W杯スペイン代表でのアトレティコ戦士たち ジョレンテが攻守に奮闘、プビルとバエナは出番なし

🇪🇸 開催中のW杯2026、スペイン代表のデビュー戦となったカーボベルデ戦(0-0の引き分け)において、アトレティコ・マドリードから招集されている3選手のうち、ピッチに立ったのはマルコス・ジョレンテただ一人でした。右サイドバックとして先発フル出場を果たしたジョレンテは、攻守にわたって非常に高い貢献度を示しました。スタッツを見ると、83本のパスのうち76本を成功させて成功率92%を記録。さらに、3本のキーパスを供給して3回の決定機を創出したほか、空中戦では3回中2回勝利(勝率67%)、守備のデュエルでも3回勝利、タックル成功2回、クリア2回、ボールロストはわずか1回と、右サイドで出色のパフォーマンスを披露しました。また、前半15分にはカーボベルデのロペス・カブラルから顔面へのファウルを受けましたが、驚くべきことにこれがカーボベルデ代表がこの試合で犯した「チーム全体で唯一のファウル」となる珍事も記録されています。

一方で、親善試合で非常に多くの出場機会を得て主役級の活躍を見せていたアレックス・バエナと、マルク・プビルには出番が与えられませんでした。特にバエナに関しては先発が確実視されていましたが、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が左サイドにガビを起用するサプライズを見せたため、ベンチで90分間を過ごす結果となっています。(via Mundo Deportivo)

マテウ・アレマニーの苦悩 ククレジャとベルナルド・シウバをライバルの資金力で奪われる

💼 アトレティコ・マドリードのディレクター、マテウ・アレマニーが描いていた夏の補強プランが、最大のライバルであるレアル・マドリードの圧倒的な資金力によって大きく狂わされる事態に陥っています。アレマニーは、チェルシーのマルク・ククレジャとマンチェスター・シティを退団するベルナルド・シウバの獲得において、誰よりも早くポジションを取り、地道な作業を続けて他クラブをリードしていました。ベルナルド・シウバにはアトレティコでより重要な役割を担えることを説き伏せ、ククレジャに関しても、アレハンドロ・バルデの放出を渋っていたFCバルセロナの隙を突いて有利に交渉を進めていたのです。

しかし、レアル・マドリードの新監督に就任したジョゼ・モウリーニョがこの2選手の獲得を強く要求したことで状況は一変。マドリーがその強大な経済力を背景に強引に交渉へ介入し、あっという間に2人から「イエス」を引き出してしまいました。アトレティコからすれば、カルロス・ブセロがベンフィカのアルバロ・カレーラスを狙っていたものの4000万ユーロの要求額を払えずに撤退し(代わりにルッジェーリを1700万ユーロで獲得)、直後にマドリーがカレーラスを5000万ユーロで奪っていった昨夏の悪夢の再現となってしまいました。

さらに、アトレティコはフリアン・アルバレスを絶対に手放さない「非売品」として強気の姿勢を貫いていますが、バルセロナがアンソニー・ゴードンに8000万ユーロを支払うなど市場で資金力を見せつけており、今後アルバレス獲得に向けた大規模な攻勢を計画していることも判明しています。アトレティコと他のビッグクラブとの間にある、市場における武器の埋めがたい格差が浮き彫りとなっています。(via MARCA)

プランB発動 アレックス・グリマルド獲得へ本腰、2029年までの長期契約を提示

🛡️ ククレジャの獲得を土壇場でライバルに奪われたアトレティコ・マドリードは、直ちに左サイドバック補強の「プランB」を本格稼働させました。白羽の矢が立ったのは、バイエル・レバークーゼンに所属するアレックス・グリマルドです。ディエゴ・シメオネ監督が熱望するこの補強に向けて、クラブはすでに選手側との交渉をスタートさせており、2029年までの長期契約に加えて1年のオプション延長が付随する条件を提示しています。

現在、スペイン代表としてW杯に参加中のグリマルドは今年で31歳を迎えます。レバークーゼンとの契約は2027年6月まで残っていますが、彼の契約解除金はわずか1000万ユーロに設定されているとみられており、選手の実力や実績を考えれば破格の安さです。グリマルド自身も10年前にバルセロナBからベンフィカへ旅立って以来となる母国スペインへの復帰を強く望んでおり、交渉は非常に迅速にまとまる可能性があります。

アトレティコのコーチ陣はかつて、彼の守備能力に対して多少の疑念を抱いていましたが、ドイツでのプレーを経てその懸念は完全に払拭されました。現在では、彼の圧倒的な攻撃力こそが、アトレティコの3バックとウイングバックを併用するシステムに完璧に合致すると高く評価されています。イタリアのユベントスやトルコのベシクタシュも獲得を夢見ていますが、アトレティコが争奪戦を一歩リードしている状況です。(via ElDesmarque)

ヒメネス退団の可能性 31歳のベテランがクラブの決定に委ねる姿勢を明言

🇺🇾 アトレティコ・マドリードに13年間在籍している守備の要、ホセ・マリア・ヒメネスが、自身の口から初めて今夏の退団の可能性を認めました。W杯のカーボベルデ戦を控えたウルグアイ代表の記者会見に臨んだヒメネスは、自身の去就について問われると、カギ括弧『まだアトレティとは2年の契約が残っている。クラブとは正式に話をしていないが、彼らが決定することは何でも聞く用意がある。彼らが決めたことを、私は受け入れて伝える』と語り、自らの未来をクラブの判断に完全に委ねる姿勢を明言しました。

ヒメネスの退団が現実味を帯びている背景には、いくつかの明確な理由があります。まず、クラブが若返りを図っていること。ヒメネスは31歳となり、シメオネ監督のローテーションにおいてダビド・ハンツコやマルク・プビルの後塵を拝するようになっており、昨シーズンはわずか15試合の先発、総出場時間も25試合で1521分にとどまりました。さらに、継続的な負傷によってシーズン終盤の最も重要な時期に離脱を繰り返すことがチームの足枷となっている点も指摘されています。

また、ヒメネスが受け取っている高額な年俸も大きなネックです。クラブはサラリーキャップに柔軟性を持たせるため、たとえ移籍金がゼロであっても彼を放出して人件費を浮かせたいと考えています。マテウ・アレマニーはまだ最終的な決断を下していませんが、ヒメネスの名前が今夏の放出候補リストにしっかりと書き込まれていることは間違いありません。(via ElDesmarque)

ラングレ放出の動き 構想外のフランス人CBをレアル・ソシエダへオファー

🔄 今夏の移籍市場において、放出オペレーションが思うように進んでいないアトレティコ・マドリードですが、構想外となっているクレマン・ラングレの買い手を探す動きを見せています。クラブは、左利きの経験豊富なセンターバックを探しているレアル・ソシエダに対し、ラングレの獲得を直接オファーしました。しかし、現在のところサン・セバスティアンのクラブからは何の返答も届いていません。

ラングレは2024年夏にバルセロナからレンタルで加入し、その翌年に3年契約で完全移籍を果たしたため、アトレティコとの契約は2028年まで残っています。しかし、昨シーズンはプビルとハンツコが絶対的なレギュラーとして定着し、第3の選択肢としてル・ノルマンが控え、ヒメネスとラングレは実質的に5番手を争う立場にまで転落。出場機会を与えられた数少ない試合でもパフォーマンスは非常に低調で、ピッチに立つたびに厳しい批判を浴びる存在となっていました。

年齢も31歳となり、スポーツディレクターの構想から完全に外れているラングレですが、選手本人は退団を望んでいません。スポーツ面でも経済面でも自分を納得させるような強力なオファーが届かない限り、クラブに残留して契約を全うする構えを見せており、アトレティコにとっては放出が非常に困難な案件となっています。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

移籍市場ではライバルに目玉選手を奪われ苦戦を強いられていますが、グリマルド獲得など迅速なリカバリーに動いています。一方で、ヒメネスやラングレなど高給ベテラン陣の放出オペレーションがクラブの大きな課題としてのしかかっています。