試合結果とシーズン成績:セルタに惜敗し17位でフィニッシュ、クラブ史に残る不名誉な記録も

バライドスで行われたラ・リーガ最終節、セビージャはセルタ・デ・ビーゴに1-0で敗北しました。これにより、チームは降格圏からわずか1つ上の17位で今シーズンを終えることになりました。⚽️

前半はボールを支配し、イサク・ロメロの惜しいミドルシュートや、ホセ・アンヘル・カルモナのクロスからアレクシス・サンチェスがスライディングで合わせる決定機などを作ったものの、相手GKラドゥの好セーブに阻まれました。しかし後半立ち上がりの51分、イライクス・モリバのペナルティエリア外からのミドルシュートがカルモナに当たって軌道が変わり、GKニーランドがこれを防ぎきれずに痛恨の失点。その後は勢いに乗るセルタのペースに飲まれ、反撃の糸口を掴めないまま試合終了を迎えました。🌧️

シーズン全体を振り返ると、獲得勝ち点は43にとどまり、プレシーズンに掲げられた「残留」という最低限の目標こそ達成したものの、19敗というクラブ史上ワーストタイの敗戦数を記録しました。さらに、ルイス・ガルシア・プラサ体制下でもクリーンシートはわずか1回にとどまり、年間60失点という守備の崩壊が浮き彫りになっています。2000/01シーズンの1部昇格以来、2022/23シーズンまで10位以下に落ちたことがなかったクラブにとって、直近3シーズンの低迷(14位、17位、13位、そして今季再び17位)は非常に厳しい現実を突きつけています。📉

(via ElDesmarque)

ルイス・ガルシア・プラサ監督の総括:去就は不透明、来季の厳しい財政状況に警鐘を鳴らす

試合後、ルイス・ガルシア・プラサ監督は前半の戦いぶりを評価しつつも、後半の失速と決定力不足を嘆きました。🎙️

『前半は良いプレーをしてボールを持てたと思う。アタッキングサードに入った時にもっとダメージを与える必要があった。ゴールを決めるための牙と飢えがもっと必要だ。後半は気に入らなかった。プレッシングに急ぎすぎ、ボールを持っても焦ってしまい、多くのズレが生じた』と振り返りました。失点シーンについては『ジブリル・ソウが出ようとした時に相手が彼を掴んで中に入るのを邪魔した。明確なファウルだと思う。VARが介入すべきだった』と不満を口にしています。

自身の去就とクラブの未来については、6月1日にも経営陣が交代する可能性があり、2027年までの契約を残しながらも「待機状態」にあることを認めました。⏳

『私が監督を辞めて別のグループが入るかもしれない。セビージャにとって最善のことが起こることを願っている。もし外部から誰かが入って私が去るのが最善なら喜んで受け入れる。しかしそうでないなら、できるだけ早くどう進むべきかを知る必要がある。ラ・リーガで最も低い経済力の一つで戦争に行くことになる。早く動くほど良い。選手を連れてくるのに多くの苦労を伴う未来になることは明らかにしておかなければならない』と、来季の厳しい編成について警鐘を鳴らしました。それでも最後には『危機的な状況を救ってくれた選手たちを祝福する。来年は今季より苦しまないはずだ』と前を向いています。

(via SPORT)

アスピリクエタが現役引退:キャプテンとしてフル出場、安らかな心での別れ

この試合は、スペインサッカー界のレジェンドであるセサル・アスピリクエタの現役最後の試合となりました。キャプテンマークを巻き、右センターバックとして90分間フル出場を果たした彼は、試合前に3人の子供たちと一緒にピッチへ入場し、特別な夜を迎えました。👨‍👧‍👦

試合後、彼は充実した表情でキャリアを振り返りました。

『歩き始めた時からボールを持っていて、楽しむことしか考えていなかった。プロに近づくにつれて、もっとプレッシャーがあること、時には精神的に強くなければならないことに気づく。シーズンは飛ぶように過ぎ去り、何も楽しむ時間がない。それがサッカーであり、私はそれを最大限に楽しむことができた。今日はキャプテンマークを譲ってもらい、90分プレーし、家族と楽しんだ。穏やかに、平和に去る』。🕊️

また、苦しいシーズンの中で現役を続ける決断をした理由についても明かしました。

『肉体的には今シーズンはきつかった。できる以上に速く行きたくなるし、チームの状況もあって、最大限助けようとしてしまう。心の中に、このクラブを2部に残して去るわけにはいかないという思いがあり、助けたかった。この色を守り抜けたことに満足して去る』と語り、自身のキャリアを「仕事」という言葉で定義し、常に謙虚な姿勢でチームに尽くしてきた誇りを胸にピッチを後にしました。👏

(via Estadio Deportivo)

退団選手の顔ぶれ:ニーランドが別れの挨拶、アレクシスやモペイらもチームを去る

アスピリクエタの引退に加え、この試合を最後に複数の選手がセビージャを去ります。契約満了を迎えるGKオルヤン・ニーランドもその一人です。彼は流暢なスペイン語で別れの言葉を残しました。🗣️

『厳しいシーズンだった。個人的にも簡単ではなかったが、毎回の練習、出場した毎試合で魂を込めようと努めた。他のものを争いたかったが、非常に難しい数年間だった。ここでの時間を皆とファンに感謝している。このエンブレムを守れたことは誇りだ。私はセビージャニスタとして生まれたわけではないが、セビージャニスタとして死ぬだろう。セビージャは必ずふさわしい場所に戻ると確信している』と、クラブへの深い愛情を語りました。❤️

さらに、残留に貢献したアレクシス・サンチェスや、後半途中に投入されたモペイ、ネマニャ・グデリらも契約満了により退団が濃厚となっています。また、ヤヌザイとメンディはこの試合を欠場しており、彼らもチームを去る見込みです。👋

(via ElDesmarque)

ピッチ上の戦術と選手採点:システム変更の意図と、好印象を残した選手たち

最終節に向け、ルイス・ガルシア・プラサ監督は前節レアル・マドリード戦から6人のメンバー変更を行いました。(負傷したカストリンの欠場を含む)。フォーメーションも従来の4-4-2から4-3-3に変更。アグメをアンカーに据え、ソウとペケをインサイドハーフに配置。左ウイングにはオソが入り、右にはアレクシス・サンチェスが配置されましたが、彼は実質的にイサクと2トップのように動き、右サイドのスペースはカルモナのオーバーラップに任せる形をとりました。📋

選手採点では、引退試合を飾ったアスピリクエタが守備で堅実なプレーを見せ、チーム最高評価を得ました。左サイドで活発な動きを見せたカンテラーノのオソや、前半に決定機を作ったアレクシス・サンチェス、久々のスタメンで個性を発揮したペケも及第点の評価を受けています。ホセ・アンヘル・カルモナは試合後に『負けるのは絶対に好きじゃないし、悔しい。でも、誰も私たちのために一銭も賭けなかったのに目標を達成できたことは、ファンと共に成し遂げたことに大きな価値がある』と力強く語っています。💪

一方で、決勝点の場面で痛恨のミスを犯したニーランドや、左サイドで守備に苦労し危険なロストを連発したスアソ、攻撃面での貢献が乏しかったアグメなどは厳しい評価を下されました。

(via Estadio Deportivo)

クラブ売却とセルヒオ・ラモス帰還の噂:OBが語るカンテラの重要性と新体制への期待

深刻な財政難に苦しむセビージャは現在、売却プロセスの真っ只中にあります。「Five Eleven Capital」への売却交渉が進む中、将来のオーナーの顔としてクラブのレジェンドであるセルヒオ・ラモスが帰還する噂が浮上しています。🏢

これについて、かつてセビージャのカンテラで育ち、現在はポルトガルのトレエンセでプレーするハビ・バスケスがインタビューで期待を語りました。

『最も重要なのは、セルヒオが家の人間であり、クラブ、街、ファンを知っているということだ。それが全ての鍵だ。変化が必要であり、家の人間がやるのが一番だ。彼は全てを知っていて、スポーツシティで育ち、カンテラの日常を知っている』と歓迎の意を示しました。🤝

また、バスケスは現在の経営陣の動きについて『外から見ると決断を下す立場の人たちの経営が良くなかったように見える。夏と冬の移籍市場は少し奇妙だった』と指摘。その上で、苦境を救ったカンテラーノたちを絶賛しました。

『キケ・サラスはピッチ上での個性がみんなに多くを伝えており、自分の色を守る意味を誰よりも知っているカンテラーノのお手本だ。オソもセビージャにおけるもう一人のキーマンであり、トップチームへのステップアップを重荷に感じていない。セビージャはその道を歩み続けるべきだ』と、若手の台頭を喜び、来季の復活を強く願っています。🌱

(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

セビージャFCはセルタに敗れ17位という厳しい結果でシーズンを終えましたが、何とか1部残留を果たしました。アスピリクエタの現役引退やニーランドらの退団という別れの季節を迎える中、クラブは売却交渉という大きな転換期にあります。セルヒオ・ラモスの帰還の噂やカンテラーノの台頭など、苦境の中でも次なる希望の光を探すセビージャニズモの戦いは来季へと続きます。