【今回のラインナップ】
✅ スポルティング・ヒホン - ファン抗議の異例のスタジアムで痛恨のドロー
✅ デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ - アウェーで貴重な同点弾、主力にイエローの影
✅ アルバセテ - カウンターから先制もドロー、無敗記録を5に伸ばす
✅ カステリョン - 泥沼の6戦未勝利、負傷と代表招集による野戦病院化
✅ コルドバCF - 深刻な7戦未勝利、次節は累積警告と代表招集で主力多数欠場
✅ アルメリア - 自動昇格を懸けたホーム戦、絶好調でソシエダBを迎え撃つ
✅ レアル・ソシエダB - 中位から残留確定を目指し、アウェーでの大一番に臨む
✅ レアル・サラゴサ - 残留へ「今しかない」背水の陣、新監督下で首位撃破を狙う
✅ ラシン・サンタンデール - 驚異の最強デュオ躍動も、トップチーム15人の緊急事態
✅ セウタ - 贖罪の直接対決を制し、3連敗から脱出する大きな勝ち点3
✅ カディス - 痛恨のオウンゴールで敗戦、不振脱出の糸口見えず
✅ グラナダ - 怒涛の5分間3ゴールでウエスカを粉砕、残留へ決定的な一歩
✅ ウエスカ - 守備崩壊で6戦5敗、降格圏の深くへ沈み込む
✅ ブルゴス - ダービーで劣勢を耐え抜き、終了間際のPKで劇的勝利
✅ レアル・バジャドリード - 終始主導権を握るも、終了間際の痛恨ハンドで自滅
✅ マラガ - 圧倒的な波状攻撃も相手守護神に阻まれ、昇格争いで痛い足踏み
✅ レガネス - 防戦一方の展開をGKの神セーブ連発で凌ぎ切り、貴重なドロー
■【スポルティング・ヒホン】
ホームのエル・モリノンでデポルティーボ・デ・ラ・コルーニャと対戦し、1-1の引き分けに終わった。クラブが設定した「クラブの日」のチケット価格への抗議からファンがボイコットを実施し、観客数は11,627人と異例の少なさとなった。前半17分、フアン・オテロがペナルティエリア手前からの直接フリーキックを相手GKの横を抜くコースに突き刺して先制。攻撃面ではオテロが孤軍奮闘し、アレックス・コレデラがチームを牽引したが、全体的に決定力を欠いた。守備陣は奮闘しており、パブロ・バスケスが古巣相手にモチベーション高くプレーし、復帰したGKルベン・ジャニェスが数々のビッグセーブを見せた。しかし終盤のセットプレーでポジションを外され、同点弾を許した。ボルハ・ヒメネス監督は「チャンスの数で試合をコントロールしていただけに、勝てなくて不満だ。サポーターの不在は寂しい」と語った。ホセ・リエストラ社長はチケット問題について過ちを認め、1部昇格に向けてファンとの団結を呼びかけている。この引き分けにより、プレーオフ圏内から勝ち点5差の暫定9位に後退した。(via SPORT) (via Mundo Deportivo)
■【デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ】
スポルティング・ヒホンとのアウェー戦で1-1の引き分け。敵地には約3,000人のサポーターが駆けつけた。前半は苦戦して先制を許したが、後半は完全に試合を支配した。81分にルイスミ・クルスの正確なフリーキックからダニ・バルシアが強烈なヘディングを決めて同点に追いついた。バルシアは「後半はほぼ試合を支配できた。ファンには感謝しかない」と語っている。GKアルバロ・フェルジョは失点シーンでのポジショニングが悔やまれるが、決定的なセーブも披露した。マリオ・ソリアーノやリキが中盤でリズムと質をもたらし、交代出場のムラッティエリが攻撃に鋭さを加えた。アントニオ・イダルゴ監督は「後半は試合を支配できただけに2点目が取れず残念だが、勝ち点1はポジティブだ。マリオ・ソリアーノはライン突破の能力が高い」と評価した。なお、ルイスミ・クルスが今季4枚目のイエローカードを受け出場停止に王手をかけたほか、ディエゴ・ビジャレス、ホセ・アンヘル、アルティミラ、ジェレマイもリーチ状態にある。現在暫定2位をキープしているが、アルメリアの結果次第で自動昇格圏から転落する可能性がある。(via SPORT) (via Mundo Deportivo)
■【アルバセテ】
ホームのカルロス・ベルモンテでカステリョンと1-1で引き分け、無敗記録を5試合に伸ばした。順位表の中位に完全に定着している。前半41分にカウンターからプエルタスのクロスをジェフテ・ベタンコルが頭で合わせて先制。ジェフテは前半10分にも惜しいループシュートを放ち、自陣のゴールライン上でのクリアも見せるなど攻守に大活躍だった。後半もビクトル・サン・バルトロメが決定機を迎えるなど、相手の裏を突くダイレクトな攻撃で主導権を握ったが、追加点は奪えなかった。(via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo)
■【カステリョン】
アウェーのアルバセテ戦で1-1の引き分けに終わり、6試合未勝利と泥沼の不振が続いている。今季最大の1,500人以上のサポーター「マレア・アルビネグラ」が敵地に集結し、シエンラなど負傷選手も私服で応援に駆けつけたが、勝利を届けることはできなかった。負傷や代表招集(DRコンゴ代表チペンガ、オーストラリア代表マビル等)、アレックス・カラトラバの累積警告により欠場者が続出。Bチームからミハウ・ウィルマンら4人をベンチ入りさせる苦しい台所事情だった。前半アディショナルタイムにイスラエル・スエロのコーナーキックからブリニャーニが高い打点のヘディングをクロスバーに当てながら決めて同点に追いついた。後半はカマラを中心にチャンスを作り、トンマーゾ・デ・ニポティの仕掛けも光ったが、逆転には至らなかった。アディショナルタイムにはイシが2枚目のイエローカードで退場。ラス・パルマスの結果次第でプレーオフ圏外に転落する危機に瀕している。(via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo)
■【コルドバCF】
7試合未勝利(6敗1分)という深刻な不振に陥っており、次節は昇格を争うデポルティーボとのアウェー戦を控えている。ミランデス戦でペドロ・オルティスが累積警告5枚目を受け、次節は出場停止となる。さらにダニ・レケナもU-21スペイン代表(コソボ戦)招集のため欠場する。中盤の要であるイスマ・ルイスの相棒には、負傷から復帰したテオ・ジダンかアルベルト・デル・モラルが起用される見込み。右サイドバックのトリジがハムストリングの重傷で約1ヶ月半の離脱となり、アルバランが代役を務める。また、テオ・ジダン、セルジ・グアルディオラ、ハコボ・ゴンサレス、クリスティアン・カラセド、アレックス・マルティンと多くの主力が累積警告にリーチをかけており、野戦病院化とサスペンションの危機に直面している。(via SPORT)
■【アルメリア】
ホームのUDアルメリア・スタジアムでレアル・ソシエダBと対戦する。現在勝ち点55で3位につけており、デポルティーボと並んで自動昇格枠(2位以内)を激しく争っている。ルビ監督の下、シーズン中盤の不振を完全に脱却し、最近の連勝でファンに昇格の希望を再燃させている。リーグ屈指のバランスの取れたチームとして、この試合に勝利し、自動昇格への有力候補としての地位を確固たるものにしたいところだ。(via MARCA)
■【レアル・ソシエダB】
アウェーでアルメリアと対戦する。ジョン・アンソテギ監督率いるチームは現在勝ち点40で中下位に位置しており、残留を早期に確実にするための重要な一戦となる。スビエタ(下部組織)特有の魅力的で勇敢なサッカースタイルを展開するが、要所での守備の脆さと不安定さが課題となっている。(via MARCA)
■【レアル・サラゴサ】
ホームのイベルカハ・エスタディオで首位のラシン・サンタンデールを迎え撃つ。現在降格圏から勝ち点6差で、残留に向けて「今しかない(ahora o nunca)」という背水の陣。他会場で残留争いのライバルであるバジャドリードやカディスが敗れたため、この試合に勝てば大きなアドバンテージを得られる。ダビド・ナバーロ新監督就任後、チームの雰囲気と内容は劇的に改善しており、前回のホーム戦での勝利でスタジアムの熱気も戻った。強風(シエルソ)と寒さが予想される中、中盤にサイドゥとケイディ・バレを配置し、フランチョを右サイドに置く戦術変更が予想されている。(via SPORT)
■【ラシン・サンタンデール】
アウェーでレアル・サラゴサと対戦。現在首位を走り、自動昇格圏に対して勝ち点4のリードを保っている。アウェー戦に滅法強く、今季15試合で勝ち点27(8勝3分)を稼ぎ出している。最大の武器は「デュオ・サカプントス(勝ち点稼ぎコンビ)」と呼ばれるアンドレス・マルティンとイニゴ・ビセンテ。マルティンは今季17ゴール4アシスト、ビセンテは6ゴール14アシストを記録し、チームの総得点62のうち41得点に絡む圧倒的な活躍を見せている。一方で、負傷者と代表招集(FIFAウイルス)によりトップチームの登録選手が15人しかおらず、Bチームから6人を引き上げるなど、厳しい台所事情でこの一戦に臨む。(via SPORT)
■【セウタ】
カディスとの「贖罪のデュエル」を2-1で制し、3連敗の泥沼から脱出した。マルコス・フェルナンデスのゴールと相手のオウンゴールでリードを奪い、逃げ切った。残留に向けて非常に大きな意味を持つ勝ち点3を獲得し、悪い流れを完全に断ち切った。(via Estadio Deportivo)
■【カディス】
セウタとの残留争い直接対決に1-2で敗れ、危機的状況がさらに深まっている。コバチェビッチの痛恨のオウンゴールでビハインドを背負い、終盤にロヘル・マルティが1点を返したものの反撃はここまで。不振から抜け出す糸口が見えていない。(via Estadio Deportivo)
■【グラナダ】
ホームのヌエボ・ロス・カルメネスでウエスカに4-2で快勝し、残留に向けて決定的とも言える大きな一歩を踏み出した。前半26分から31分までのわずか5分間で3ゴールを立て続けに奪う「パーフェクト・ストーム」を巻き起こし、相手守備陣を完全に粉砕した。個人の質の高さと素早い攻撃が光った。(via Estadio Deportivo)
■【ウエスカ】
アウェーでグラナダに2-4で敗戦。最近6試合で5敗目を喫し、降格圏に深く沈み込んでいる。前半のわずか5分間で相手の個人技とスピードに対応できず3失点し、守備陣が完全に崩壊。立て直すことができなかった。(via Estadio Deportivo)
■【ブルゴス】
カスティーリャ・イ・レオン州ダービーでレアル・バジャドリードを1-0で下す劇的な勝利を収めた。試合全体を通しては相手に主導権を握られ押し込まれる展開だったが、終了1分前に相手の痛恨のハンドで得たPKをダビド・ゴンサレスが完璧に沈め、ワンチャンスをモノにした。(via Estadio Deportivo)
■【レアル・バジャドリード】
ホームでのブルゴス戦に0-1で敗れた。攻撃面で主導権を握り、多くのチャンスを作り出しながらも決定力を欠いた。終了間際にミシュランが痛恨のハンドを犯してPKを献上し、手痛い敗戦。この結果は残留を争うライバルたちに塩を送る形となった。(via Estadio Deportivo)
■【マラガ】
ホームでレガネスと0-0のスコアレスドロー。試合を圧倒的に支配し、何度も決定機を作り出したが、相手GKのビッグセーブ連発に阻まれ、ゴールネットを揺らすことができなかった。自動昇格に向けた激しい戦いの中で、痛恨の足踏みとなった。(via Estadio Deportivo)
■【レガネス】
アウェーでマラガと0-0で引き分けた。試合を通して相手に圧倒され防戦一方となったが、GKフアン・ソリアーノが神懸かったビッグセーブを連発し、貴重な勝ち点1をもぎ取った。この引き分けにより、降格圏から勝ち点7の差をつけることに成功した。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
本日のセグンダ・ディビシオンは、昇格・降格争いの双方において勢力図を大きく揺るがす結果が続出した。首位ラシン・サンタンデールは強力な攻撃陣を誇るものの、代表招集による野戦病院化という不安要素を抱えながらサラゴサとの大一番に臨む。自動昇格枠を争うデポルティーボ・デ・ラ・コルーニャがドローで足踏みしたことで、アルメリアには順位を逆転する絶好のチャンスが到来した。プレーオフ圏内を巡る争いでは、カステリョンとスポルティング・ヒホンが共に引き分けに終わり、順位後退の危機に直面している。一方、熾烈な残留争いでは、グラナダ、ブルゴス、セウタが貴重な勝利を挙げて残留へ大きく前進したのに対し、カディスとウエスカは泥沼の連敗で降格の危機がさらに色濃くなる結果となった。
