モルテン・ヒュルマンドを公式発表
アトレティコ・マドリードがスポルティングCPからデンマーク代表MFモルテン・ヒュルマンドを獲得したことを公式発表しました。マテウ・アレマニーSDにとって、アレハンドロ・グリマルドに次ぐ今夏2人目の大型補強となります。移籍金は約4000万ユーロで、2031年6月30日までの5年契約を結んでいます。ディエゴ・シメオネ監督は、パブロ・バリオスやジョニー・カルドーソの怪我、そしてコケの負担軽減という課題を抱える中盤に、待望の5番を迎え入れることになりました。冬の移籍市場でジョアン・ゴメスの獲得に失敗し、有望株のロドリゴ・メンドーサやオベド・バルガスを獲得していましたが、ついに即戦力の確保に成功した形です。
クラブの公式声明では『彼はフィジカルの強さ、ボール奪取能力、ゲームを読む力に秀でており、それが予測能力とボール配給力を高めている』と紹介されており、さらに『私たちの新しい選手は、ロヒブランコの選手としてリヤド・エア・メトロポリターノを知る前に、マドリードの専門施設でメディカルチェックをクリアした』と報告されています。
185cmの長身を誇るヒュルマンドは、レッチェやスポルティングでキャプテンを任された強烈なリーダーシップの持ち主です。タックル勝率83.8%という対人の強さに加え、空中戦でも攻守にわたって絶大な存在感を発揮します。スピードで勝負するタイプではなく豊富な運動量でカバーするディーゼルエンジン型で、ボール保持時は安全なショートパスを好む実用的なプレースタイルです。スポルティングでは141試合で10ゴール12アシストを記録し、2列目からの飛び出しや、時速128kmを記録したこともある強烈なミドルシュートも武器です。激しいプレーも厭わず、昨シーズンは45試合で16枚のイエローカードを受けています。
彼は子供の頃からアーセナルのファンであり、左肩にエンブレムのタトゥーを入れていることでも知られています。昨季のチャンピオンズリーグ準々決勝でそのアーセナルに敗れた際には『低インテンシティで、リズムもなく、ゴールもない試合だった。退屈だったと言わざるを得ない』と忖度なしの厳しいコメントを残すなど、物怖じしないキャラクターです。スポルティングは彼の退団にあたり、これまでの貢献に感謝する感動的なお別れビデオを公開しています。アトレティコ・アビアシオン時代からの伝統を受け継ぐ、新たな中盤の要としての活躍が期待されます。 (via SPORT / MARCA)
W杯の影響で開幕戦が延期
アトレティコ・マドリードの2026-2027シーズン開幕戦となるマラガCF戦の延期が決定しました。当初は8月15日または16日の週末に予定されていましたが、スペイン代表がワールドカップで準決勝に進出したことが原因です。ラ・リーガの規定では、W杯の準決勝以上に進出した選手にはシーズン終了から新シーズン開幕までに最低3週間の休養を与えることが義務付けられています。
アトレティコには、スペイン代表として勝ち進んでいるアレックス・バエナ、アレハンドロ・グリマルド、マルク・プビル、マルコス・ジョレンテが在籍しています。さらに、ノルウェー代表のアレクサンデル・セルロートや、アルゼンチン代表のフリアン・アルバレス、フアン・ムッソ、ナウエル・モリーナ、ティアゴ・アルマダ、ジュリアーノ・シメオネなども勝ち進んでおり、チームの主力の多くが休養対象となる可能性が高い状況です。
試合は8月18日から20日の平日に組み込まれる予定です。ラ・リーガは本来、8月最終週を延期試合のための予備週として設定していますが、本拠地リヤド・エア・メトロポリターノでは8月28日から30日にかけて人気アーティストThe Weekndのコンサートが予定されているため、スタジアムを使用できないという事情が絡んでいます。 (via SPORT)
フリアン・アルバレスのバルサ移籍騒動
アトレティコのストライカー、フリアン・アルバレスを巡り、FCバルセロナとの水面下での交渉が白熱しています。バルセロナはW杯終了後に約1億3000万ユーロの最終オファーを提示する予定です。
この交渉の裏で、アトレティコのマテウ・アレマニーSDがバルセロナからの初期オファーをエンリケ・セレソ会長やミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOに即座に伝えていなかったことが発覚し、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が激怒。事態を重く見たラポルタ会長は、アレマニーSDを介さず、セレソ会長と直接連絡を取り合って交渉を進めることで合意しました。アトレティコ側は1億5000万ユーロを要求していましたが、バルサ側は1億3000万ユーロが適正価格だと考えており、それ以上の増額はしない構えです。また、レアル・マドリードからもオファーがあったとされていますが、バルセロナはこれを価格を吊り上げるためのブラフであると見ており、選手本人がバルサ移籍を望んでいると確信しています。
アトレティコとしては、トップクラスの代役を確保するまではアルバレスの放出を絶対に認めない方針を貫いています。すべての関係者は、W杯が終了するまで具体的な動きを保留することで合意しています。
これに関連して、ある関係者がアルバレスの現状について意味深なコメントを残しています。『フリアンは非常に正直で、それがおそらく人々を怒らせるのだろう。私にもアトレティコで同じことが起きた。もちろん話し合いで解決できるだろうし、彼がアトレティコにとどまることができると信じているが、彼がどのような状況にあるのかも見極めなければならない』と、クラブ内部でのコミュニケーションの難しさを指摘しつつ、残留への希望を口にしています。 (via ElDesmarque / SPORT / MARCA)
セルロートのユベントス移籍は停滞
同じく前線の要であるアレクサンデル・セルロートについても、移籍の噂が絶えません。最も熱心に獲得を狙っていたユベントスですが、ここにきてターゲットをPSGのランダル・コロ・ムアニや、フリーとなっているドゥシャン・ヴラホヴィッチの復帰へと変更したため、セルロートの交渉は停滞しています。
しかし、完全に可能性が消滅したわけではありません。ユベントスのジョヴァンニ・カルネヴァーリ会長は『ドアは開いている。セルロートだけでなく、他の多くの選手に対しても』と語り、引き続きセルロートが獲得候補のリストに入っていることを認めています。マテウ・アレマニーSDは、フリアン・アルバレスとセルロートのダブル放出の可能性も視野に入れながら、迅速かつ賢明な決断を迫られています。 (via ElDesmarque)
攻撃陣の補強候補
主力アタッカーの退団の可能性に備え、アトレティコ・マドリードは新たな前線の補強に向けて動いています。最大の目玉となっているのが、イングランド人アタッカーのメイソン・グリーンウッドです。一時はトルコのフェネルバフチェへの移籍が濃厚と見られていましたが、状況が一転し、最終的にアトレティコ・マドリードが新たなオファーを提示し、獲得を再始動させました。現在、グリーンウッドはアトレティコへ加入する可能性が非常に高まっています。
さらに、もう一人の有力な補強候補としてニコロ・トレソルディの名前も挙がっています。クラブは前線の再編に向けて複数のオプションを同時進行で探っており、マテウ・アレマニーSDの手腕が試される夏となっています。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque / SPORT)
【本日の総括】
シメオネ監督待望のピボーテ、ヒュルマンドの獲得が完了し中盤の強化に成功しました。一方でW杯の影響により開幕戦が延期となるアクシデントが発生。そしてフリアン・アルバレスとセルロートの去就が不透明な中、グリーンウッドらの獲得に向けてクラブは慌ただしい動きを見せています。