グリーズマン、MLSデビューでゴール達成と後釜探しの難航

アントワーヌ・グリーズマンは、コパ・デル・レイとチャンピオンズリーグの2つのタイトル獲得を目前にしながらも、無冠のままアトレティコ・マドリードを去るというほろ苦い結末を迎えました。彼は新天地であるオーランド・シティの一員としてMLSデビューを果たし、サンノゼ・アースクエイクス戦で4-0の大勝に貢献しました。試合の48分には見事な切り返しからゴールを奪い、自身のクラブキャリア通算300ゴールという節目を祝っています。実は3月の段階でオーランド・シティから現在以上の好条件で強いオファーを受けていましたが、アトレティコでのタイトル獲得を優先してシーズン終了まで残留を選択していました。一方で、アトレティコ・マドリードのマテウ・アレマニーは現在もグリーズマンの代役探しに奔走しています。チャンピオンズリーグのバルセロナ戦で見せたような大一番での勝負強さや、彼と同等のクラスを持つ選手を移籍市場で見つけるのは極めて困難な状況に陥っています。(via SPORT)

ティアゴ・アルマダ、フラメンゴへの移籍交渉と巨額の売却益

昨夏に大きな期待と多額の資金を投じて獲得されたティアゴ・アルマダですが、期待されたような継続性やパフォーマンスを発揮できず、ディエゴ・シメオネ監督の構想外となりました。マテウ・アレマニーは彼の売却に動き、過去にサウールやサムエル・リーノの問題を解決した実績のあるブラジルのフラメンゴが獲得に乗り出しています。フラメンゴのスポーツディレクターであるジョゼ・ボトは次のように語っています。『私たちがティアゴに興味を持ち、彼と話し合いをしているのは事実です。ただ、まだ何も決まっていませんし、選手自身もイエスとは言っていません。もし彼が来るとしても、我々が望む条件でのみとなります。存在しないお金を使えるような油田は持っていませんからね。落ち着いて進めれば選手はやって来ます。』選手側はフラメンゴのスポーツプロジェクトに納得しており、交渉は順調に進んでいます。価値が下がったと思われていたアルマダですが、アトレティコは2000万ユーロを上回り、最大で2800万ユーロに達する好条件での売却が見込まれており、この資金は今後の補強に回される予定です。(via ElDesmarque)

シメオネ監督、ヘタフェ戦に向けたスタメン固めとプレシーズンの動向

ディエゴ・シメオネ監督は、来週予定されているヘタフェとのプレシーズン最初の親善試合に向けて、2時間のセッションの中でフィジカルトレーニングも交えながら戦術のメカニズムを落とし込んでいます。筋肉のトラブルでトマ・レマルが唯一の欠場となる中、チームは4-3-3システムを中心に、4-4-2や5バックもテストしています。中盤のアンカーにはユルマンドが定着し、インサイドハーフには絶対的な存在のバリオスと、素晴らしいコンディションを維持しているコケが配置されています。若手のメンドーサも好印象を与えており、オベド・バルガスは休暇を前倒しして合流し、カルドーソもポジション争いに名乗りを上げています。前線はストライカー不足の中、アルナウ・オルティスが積極性をアピールしており、ルックマンとカルロス・マルティン(移籍先を模索中)とともにトリデントを形成しています。場合によっては久保が代わりに入ることもあります。守備陣はプレシーズン開始時から不動で、オブラクがゴールを守り、ル・ノルマンとハンツコのCBコンビが定着。右サイドバックはジョレンテ、モリーナ、プビルが不在のためボニャールが務め、左サイドバックにはグリマルドの到着を待つ間、移籍市場に出ているルジェリが配置されています。(via MARCA)

ロドリゴ・メンドーサ、ヘタフェへのレンタル移籍案とクラブ内の懸念

冬の移籍市場でアトレティコ・マドリードが多額の投資を行ったロドリゴ・メンドーサに対し、ヘタフェからレンタル移籍のオファーが届いています。ヘタフェは重要な出場時間を約束しており、メトロポリターノのオフィスではこのオファーを受け入れるべきか議論が交わされています。この移籍には2つのリスクが伴います。1つ目は中盤の層の問題です。モルテン・ユルマンドが加入したものの、シメオネ監督の計算できる中盤の選手は6人のみです。メンドーサを放出すれば、オベド・バルガスに関する動向次第でローテーションに影響が出る可能性があります。2つ目のリスクはプレースタイルの違いです。メンドーサは足元にボールを持った時に輝くタイプですが、ホセ・ボルダラス監督率いるヘタフェは試合中のボールポゼッションが非常に少ないチームです。アトレティコは彼のサッカー面での成熟を促すための最適な環境を探していますが、これらの懸念を払拭できるかどうかが鍵となります。(via ElDesmarque)

アトレティコBに新守護神アストララガ加入、エスキベルは退団濃厚

セグンダ・ディビシオンへの昇格を目指すアトレティコ・マドリードBが、大幅な戦力補強を行っています。アルナウ・ソラやセルヒオ・ディエスらに続き、22歳のGKアンデル・アストララガと2028年6月30日までの契約を結びました。アスレティック・ビルバオとバルセロナの下部組織で育った彼は、昨季グラナダへレンタルされ、セグンダで16試合、コパ・デル・レイで2試合に出場し、3回のクリーンシートを達成しています。190cmの長身を活かした空中戦の強さに加え、ディフェンスラインをサポートする高いポジション取り、バルセロナ仕込みの足元の技術、1対1の強さを兼ね備えています。アストララガは次のように喜びを語っています。『この偉大なクラブに来られて、とてもワクワクしていますし幸せです。早く始めたい気持ちでいっぱいです。たくさんの時間プレーし、チームが少しでも上の順位に行けるようしっかり貢献したいです。』一方で、彼の加入により下部年代のスペイン代表GKサルバドール・エスキベルの退団が濃厚となっています。出場機会を求めるエスキベルには、アルバセテなどセグンダの複数のクラブからオファーが届いています。(via Mundo Deportivo)

アトレティコ所属選手たちのW杯通信簿、明暗分かれる結果に

アトレティコ・マドリードはW杯において、所属選手の80%が代表入りし、50%が大会に出場するという歴史的な記録を残しました。CEOのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンも『アトレティコのファンとしても経営者としても、これ以上ない誇りだ』と語っています。各選手の大会評価は以下の通りです。

アレックス・バエナ(スペイン):8試合中7試合、486分に出場し1ゴール1アシスト。ウルグアイ戦でのゴールやオーストリア戦での決定的なアシストなど、攻撃の要として躍動しました。評価「優」。

マルコス・ジョレンテ(スペイン):3試合187分の出場。ペドロ・ポロの活躍によりスタメンからは外れましたが、出番が与えられた際はしっかりと役割を果たしました。評価「良」。

マルク・プビル(スペイン):決勝の終盤に出場したのみですが、最高レベルの経験を積みました。評価「可」。

クボ(日本):スペイン代表のククレジャの絶対的な存在感の前に、公式戦での出場機会は得られませんでした。評価「なし」。

モルテン・ユルマンド(デンマーク):全8試合、604分に出場。準々決勝スイス戦の延長戦で重要なゴールを決めました。アトレティコで見せるような無尽蔵のスタミナとプレスの強さを発揮しましたが、以前のようなストライカーとしての輝きは薄れました。評価「良」。

ナウエル・モリーナ(アルゼンチン):右サイドバックとしてモンティエルと出場機会を分け合いました。守備面では9回のタックル勝利を記録しましたが、攻撃参加は控えめでした。決勝ではロドリへのファウルが印象を悪くしました。評価「可の上」。

フリアン・アルバレス(アルゼンチン):7試合532分に出場。控えから試合をかき回しましたが、期待されたほどの活躍は見せられませんでした。評価「可」。

ロドリゴ・デ・パウル(アルゼンチン):5試合243分に出場。クラブでの不調からは少し持ち直したものの、本来の姿には遠い出来でした。評価「可」。

アンヘル・コレア(アルゼンチン):3試合195分に出場。ピッチに立つたびに闘志を燃やし、決勝のスペイン戦でも長くプレーしましたが、同点のチャンスを逃しました。評価「可」。

サムエル・リーノ(ブラジル):アルゼンチンのスカローニ監督から左サイドの機能的な選手として重用され、7試合に出場して1アシスト。決勝ではハーフタイムで交代させられました。評価「良」。

ホセ・マリア・ヒメネス(ウルグアイ):フィジカル的に限界の状態で大会を迎え、チームもグループリーグで敗退したため、1分も出場できませんでした。評価「なし」。

アレクサンダー・セルロート(ノルウェー):5試合341分に出場。ハーランドの良き相棒となることが期待されましたが孤立し、無得点に終わりました。イングランド戦でのミスも批判の的となりました。評価「不可」。

ジョアン・フェリックス(ポルトガル):3試合66分に出場。グループリーグでは良いプレーの片鱗を見せましたが、ベスト16でイングランドに敗れました。評価「良」。(via Mundo Deportivo)

カンテラ出身アレハンドロ・メスタンサ、ポルトガル2部へ完全移籍

アトレティコ・マドリードの下部組織で育ち、UEFAユースリーグなどで活躍した21歳のMFアレハンドロ・メスタンサが、ポルトガル2部のAcadémico de Viseu FCへ完全移籍しました。契約期間は2029年6月までとなります。昨シーズンはヘタフェBにレンタルされ、ホセ・ボルダラス監督の下で1月にラ・リーガのラージョ・バジェカーノ戦でトップチームデビューも飾っていました。ポルトガルの新天地では技術と戦術眼に優れたトップ下として紹介されており、ウイングや右インサイドハーフとしてもプレー可能です。メスタンサは自身のSNSで次のように別れを告げました。『また新たなステージが始まります。23/24シーズンに夢とやる気を持ってアトレティにやって来ましたが、今は新しい挑戦の時です。もっとやりたかったし、自分の価値を証明できなかったことは残念ですが、この色を守れたことを誇りに思います。この家族の一部であるすべての人に感謝します。またすぐに会いましょう。いつでも、アトレティ。』(via Mundo Deportivo)

アトレティコ公式SNSがフェラン・トーレスを匂わせ、ファンの間で話題沸騰

スペイン代表のW杯優勝パレードから2日後、アトレティコ・マドリードの英語版公式アカウントが投稿した17秒の動画がファンの間で大きな話題を呼んでいます。Me, you and Steveという楽曲の言葉遊びに乗せて、マルコス・ジョレンテ、アレックス・バエナ、マルク・プビルの3選手を紹介する内容ですが、その動画の中にバルセロナのフェラン・トーレスがなんと6回も登場しています。これらの写真や映像は、W杯期間中のアメリカ合宿やマドリードでのパレード中に撮影されたもので、アトレティコの選手たちとフェラン・トーレスの親密さを強調するような編集になっています。フェラン・トーレスはバルセロナとの2027年までの契約延長交渉において、給与や出場機会の条件が不十分だとしてオファーを拒否しており、ルイス・エンリケ監督率いるPSGからも高額オファーを受けています。バルセロナ側も移籍金を確保するために彼を放出したい意向があり、以前からフリアン・アルバレスのトレード要員としてアトレティコとの関連が噂されていました。今回の公式による露骨な投稿に、ファンは驚きと期待の反応を示しています。(via ElDesmarque)

フリアン・アルバレスのバルセロナ移籍問題、バルサはオファー増額を躊躇

アトレティコ・マドリードのストライカーであるフリアン・アルバレスを巡り、FCバルセロナが獲得に向けて動いていますが、内部で意見の対立が生じています。バルセロナは当初、1億ユーロとボーナスというオファーをアトレティコに提示しましたが拒否されました。その後、固定額を1億2000万ユーロに引き上げる案が浮上しましたが、W杯でのアルゼンチン代表としての彼のパフォーマンスや、アトレティコでの昨季リーグ戦8ゴールという結果を受け、デコSDやラポルタ会長は1億ユーロという固定額を維持し、ボーナス部分のみを増額する方針に傾いています。クラブ上層部は1億ユーロでも高すぎる、7000万から8000万ユーロの選手ではないかと疑念を抱いており、これ以上の無理な資金投入は避ける構えです。一方で、最新の市場価値更新では、W杯のスイス戦で決めた劇的な決勝ゴールなどが評価され、アルバレスの市場価値は2000万ユーロ上昇して1億2000万ユーロに達しています。アトレティコは8月10日に彼をチームに合流させる予定であり、バルセロナの次なる動きが注目されます。(via ElDesmarque)

クティ・ロメロ獲得熱が再燃、トッテナムとの関係悪化で退団へ

ディエゴ・シメオネ監督が1年前から守備の要として切望していた、トッテナムのアルゼンチン代表CBクリスティアン・ロメロの獲得の可能性が再燃しています。昨夏、アトレティコは複数回にわたり獲得を試みましたが、トッテナム側が7000万ユーロという高額な移籍金を設定して断固拒否しました。しかし状況は一変し、昨季終盤にロメロが怪我を押して強行出場したことなどを巡ってクラブとの関係が悪化。選手自身も退団の意思を固めており、トッテナムもファン・デ・フェンやセネシなどのCBをすでに補強しています。インテル・ミラノなども獲得に動いていますが、アトレティコはクレマン・ラングレのベンフィカ移籍や、ホセ・マリア・ヒメネスの放出を模索していることから、CBの補強が急務となっています。移籍金は5000万ポンドに設定されていますが、怪我の影響やクラブの不振から4000万から4500万ユーロまで下がる可能性があります。アトレティコでプレーするためには大幅な減俸を受け入れる必要がありますが、マテウ・アレマニーが本格的に獲得に動くチャンスが到来しています。(via SPORT)

【本日の総括】

アトレティコ・マドリードはプレシーズンでの戦術構築を進める一方で、フリアン・アルバレスやアルマダの大型移籍交渉、メスタンサやエスキベルら若手の去就、さらにはクティ・ロメロ獲得の再燃やフェラン・トーレスの匂わせなど、フロントと現場の両面で非常に活発で慌ただしい動きを見せています。