【今日のラインナップ】

 

✅ セルタ戦の劇的勝利とVARの交信記録 [若手主体で苦戦も劇的勝利、VAR音声が公開]

 

✅ アルダ・ギュレルの不満とトルコ・メディアの懸念 [ギュレルの現状に母国メディアがクラブを批判]

 

✅ イバン・エルゲラによるアルベロア監督とフロントへの痛烈批判 [OBが監督人事とフロレンティーノ会長に苦言]

 

✅ ヴィニシウスを取り巻く騒動とアドバイザーの銃撃事件 [ピッチ内外で相次ぐ論争と側近の襲撃事件]

 

✅ マンチェスター・シティとのCL大一番と若手の台頭 [CLでの因縁の対決とカスティージャの若手の躍動]

 

✅ 中盤の補強計画とロドリ獲得見送りの真相 [バロンドール受賞者の獲得を見送り、別のターゲットへ]

 

■【セルタ戦の劇的勝利とVARの交信記録】

 

⚽️ レアル・マドリードはアウェイのバライードスでセルタと対戦し、1-2で劇的な勝利を収めました。これによりオサスナ戦、ヘタフェ戦と続いたリーグ戦の連敗に終止符を打っています。キリアン・ムバッペ、ジュード・ベリンガム、エドゥアルド・カマヴィンガ、ロドリゴといった主要選手を欠き、ベンチにカスティージャの若手選手が多く座る苦しい状況の中、アルダ・ギュレルのショートコーナーからオーレリアン・チュアメニがミドルシュートを決めて先制しました。同点に追いつかれた後のアディショナルタイム(90分)には、フェデ・バルベルデがマルコス・アロンソに当たったリバウンドを拾って決勝ゴールを奪い取りました。

 

🗣 この試合で大きな議論を呼んだのが、71分の1-1の場面でのVARの介入です。セルタのフェラン・ジュグラの手によるハンドの疑いについて、VAR担当のフアン・ルイス・プリード・サンタナは『イシドロ、手による潜在的なペナルティを評価するためにレビューを推奨する。見てくれ、説明するよ。我々の理解によれば、完全に反則であり不自然な位置にある手が存在する。また、その手の前に、マドリードの選手からディフェンダーへの押しの可能性があることも見せるよ』と交信しました。

これに対し、イシドロ・ディアス・デ・メラ主審は『フアン・ルイス、9番の手は見えるし、その前に39番がイライクス・モリバを押しているのも見える。パラシオスからイライクス・モリバへの押しで再開するよ、いいかい?』と答え、レアル・マドリードのペナルティキックではなく、セルタ側のファウルからの再開を選択しました。

 

🗯 セルタのクラウディオ・ヒラルデス監督もフェデ・バルベルデのゴール前にマヌエル・アンヘルがフェル・ロペスに対してファウルを犯していたと主張し、『アセンシオにイエローが出た前と非常に似たプレーがある。あの時は主審もVARもそう判断しなかった。明らかなファウルだと思うが、まあいい。その後にリバウンドが入るという幸運もあった』と不満を口にしました。

 

👔 アルバロ・アルベロア監督は試合後の記者会見で、レアル・マドリードは今日どのようなプレーをしたのかと問われ、『勝つためのプレーをしました。レアル・マドリードは試合に勝つためにプレーします。それが私たちがここに来た目的であり、私たちが成し遂げたことです』と語りました。

さらに、『ここにいたいと思ってくれている選手たちにはとても満足しています』と発言しました。これは、試合を欠場する口実を作った一部の選手への強烈なメッセージと見られています。(SPORT, ElDesmarque, MARCA, Mundo Deportivo, Estadio Deportivo)

 

■【アルダ・ギュレルの不満とトルコ・メディアの懸念】

 

🇹🇷 セルタ戦で途中交代を命じられた際、皮肉な笑みを浮かべて不満をあらわにしたアルダ・ギュレルについて、母国トルコのメディアから大きな懸念の声が上がっています。トニ・クロースとルカ・モドリッチが去った後、中盤のタクトを振るう存在として期待されていましたが、現在はトップ下でもインサイドハーフでもない中途半端な立場に置かれており、スタメン出場しても必ず交代させられる状況が続いています。

 

🎤 アルベロア監督はギュレルの交代について、『私以上にギュレルを起用した監督がいるかどうかは分かりません。私は就任して以来、彼を信頼してきました。今日ギュレルがやっていたタスクをこなすのに、より慣れているパラシオスを投入しました。マドリードは勝ちましたし、私たちは皆勝ったのです』と説明しました。

 

📝 しかし、トルコ国内ではこの状況への批判が強まっています。著名なジャーナリストであるAhmet Ercanlar氏は、『レアル・マドリードは今年、混沌に陥っています。アルダはこの混沌の代償を払うべきではありません。アルダが不満を抱いているのは、彼自身が自分の能力をよく理解しているからです。もしレアル・マドリードが彼を活かせないのであれば、彼はプレミアリーグから素晴らしいオファーを受けて去るでしょう。アルベロアは彼に何を期待しているのでしょうか?もし芸術性を求めているのなら、望むものを得られるでしょう。しかし、ロバのようにすべての重荷を背負うことを期待しているのなら、それは明らかに違います。彼のような選手は50年に一度しか現れません。彼は平凡さを受け入れることはできません』と厳しく指摘しました。

 

🗞 さらに、Milliyet紙のEgemen Çidar記者も、『レアル・マドリードの混沌とした雰囲気がアルダ・ギュレルに悪影響を及ぼしています。ヴィニシウスやベリンガムのような選手たちが、まるでクラブのボスであるかのように振る舞っています。カルロ・アンチェロッティが去って以来、マドリードにはリーダーシップの空白があり、これはここトルコでもよく話題に上るテーマです』と語っています。また、ASのトルコ特派員であるMustafa Özgur氏も『ここで人々は、アルダ・ギュレルにはレアル・マドリードでの未来がないと考えています。彼は自分に起きていることに満足していません』と述べており、状況の悪化が浮き彫りになっています。(SPORT)

 

■【イバン・エルゲラによるアルベロア監督とフロントへの痛烈批判】

 

📻 レアル・マドリードのOBであるイバン・エルゲラが、イケル・カシージャスのポッドキャスト番組「Bajo Los Palos」にゲスト出演し、クラブの現状について厳しい言葉を投げかけました。特にシャビ・アロンソの解任については、『シャビ・アロンソを解任したことは意味がありませんでした』とバッサリ切り捨てました。チームはまだリーグ戦やチャンピオンズリーグを戦える状態にあり、2月や3月まで状況を冷静に評価する時間は十分にあったため、急いで解任する必要はなかったと主張しています。

 

🗣 さらに、後任にアルバロ・アルベロアを据えたことに対しては、『もしシャビ・アロンソを解任するのであれば、これらすべての事態に対処できる経験豊富な監督を準備しておく必要があります。ある日突然、1部リーグで一度も指揮を執ったことのない若手を昇格させるなんて。アルベロアがこのような状況に適任だとは思いません。レアル・マドリードは、このような非常にデリケートな時期にベンチでその場しのぎの対応をすることはできません』と痛烈に批判しました。代役の適任者としては『例えばラウールであれば、このすべての状況をもっとうまく処理できたと思います』と具体名を挙げています。

 

👔 最後にクラブのトップであるフロレンティーノ・ペレス会長に対しても、『フロレンティーノ・ペレスは、このような変更を計画する際、もっと常識を持つべきです』と苦言を呈しました。

アルベロア監督は現在、肉体的にも疲労が見え、メディアやSNSからの批判に耐えながら、Bチームであるカスティージャの選手たちを活用して状況を切り抜けています。来季は退任すると見られていますが、リーグ戦とチャンピオンズリーグの二冠などを達成すれば続投の可能性も残されています。また、MARCA紙のコラムでは、アルベロア監督の『ここに来たいと思った者たち』という発言に対し、そのようなスローガンめいたメッセージを発するには分厚い皮膚と圧倒的な実績が必要であり、ロッカールームに壁を作るリスクがあると論評されています。(SPORT, Estadio Deportivo, MARCA)

 

■【ヴィニシウスを取り巻く騒動とアドバイザーの銃撃事件】

 

⚠️ ヴィニシウス・ジュニオールを取り巻く環境は、ピッチ内外で騒がしさを増しています。UEFAチャンピオンズリーグのベンフィカ戦で、ジャンルカ・プレスティアンニが口元をシャツで隠しながらヴィニシウスに人種差別的な発言をしたとして、UEFAが証拠不十分のままプレスティアンニに予防的な1試合の出場停止処分を科しました。これに対し、MARCA紙のコラムでは激しい議論が展開されています。

 

📝 コラムニストは、ヴィニシウスに対する人種差別はいかなる場合も正当化されないと前置きしつつも、彼の継続的な悪態(スタンドのファンを2部落ちだと挑発する、常に揉め事を起こす、嘲笑的で挑発的な笑い、ファンや選手への侮辱的なジェスチャー、審判への侮辱、試合中の延々とした文句)が敵対的な環境を生み出していると指摘しました。アントニオ・リュディガー、オーレリアン・チュアメニ、キリアン・ムバッペ、エデル・ミリトン、ロドリゴ、エドゥアルド・カマヴィンガ、フェルラン・メンディ、ジュード・ベリンガムといった他の黒人選手にはこのような問題が全く起きていないことからも、ヴィニシウス自身の振る舞いが原因であると断じています。また、両者の成績についても、ムバッペが92試合で82ゴールを記録しているのに対し、ヴィニシウスは97試合で35ゴールであるとデータを挙げて比較しています。

 

🔥 コラムではさらに、ヴィニシウスがシャビ・アロンソ前監督に対して交代を命じられた際に反抗的な態度をとり、その後フロレンティーノ・ペレス会長がヴィニシウスを擁護してアロンソを解任した経緯に触れ、会長の甘やかしがクラブの規律を破壊していると批判しました。クラブのイメージを守るため、契約延長を行わずに1億5000万ユーロの契約解除金を設定し、売却してニコ・ウィリアムズなどの選手と入れ替えるべきだという極端な提案まで飛び出しています。また、UEFAが確固たる証拠なしにプレスティアンニを出場停止にしたことを独裁的だと批判する一方、ナチス式敬礼を行った観客が1名いたことを理由にレアル・マドリードのスタンド一部(500席)の閉鎖を決定しながら、1年間の執行猶予を付けたUEFAのダブルスタンダードな対応も滑稽であると切り捨てています。

 

🔫 一方、ブラジルのリオデジャネイロでは、ヴィニシウスとルーカス・パケタのマーケティングおよびイメージアドバイザーを務めるエドゥアルド・ペイショット氏が銃撃される事件が発生しました。午前2時頃に車で移動していたところ、武装した2人の男に携帯電話を要求され、素直に渡したにもかかわらず腹部を撃たれて逃走されました。ペイショット氏は自身のSNSで『悪夢のようでしたが、リオでのある夜の出来事でした。強盗未遂で胃を撃たれ、入院しています』と報告しており、命に別状はなく状態は安定しているとのことです。警察は逃走した2人の犯人の行方を追っています。(MARCA)

 

■【マンチェスター・シティとのCL大一番と若手の台頭】

 

🏆 来週水曜日に迫ったUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16のマンチェスター・シティ戦第1戦に向けて、緊張感が高まっています。この対戦は2012年の初対決以来、今回で16回目と17回目となります。CL史上では、レアル・マドリード対バイエルン・ミュンヘン(28回)、レアル・マドリード対ユベントス(22回)に次ぐ対戦回数であり、ミラン対バルセロナ(17回)と並ぶ、まさに現代の「クラシコ・エウロペオ(欧州のクラシコ)」となっています。これまでの15回の対戦成績はマドリード5勝、引き分け5、シティ5勝と完全に五分の状態であり、アルベロア率いるマドリードとペップ・グアルディオラのシティがこの均衡を破ろうとしています。なお、ヴィニシウスがシティ戦に向けてマドリディスタとベルナベウのファンを鼓舞する熱いスピーチを行った映像も公開されています。

 

🇬🇧 対戦相手のシティは、ペップ・グアルディオラ監督がエースのアーリング・ハーランドをメンバー外にして完全休養を与え、FAカップのニューカッスル戦に臨みました。試合は前半18分に失点して苦戦を強いられましたが、サヴィーニョのゴールとオマル・マルムシュの2ゴールにより1-3の逆転勝利を収め、万全の状態でベルナベウに乗り込んできます。なお、シティのベルナルド・シウバは契約があと3ヶ月半で満了となりますが、彼の去就はグアルディオラ監督の進退に完全に依存している状況です。

 

✨ レアル・マドリード側は、ベリンガムとムバッペが少なくとも第1戦の前半には間に合わない見通しとなっています。しかし、ポジティブな要素もあります。18歳のカスティージャ所属、ティアゴ・ピタルチがヘタフェ戦に続いてセルタ戦でもスタメン出場し、クラブが危機的状況にある重圧を感じさせない素晴らしいパフォーマンスを披露しました。シティ戦にはエドゥアルド・カマヴィンガが復帰する予定ですが、アルベロア監督はパフォーマンスが上がらないカマヴィンガを起用するか、好調な若手のピタルチを継続して起用するか、大きな決断を迫られています。(Mundo Deportivo, MARCA, AS)

 

■【中盤の補強計画とロドリ獲得見送りの真相】

 

🔄 来夏の移籍市場に向けた中盤の補強について、新たな動きが判明しました。バロンドール2024を受賞したマンチェスター・シティのロドリ(29歳)は、これまでマドリードの有力な獲得候補と見られていましたが、クラブ幹部の来夏の獲得目標リストから外れたことが確実となりました。クラブは中盤の補強を予定していますが、ウォートン(クリスタル・パレス)、ケース・スミット(AZアルクマール)、ヴィティーニャ(PSG)などが候補に挙がっており、チームが必要とするプロフィールとクラブの戦略に合致する選手をじっくりと分析する方針です。バルデベバスではロドリのプレーを高く評価していましたが、彼の負傷によってアプローチの試みは完全に遠のきました。

 

🗣 ロドリはマンチェスター・シティと2027年6月30日までの契約を残しており、現在はクラブからの契約延長オファーを巡って将来が議論されています。ロドリの父親であるアントニオ・エルナンデス氏はナショナルスポーツアワードの場で息子の去就について問われ、『彼は今いる場所にとても満足しています。このような状況での自然な慎重さはご理解いただけるでしょう。私は何も知りませんし、本当に何も知らないと言っています。歴史は書かれなければならないものです』と語りつつ、『ワールドカップに行きたくてたまらない』とも明かしています。ロドリは間もなく、CLの対戦相手としてサンティアゴ・ベルナベウのピッチに立つことになります。(AS)

 

【本日の総括】

 

セルタ戦で劇的な勝利を収めたものの、アルダ・ギュレルの不満やイバン・エルゲラによるアルベロア監督・フロントへの痛烈な批判など、クラブ内部の不協和音は収まっていません。ヴィニシウスの振る舞いに対する議論やアドバイザーの銃撃事件などピッチ外の騒動も続く中、チームは若手の台頭を希望の光とし、因縁のマンチェスター・シティとのCL大一番に挑みます。来夏の補強戦略も含め、激動の時期を迎えています。