マドリードとともに、ラ・リーガと投資ファンドCVCによる「インプルソ計画」の合意に対して、その無効を求めて法的な争いを続けてきた。しかし、マドリード地方裁判所は両クラブが提出していた控訴を棄却する判決を下し、CVCとの合意の有効性を改めて認めた。

判決では、CVCに対する報酬は放映権の商業化に伴う経費であるとみなされ、合意に参加しなかったアスレティック・クラブやレアル・マドリードには影響を与えないと結論付けられた。この決定を受け、レアル・マドリードは直ちに最高裁判所へ上告する意向を公式声明で発表したが、アスレティック・クラブはこの件に関して現時点で公式なコメントを発表していない。

(via SPORT) (via MARCA)

【本日の総括】

新監督エディン・テルジッチのもと、若手のペイオ・カナレスがトップチーム定着をほぼ確実にする一方で、ウルコ・イセタやウゴ・リンコンなど多くの選手がプレシーズンでの生き残りを懸けた厳しい状況に置かれています。また、代表チームではウィリアムス兄弟やウナイ・シモンがそれぞれの舞台で奮闘しており、ピッチ外ではCVC訴訟というクラブの将来を左右する大きな動きもありました。