アトレティコ・マドリード

右サイドバックを務めていたナウエル・モリーナが移籍金約1700万ユーロの4年契約でローマへ完全移籍することが合意に達しました。4年前にアトレティコが支払った2000万ユーロを下回る額ですが、クラブにとっては給与上限の緩和に繋がります。モリーナは今夏7人目の退団選手となり、これまでにチアゴ・アルマダ、フリオ・ディアス、アントワヌ・グリーズマン、ラングレ(ベンフィカへレンタル)、モルドヴァン(アイュプスポルへレンタル)、ニコ・ゴンサレス(ユベントス復帰)が去っています。指揮官のディエゴ・シメオネはマルコス・ジョレンテのバックアップ兼競争相手としてアレックス・バエナやハビ・ボニャールを想定していますが、市場でさらなるサイドバックを物色する可能性もあります。

チームはソウルでマンチェスター・シティと親善試合を行い、1-3で敗北しました。その中で16歳のカンテラーノDFホルヘ・ドミンゲスが42分にコケのコーナーキックからヒュルマンドのパスを受けて先制ゴールを記録しました。ドミンゲスはデビュー戦での得点に興奮を隠せず、次のようにコメントしています。『はい、これは私の初めてのゴールであり、この瞬間を絶対に忘れません。モルテン(ヒュルマンド)がシュートすると思ったが、良い位置にいなかった。ボールが届かないかもしれない、自分のところに来るかもしれないと思った。実際に届いて、シュートしてゴールが決まった。お祝いの時は友達のことを考えた。先輩たちはポジショニングやプレー、チームの助け方についてアドバイスをくれる。彼らの言うことを聞いて、できるだけ改善したい。一歩一歩、アトレティの信頼とともに進みたい。もしチャンスをもらえるなら、全力を尽くす。素晴らしい機会だ。この瞬間を長い間待っていた。アトレティコ以外のチームでプレーしたことはない。誇りだし、常にクラブに感謝している』。シメオネ監督も『彼をトップチームに残すか、あるいはユースチームに戻すかはまだ決めていない。彼は重要な選手で、我々を助けてくれる存在だと理解している。ご存じの通り、私にとって選手に年齢は関係ない。実力を証明できるかどうかだ。このまま成長すれば重要な存在になる。急がせず、守り、ケアしていく必要がある』と若き才能を称賛しました。

また、今夏加入した韓国代表イ・ガンインが64分から出場し、鋭いフリーキックなどで観衆を沸かせました。イ・ガンインは『ここでお披露目できるのは非常に特別だ。韓国のファンは私をとても愛してくれており、私も人々を愛している。とても幸せだ。敗北は嬉しくないが、これは始まりに過ぎない。次のマルセイユ戦やリーグ戦に向けて最善の準備をして勝利を収めたい。チームメイトとともに非常にエネルギッシュで幸せに感じた。このクラブ、アトレティコのすべての人、チームメイトのために120%を捧げる。どこのポジションでも構わない。プレーする場所でチームを助け、120%を出す。それだけを考えている』と意気込みを語りました。シメオネは彼の起用について『少ない出場時間だったが、徐々に彼とチームに必要なリズムを取り戻していくだろう。身体的な部分も含めて適応の時間が必要だ。右サイド、インサイドハーフ、左サイド、トップ下など、特徴に合わせて異なるシステムに適応できる選手。チームに最も利益をもたらす場所に配置したい』と言及しています。

シメオネはワールドカップ後に主力選手たちの合流が遅れている現状を危惧しており、『10名の国際的選手がワールドカップの決勝や準決勝に出場した。本当に心配している。競い合うまであと9日しかないのに、グループでの練習もチームとしての試合もできていない。確かに困難に直面するだろうし、今からそれを予測していく必要がある』と厳しい表情を見せました。

さらに、アトレティコが保有する22歳のDFダニ・マルティネスがシティ戦で90分間フル出場を果たし、そのパフォーマンスによってオサスナ、ジローナ、アラベスから強い関心を集めています。オサスナはすでに獲得オファーの提示を検討しています。一方で、バルセロナが熱望するジュリアン・アルバレスについて、ヒル・マリンCEOは『1億ユーロでも1億5000万でも、あるいは2億ユーロでも絶対に売却は受け入れない』と無限のノーを突きつけています。ジュリアンは月曜日にアトレティコの練習に復帰し、シメオネ監督らと対談してバルサ移籍を直訴する構えですが、シメオネは『アントワヌ・グリーズマンの時と同じ。ピッチ上でクオリティとリーダーシップを証明するしかない』と、残留を前提とした姿勢を示しています。 (via Estadio Deportivo / MARCA / Mundo Deportivo)

レアル・ソシエダ

ワールドカップでスペイン代表の優勝に貢献したミケル・オヤルサバルとマルティン・スビメンディが、サン・セバスティアン市から表彰されました。エイバル出身ながら長年同市に暮らすオヤルサバルは、市民からの大歓声に包まれながら次のように語りました。『まだ自分たちが成し遂げたことの意味を十分に理解していないと思うが、これ以上ないほど幸せだ。15歳でここに来て、素晴らしく温かく迎え入れられたので、自分が愛するレアル・ソシエダの人々と一緒に祝いたい。月曜日にはもうトレーニングに戻る。早くチームを助けたい』。

スビメンディ(27歳)を巡っては、アーセナルがブルーノ・ギマランイスを獲得したことで去就が不透明になっており、チェルシーも獲得を狙っています。クラブは少なくとも9000万ユーロの移籍金を要求する見込みです。AIによるシミュレーションでは、レアル・マドリードがロドリ獲得を逃した際、戦術的理解力やゲームの流れを読む力の観点から、最も理想的な代役としてスビメンディの名前が弾き出されました。

その他の動きとして、24歳のハビ・ロペスがフェイエノールトへレンタル移籍する方向で調整が進められています。また、ネオムに所属する21歳のフランス人DFネイサン・ゼゼがソシエダの新たなセンターバック候補としてリストアップされています。 (via SPORT / Mundo Deportivo)

レアル・ベティス

ベティスはラ・カルトゥハで行われたボーンマスとの親善試合に臨み、2-2で引き分けました。この一戦では今夏新加入のクチョ・エルナンデスが移籍後初ゴールを記録し、復活をアピールしました。エルナンデスは『ゴールから始められることは信頼につながる。身体的には最初のプレシーズンマッチだが、リーグ開幕まで2週間あれば十分。良い感覚が得られた』と語っています。

しかし、試合の前半終了間際に不穏な空気が流れました。プレシーズン中に偽9番として起用され3ゴールを挙げていたネルソン・デオサが執拗なファウルを受けたことに激昂し、相手選手にボールをぶつけたことでピッチ上で激しい小競り合いが勃発しました。この騒ぎに過剰に反応したブラジル人MFアントニーが相手選手を強く突き飛ばし、一発退場(レッドカード)となりました。アントニーは激怒し、テーピングを引きちぎりながらピッチを後にし、チームは気温30度を超える酷暑の中で後半を10人で戦う羽目になりました。マヌエル・ペレグリーニ監督は彼に失望しており、カルトゥハのスタンドからはため息が漏れていました。

ベンチ入りしたものの出場機会のなかったナタンは、試合終盤にウォーミングアップを命じられた際、コーチ陣に対して不満げなジェスチャーを見せており、マーク・バルトラが彼をなだめる場面がありました。ナタンの去就も不透明となっています。一方で、ベティス復帰が熱望されているダニ・セバジョスは自身のSNSに、娘たちがベティスのロゴ入りウェアを着用した写真を投稿し『世界にさらに2人のベティスファンが誕生した』とラブコールを送っています。しかし、ジオバニ・ロ・チェルソが残留を希望し、デオサの売却も進まないことから、セバジョス獲得のための登録枠を空ける作業は停滞しています。ファンは『彼が本物のベティスファンなら、来季はここでプレーしているはずだ』と期待を寄せています。

なお、35歳のセドリック・バカンブはブラジルのインターナショナル・ポルト・アレグレとの間で月給約10万ユーロの条件で移籍交渉の最終段階に入っており、チミ・アビラもボカ・ジュニオルスへの移籍に近づいています。また、獲得を打診したノッティンガム・フォレストのアルノー・カリムエンドについては、クラブが3500万ユーロの買い取り義務付きレンタルを求めたため、ベティスは交渉のテーブルから退きました。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)