【今日のラインナップ】

 

✅ FCアンドラ|守護神交代と戦術変更で躍進、クラブ史上初の3連勝に挑む

✅ レアル・サラゴサ|最下位沈没の危機、暫定監督のもと「心」で戦う背水の一陣

✅ カディスCF|プレーオフ圏から急降下、監督の進退を懸けたファン抗議の嵐

✅ FCカルタヘナ|無敗街道でプレーオフ圏内に浮上、黄金の1ヶ月間が到来

✅ コルドバCF|守備崩壊で3連敗の泥沼、プレーオフの夢から一転して試練の時

✅ ラシン・サンタンデール|リーグ最強の攻撃陣を誇る首位、圧倒的なホームの壁

 

■【FCアンドラ】

カルレス・マンソ監督率いるチームは、直近のレアル・サラゴサ戦(ホーム)とコルドバ戦(アウェー)での鮮やかな連勝により、降格圏から5ポイント差の12位へと一気に浮上した。この復調の立役者の一人が、若手有望株のアーロン・ヤアコビシュヴィリからレギュラーの座を完全に奪取したGKのヘスス・オウォノである。MARCA紙の分析でも、相手がハイプレスをかけてくる状況において、彼の正確なロングフィードが相手の背後を突く強力な武器となっていることが証明されている。また、ジョゼップ・セルダ、ミンス、ディエゴ・アレンデといった選手たちもスタメンに復帰して存在感を示しており、チーム全体のまとまりが格段に向上している。

 

日曜日にホームで9位のスポルティング・デ・ヒホン(勝ち点差7)を迎え撃つ一戦で勝利すれば、クラブ史上初となるプロリーグ(セグンダ・ディビシオン)での3連勝という快挙を達成する。AS紙が振り返るように、過去にイバイ・ゴメス体制でサラゴサ、ブルゴスに連勝した際はエイバルに敗れ、現在のカルレス・マンソ体制でもバジャドリード、デポルティボに連勝した後にセウタに敗れている。しかし、過去2回の挑戦がいずれもアウェー戦だったのに対し、今回はホームの利を活かせる絶好の機会だ。スポルティング・デ・ヒホンとの過去の対戦成績は1勝2分2敗。唯一の勝利はプロ参入初年度(2022-23シーズン)にシナン・バキシュのPKで挙げた1-0の勝利のみである。なお、冬の移籍市場後、クラブのサラリーキャップは646万ユーロから698万ユーロへと約50万ユーロ増額されたが、グラナダ(429万ユーロ)、セウタ(690万ユーロ)に次いで、リーグで下から3番目の低水準にとどまっている。

 

■【レアル・サラゴサ】

極めて厳しい危機的状況に陥っており、現在リーグ最下位に沈んでいる。残留圏内までは8ポイントという絶望的な差が開いており、直近7試合で勝利がなく、4つの引き分け(ホーム2、アウェー2)のみ。最後に勝利の美酒を味わったのは、首位ラシン・サンタンデールから奪った大金星の時まで遡る。

 

金曜日にアウェーで行われるカディスとの一戦は、まさに「危機的チーム同士」の直接対決となる。AS紙の取材に対し、暫定監督のダビド・ナバロは、残留を勝ち取るためには残り14試合で7〜8勝が必要だと厳しい試算を突きつけている。「私は魔法使いではないが、全員で力を合わせて心でプレーする時だ」と語り、選手やクラブ全体、そしてファンにエネルギーと反骨心を強く求めている。また、母親の葬儀という悲しみの中にあってもクラブへの愛と勇気を示してチームに帯同したピニージャの姿勢が、ロッカールームの精神的な支柱となっている。

 

■【カディスCF】

現在14位で降格圏からは5ポイントのリードを保っているものの、2026年に入ってからプレーオフ圏内から急転直下で転落した。SPORT紙の報道によると、セグンダにおけるクラブ史上類を見ないほどのポイント獲得危機に直面しており、直近7試合で勝利なし(ホームでのブルゴス戦での引き分け1つのみ)、直近の獲得可能な21ポイント中わずか1ポイントしか獲得できていない惨状だ。

 

金曜日にホームのヌエボ・ミランディージャで最下位レアル・サラゴサを迎え撃つが、この試合はガイスカ・ガリターノ監督の進退が完全に懸かった背水の一陣となる。不満を爆発させたファンは、試合開始30分前にフロントと監督に対する大規模な抗議集会を予定している。前半戦のアウェーでのサラゴサ戦(当時はルベン・セジェス監督体制)では1-2で勝利していたが、当時とは全く違う重苦しい雰囲気の中でキックオフの笛を聞くことになる。

 

■【FCカルタヘナ】

イニゴ・ベレス監督のもとで見事な再建を果たし、勝ち点38を獲得。残留をほぼ確実なものとし、一気にプレーオフ圏内(昇格争い)の5位へと浮上した。SPORT紙が指摘するように、直近4試合を無敗(3勝1分)で駆け抜け、そのうち2試合でクリーンシートを達成するなど、本来の生息地である上位争いの舞台へと見事に返り咲いている。

 

今後1ヶ月の対戦相手は、タラソナ(アウェー)、テルエル(ホーム)、アトレティコ・マドリードB(アウェー)、アトレティコ・サンルケーニョ(ホーム)、フベントゥ・デ・トレモリーノス(アウェー)と、いずれも不調や下位に沈むチームが続く。特にテルエルはプレーオフを争う直接のライバルであり、得点力ではカルタヘナが上回っているものの、1勝差以内に5チームがひしめく大混戦のため、ホームでの直接対決は絶対に落とせない。残り12試合、勝ち点を量産してプレーオフの座を確固たるものにする「黄金の1ヶ月」が幕を開ける。

 

■【コルドバCF】

イバン・アニア監督率いるチームは、アルメリア戦(2-1で敗北、ペルカンが一矢報いる得点)、延期分のセウタ戦、そして直近のホームでのアンドラ戦(1-4で大敗)と痛恨の3連敗を喫し、プレーオフ進出の機運が急速に冷え込んでいる。SPORT紙のデータによれば、守備の崩壊が極めて深刻であり、2026年に入ってからの9試合で14失点(1試合平均1.56失点)を記録。セウタ戦とアンドラ戦ではともに前半30分までに3失点を喫するなど、試合の入り方に致命的な欠陥を抱えている。

 

攻撃陣はアドリアン・フエンテス(10得点)とハコボ・ゴンサレス(7得点)がチームの全38得点中17得点(約44.7%)を叩き出して孤軍奮闘しているが、守備の穴を埋めきれていない。日曜日の18:30には、アウェーのエル・サルディネロで首位ラシン・サンタンデールという非常に過酷な相手との対戦が控えており、早急な守備の立て直しが求められている。

 

■【ラシン・サンタンデール】

コルドバをホームで迎え撃つ首位チーム。セグンダで最多得点を誇り、ホームでの得点力もリーグ2位という圧倒的な破壊力を持つ。さらに2026年に入ってからはわずか9失点(1試合平均1失点)と守備陣も非常に堅固だ。攻撃を牽引するのは、アンドレス・マルティン(13得点)と元コルドバのアシエル・ビジャリブレ(10得点)の強力コンビ。彼らはリーグ2位の得点数を誇るデュオであり(1位はアルメリアのセルヒオ・アリバス15得点とアドリアン・エンバルバ10得点)、負傷していたビジャリブレもすでにピッチでの練習を再開しており、コルドバ戦に間に合う公算が大きくなっている。

 

【本日の総括】

上位戦線では、堅守多攻で首位を独走するラシン・サンタンデールに対し、劇的なV字回復を遂げたカルタヘナが有利な日程を活かしてプレーオフ圏内の定着を狙う。一方で、守備崩壊により3連敗を喫したコルドバは正念場を迎えている。

中位から下位にかけては、オウォノの抜擢などで息を吹き返したアンドラがクラブ記録の3連勝へ突き進む。そして最も注目されるのが、監督の解任とファンの怒りが渦巻くカディスと、奇跡の残留へ「心」を燃やす最下位サラゴサの直接対決。この裏天王山の結果が、今後のセグンダの勢力図と残留争いの行方を大きく左右することになる。