プレシーズン第3戦・セスタオ戦 0-2で快勝し無失点3連勝
水曜日、ラス・ジャナス(セスタオ)にて4,090人の観客を集めて行われた親善試合で、アスレティック・ビルバオがセスタオ・リーベルに0-2で勝利しました。これでプレシーズンはデリオ戦(0-3)、レイオア戦(0-11)に続き3連勝となり、計16得点・無失点をキープしています。⚽️
試合は開始わずか2分、右サイドからアダマが蹴ったコーナーキックに、ファーサイドでゴルカ・グルセタが頭で合わせて先制しました。グルセタにとってプレシーズン4点目のゴールとなります。その後ジャロも追加点のチャンスを得ましたが、シュートは外れました。後半はセスタオ・リーベルが反撃し、アスレティックを脅かす場面もありましたが、試合終了間際の90分、ロベルト・ナバーロの好プレーからオイアン・サンセがゴールを決め、0-2として勝負を決定づけました。🥅
アスレティックのスターティングメンバーは以下の通りです。
パディージャ(46分 サントス);ウゴ・リンコン(46分 アレソ)、パレデス(61分 モンレアル)、ジェライ(61分 レゴ)、アダマ(46分 ヨハネコ);ルイス・デ・ガラレタ(46分 ゲレ)、プラドス(46分 カナレス);ジャロ(61分 ギフト)、セルトン(46分 サンセ)、ベレンゲル(46分 ナバーロ);グルセタ(61分 イエロ)。
今後のプレシーズンマッチの予定として、7月25日(土)にサムディオでセグンダ・ディビシオン(2部)のエイバルと、7月29日(水)にラレドで1部に昇格したラシン・サンタンデールと対戦します。(via Estadio Deportivo)
エディン・テルジッチ監督の評価とチームの現在地
エディン・テルジッチ監督はセスタオ戦後のインタビューで、プレシーズンの手応えについて語りました。
『私たちは満足しています。セスタオ戦では良い時間帯も悪い時間帯もありました。これらの試合は、身体的な基盤や戦術的な側面を構築するのに役立ちます。すでに60分プレーした選手もいますし、少しずつ色々なことを導入しています』
特にセットプレーの強化に言及しており、『ここ数日はセットプレーの練習をしており、成果が見え始めています。それが狙いです。平日に練習したことが、試合で発揮されるようにすることです』と述べました。実際、セスタオ戦の先制点はセットプレーからのものでした。クラブは現代サッカーで非常に重要なセットプレーのスペシャリストとしてアンディ・ヒューズコーチを招き入れており、その成果が出始めています。📋
チームの現在地については、『トレーニングを始めて2週間半で、まだ難しい時期です。昨日(火曜日)はチームが3時間トレーニングしましたし、まだ1ヶ月残っています。この方向で進めていきます。ワールドカップに参加した4人が欠けていますし、現時点ではまだリーグの第1節を迎える準備はできていませんが、良い感触を得ています』と評価しています。
次のエイバル戦については、『これまで攻撃的な側面に非常に焦点を当ててきた。観客のいる前で試合をしたい。相手のレベルが上がるにつれて、少しずつ守備的な側面にも焦点を当てていく』と、次のフェーズへ移行する考えを示しました。(via Mundo Deportivo)
W杯優勝トリオへの誇りと、ラポルテ引き抜き報道への牽制
スペイン代表として2026年ワールドカップで優勝を果たしたウナイ・シモン、アイメリク・ラポルテ、ニコ・ウィリアムズについて、テルジッチ監督は誇りを口にしました。🏆
『それは非常に特別なことであり、クラブの歴史の一部です。私たちは、これらの選手がドレッシングルームにいることを誇りに思っています。そして個人的にも、彼らが戻ってきて一緒に働き始めることを楽しみにしています』
現在3週間の休暇に入っているW杯参加選手とは連絡を取り合っていると明かし、『距離があっても繋がりを築くことが非常に重要だと信じています。8月に彼らが来て初めて私の声を聞くようなことはしたくありません。今はただその瞬間を楽しんでほしいです。彼らやその家族、そして私たち監督やチームにとっても、非常に特別な瞬間ですから』と語りました。
一方で、FCバルセロナがアイメリク・ラポルテの獲得に興味を示しているという報道に対しては、チクリと釘を刺しました。『それは新しい話ではないと思います。もしかしたら別の名前かもしれませんがね。彼ら全員が戻ってきて、私たちと一緒に働き始めるのがとても楽しみです』と述べ、昨夏のニコ・ウィリアムズを巡るバルサの動きを引き合いに出して牽制しました。(via MARCA)
ラポルテを巡るバルセロナの関心とアスレティックの断固たる姿勢
FCバルセロナが、W杯でパウ・クバルシと完璧なコンビを組んだアイメリク・ラポルテの獲得に関心を示しています。左利きのプロフィール、W杯での活躍、クバルシとの連携、そして契約解除金が約1500万ユーロと手頃だという推測から、バルサはかつてのイニゴ・マルティネス獲得の成功体験を再現したいと考えており、すでに選手の周囲に接触しています。👀
しかし、この動きはアスレティック・ビルバオの逆鱗に触れています。昨夏の「ニコ・ウィリアムズ騒動」(最終的にニコは2035年まで契約を延長し残留)で生じたバルサとの関係悪化に拍車をかけており、ビルバオ側はまたしてもバルサが選手の引き抜きを画策していると警戒を強めています。
クラブは昨夏、ラポルテをアル・ナスルから復帰させるために1000万ユーロを支払っており、彼をチームの重要な柱と考えています。テルジッチ監督も彼をスタメンに固定する方針であり、2028年6月まで契約が残っているラポルテの放出に応じる気は全くありません。
ビルバオの地元では、ラポルテはバルサの誘惑には乗らないだろう、彼はアル・ナスルを去ってビルバオに戻りたがっていたし、家族も快適に過ごしていると囁かれています。一方で、2018年1月にラポルテが契約解除金を支払ってマンチェスター・シティへ電撃移籍した過去があるため、一抹の不安を抱えるファンもいます。
ただし、バルサ側から出た契約解除金1500万ユーロという金額について、アスレティック側はこれを明確に否定し、実際の金額はもっと高いとして安価での引き抜きを許さない姿勢を見せています。ラポルテ自身もバルサの関心は知っていますが、獲得したいならアスレティックと交渉してくれと伝えています。(via SPORT)
26/27シーズン第3ユニフォーム発表、一部ファンからは不評の声
アスレティック・ビルバオは2026/27シーズンに向けた第3ユニフォームを発表しました。👕
青色(ライトブルー)を基調とし、白い斜めと横の線が組み合わされたデザインで、サン・マメス・スタジアムの屋根のルーバー(羽板)を模しています。クラブは発表に際し、『サン・マメスを空に配置することで、このキットはアスレティックファミリーへのオマージュでもあります。結局のところ、ライオンズがどこでプレーしようとも、サン・マメスに象徴される赤と白のファンは、限界や国境なく、いつでもどこでも常にチームに同行しているのです』とデザインの意図を説明しました。
ユニフォームの各所には白のディテールが施されており、これまでのシーズンにはない全く新しいデザインとなっています。プロモーションのモデルには、ニコ・ウィリアムズ、オイアン・サンセ、ウナイ・シモンが起用されました。GKであるウナイ・シモンのユニフォームはオレンジ色で、シャツとパンツが同じ色で統一されています。
実店舗およびオンラインショップで既に販売が開始されており、価格は95ユーロです。しかし、ファンの反応は芳しくありません。SNS等ではこのデザインに対して批判的で、期待外れだったという失望の声が多く上がっています。(via ElDesmarque)
ニコ・ウィリアムズの代理人が語る去就と、本人が明かす昨季の苦悩
W杯決勝のアルゼンチン戦でフェラン・トーレスの決勝ゴールを頭でアシストし、スペインの2回目の優勝に貢献したニコ・ウィリアムズ。プレミアリーグのクラブなどから関心が寄せられていますが、代理人のフェリックス・タインタはラジオ番組で移籍の可能性を否定しました。🗣️
代理人フェリックス・タインタの発言:『ニコの未来? 落ち着いて。今は落ち着いて、彼に楽しませて、サッカーから離れさせてあげましょう。来るべきものは来る。落ち着いて、平穏に』
また、ニコは昨シーズン、恥骨炎に苦しみながらプレーしていたことを明かしています。
ニコの発言:『結局、多くの人が、ただ批判するためなのか、僕がニコ・ウィリアムズでアスレティック・クラブの最大の基準だからなのかは分からないけど、理解していないんです。でも結局のところ、本当に、本当に難しい1年でした。トレーニングや試合のために何度も注射を打たなければならず、その後は体がそのツケを払わされました。家で吐いたり、熱を出したりしたんです』
過酷なシーズンを乗り越えたニコは、アスレティックのプロジェクトに完全にコミットしており、断れないようなオファーが来ない限り、この夏の移籍市場で退団するつもりはありません。(via Estadio Deportivo)
レジェンドのアイトール・ララサバルが語る新体制とクラブの哲学
アスレティックで400試合以上に出場したレジェンドであり、現在はセスタオ・リーベルのスポーツディレクターを務めるアイトール・ララサバルが、テルジッチ新監督やクラブの現在について語りました。🎙️
テルジッチ監督が理解すべきアスレティックの特異性について:『アスレティックは非常に限られた選手層で成り立っており、最大限の要求をしなければならないが、同時に彼らを大切にしなければならない。私たちは少し特別な存在だ。アスレティックのロッカールームは、最も繊細な時期に、他のチームでは引き出すのが難しいものを引き出してきた。全員の間に兄弟愛、友情、協力があり、それがアイデンティティと帰属意識を生み出す。選手たちが他のオファーを聞かずに、一生このクラブにいたいと思うことは非常にありがたいことだ』
テルジッチ監督の就任について:『エルネスト・バルベルデのように4シーズン率いた後、アスレティックの内部をあまり知らない外部の人が来て、再び最大限の要求をすることは良いことだ。同じ監督と長くいると選手同士が馴れ合ってしまうが、新しい監督が来るとゼロからのスタートになり、誰もがまた耳を立てる。新鮮な空気と最大限の要求は、今の選手たちから最高の状態を引き出すのに理想的かもしれない』
オスカル・デ・マルコスのコーチ入閣について:『これは大正解だ。彼はクラブのアイデンティティを完璧に理解しており、素晴らしいキャプテンだった。テルジッチは非常に賢い。デ・マルコスは基準であり、ロッカールームの多くの選手の元チームメイトだ。彼はキャプテンの腕章を巻いていたときのように、選手たちに要求することができる』
下部組織(レサマ)の重要性について:『高い割合を占めるべきだ。ユースの最終段階からトップチームに到達できる選手を見極めなければならない。若さよりも、トップチームに到達する準備ができているかどうかが重要だ。1部リーグで50〜70試合プレーして初めて1部の選手だと言える。継続性がなければならない』
今季の目標:『第一にファンを再びワクワクさせること。第二に欧州大会への出場権獲得。経済的な健全性も欧州大会出場にかかっている。現実的な目標としては、リーグ戦でトップ6に入ることだ』
補強ポイントについて:『ベニャト・プラドスが怪我から復帰したことが今季最大の補強だ。他には、右サイドで突破力のあるウイングが必要だ。イニャキ・ウィリアムスには競争相手が必要。左にはベレンゲルやニコ・ウィリアムスがいるが、右にもう一人欲しい。そして可能なら、重要な役割を果たせるストライカー。マロアンは昨シーズン、怪我などもあり期待通りの活躍ができなかった。ただ、アスレティックの哲学により、他クラブは足元を見てくるため、補強は容易ではない』
テルジッチ監督の課題:『ファンを再びワクワクさせること。彼の仕事ぶりやビルバオでの受け入れられ方を見れば、それは難しくないだろう。かつてのユップ・ハインケスのように、新しいプレースタイルをもたらしてファンを魅了するはずだ』(via Estadio Deportivo)
ジュレン・アギレサバラとミケル・ベスガは構想外で退団へ
GKのジュレン・アギレサバラとMFのミケル・ベスガは、ここまでのプレシーズンマッチ3試合すべてで招集外となっています。👋
両選手ともにテルジッチ監督の今季の構想から外れており、この夏の移籍市場でクラブを去る見込みです。テルジッチ監督はこの件について直接名前を出すことは避けましたが、次のように語りました。
『初日にも言ったように、個人のことについては話しません。しかし、私たちは選手たちに非常に明確に話し合いをすることを好みます。彼らは状況を理解しています。同時に若手選手にプレーする機会を与えたいと考えており、そのためのスペースが必要です。各選手はクラブでの自分の状況を知っています。そして最も重要なのは、大衆がそれを知っていることではなく、選手自身が知っていることです』
若手に機会を与えるためのスペース作りの一環として、退団が確実視されています。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
テルジッチ新監督の下、プレシーズンを無失点で3連勝と順調な滑り出しを見せるアスレティック。W杯優勝トリオの帰還を待つ中、バルサからのラポルテ引き抜きの噂にはクラブと監督が断固とした姿勢で牽制しています。ニコ・ウィリアムズの残留も強調される一方、第3ユニフォームには厳しい意見が寄せられ、チーム内の新陳代謝も進められています。