【今日のラインナップ】

 

✅ カディス [7戦未勝利で監督解任危機、次節は背水陣の最下位サラゴサ戦]

 

✅ レアル・サラゴサ [今季4人目の新監督就任、ケガ人続出で満身創痍の最下位]

 

✅ カステリョン [監督ベンチ入り禁止も盤石の体制でソシエダB戦へ]

 

✅ レアル・ソシエダB [ホームのズビエタで躍進カステリョンを迎え撃つ]

 

✅ マラガ [本拠地で圧倒的強さ、カンテラ主体で自動昇格圏へ肉薄]

 

✅ レアル・バジャドリード [約4ヶ月ぶりのホーム勝利で降格圏脱出、次節はアウェイ配分なしで抗議]

 

✅ ラシン・サンタンデール [昇格の有力候補、ホームで相性の良いコルドバと対戦]

 

✅ コルドバ [鬼門エル・サルディネロで2013年以来の勝利を目指す]

 

✅ ラス・パルマス [約80日ぶりの白星で6位キープ、次節はセウタとPO直接対決]

 

✅ ADセウタ [破竹の3連勝で7位浮上、PO圏内を懸けてラス・パルマスに挑む]

 

✅ デポルティーボ・ラ・コルーニャ [自動昇格圏を射程もエースのジェレマイが負傷離脱]

 

✅ グラナダ [二つの顔を持つ不安定な戦いぶり、リアソールでデポルティーボ戦]

 

✅ ウエスカ [バジャドリードに敗れ痛恨の降格圏転落]

 

✅ ミランデス [最下位タイに低迷、スタジアム改修でアウェイ客受け入れ不可に]

 

✅ カルタヘナ [PO圏外転落も新監督下で必勝期す、縁起の良いアラゴン州へ]

 

✅ タラソナ [給与未払いの経済危機の中、残留へ向けカルタヘナを迎え撃つ]

 

✅ ビジャレアルB [延期試合のエルデンセ戦勝利でPO圏内へ浮上]

 

✅ エルデンセ [ビジャレアルBとの延期試合に敗北]

 

✅ クルトゥラル・レオネサ [ラス・パルマスに完敗もサラゴサを上回る勝ち点27を維持]

 

✅ ブルゴス [前節サラゴサに勝利し相手監督を解任に追い込む]

 

✅ アンドラ [勝ち点35で中位グループを形成]

 

✅ アルバセテ [アンドラやカディスと並ぶ勝ち点35で踏みとどまる]

 

✅ レガネス [カディスらを1ポイント差で追走する厳しい順位]

 

✅ エイバル [前節カディスに勝利し相手を泥沼に突き落とす]

 

(以下、詳細本文)

 

■【カディス】

ガイスカ・ガリターノ監督の去就が風前の灯火となっている。直近21ポイント中わずか1ポイントしか獲得できず、前節エイバルに敗れて7試合連続未勝利という最悪の泥沼状態。プレーオフ争いから一転、現在はアンドラ、アルバセテと並ぶ勝ち点35の14位まで後退し、レガネスとはわずか1ポイント差と降格の足音が聞こえる位置にいる。フロントやスポーツディレクターへの不満からファンが試合前に抗議行動を予定するなど不穏な空気が漂う中、第29節はホームのJP Financial Estadio(旧ヌエボ・ミランディージャ)で最下位レアル・サラゴサを迎え撃つ。まさに残留に向けた事実上の決勝戦となる。

 

■【レアル・サラゴサ】

深刻な危機的状況に陥り、勝ち点24でミランデスと並ぶ最下位の22位。前節ホームでブルゴスに敗れたことで、ルベン・セジェス監督(54ポイント中18ポイント獲得)とスポーツディレクターのチェマ・インディアスを解任した。新たにラロ・アランテギがSDに復帰し、フアン・イグナシオ・マルティネス(JIM)に監督就任を打診したものの拒否されたため、元選手のダビド・ナバーロが暫定監督に就任した。今季はガビ・フェルナンデス、エミリオ・ララス、セジェスに続く4人目の指揮官となる。負傷者も続出しており、ポマレス、モヤ、インスア、ケイディ・バレ、バレリー、アガダに加え、ラマダン中のエル・ヤミクがハムストリングを痛めて離脱。さらに19歳のウゴ・ピニージャが数日前に母親を亡くすという悲痛な状況の中、満身創痍でカディス戦に臨む。一方で、新ロマレダ建設中の仮設ホーム「イベルカハ・エスタディオ」は、スペイン初のLaLiga基準を満たすモジュラースタジアムとしてヨハン・クライフ・インスティテュートのケーススタディとして取り上げられている。

 

■【カステリョン】

ボブ・ブルガリスオーナーの下、Primera RFEFから急成長を遂げ1部昇格を夢見るプロジェクトが進行中。パブロ・エルナンデス監督が審判への不適切発言(本人は否定)により2試合のベンチ入り禁止処分を受けたものの、ズビエタでのレアル・ソシエダB戦はアシスタントのセルジ・リポジェス(30歳)が指揮を執る。GKコーチのカルロス・ゴメスやセットプレー担当のロディ・フーヘーなど強力なスタッフ陣が構築されており、監督不在の影響を感じさせない盤石の体制を敷いている。

 

■【レアル・ソシエダB】

ホームのズビエタで、勢いに乗るカステリョンを迎え撃つ。

 

■【マラガ】

現在5位(勝ち点47)に位置し、自動昇格圏までわずか2ポイント差に迫る躍進を見せている。前節は敵地ロス・カルメネスでグラナダCFにロスタイム勝利を収めた。最大の武器は本拠地ラ・ロサレダでの圧倒的な強さであり、今季ホーム14試合でわずか1敗しか喫していない。ロレンSDとフネス監督の手腕により、スタメンに7〜8人のカンテラ出身選手が名を連ねるプロジェクトが完全に機能。2028年まで契約延長したボランチのイサン・メリノやダニ・ロレンソらが躍動しており、U-21スペイン代表候補にも複数の若手が挙がっている。今節はホームでバジャドリードを迎え撃つ。

 

■【レアル・バジャドリード】

前節、ホセ・ソリージャでウエスカを相手にマルコス・アンドレ・デ・ソウザのゴールで1-0の勝利を収めた。18,367人の観客の前で約4ヶ月ぶりとなる待望のホーム勝利を挙げ、降格圏と2ポイント差の安全圏へ浮上。敗れたウエスカを降格圏へ突き落とした。今節は難攻不落のラ・ロサレダでマラガと対戦する。また、4月に予定されている第35節ミランデス戦(エスタディオ・デ・アンドゥバ)に向け、ミランデス側がスタジアム改修を理由にアウェイチケットを割り当てない決定をしたことに対し、ファンクラブ連盟がLaLigaを通じて猛烈な抗議声明を発表している。

 

■【ラシン・サンタンデール】

今季の昇格有力候補として安定した強さを誇る。次節はホームのエル・サルディネロでコルドバCFと対戦する。

 

■【コルドバ】

エル・サルディネロでのアウェイ戦に挑む。同スタジアムでは2013年にアベル・ゴメス、ペドロ・サンチェス、ロペス・シルバのゴールで逆転勝利を収めて以来白星がなく、歴史的な鬼門となっている。

 

■【ラス・パルマス】

ルイス・ガルシア監督率いるチームは、前節アウェイでクルトゥラル・レオネサに0-3の完勝を収め、約80日間続いた未勝利トンネルを脱出した。現在勝ち点45の6位。第29節はエスタディオ・デ・グラン・カナリアで、勝ち点1差で迫る7位ADセウタとのプレーオフ争い直接対決に臨む。前回対戦はエンリケ・クレメンテのゴールで1-1のドローに終わっている。

 

■【ADセウタ】

破竹の3連勝で一気に勝ち点44の7位まで浮上。絶好調の勢いそのままに、プレーオフ圏内進出を懸けてラス・パルマスとの直接対決に挑む。前回対戦ではホセ・マトスのゴールで1-1と引き分けている。

 

■【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】

アントニオ・イダルゴ監督の下、自動昇格を狙える好位置をキープ。今節はホームのリアソールでグラナダと対戦する。しかし、エースのジェレマイ・エルナンデスが恥骨から内転筋にかけての負傷により欠場が確定。前節の出場停止に続く痛手であり、クラブは復帰時期について極めて慎重な姿勢を崩していない。

 

■【グラナダ】

「二つの顔を持つ」と評される不安定な戦いが続いており、前節はマラガに敗北。今節はリアソールでデポルティーボとの上位対決に挑む。

 

■【ウエスカ】

前節バジャドリードとの直接対決に0-1で敗れ、痛恨の降格圏転落となった。

 

■【ミランデス】

勝ち点24で最下位サラゴサと並ぶ降格圏に低迷。エスタディオ・デ・アンドゥバの改修工事に伴い、全席をシーズンチケット保持者に充てるため、バジャドリード戦でのアウェイサポーター向けチケット販売を中止し、物議を醸している。

 

■【カルタヘナ】

就任2週間目のイニゴ・ベレス監督の下でプレーオフ進出を目指す。ビジャレアルBが延期試合に勝利したことでプレーオフ圏外へと押し出された。次節はアウェイでタラソナと対戦。昨季(2025年11月)、同じアラゴン州のテルエル相手にディエゴ・ゴメスとチキのゴールで1-2の逆転勝利を収め、404日間に及んだアウェイ未勝利記録をストップさせた縁起の良い地で必勝を期す。

 

■【タラソナ】

給与未払いが公然の秘密となる深刻な経済危機の中、残留争いの一角としてカルタヘナをホームに迎える。前半戦は敵地でカルタヘナに0-3と粉砕されている。

 

■【ビジャレアルB】

延期されていたエルデンセ戦に見事勝利を収め、カルタヘナを抜いてプレーオフ圏内へと浮上した。

 

■【エルデンセ】

ビジャレアルBとの延期試合に敗れ、勝ち点を伸ばせなかった。

 

■【クルトゥラル・レオネサ】

ホームでラス・パルマスに0-3の完敗を喫したものの、勝ち点27で最下位サラゴサを3ポイント上回る位置をキープしている。

 

■【ブルゴス】

前節、ホームでレアル・サラゴサに勝利し、相手のルベン・セジェス監督を解任へと追い込んだ。

 

■【アンドラ】

勝ち点35で12位。カディス、アルバセテと同勝ち点で中位グループを形成している。

 

■【アルバセテ】

勝ち点35で13位。カディス、アンドラと同勝ち点で踏みとどまっている。

 

■【レガネス】

勝ち点34でカディスらを1ポイント差で追走する厳しい順位にいる。

 

■【エイバル】

前節カディスに勝利し、相手の無勝記録を7に伸ばすとともに泥沼へと突き落とした。

 

【本日の総括】

首位から降格圏まで勝ち点差が詰まる大混戦のLaLiga Hypermotion。自動昇格圏を争うマラガやデポルティーボが着実に勝ち点を積む一方で、ラス・パルマスとセウタによるプレーオフ圏内を懸けた直接対決が今節のハイライトとなる。残留争いでは、カディスとレアル・サラゴサというかつての1部クラブ同士が最悪のチーム状態で激突するサバイバルマッチが全体の勢力図に多大な影響を与える。また、4月10日〜13日(第35節)にはリーグ全体で過去のアイコニックなデザインを復刻した「レトロユニフォーム」を着用し、テレビ中継のグラフィックや審判のウェアも20世紀風に変更される前代未聞の「レトロ節」が開催されることが決定しており、盤外でも大きな話題を呼んでいる。