【今日のラインナップ】
✅ CDレガネス [エース売却益でサラリーキャップ500万ユーロ増、2部トップの資金力を維持]
✅ マラガCF [アウェイ勝利で自動昇格圏に肉薄、次節はホームでバジャドリード戦]
✅ レアル・バジャドリード [エスクリバ新監督就任で復調の兆し、残留圏へ浮上]
✅ スポルティング・ヒホン [カンテラーノのDFディエゴ・サンチェスが公式戦100試合出場を達成]
✅ レアル・サラゴサ [最下位沈没の危機的状況、ネストル・ペレスが第2監督に就任]
✅ カディスCF [ガリターノ監督解任の危機、スタジアム命名権売却でファンは激怒]
✅ コルドバCF [10日間で9失点の守備崩壊、ビララサの不調とトリジの復帰の可能性]
✅ CDカステリョン [サラリーキャップが1150万ユーロに増加、継続的な財務成長を記録]
✅ ラシン・サンタンデール [サラリーキャップが180万ユーロ増、次節はコルドバと対戦]
✅ UDアルメリア [サラリーキャップが驚異の710万ユーロ増、リーグ最大の伸び幅を記録]
✅ デポルティーボ・ラ・コルーニャ [新設ミュージアムの特別内覧会を実施、資金枠も180万ユーロ拡大]
✅ FCアンドラ [コルドバ戦の前半だけで3ゴールの猛攻、左サイドのセルダが躍動]
✅ SDウエスカ [残留争い直接対決で敗北、数少ないサラリーキャップ減少クラブに]
✅ UDラス・パルマス [サラリーキャップが180万ユーロ増加し1520万ユーロに到達]
✅ アルバセテ・バロンピエ [サラリーキャップが90万ユーロ増加、スポルティング・ヒホンと対戦]
✅ ADセウタ [ホームでコルドバ撃破、サラリーキャップも20万ユーロ増加]
✅ クルトゥラル・レオネサ [サラリーキャップが60万ユーロ増加]
✅ CDミランデス [バレンシアからカンテラーノ3選手が期限付き移籍でプレー中]
✅ グラナダCF [ホームで好調マラガに敗北、サラリーキャップの変動はなし]
✅ SDエイバル [バジャドリードとカディスに快勝し好調維持、サラリーキャップは据え置き]
(以下、詳細本文)
■【CDレガネス】
冬季のサラリーキャップ(LCPD)が500万ユーロ増加し、1977万3000ユーロに到達した。これにより、2部リーグにおけるトップの資金力を確固たるものにしている(via AS, ElDesmarque)。この精密な増額は、ヤン・ディオマンデをRBライプツィヒに契約解除金満額の2000万ユーロで売却した際の分割払いの1つが支払われたことによる。この売却益は、セビージャへ移籍したエン・ネシリと並ぶクラブ史上最高額となっている。新たに監査を担当するRSM SPAINの報告書によれば、昨季1部からの降格に伴うテレビ放映権料の大幅な減収や、1部基準のエリート構造維持による財務リスクを、この移籍金とラ・リーガからの降格援助金(約840万ユーロ)で部分的に緩和している(via AS)。また、直近では第26節でコルドバと対戦し2-1で勝利を収めたほか、スポルティング・ヒホンとの対戦もこなしている(via SPORT, AS)。
■【マラガCF】
フネス監督率いるチームは、グラナダでのアウェイ戦に勝利して好調を維持している。現在はプレーオフ圏内に位置し、自動昇格圏内までわずか2ポイント差という絶好のポジションにつけている。特にホームのラ・ロサレダでは非常にソリッドな守備を見せており、要塞化に成功している。今週土曜日には、不振から立ち直りつつあるレアル・バジャドリードをホームで迎え撃つ予定であり、その後も残留争いのライバルであるSDウエスカとのホーム連戦が控えている(via SPORT)。サラリーキャップの変動は生じていない(via ElDesmarque)。
■【レアル・バジャドリード】
昨季1部から降格し、今季は昇格候補と目されながらも深刻な不振に陥り、降格争いに巻き込まれる苦しいシーズンを送っている。攻撃的なサッカーを掲げたギジェルモ・アルマダ監督(現オビエド)のもとでは結果が伴わず退任。その後、シシ暫定監督のもとでエイバルに0-3の惨敗を喫し、ルイス・ガルシア・テベネ監督も7試合で1勝1分5敗と全く結果を残せずに解任された。しかし、経験豊富なフラン・エスクリバ監督が就任して以降、状況は劇的に好転している。エル・モリノンでのスポルティング・ヒホン戦を2-2の引き分けに持ち込み、ホセ・ソリージャで行われたSDウエスカとの残留争い直接対決では1-0の勝利をもぎ取った。この結果、勝ち点を32に伸ばし、降格圏を2ポイント上回る残留圏内へと浮上している。次節はアウェイで上位のマラガと対戦する(via SPORT)。サラリーキャップの変動はない(via ElDesmarque)。
■【スポルティング・ヒホン】
2003年アビレス生まれのDFディエゴ・サンチェスが、マレオ(下部組織)出身選手として現所属チームで6人目となる公式戦100試合出場を達成した。現在彼を上回るカンテラーノは、ギジェ・ロサス(180試合)、ガスパル・カンポス(172試合)、ダニ・ケイポ(111試合)、パブロ・ガルシア(108試合)、ナチョ・マルティン(107試合)のみである。ボルハ・ヒメネス監督は、彼を「4バックのセンターバックや攻撃参加できる左サイドバック、5バックの左センターバックとしても機能する万能な選手であり、さらなる成長の余地がある」と絶賛している。実際にアルバセテ戦ではセンターバック、レガネス戦では左サイドバックとして先発出場を果たした。ディエゴ・サンチェス本人は過去の精神的な問題を乗り越え、「今は非常に快適で、自信と最高の身体的感覚を取り戻している」と語っている。しかし、記念すべき100試合目となったレガネス戦では、VAR介入による数ミリのオフサイド判定で自身のチームのPKが取り消されたことに対し、「数ミリのために試合を6、7分も止めるのはサッカーにとって良くない。もっと自然な流れを与えるべきだ」と強い不満を表明した(via AS)。チームは直近でフラン・エスクリバ率いるバジャドリードとエル・モリノンで対戦し、2-2で引き分けた(via SPORT)。
■【レアル・サラゴサ】
チームは現在「死に体」と形容されるほどの危機的状況にあり、リーグ最下位に沈んでいる。次節の金曜日には、アウェイのヌエボ・ミランディージャで同じく不振に喘ぐカディスとの大一番に臨む(via SPORT, ElDesmarque)。アラゴン州の著名な指導者ミゲル・ペレスの息子であるネストル・ペレス(45歳)が新たに第2監督に就任した。彼はスポーツ紙「Equipo」の記者からキャリアをスタートさせ、カサブランカ、ウテボ、エヘアなどで指導経験を積み、イビサやラシンでスポーツディレクターを務めた後、愛するサラゴサで念願のポストに就いている(via SPORT)。また、UAEのアル・アインでスカウト責任者を務めるサラゴサ出身のティト・ガルシア・サンフアンは、クラブの現状について「火遊びをしすぎて火傷しそうだ」と警告。「2部の選手という同じプロファイルに固執しすぎている。サラゴサのユニフォームの重圧を知らない国際市場の選手をもっと探すべきだ」と、データに基づく的確なスカウティングの必要性を提言している(via SPORT)。サラリーキャップは150万ユーロ増加した(via ElDesmarque)。
■【カディスCF】
ガイスカ・ガリターノ監督の去就が風前の灯火となっている。直近7試合で獲得した勝ち点はわずか1ポイント(21ポイント中)であり、昇格プレーオフ争いから一転、19位の降格圏チームと5ポイント差にまで急降下し、深刻なスポーツ危機に直面している(via ElDesmarque)。エイバル戦での1-3の惨敗は内容も最悪であり、金曜日に本拠地で行われる最下位サラゴサ戦が監督にとっての「最後のチャンス」と目されている。後任候補としては、現在Bチーム(ミランディージャ)を率いるフランシスコ・コルデロ "ルビオ"が最有力視されている。彼はフアン・カラからの信頼が厚い。また、元監督のセルヒオ・ゴンサレスの復帰も選択肢に浮上しているが、カラは他の選択肢も模索したい意向を持っている。さらにクラブは、スタジアムの命名権を売却し、「ヌエボ・ミランディージャ」から「JP Financial Estadio」へと名称を変更。エル・プエルト・デ・サンタ・マリアの建設予定施設も「JP Financial Arena」となる予定だ。しかし、伝統を軽視するような名称変更や、チームの危機を放置して「Sportech」プロジェクトなどのビジネスを優先するマヌエル・ビスカイノ会長らフロントの姿勢に対し、ファンは激しい怒りを爆発させている(via ElDesmarque)。サラリーキャップに変動はない(via ElDesmarque)。
■【コルドバCF】
守備崩壊が極めて深刻な問題となっている。直近のアルメリア戦、アウェイでのセウタ戦、アンドラ戦の3連敗で計9失点を喫した。これは、それ以前の11試合(第15節グラナダ戦から第26節レガネス戦の2-1勝利まで)の総失点数と全く同じ数を、わずか10日間で許した計算になる(via SPORT)。イバン・アニア監督は「5失点(セウタ戦後)のうち4つは防げた」と苦言を呈している。特にアンドラ戦では前半30分までに3ゴールを許す惨状で、右サイドのカルロス・アルバランと左サイドのビララサが完全に標的にされた。140日ぶりに恥骨炎から復帰したビララサは露骨な試合勘の欠如を見せ、ハーフタイムにレケナ、カラセドと共に無念の途中交代となった。代わって入ったウエスカ出身のディエゴ・ブリは攻撃を牽引し、アディルソンへのアシストを記録するなど左サイドを活性化させる現地評を得ている。次節は日曜日にアウェイのエル・サルディネーロでラシン・サンタンデールと対戦する。この試合では、背中の負傷から復帰したトリジ(1月にバジャドリードからレンタル加入)がスタメンに返り咲く可能性が高まっている(via SPORT)。サラリーキャップは20万ユーロ増加した(via ElDesmarque)。
■【CDカステリョン】
堅実かつ持続可能な財務成長を証明しており、冬季のサラリーキャップが9月の1130万ユーロから1150万ユーロに増加(+20万ユーロ)し、リーグで8番目の資金力を持つクラブとなった。昨季も820万から850万へ増加しており、着実なステップアップを見せている(via SPORT, ElDesmarque)。冬の移籍市場では複数の選手を放出して資金を捻出し、アタッカーのアルバロ・ガルシアとラウル・サンチェスを的確に補強した(via SPORT)。一方で、ラシン・サンタンデール戦において、スタンドから審判団に向けてペットボトルが投げ込まれる事件が発生(直撃は免れた)し、ラ・リーガから懲戒委員会へ告発されるトラブルを抱えている(via Estadio Deportivo)。
■【ラシン・サンタンデール】
冬季のサラリーキャップが1210万ユーロから1390万ユーロへと大幅に増加(+180万ユーロ)した(via ElDesmarque)。アウェイのカステリョン戦では、相手ファンからペットボトルを投げ込まれる事件の当事者となっている(via Estadio Deportivo)。次節はホームのエル・サルディネーロで、守備に不安を抱えるコルドバを迎え撃つ(via SPORT)。
■【UDアルメリア】
冬季のサラリーキャップが340万ユーロから1050万ユーロへと爆発的に増加(+710万ユーロ)し、リーグ最大の伸び幅を記録して財政面で大きな飛躍を見せた(via ElDesmarque)。ピッチ上でもコルドバとの対戦で得点を重ね、相手を深刻な守備崩壊へと追いやる起点となる勝利を収めている(via SPORT)。
■【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】
リアソール・スタジアムに新設されたミュージアムに、元会長や元役員を特別ゲストとして招待し、歴史を振り返る内覧会を実施した(via SPORT)。サラリーキャップは1150万ユーロから1330万ユーロへと増加(+180万ユーロ)し、チームの強化資金も拡大している(via ElDesmarque)。
■【FCアンドラ】
コルドバ戦において、前半30分までに3ゴールを奪う怒涛の猛攻を見せた。特に左サイドのジョゼップ・セルダが圧倒的なパフォーマンスを披露し、マッチアップした相手の右SBカルロス・アルバランを完全に粉砕する活躍を見せた(via SPORT)。サラリーキャップは50万ユーロ増加している(via ElDesmarque)。
■【SDウエスカ】
ホセ・ソリージャで行われた残留争いの直接対決で、エスクリバ監督が就任したレアル・バジャドリードに1-0で痛い敗北を喫した。次節はアウェイのラ・ロサレダで、同じく昇格・残留の命運を握るマラガと対戦する(via SPORT)。冬季のサラリーキャップは1150万ユーロから1090万ユーロへと減少し(-60万ユーロ)、リーグ内で数少ない上限額を下げたクラブとなってしまった(via ElDesmarque)。
■【UDラス・パルマス】
冬季のサラリーキャップが1340万ユーロから1520万ユーロへと増加(+180万ユーロ)し、財政基盤を強化している(via ElDesmarque)。
■【アルバセテ・バロンピエ】
スポルティング・ヒホンのディエゴ・サンチェスがセンターバックとして先発した試合の対戦相手として立ちはだかった(via AS)。冬季のサラリーキャップは90万ユーロ増加している(via ElDesmarque)。
■【ADセウタ】
ホームのアルフォンソ・ムルベでコルドバと対戦し、勝利を収めた。相手指揮官のイバン・アニアに「防げた失点だった」と悔やませる試合展開を作り出した(via SPORT)。サラリーキャップは20万ユーロ増加している(via ElDesmarque)。
■【クルトゥラル・イ・デポルティーバ・レオネサ】
冬季のサラリーキャップが60万ユーロ増加した(via ElDesmarque)。
■【CDミランデス】
バレンシアから、アルベルト・マリ、イケル・コルドバ、そして現在負傷中のパブロ・ロペスという3名の有望なカンテラーノが期限付き移籍で加入しており、チームの主軸として経験を積んでいる(via Estadio Deportivo)。サラリーキャップの変動はない(via ElDesmarque)。
■【グラナダCF】
アウェイで好調を維持するマラガCFと対戦し、敗北を喫した(via SPORT)。冬季のサラリーキャップの変動はなしとなっている(via ElDesmarque)。
■【SDエイバル】
シシ暫定監督が指揮を執っていたレアル・バジャドリードと対戦し、3-0で粉砕。さらに、不振に喘ぐカディスCFとの対戦でも3-1で圧倒的な勝利を収め、相手のガリターノ監督を解任の危機に追い込むなど、リーグに大きな影響を与えている(via SPORT, ElDesmarque)。サラリーキャップの変動はない(via ElDesmarque)。
【本日の総括】
冬季のサラリーキャップ(LCPD)更新により、各クラブの資金力格差がより鮮明になった。レガネスは主力の売却益で2部トップの約1977万ユーロを維持し、アルメリアは驚異的な+710万ユーロの増額で一気に上位へ躍り出た。一方でウエスカのように資金枠を減らすクラブも出ており、ピッチ外でのマネジメントが成績に直結している。
昇格争いではマラガが堅守を武器に自動昇格圏へ肉薄。対照的に降格争いは熾烈を極め、エスクリバ新監督のもとで復調したバジャドリードが残留圏へ浮上する裏で、守備崩壊を起こしたコルドバ、最下位に沈むサラゴサ、そして監督解任論とフロント批判が渦巻くカディスが極めて厳しい状況に追い込まれている。各チームの戦力と台所事情が複雑に絡み合い、シーズン終盤に向けてサバイバルはさらに激化する見込みだ。
