ブルゴス戦で3-0の快勝
プレシーズン第6戦となるブルゴスとの試合が行われ、アスレティック・ビルバオは0-3で快勝しました。両監督の合意により、今回は30分×4本という変則的なルールで実施されています。
試合は序盤からビルバオが支配し、1本目の14分に左サイドのベレンゲルとユーリの連携からチャンスが生まれます。ユーリのクロスに逆サイドから走り込んだアレソが合わせ、見事に先制ゴールを奪いました。
その後、ブルゴスの反撃にあう場面もありましたが、GKパディージャのセーブなどで無失点を維持。大幅なメンバー交代を行った3本目の63分、ペイオ・カナレスの正確なパスに抜け出したロベルト・ナバーロがDFの間を抜いて冷静に2点目を決めました。
さらに84分には、ニコ・セラーノのクロスに、ワールドカップから復帰して今季初出場となったイニャキ・ウィリアムズが合わせてダメ押しの3点目をマークしています。
なお、最近亡くなったレサマの重鎮でありクラブドクターの父親でもあるゴンサル・ベイティア氏へ哀悼の意を表し、選手たちは喪章を巻いてプレーしました。辛い時期にもかかわらず、ドクター自身もベンチに帯同してチームを支えています。
(via MARCA)
テルジッチ監督のコメント
ブルゴス戦を終え、エディン・テルジッチ監督はプレシーズンの進捗について手応えを口にしました。
試合全体を振り返り、監督は『試合をし、勝利し、3ゴールを挙げて今週を終えられることに満足している。もう少しゴールを決められたかもしれないが、全体的にはハッピーだ。試合中コントロールを失う瞬間もあったが、2試合を行った今週を振り返れば、満足できるものだ』と充実感を語っています。
今後のスケジュールについては、『プレシーズンの最終期間が始まる。我々はバルサとの開幕戦に向けて準備ができているが、延期されたため、ここで一区切りつけ、数日休んでから、高いレベルのライバルとの開幕戦に向けて2週間半の準備をする』と、冷静に先を見据えていました。
また、今季初出場を果たしたイニャキ・ウィリアムズについては、『イニャキにとって重要なのは、今日初めてプレーしたということだ。ゲレが違和感を抱えておりリスクを冒したくなかったため、予想より少し長くプレーしたことは事実だ。彼は過去にも経験のある2つのポジションでプレーしたし、将来も彼に期待していることだ』と語り、信頼の厚さを示しています。
(via Mundo Deportivo)
ベスガのアルメリア移籍が決定
クラブは、ミケル・ベスガのアルメリアへの完全移籍を公式に発表しました。
テルジッチ監督から、中盤の層が厚いため今季の構想には入っていないと直接伝えられていたベスガ。クラブとは2027年6月末までの契約が残っていましたが、双方合意のもとで契約を解除する形となったため、ビルバオに直接的な移籍金は入りません。しかし、クラブ側は彼の給与負担を軽減できるというメリットがあります。
ベスガはマジョルカやサウジアラビアのアル・ファイサリー、ギリシャのPAOKサロニカなどからの魅力的なオファーを断り、セグンダ・ディビシオン(2部)で昇格を目指すアルメリアのプロジェクトに惹かれて2年契約を結びました。シーズンごとに総額140万ユーロを受け取る条件となっています。
2014年にレサマに加入して以来、トップチームで275試合に出場し、2つのタイトルを獲得しました。特に2024年の国王杯決勝では、途中出場で試合の流れを変え、PK戦で滑りながらもゴールを決めて優勝に貢献した姿がファンの記憶に刻まれています。
クラブは公式声明で『レサマでの全キャリアを通じての献身とコミットメントに感謝し、彼の個人的およびプロフェッショナルな将来に最高の幸運を祈る』と、感謝とエールを送りました。
(via Estadio Deportivo)
ラポルテの移籍に関する噂
ワールドカップでの素晴らしいパフォーマンスにより市場価値が急騰しているアイメリク・ラポルテに対し、バルセロナが強い関心を寄せています。バルサのスポーツディレクターであるデコが彼をリストアップし、状況を注視している模様です。
しかし、アスレティック・ビルバオはラポルテを今後のプロジェクトにおける戦略的に重要な選手と考えており、放出を簡単に認めるつもりはありません。他クラブを牽制する意味も含め、移籍金の開始価格を8000万ユーロに設定しました。32歳を超える選手に対してこの金額は非現実的とも言えますが、この額でなければ交渉のドアを開かないという強気な姿勢を示しています。
この件についてテルジッチ監督は、『新しい話ではない。ただのもう一つの名前に過ぎない』と、以前のニコ・ウィリアムズの噂を引き合いに出しながら皮肉交じりに一蹴しました。監督は、休暇を終えたすべての代表選手が揃ってシーズンを始められることを期待しています。
(via SPORT)
ニコ・ウィリアムズの現状
ニコ・ウィリアムズは昨年の7月、バルセロナなどからの激しい引き抜き工作を退け、2035年6月までの10年間という欧州5大リーグで最長となる異例の契約延長にサインしました。
しかし、その後の25/26シーズンは恥骨炎やハムストリングなどの怪我に苦しめられ、コンスタントな出場が叶いませんでした。リーグ戦では25試合6ゴール、チャンピオンズリーグではわずか3試合の出場にとどまっています。
2026年のワールドカップでも負傷を抱えながらのプレーを余儀なくされましたが、彼が持つ決定的な能力は健在でした。アルゼンチンとの決勝戦では、延長106分にフェラン・トーレスの決勝ゴールを鮮やかにアシストし、スペインの優勝に大きく貢献しました。
怪我さえなければ世界で最も脅威となるウインガーの一人であり、ビルバオにとっては今後の9年間も彼を確保できていることが最大の強みとなっています。
(via SPORT)
プレシーズンの絶好調ぶり
プレシーズンを戦うアスレティック・ビルバオは、ここまで6試合を行って5勝1分の無敗という圧倒的な成績を残しています。
デリオに0-3、レイオアに0-11、セスタオ・リーベルに0-2、ラシン・サンタンデールに0-3、そして今回のブルゴスに0-3と、多くの試合でクリーンシートを達成しながら大量得点を奪っています。唯一の引き分けとなったエイバル戦でも、試合終盤にユーリが失点を防ぐなど粘り強さが光りました。
攻撃の要であるオイアン・サンセは、今シーズンの目標が欧州カップ戦の出場権を獲得することだと力強く宣言しており、チーム全体の士気の高さがうかがえます。
チームは数日のオフでリフレッシュした後、マルセイユやアタランタといった欧州の強豪クラブとの国際親善試合で、開幕に向けた最終調整を行う予定です。
(via ElDesmarque)
【本日の総括】
プレシーズンを無敗で快走するアスレティック・ビルバオ。テルジッチ監督のもとで若手とベテランが融合し、イニャキの復帰やサンセの力強い宣言など、新シーズンに向けた準備は万全のようです。一方で、長年チームを支えたベスガの退団という寂しいニュースもありましたが、ラポルテやニコ・ウィリアムズら主力の残留に向けたクラブの強固な姿勢も心強いポイントです。