レアル・サラゴサ降格による移籍金ビジネスへの影響

レアル・サラゴサがプリメーラRFEFに降格したことで、ベティスが将来的に得られるはずだった移籍金利益の一部が完全に消滅しました。影響を受けるのは、サラゴサに所属している3人の元ベティス選手です。

1月にフリーで加入したマウリ・メンサーについては、ベティスが将来の売却益の10%を保持していました。サラゴサがセグンダに残留していれば2028年までの自動契約延長オプションが発動するはずでしたが、降格により彼はフリーエージェントとなるため、この権利もなくなりました。

ポール・アクオクは2023年の夏にリヨンへ300万ユーロで売却した際、ベティスは将来の売却益の20%を保持していました。しかし彼のパフォーマンスは低下しており、リヨンがこの夏に300万ユーロ以上で彼を売却する可能性は極めて低く、ベティスが利益を得る見込みは実質的に消滅しています。

一方、ロベル・ゴンサレスについては少し希望が残っています。NECナイメーヘンへ移籍した際に40%の保有権を残しており、彼がサラゴサでの6ヶ月間で高いレベルのプレーを見せたため、ラス・パルマス、マジョルカ、ブルゴスなど複数のセグンダのクラブが獲得に関心を示しています。移籍金が少額であっても、移籍が成立すればベティスの金庫に資金が入る可能性があります。(via Estadio Deportivo)

リーベル・プレートの若手CBラウタロ・リベロへの接触

ベティスのフロントは、主力ディフェンダーの退団に備えて動き出しています。そのターゲットとなっているのが、リーベル・プレートで大きな注目を集めている22歳のセンターバック、ラウタロ・リベロです。ベティスは彼の条件やリーベル・プレートの意向を探るために直接接触を図り、今夏のヨーロッパ移籍の候補として名乗りを上げました。

選手側の関係者もベティスからの関心が本物であることを認めていますが、現時点では話し合いの段階に留まっており、ベティスは守備陣に空きが出た場合のみ本格的な獲得に動く予定です。リーベル・プレートは彼を非常に高く評価しており、納得のいくオファーがない限りは残留させる方針です。Transfermarktでの市場価値は700万ユーロとされていますが、クラブの要求額はそれを上回り、さらに将来の売却益のパーセンテージを含めることも求めています。

リベロの契約は2029年12月31日まで残っており、選手自身は落ち着いていて無理な退団は求めていません。ただ、ヨーロッパへの挑戦は自身の成長にプラスになると考えており、この夏に実現すれば良いと前向きに捉えています。なお、レアル・ソシエダも彼の獲得に向けて交渉を行っており、争奪戦となっています。リベロはアルゼンチン代表のスカローニ監督から高く評価され、ワールドカップの最終リスト入りに近づいていましたが、最終的に落選したことはベティスの交渉において有利に働く要素となっています。(via Estadio Deportivo)

ネルソン・デオサの退団に向けた動きとヴァスコ・ダ・ガマの関心

マヌ・ファハルド主導によるチームの変革において、セルジ・アルティミラとともにネルソン・デオサの退団が計画されています。

現在、ヴァスコ・ダ・ガマのスポーツディレクターがスペインを訪れており、新監督として就任したエルナン・クレスポの意向もあって、コロンビア人選手であるデオサの獲得を狙っているとみられています。ベティスはデオサの保有権80%に対して1000万ユーロを要求して一切譲歩する姿勢を見せていません。

先日、リーベル・プレートから「保有権の60%に対して700万ユーロを支払い、来年残りの20%を約300万ユーロで買い取る」というオファーが届きましたが、ベティスは分割払いを嫌ってこれを拒否しました。クラブはアルゼンチンのクラブがオファーを引き上げるか、あるいはメキシコ、ブラジル、イングランド、トルコの他のクラブが名乗りを上げるのを待つ構えです。(via Estadio Deportivo)

U-19スペイン代表にベティスから2名選出、2名はプレシーズンへ

ウェールズで開催されるU-19欧州選手権に向けたスペイン代表の最終メンバー21名がパコ・ガジャルド監督から発表され、ベティスからはゴールキーパーのマヌ・ゴンサレスとフォワードのホセ・アントニオ・モランテの2名が見事に名を連ねました。彼らは10度目の優勝を目指して大会に挑みます。

一方で、代表候補に入っていたオスカル・マスケとイバン・コラレホは最終選考で惜しくも落選となりました。しかし、彼らにとっては7月7日にスタートするマヌエル・ペレグリーニ監督率いるトップチームのプレシーズンに初日から参加できるというポジティブな側面もあります。(via Estadio Deportivo)

左サイドバック補強戦線:フラン・ガルシアらの動向

ストライカーの獲得に次いで最優先事項となっている左サイドバックの補強ですが、なかなか良いニュースが届きません。ワールドカップに出場しているリカルド・ロドリゲスは契約満了で退団し、ジュニオル・フィルポのパフォーマンスも怪我の影響などで納得のいくものではないため、クラブは左サイドの全面的な刷新も検討しています。

レアル・マドリードのフラン・ガルシアは放出の対象となっており、ベティスが彼を高く評価していることは事実です。スポーツディレクターはラージョ・バジェカーノ時代から彼をよく知っていますが、彼が要求する給与と、マドリーが設定している1000万ユーロという移籍金(マドリーは保有権の一部維持と買い戻しオプションも要求)は、現在のベティスの資金力を超えています。価格が下がれば再び獲得候補になるでしょう。

また、カイキ・ブルーノについては、コモとの間で支払い方法を巡る意見の相違がありましたが、買い取り義務付きのレンタルという形で交渉がまとまりました。セスク・ファブレガス率いるチームは約1400万ユーロを支払う予定ですが、これはベティスが支払うつもりのない金額でした。さらに、外国人枠の問題もベティスには立ち塞がっていました。

ローマのアンヘリーニョに関しても、ベティスは仲介者を通じて買い取りオプション付きのレンタルを打診したのみです。選手自身も現時点では明確な考えを持っておらず、事態の推移を見守っています。ベティスは彼の経験と質を評価していますが、プランAとは見なしていません。(via Estadio Deportivo)

アントニーのW杯落選と休暇中の家族への思い

恥骨の負傷に苦しみながらも、シーズンを14ゴール11アシストという素晴らしい成績で終えたアントニーですが、ブラジル代表のワールドカップメンバーからは惜しくも落選しました。彼のこの数字は、アンチェロッティ監督が選出した8人のアタッカーのうち6人を上回るものでした。

現在彼はブラジルのマセイオの美しいビーチで家族とともに休暇を過ごしています。自身のInstagramには、子供たちと歩く様子を映したストーリーを投稿し、『人生は私に多くの成果を与えてくれたけれど、私の最大のトロフィーは私の隣を歩いている。私の子供たちだ』と深い家族愛を表現しました。

代表落選が決定した際にも彼は非常に前向きなメッセージを発信していました。『もちろん、代表チームでもう一つのワールドカップに出られないことへの悲しみは残る。でも、これまでやってきたことすべてを誇りに思い、落ち着いている。今は、6度目の優勝を目指して戦うブラジル代表の友人たちを応援する時だ。ここからみんなを応援するよ。この夢は生き続けているから、これまで通り働き続ける』。(via ElDesmarque)

イスコ・アラルコンの復帰への道のりとドキュメンタリー公開

移籍市場での動きが静かな中、ベティスファンにとっての最大の希望は、イスコ・アラルコンが再び最高のレベルを取り戻すことです。

そんな彼の2024年の春に負った重傷からの過酷なリハビリの日々を追ったドキュメンタリー「En Silencio(沈黙の中で)」が公開されました。監督は彼のパートナーであるサラ・サラモが務めています。イスコはこの作品のプロモーションとしてSNSで切実な思いを綴りました。『何百万人もの人がワールドカップを見ている一方で、決してテレビには映らないこの物語の一部がある。それは疑念の物語。痛みの物語。二度とプレーできるかどうかわからないという物語...』。

新シーズンに向けてペレグリーニ監督の下で100%の状態に戻すため、彼は休暇を中断してルイス・デル・ソル・スポーツシティでクラブのスタッフとともにリハビリに励んでいます。シーズン終了時には自身の状態について次のように力強く語っていました。『シーズンの始まりよりはずっと良く、自分が望むよりはずっと悪い状態で終わった。今は一歩一歩進み、良い感覚を掴み、リズムを取り戻し、痛みが消えるように努めるプロセスだ。来シーズンは最高のレベルで、そして最も重要なことだが、痛みなく戻れることを願っている』。(via ElDesmarque)

クチョ・エルナンデスがW杯でアシスト、第一子誕生の喜び

ワールドカップのウズベキスタン対コロンビア戦(コロンビアが3-1で勝利)において、クチョ・エルナンデスが試合終了間際に魅せたプレーがSNSで大きな話題を呼んでいます。激しい献身と闘争心でボールを奪い返し、チームメイトのカンパスへ完璧なアシストを供給して3点目を演出しました。

試合後、彼はワールドカップデビューの大きな感動とともに、個人的な喜びを明かしました。『感動した。6月1日に生まれた息子にまだ会えていないから、すごく会いたい。これは彼ら、妻、息子のためのものだ。彼らのために戦い続ける。子供はパンを小脇に抱えて生まれてくるという諺があるよね』。

また、自身のSNSでも『ワールドカップデビュー。誇り、感動、そしてもっとやりたいというハングリー精神!!!バモス、コロンビア』と熱い情熱に満ちたメッセージを投稿しています。(via ElDesmarque)

ベティス・デポルティーボのダニ・フラゴソ監督が契約延長

ベティス・デポルティーボ(リザーブチーム)を指揮するダニ・フラゴソ監督が、クラブと2028年までの契約延長に合意しました。

昨シーズンは途中就任ながらもチームの立て直しに成功し、プリメーラRFEFでの奇跡的な残留にはあと一歩届きませんでしたが、後半戦だけでリーグ5位に相当する34ポイントを獲得する素晴らしい手腕を発揮しました。来季はセグンダRFEFの舞台で再びチームを率いることになります。

フラゴソ監督は、過去にフベニールAを率いてリーグ優勝2回、UEFAユースリーグ出場、そしてクラブ史上初のコパ・デ・カンペオネス優勝を果たすなど、下部組織の育成において目覚ましい実績を残しており、将来を嘱望される若手監督の一人です。(via ElDesmarque)

ナタンの移籍金設定:バルサなどが狙う左利きCB

昨夏、ナポリから900万ユーロの買い取りオプションを行使して獲得したブラジル人センターバック、ナタンに対して、FCバルセロナなどの強豪クラブが熱い視線を送っています。

Transfermarktでの彼の評価額は2500万ユーロですが、ベティスは彼を非常に高く評価しており、獲得を希望するクラブに対しては3500万ユーロという強気の価格を提示しています。もしこの金額で売却が成立すれば、ジオヴァニ・ロ・チェルソに次ぐクラブ史上2番目の高額移籍となります。

クラブは彼の売却を全く急いでおらず、6月30日の決算に合わせるために安売りすることは一切ないという姿勢を明確にしています。まずはネルソン・デオサとセルジ・アルティミラの退団を優先して進める予定です。現在、彼はEUパスポートを所持していませんが、チームに残留した場合は秋から取得の手続きを開始する可能性があります。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

移籍市場ではナタンの巨額移籍の噂やラウタロ・リベロへのアプローチなど、守備陣の再編に大きな注目が集まっています。同時に、怪我からの復活を期すイスコや、W杯での悔しさをバネにするアントニー、そして代表で躍動するクチョなど、ピッチ内外で選手たちの強い決意と人間味が感じられる一日でした。