【今回のラインナップ】
✅ UDラス・パルマス [レガネスを下しホーム5連勝、昇格直接圏へプレッシャー]
✅ CDレガネス [アウェーで勝てず、降格の足音が忍び寄る痛い敗戦]
✅ マラガCF [アウェーのアンダルシアダービーで無双、アルメリアとの大一番へ]
✅ UDアルメリア [マラガと勝ち点1差の激闘、ホームで昇格争いの主導権を狙う]
✅ コルドバCF [最悪の不調を脱し残留をほぼ確定、ミケル・ゴティの起用法にも注目]
✅ クルトゥラル・レオネサ [最下位で後がない状況、コルドバ戦で残留への望みを繋げるか]
✅ CDカステリョン [ホームの強さを活かし、ブルゴスとの上位対決でプレーオフ圏死守へ]
✅ ブルゴスCF [8戦無敗の絶好調、堅守とトランジションで昇格争いを牽引]
✅ レアル・サラゴサ [降格圏に沈む苦しい状況、ホームで絶対に負けられない一戦]
✅ ADセウタ [プレーオフ進出の望みを懸け、アウェーでサラゴサ戦に挑む]
✅ CDテネリフェ [勝ち点差を広げるため必勝のホーム戦、アイトール・サンスら主力欠く]
✅ アレナス・デ・ゲチョ [大敗から立ち直れるか、テネリフェ相手にアウェーでの勝ち点奪取へ]
✅ ラシン・デ・サンタンデール [イニゴ・ビセンテがセグンダ歴代最多アシスト記録を更新]
✅ スポルティング・デ・ヒホン [熱狂的なサポーターに支えられ、圧倒的な動員力を誇る]
■【UDラス・パルマス】
第36節でCDレガネスに2-0で勝利し、昇格直接圏を目指して貴重な勝ち点3を獲得した。ホームのエスタディオ・デ・グラン・カナリアで5連勝を達成。前半20分にマービン・パクのクロスからエスタニス・ペドロラが左足で先制弾を決め、後半23分にはロレンツォ・アマトゥッチのパスを受けたマヌ・フステルがエリア外から見事な右足のミドルシュートを突き刺した。一方で、キャプテンのキリアン・ロドリゲスはパス回しでペースを落とすプレーが観客の不満を買い、ブーイングに対して観客を煽るようなジェスチャーを見せてスタンドとの間に軋轢を生んだ。これに対しルイス・ガルシア監督は「彼は非常に賢く、いつペースを落とすべきか知っている。2点目も彼のおかげだ」と擁護している。ヘセ・ロドリゲスはクラブ通算100試合出場を達成し、献身的なプレーでスタンディングオベーションを受けた。次節は4月27日にカディスと対戦する。(via Mundo Deportivo)
スタメンの評価としては、先制点のアシストをしたマービン・パクやディフェンス陣のセルヒオ・バルシア、ミカ・マルモルが高い評価を得た一方、GKのディンコ・ホルカスは飛び出しに不安を残した。終盤の85分にはフステルに代えてフアンマ・エルソグを投入し、5バックで逃げ切る盤石の采配を見せた。(via SPORT)
■【CDレガネス】
UDラス・パルマスに0-2で敗北を喫した。1月の試合以降アウェーでの勝利がなく、アウェー成績はリーグ17位と低迷している。最近11試合で2勝4分5敗の勝ち点10にとどまっており、降格の足音が忍び寄っている状況にある。ドゥクやゴンサロ・メレロ、ペジーニョがチャンスを作ったものの、決定力を欠いて無得点に終わった。右サイドの守備の甘さを突かれ、前半20分に失点したことが大きく響いた。(via SPORT)
■【マラガCF】
昇格争いの大一番となるUDアルメリア戦を控えている。現在9試合無敗で4位につけており、直接昇格の有力候補となっている。フアンフラン・フネス監督率いるチームは、コルドバCF(0-1)、グラナダCF(0-1)、カディスCF(0-3)と、アンダルシア州でのアウェーダービーで3連勝を飾っており、敵地での強さが最大の武器となっている。ダビド・ラルビアがコルドバ戦とグラナダ戦(87分)で勝負を決めるゴールを挙げ、カディス戦ではチュペが2ゴール、ダニ・ロレンソが1ゴールと爆発した。アルメリアとは1ポイント差の激しい順位争いを繰り広げており、前半戦にホームのラ・ロサレーダで1-2と敗れた雪辱を果たすべく、アウェーに400人以上のサポーターが駆けつける予定だ。(via SPORT)
■【UDアルメリア】
マラガCFと勝ち点1差で昇格を争う直接対決に臨む。ルビ監督率いるチームは、前半戦にアウェーでマラガに2-1で勝利しており、今回のホーム戦でも勝利して昇格争いで優位に立ちたいところだ。(via SPORT)
■【コルドバCF】
リーグ第36節で最下位のクルトゥラル・レオネサとアウェーで対戦する。カディスとサラゴサを相手に2連勝を飾り、最悪の7連敗1分という不調から脱却して2部残留を事実上確定させた。現在12位で勝ち点48を獲得しており、降格圏とは14ポイント差、昇格プレーオフ圏内とは10ポイント差となっている。残り7試合で全勝に近い成績が求められるものの、かすかな昇格の希望を抱いている。カルロス・マリンとフアン・マリア・アルセドは欠場中で次節のスポルティング・デ・ヒホン戦で復帰予定、イスマ・ルイスは出場停止と負傷で欠場するが、ハコボ・ゴンサレスとセルジ・グアルディオラが出場停止から復帰し、シャビ・シンテスも怪我から戻る。スタメンにはイケル・アルバレスやセルジ・グアルディオラらが名を連ねる見込みだ。(via SPORT)
また、レアル・ソシエダからローン移籍中のミケル・ゴティは、加入当初のバジャドリード戦やレガネス戦での決勝ゴールなど素晴らしい活躍を見せたものの、チームの不調と共にスタメンから外れることが増えている。今節はセルジ・グアルディオラの復帰により、再びベンチスタートとなる可能性が高い。(via SPORT)
■【クルトゥラル・レオネサ】
現在最下位(22位)で勝ち点32と非常に厳しい状況にあり、今節のコルドバCF戦に敗れれば2部残留の望みがほぼ絶たれる危機に瀕している。ルベン・デ・ラ・バレラ監督は、負傷のラドヤと出場停止のビクトル・ガルシアを欠く中で采配を振るう。ルーカス・リベイロはギリギリで出場に間に合う可能性がある。前節はグラナダCFに敗れており、エドガル・バディアを中心に必勝体制で臨む。(via SPORT)
■【CDカステリョン】
ホームのスカイファイ・カスタリアでブルゴスCFとの上位直接対決に挑む。前日にラス・パルマスが勝利したため、昇格プレーオフ圏内を死守するには勝利が必須となる。現在ホーム2連勝中を含め5試合無敗と好調を維持している。パブロ・エルナンデス監督は、前からのプレスとサイドのスピードを活かした攻撃的なサッカーを展開するが、右サイドバックのジェレミー・メロが再び退場処分を受けて欠場するため、若手のイスマエル・ファデルの起用やヘレナバレーナのコンバートなどで穴を埋める必要がある。一方、ティンチョ・コンデが出場停止から復帰し、アグスティン・シエンラとドウグラス・アウレリオも全体練習に復帰してメンバー入りの可能性がある。前半戦のブルゴス戦は0-0の引き分けだったが、カラへのPK判定を巡って物議を醸した経緯がある。(via SPORT)
■【ブルゴスCF】
現在8試合無敗とリーグ屈指の好調を維持しており、カステリョンとの昇格を懸けた直接対決に臨む。ルイス・ミゲル・ラミス監督が植え付けた強固な守備とセットプレー、そして効果的なトランジションを武器としている。前節はフェル・ニーニョのロスタイムの劇的なゴールで勝利を収めた。アウェーでの勝ち点獲得と、シーズン終盤に向けての直接対決の成績(アベレージ)で優位に立つことを狙っている。(via MARCA)
■【レアル・サラゴサ】
降格圏の最初の順位に沈んでおり、ホームのイベルカハ・エスタディオでのADセウタ戦は残留に向けて絶対に負けられない一戦となる。レガネス(1-1)、ミランデス(1-2)、コルドバ(0-1)と3試合勝利がなく、残留ラインにいるカディス(勝ち点38)とは4ポイントの差が開いている。(via MARCA)
■【ADセウタ】
アウェーでのレアル・サラゴサ戦でプレーオフ進出の望みを繋ぐ。現在11位で、降格圏とは15ポイント差と安全圏にいるが、プレーオフ圏内のカステリョンとは9ポイントの差がある。最近7試合で1勝2分4敗と調子を落としているため、ここで勝ち点3を奪い状況を好転させたい。(via MARCA)
■【CDテネリフェ】
ホームのエリオドロ・ロドリゲス・ロペスでアレナス・デ・ゲチョと対戦する。前日に勝利したセルタ・フォルトゥナとの勝ち点差を再び9ポイントに広げるため、残り5節での勝利が求められている。最近10試合で2勝1敗7分、ホーム5戦で1勝と勝ちきれない試合が続いており、前節のメリダ戦では100分にFKで追いつかれる不運もあった。アルバロ・セルベラ監督は、メリダ戦で退場し異議申し立てで合計3試合の出場停止となったキャプテンのアイトール・サンスを欠く。ナチョ・ヒルや長期離脱組も不在だが、ガストン・バジェスが出場停止から復帰し、中盤にはフアンホとファブリシオが入る見込みだ。(via SPORT)
■【アレナス・デ・ゲチョ】
ジョン・エリセ監督率いるチームは、降格圏から9ポイント差、プレーオフ圏から5ポイント差の中位につけている。前節はセルタ・フォルトゥナに0-5で大敗し、それまでの6試合無敗がストップした。今季は引き分けが5回と少なく、失点はリーグワースト2位の47、アウェー成績もワースト4位(勝ち点12)と苦しんでいるが、後半戦の成績に限れば6位(勝ち点20)と復調傾向にある。前半戦はホームのゴベラでテネリフェに1-4で敗れており、雪辱を期す。テネリフェからローン移籍中のGKセルヒオ・アラゴネセスは契約により出場できない。また、アレックス・イダルゴも退場処分で欠場するため、ベルデが代役を務める可能性がある。(via AS)
■【ラシン・デ・サンタンデール】
イニゴ・ビセンテがセグンダ・ディビシオンの歴代最多アシスト記録を更新する快挙を成し遂げた。アウェーでのレアル・ソシエダB戦(1-3で勝利)でアンドレス・マルティンへアシストを供給し、通算58アシストに到達してフリオ・アルバレスの記録を塗り替えた。今季はすでに17アシスト、8ゴールとキャリアハイの成績を残しており、リーグ最多得点を誇るチームの攻撃を牽引している。トゥールーズや、年俸200万ユーロ超を提示したサントスからのオファーを断り、1部昇格を目指して残留を決断した。契約は2030年まで結ばれており、契約解除金は約1000万ユーロに設定されている。(via AS)
■【スポルティング・デ・ヒホン】
現在は昇格争いにも降格争いにも絡んでいない中位に位置しているが、エル・モリノンには毎試合2万人以上の観客が集まり、ミランダ・デ・エブロ、ブルゴス、レオン、レガネスなどのアウェーにも数千人のサポーターが駆けつけるなど、その熱狂的な支持は特筆に値する。セネン・モランやフアン・オテロといった選手たちがプレーしている。(via SPORT)
【本日の総括】
シーズン大詰めの第36節を迎え、各チームの命運を分けるサバイバルが激化している。昇格争いでは、ホームの強さを誇るラス・パルマスが勝利してプレッシャーをかけ、マラガとアルメリアの直接対決、そしてカステリョンとブルゴスの上位対決がリーグ全体の勢力図を大きく左右する。ラシン・デ・サンタンデールのイニゴ・ビセンテが見せた歴史的記録更新など、個人の輝きも光る。一方の残留争いでは、クルトゥラル・レオネサやレアル・サラゴサが絶体絶命の淵に立たされており、勝ち点1がクラブの未来を決定づける極限の戦いが繰り広げられている。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
カステリョンは右SBのメロ不在が響く一方、コンデ復帰で戦力は底上げされる。ブルゴスは堅守とトランジション、セットプレーが武器だが、カステリョンのホームでの強さと対峙した時に、どちらが主導権を握れるかが鍵となる。クルトゥラル・レオネサは背水の陣だが、ラドヤとビクトル・ガルシアの欠場は守備組織に影響を与えかねない。コルドバは連勝で残留をほぼ手中にしたが、プレーオフ圏との差は依然大きい。テネリフェはキャプテン不在で攻撃のテンポをどう維持するかが課題だ。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
ラス・パルマスはホーム5連勝と勢いに乗るが、キャプテンとファンの間に見られた軋轢は、チームの士気にどう影響するか注視したい。ヒホンのファンは目標を失ったチームにも変わらぬ忠誠心を示しており、クラブの最大の財産と言えるだろう。新オーナーはこの熱狂を理解し、大切にすべきだ。サラゴサは降格圏脱出へ必勝を期すが、チームの空気は重いだろう。各クラブの終盤戦におけるメンタリティが試されている。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
ラシン・サンタンデールのイニゴ・ビセンテが最多アシスト記録を更新し、高額オファーを断り2030年まで契約延長した事実は、クラブの編成方針と選手の忠誠心を示す好例だ。アレナス・デ・ゲチョは若手GKアラゴネセスが契約上の理由で出場できないなど、昇格組ならではの編成上の制約が見られる。コルドバは多くの欠場者を出しているが、復帰組もおり、編成の厚みは増していると言える。カステリョンはメロ不在時のバックアップ策が急務だ。