トップチーム試合結果

アウェーのラ・カルトゥハで行われた最終節、レバンテはレアル・ベティスに1-2で敗北を喫しました。しかし、同時刻に行われた試合でマジョルカがオビエドに勝利したため、奇跡的なプリメーラ(1部)残留が確定しました。試合前、残留には多くの他会場の結果が絡む厳しい状況でしたが、約2000人のレバンテサポーターがセビージャに駆けつけ、チームを後押ししました。

試合は開始わずか5分、ジェレミー・トリアンの隙を突かれる形でベティスのアブデに先制を許す苦しい立ち上がりとなります。しかし前半アディショナルタイム、ケルビン・アリアガがイスコからボールを奪取すると、パブロ・マルティネスがセンターバックの間に絶妙なパスを通し、抜け出したカルロス・エスピが至近距離から同点ゴールを叩き込みました。

後半は残留に向けて攻勢を強めましたが、68分にベティスのパブロ・フォルナルスに勝ち越しゴールを奪われます。その後、途中出場のタイ・アベドがポスト直撃の惜しいシュートを放ち、相手GKアドリアン・サン・ミゲルの好セーブに何度も阻まれるなど見せ場を作りましたが、追いつくことはできませんでした。

試合終了間際、マジョルカの勝利の知らせが届くと、ベティスのファンから『レバンテはプリメーラだ』というチャントが送られました。結果的にベティスはチャンピオンズリーグ出場、レバンテは1部残留というそれぞれの目標を達成し、両チームのファンが互いの成功を祝う温かい雰囲気でシーズンが幕を閉じました。

(via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo, ElDesmarque, SPORT)

出場選手と負傷および欠場者

最終戦となったベティス戦のスタメンは以下の通りです。

GK:マシュー・ライアン

DF:ジェレミー・トリアン、デラ、マティアス・モレノ、マヌ・サンチェス

MF:パブロ・マルティネス(86分エッタ・エヨン)、ケルビン・アリアガ(46分オリオル・レイ)、ホン・アンデル・オラサガスティ(78分ラグーベル)

FW:イバン・ロメロ(78分イケル・ロサダ)、トゥンデ(46分タイ・アベド)、カルロス・エスピ

監督:ルイス・カストロ

この試合ではケルビン・アリアガとジェレミー・トリアン、そしてルイス・カストロ監督にイエローカードが提示されています。

欠場者に関しては、ウナイ・エルゲサバルとカルロス・アルバレスが負傷によりメンバー外となりました。ビクトル・ガルシアも筋肉の過負荷により間に合いませんでした。また、FWのロベル・ブルゲは前節マジョルカ戦での一発退場により出場停止処分を受けています。一方、ドイツ人DFのジェレミー・トリアンは前節に過負荷で途中交代していましたが、最後の2回のトレーニングセッションをこなし、無事にスタメン出場を果たしました。

(via ElDesmarque, Estadio Deportivo)

カルロス・エスピの躍進

弱冠20歳の若きストライカー、カルロス・エスピは今シーズンのレバンテにおける最大の発見となりました。ベティス戦での同点ゴールを含め、今季リーグ戦で11ゴールを記録しています。特筆すべきは、ルイス・カストロ監督就任以降の後半戦、わずか14試合で10ゴールを量産した点です。降格の危機に瀕していたチームを救う残留の立役者となり、この目覚ましい活躍からスペイン代表への招集や次回のワールドカップ出場の可能性すら噂されるようになっています。

(via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo, ElDesmarque)

パブロ・マルティネスのコメント

試合後、パブロ・マルティネスはミックスゾーンで笑顔を見せながらシーズンを振り返り、試合中の裏話を明かしました。

残留について:『ずっと下位で戦い続け、多くの人が我々を信じてくれない中での戦いだったが、ファンのみんなのためにも残留を達成できたことは本当に大きな喜びだ』

クラブの苦労について:『セグンダから昇格してきて、低い予算の中でチームや構造を作り、カンテラの若手を起用しながら多くの難しい決断を下さなければならないのはとても大変なことだ』

チームの変貌:『我々はとても良い仕事をした。監督のやり方にしっかりと従い、非常にソリッドに戦えた。全員にとっての喜びだ』

最終節について:『引き分けで十分だという考えで試合にうまく入り、他会場の結果も伴って、神のおかげでプリメーラに留まることができた』

チームの信念:『自分たちを信じ、顔を見合わせて乗り越えられると信じた。今季の道のりはクレイジーだった。シウタ・デ・バレンシアは我々の要塞となり、後半戦は素晴らしく、ホームで多く勝てたことがファンへの喜びとなった』

カルロス・エスピについて:『彼はとても謙虚で働き者の青年だ。彼に起こっている素晴らしい出来事はすべて彼の努力の賜物だし、代表というご褒美があることを願っている』

ベティス選手との試合中の会話:『イスコやフォルナルスには、彼らはもう何も懸かっていないのだからもう少し落ち着いて手加減してくれと頼んでいたんだ。フォルナルスはあまり僕の言うことを聞いてくれなかったみたいだけどね(笑)』

自身の契約・去就について:『いつも言っているが、ここでとても幸せだし、残留しても構わないと思っている』

サポーターへ:『楽しんで、お祝いに出かけてほしい。これは彼らのためのものだ』

(via ElDesmarque)

ルイス・カストロ監督のコメント

奇跡の残留を成し遂げたルイス・カストロ監督は、記者会見でベティスの姿勢を称賛しつつ、スペインサッカー界の過密日程に対して苦言を呈しました。

ベティスの姿勢について:『我々には多くの逆風があった。しかし、ベティスが何も懸かっていない消化試合にもかかわらずベストメンバーのスタメンで臨んできたことは、すべての試合で普通であるべき素晴らしい姿勢だ』

カレンダーへの批判:『ラ・リーガは非常にレベルが高いが、変えるべきことがある。コパ・デル・レイの決勝をリーグ戦終了前に開催することはできない。これは建設的な批判だ。タイトルを祝った3日後にバルセロナが負けるのは当然のことであり、このような日程はあってはならないことだ』

(via ElDesmarque)

チームスタッツ

守備面においては非常に苦しいシーズンとなりました。レバンテの今季リーグ戦での総失点数は61に達し、これはレアル・ソシエダと同数であり、最下位で降格したレアル・オビエドに次ぐリーグワーストクラスの数字です。守備の崩壊がシーズンを通じた低迷の大きな要因となっていました。

(via ElDesmarque)

レバンテBチーム情報

トップチームがプリメーラ残留を祝う中、下部組織のレバンテB(アトレティコ・レバンテUD)も重要な局面に立たされています。セグンダ・フェデラシオン(4部)昇格を懸けた州段階プレーオフの第1ラウンド第2戦が、本日の18時からブニョールにあるシウダ・デポルティーバ・デル・レバンテUDで開催されます。

対戦相手はビジャレアルCです。ミニ・エスタディで行われた第1戦では、レバンテBが1-3で先勝しており、有利な状況でホームでの第2戦を迎えます。なお、今季のレギュラーシーズンで両チームが対戦した際は、ビジャレアルCが0-1で勝利しています。

(via SPORT)

【本日の総括】

絶体絶命の状況から、他会場の結果と後半戦の驚異的な巻き返しにより奇跡のプリメーラ残留を果たしたレバンテ。ルイス・カストロ監督の采配とカルロス・エスピのブレイクがチームを救いました。来季に向けた新たな戦いと、Bチームの昇格にも期待がかかります。