テルジッチ新体制の始動とプレシーズンの快進撃
エルネスト・バルベルデ前監督の後任として、エディン・テルジッチがアスレティック・ビルバオの新たな指揮官に就任した。2024年7月からフリーとなっていたドイツ人指揮官は、就任直後からチームの現状を詳細に分析し、下部組織であるレサマの施設も熱心に視察するなど、新プロジェクトに向けた準備を周到に進めている。
その成果はプレシーズンマッチの成績にも如実に表れている。これまでのところ、デリオ戦に0-3、レイオア戦に0-11、セスタオ・リーベル戦に0-2でそれぞれ勝利を収めている。さらに、エイバルとは2-2で引き分けたものの、ラシン・サンタンデール戦とブルゴス戦はいずれも0-3の快勝を飾った。チームは非常に良好な状態を維持しており、新シーズンへの期待が高まっている。(via SPORT)
ニコ・ウィリアムズの徹底管理 新監督が誓う過ちの回避
スペイン代表としてワールドカップ優勝を果たしたニコ・ウィリアムズは、現在その金メダルを首にかけながらバカンスを楽しんでいる。クラブと2035年までの超大型契約を結んでいる彼だが、昨シーズンは恥骨炎に苦しめられながらも、チームのために無理をしてプレーを続けた。その結果、W杯でもユーロの時に見せたようなベストな状態には至らなかった。
前監督が彼を休ませて外部治療を受けさせる決断を下した時には、すでに手遅れだったという痛い教訓がある。テルジッチ新監督は自身のプロジェクトにおいてニコが絶対的に重要な存在であることを深く理解しており、過去の過ちを絶対に繰り返さないと固く決意している。選手の最高のパフォーマンスを引き出すため、休息が必要な週には決して無理をさせず、徹底した出場時間の管理を行っていく方針だ。(via SPORT)
昨季の悪夢とバルベルデ前監督の退任 苦難のシーズンを振り返る
昨シーズンのアスレティック・ビルバオは、まさに悪夢のような1年を過ごした。プレシーズンからイェライ・アルバレスが脱毛症治療薬の影響でドーピング陽性となり出場停止処分を受け、さらにウナイ・エギルスが重傷を負うなど、守備陣が完全に崩壊する波乱の幕開けとなった。
救世主としてアイメリク・ラポルテがアル・ナスルから復帰したものの、移籍交渉は困難を極めた。結果として、期待されたチャンピオンズリーグではリーグフェーズで29位に沈んで早々に姿を消し、コパ・デル・レイでも準決勝で前回王者のレアル・ソシエダに敗北を喫した。ラ・リーガでも12位と欧州カップ戦出場権から遠く離れた順位でフィニッシュした。
この成績不振を受けて、バルベルデ監督はシーズン終了を待たず3月末に第3次政権の終焉を発表。クラブに後任を探すための十分な時間を与える形での退任となった。(via SPORT)
ラポルテのバルセロナ移籍の噂 クラブは8000万ユーロを要求
ワールドカップでスペイン代表として素晴らしい活躍を見せたアイメリク・ラポルテに対し、バルセロナが獲得への強い関心を示している。しかし、昨夏に多大な労力を払ってこのセンターバックを帰還させたアスレティック・ビルバオ側に、今夏彼を手放す意思は一切ない。
どうしても獲得したいクラブに対しては、移籍金として8000万ユーロを要求する構えを見せており、実質的に移籍をブロックしている。テルジッチ新監督もラポルテを先発の絶対的レギュラーとして計算しており、2028年6月まで契約を残すディフェンスリーダーの放出を承認するつもりは全くない。(via ElDesmarque)
ミケル・ベスガがアルメリアへ完全移籍 10年以上の在籍に幕
アスレティック・ビルバオで10年以上にわたりプレーしてきたミケル・ベスガが、UDアルメリアへ完全移籍することがクラブから公式に発表された。
長年チームを支えてきたベスガは、別れに際して『寂しい気持ちはあるけれど、これが最善の決断だ』と語り、自身のキャリアにとって必要なステップアップであることを強調している。クラブを離れるベスガの新たな挑戦に注目が集まっている。(via Estadio Deportivo)
序盤戦のスケジュールが確定 開幕戦延期と注目カードの数々
ワールドカップに参加した選手たちに十分な休養を与えるため、サン・マメスで行われる予定だったラ・リーガ第1節のバルセロナ戦は、8月27日に延期されることが決定した。
これにより、アスレティック・ビルバオの今シーズンの公式戦初陣は、8月22日土曜日にホームのサン・マメスにセビージャを迎える第2節となる見込みだ。さらに第4節のスケジュールも発表されており、9月5日土曜日の16時15分から、再びサン・マメスでアトレティコ・マドリードとの大一番に臨むことになっている。ホームでの連戦が続く序盤戦で、新体制の真価が問われることになる。(via SPORT / MARCA / ElDesmarque)
【本日の総括】
エディン・テルジッチ新監督の下、プレシーズンを快進撃で進むアスレティック・ビルバオ。昨季の苦難を乗り越え、ニコ・ウィリアムズのコンディション管理を徹底しつつ、ラポルテなど主力選手の慰留にも成功しています。ベスガの退団という別れもありましたが、新たなスタートとなる変則的な序盤戦のスケジュールに向け、チームの準備は万全です。