ヴィニシウス・ジュニオールが2032年までの電撃的な契約更新を公式発表

エースのヴィニシウス・ジュニオールがクラブとの契約を2032年6月30日まで延長することに合意し、公式発表に至りました。数ヶ月にわたり難航していた交渉は、一時は2027年までとなっていた契約が残り1年を切る事態となり、この夏の売却説まで浮上する極めて緊張感のある状態でした。一時は交渉が完全に決裂し、クラブ側が他クラブに1億7000万ユーロの移籍金を提示するよう求める局面もあり、実際にアーセナルなどが関心を示していましたが、最終局面でクラブが年俸の増額提示(約2400万〜2500万ユーロ+インセンティブ)にスライドしたことで急接近し、バデベバスでの極秘会談の末に合意に達しました。この合意にはジョゼ・モウリーニョ監督の直接の説得が決定打となり、ヴィニシウスに対して不可欠な戦力であると熱いメッセージを伝えて引き留めました。公式発表の前日には、ヴィニシウスが自身のInstagramの全投稿を一時的に削除しプロフィールを白紙にするなど、ファンの間で大きな不安を呼びましたが、これは新たな船出を記念するための演出だったことが判明しています。ヴィニシウスは自身のSNSで『ベルナベウでの8年間はとても短かった。あと6年、そして永遠に!』とマドリードへの深い愛を表明しています。2018年に18歳で加入して以来、375試合で128ゴール、14個のタイトルをもたらしたエースは、今後もモウリーニョ新体制の攻撃 of 核として君臨します。(via SPORT, MARCA, ElDesmarque, Esport3)

クラブ史上最高額1億4000万ユーロでコートジボワール代表FWヤン・ディオマンデを獲得

レアル・マドリードはRBライプツィヒからコトジボワール代表の19歳極上アタッカー、ヤン・ディオマンデの獲得を公式発表しました。移籍金は固定1億2500万ユーロに加え、容易な条件の1000万ユーロと難易度の高い500万ユーロの合計1500万ユーロのボーナスが設定されており、最大で総額1億4000万ユーロに達するクラブ史上最高額のメガディールです。契約期間は2033年6月30日までの7シーズン。この取引に伴い、FIFAの連帯貢献金として約40万ユーロ、そして前所属クラブであるレガネスに対しては売却益のパーセンテージに応じた権利により、計50万ユーロ以上の副収入をもたらすことになりました。また、ディオマンデは19歳であるため、RFEF(スペイン国王立サッカー連盟)の規定を活かしてカスティージャ登録(Bチーム登録)とすることで、トップチームの25名の登録枠(現在 23 名が登録済み)を圧迫せずに2つの登録枠を空ける裏技的な登録方法が採用される見通しです。昨季はブンデスリーガで33試合に出場し13ゴール9アシストを記録してドリブル成功数1位を獲得しており、W杯でも存在感を示しました。ディオマンデは自身のSNSで『レアル・マドリードでプレーすることは幼い頃からの夢が叶った瞬間だ』と喜びを語っています。モウリーニョ監督も彼の万能性と予測不可能な突破力を極めて高く評価しており、即戦力としての活躍が約束されています。なお、UEFAの最新のルールにより、7年契約であってもファイナンシャル・フェアプレーにおける減価償却期間は最大5年に制限されるため、年間の帳簿上の負担額は2500万ユーロとなります。(via SPORT, MARCA, Mundo Deportivo)

移籍確実とみられていたバロンドールMFロドリがバルセロナ移籍を選択し獲得失敗

獲得が確実視されていたマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリですが、急転直下で交渉が破談し、最大のライバルであるバルセロナへの移籍を本人が選択しました。マドリードはフロレンティーノ・ペレス会長とホセ・アンヘル・サンチェスCEOを筆頭に、2週間にわたる直接交渉で「拒否できないほどの好条件」を提示していました。しかし、ロドリ自身が自分のフットボールスタイルがバルサに合致すると判断し、さらにバルサのハンジ・フリック監督やデコSDからの熱烈な勧誘、代表チーム内のバルサ勢からの熱心な引き留めを受けたことで、バルサ移籍へ傾きました。ロドリは月曜日の夜から火曜日の朝にかけてペレス会長らに直接電話を入れ、これまでの紳士的な対応に感謝しつつ移籍の辞退を丁寧に伝えたとされています。しかし、この破談の背景には、マドリードがW杯終了まで本格的な交渉を始めなかったことへの不満や、2024年のバロンドール授賞式でヴィニシウスが選ばれなかったためにクラブがボイコットした態度へのロドリ側の嫌悪感があったと報じられています。今回の破談はファンや関係者に大きなショックを与えており、ジャーナリストのシロ・ロペス氏は『マドリードはファンを馬鹿にするような言い訳でロドリ自身の個人的な判断だとアピールしているが、実際は適切な条件のオファーを時間内に出さず、バルサに付け入る隙を与えたクラブの怠慢だ』と痛烈に批判しています。また、モリエンテス氏も『フロレンティーノ会長はこれまでのフィーゴやジダンの時のように本気になれば絶対に逃さなかった。選手に責任を擦り付けるのは古いおふざけだ』と不満を爆発させています。トマス・ロンセロ記者は当初の落胆から、後に『本人の個人的な選択なら悲しむ必要はない。マドリードには選ばれし者だけが来る。勝手にしろ、チャンピオン』と皮肉を交えたメッセージを残しました。これにより、トニ・クロースの引退以降空席となっている中盤の「羅針盤」の獲得は再び急務となり、移籍期限の9月1日に向けてアーセナルのマルティン・スビメンディやシュトゥットガルトのアンジェロ・シュティラー、クリスタル・パレスのアダム・ウォートンといった代替選手のリストアップが開始されました。(via SPORT, MARCA, Estadio Deportivo, ElDesmarque, Mundo Deportivo)

アルゼンチンの神童フランコ・マスタントゥオーノがフィオレンティーナへ期限付き移籍

昨夏にリバープレートから6320万ユーロ(約6000万ユーロ)の破格の移籍金で獲得したアルゼンチンの18歳天才MFフランコ・マスタントゥオーノですが、環境やプレースタイルの適応に苦しみ、出場機会を確保するためセリエAのフィオレンティーナにレンタル移籍することが決定しました。マスタントゥオーノは昨季、公式戦35試合に出場したものの、3ゴール1アシストと本来のポテンシャルを発揮できずにいました。モウリーニョ監督はプレシーズンでの適応状況を見て、トップチームの過密な中盤では成長に必要な出場時間が確保できないと判断し、本人もレンタルに同意しました。契約は買い取りオプション無しの1年間単純レンタルで、シーズン後にさらに1年間延長できるオプションが付帯します。フィオレンティーナのファビオ・グロッソ監督やパラティチSDが直接本人に電話で起用方針を説明したことで決断が下されました。マスタントゥオーノは木曜日にフィレンツェに渡り、メディカルチェックを通過して正式にサインする予定です。クラブは依然として彼の才能を将来の軸として高く評価しており、イタリアでの完全な適応と復帰を待ち望んでいます。(via ElDesmarque, SPORT, Mundo Deportivo)

出場機会減が懸念される若きFWエンドリッキにレアル・ソシエダなど3クラブがレンタル打診

ヤン・ディオマンデやカルロス・エスピの獲得といった今夏の相次ぐアタッカー補強と、エムバペ、ヴィニシウス、ロドリゴといったスター勢が健在である現状を受け、20歳のブラジル代表FWエンドリッキの出場機会不足への懸念が強まっています。これまでにマドリードで40試合に出場し7ゴールを記録、昨季後半はリヨンにレンタルされて8ゴールを記録したエンドリッキに対し、さらなる出場機会を求めた移籍の動きが浮上しています。現在、ヨーロッパカップ戦に出場権を持つレアル・ソシエダ、ベティス、ビジャレアルの3クラブが、マドリードに対してレンタル移籍の可能性を打診し、状況を注視しています。特にレアル・ソシエダは1年前にも獲得に動いていたものの本人の負傷で頓挫した経緯があり、今回は攻撃のオプションを広げるためのローンとして強い関心を示しています。まだ初期の問い合わせ段階ではあるものの、選手側や代理人陣営も今季の出場時間不足を危惧しており、移籍市場終盤に向けて動向が活性化する見込みです。(via Mundo Deportivo, SPORT)

フラムへカンテラーノ2選手を売却し合計5000万ユーロの巨額資金を獲得

レアル・マドリードの下部組織から、かつてマドリードのコーチやユースを率い、現在はプレミアリーグのフラムの監督に就任したアルバロ・アルベロア氏のコネクションを通じて、カンテラーノ2選手(ゴンサロ・ガルシアとマヌエル・パラシオス)が完全移籍しました。ゴンサロ・ガルシアの移籍金は、保有権の70%売却で4000万ユーロ(マドリードが将来の売却益30%を維持)に達し、これはフラムのクラブ史上最高額の取引となります。ゴンサロは昨季ファーストチームで39試合に出場し8ゴール2アシストを記録し、クラブW杯の得点王を分け合うなど将来を嘱望されたFWでした。このカンテラーノの売却益はマドリードの歴史上、アルバロ・モラタ、ニコ・パス、アクラフ・ハキミに次ぐ4番目に高額なものとなります。パラシオスの移籍金を合わせた2名の売却でマドリードは一気に5000万ユーロを調達し、これがディオマンデ獲得やヴィニシウスの契約更新といった巨額ディールの原資となりました。さらにアルベロア監督はもう1名のカンテラーノ、チアゴ・ピタルチの獲得にも強い関心を示しているとされています。(via SPORT)

元アシスタントコーチのルイ・ファリアが語るジョゼ・モウリーニョ新監督への期待と覚悟

かつて2010年から2013年までマドリードでモウリーニョ監督の頼れる右腕(アシスタントコーチ)を務めたルイ・ファリア氏が、かつてのボスの監督復帰について、非常に深い洞察と熱い期待を寄せました。ファリア氏は『モウリーニョはレアル・マドリードを去るべきではなかった。マドリードは彼にとって完璧なクラブだ』と断言。プレッシャーの強い環境やタイトル奪還の重圧こそがモウリーニョの野心と完全に適合するとし、『チームの利益よりも個人の利益を優先する選手が現れれば、モウリーニョは徹底的に、断固とした態度で対処する。チーム第一のルールは彼にとって神聖だ』と、規律を重んじるボスならではの手腕について解説しました。さらに、2010年の就任時はCLでベスト16敗退を繰り返していたチームに競争力を取り戻す「再建」の任務だったのに対し、現在の復帰はすでに直近10年間で王者に君臨し続けたチームを「頂点に維持する」という異なる高難度のチャレンジであることを強調しました。また、ベルナルド・シウバの獲得についても『非常に賢く、技術が高い彼がインサイドハーフとして中盤と前線をつなげば、体調さえ万全ならマドリードでも決定的な違いを生み出すだろう』と絶賛。思い出の2011年コパ決勝でのバルサ撃破や、バイエルン相手の2012年の不運な敗戦を振り返りながら、モウリーニョが再び勝者のメンタリティをピッチに持ち込むことを確信していると熱弁しました。(via AS)

カルバハルと同様にフリーとなっている36歳の元所属FWがポルトから加入を拒否される

かつてレアル・マドリードでプレーした経歴を持ち、アル・ガラファSCでの契約を満了した36歳のストライカーが、現在も新たな所属先を探しているものの、移籍市場は厳しさを極めています。直近ではポルトガルの強豪ポルトに対して逆オファーの形でアプローチをかけたものの、ポルト側から獲得を正式に拒否されるという憂き目に遭いました。カルバハルと同様に現在はフリーエージェントの立場であり、かつてのベテランスターたちであっても今夏の厳しい市場で新しい行き先を確保するのは難航を極めており、今後の動向が注目されます。(via MARCA)

【本日の総括】

ヴィニシウスの超大型契約更新とヤン・ディオマンデの記録的獲得という輝かしい発表の一方で、ロドリの獲得失敗と最大の宿敵への強奪はクラブの補強戦略の課題とファンへの大きな失望を浮き彫りにしました。モウリーニョ新監督率いる新生マドリードは、中盤の絶対的なオーガナイザーというミッシングピースを求めて、移籍市場最終盤まで困難な闘いを余儀なくされそうです。