LaLiga Hypermotion全体

来季2026-27シーズンの1部および2部リーグで使用される新公式球「Stellar Nitro Ultimate」がPUMAから発表された。窒素を注入したNITROFOAMコアが反発力を高め、パスやシュートのスピードとレスポンスをこれまで以上に向上させている。また、4+4パネル構造により空気抵抗を減らし、正確な軌道を描く最新鋭のボールとなっている(via AS)。

マラガCF

前節のラシン・サンタンデール戦をドローで終えたマラガだが、自力でのプレーオフ進出の可能性を残している。最終節はアウェーでのレアル・サラゴサ戦となる。ダビド・ラルビアは『勝てなかったことでロッカールームは落胆しているが、我々にはサラゴサで勝利し、プレーオフ経由で昇格するという確信がある』と力強く語り、エイナル・ガリレアやフネス監督も重圧の中で自力突破できる優位性を強調している。他会場の結果に依存せず、勝利のみを目指して敵地に乗り込む(via SPORT)。

UDラス・パルマス

現在勝ち点70で5位につけるラス・パルマスは、最終節アウェーでのデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦(リアソール)に勝利すれば文句なしでプレーオフ進出が決まる。引き分け以下でも他会場の結果次第で可能性は残るが、ルイス・ガルシア監督率いるチームは勝利が至上命題だ。リアソールには約300人のサポーターが駆けつける予定で、あるファンは験担ぎと話題作りのために地元の名産品である『フロール・デ・ギア(Flor de Guía)』というチーズを持参し、試合前にファン同士で試食会を開く計画を立てている。ピッチ内外で一丸となり、歓喜の瞬間を目指す。また、プレーオフに進出した場合、準決勝の第2戦がローマ教皇レオ14世のグラン・カナリア訪問と重なる懸念があったが、日程調整により影響を回避できる見通しとなっている(via SPORT)。

CDカステリョン

最終節ホームでのSDエイバル戦に勝利すればプレーオフ進出が確定するカステリョン。1991年以来となる1部復帰の夢に向け、クラブと市役所は『¿Y si sí?(もしそうだったら?)』というスローガンを掲げた旗やポスターで街を彩っている。サポーター団体「Fondo 1922」は、試合開始2時間前の16時30分にスタジアム周辺のウエスカ通りに集まり、紙吹雪や風船、トイレットペーパーなどでチームバスを出迎えるよう呼びかけている。スタジアム入りする前から選手を鼓舞し、街全体で後押しする構えだ(via SPORT)。

CDレガネス&CDミランデス

降格を争う両チームが最終節のブタルケで直接対決を迎える。直近6試合でわずか2得点、勝ち点1しか挙げられず絶不調のレガネスは、イゴール・オカ監督を電撃解任。前任のパコ・ロペス監督が16試合で勝ち点18を獲得したのに対し、オカ監督は25試合で勝ち点25にとどまっていた。後任には、選手として155試合に出場し、過去にチームを救い昇格の立役者でもあった45歳のカルロス・マルティネスをサウジアラビアから呼び戻した。引き分け以上で残留できるレガネスだが、敗れれば1部から降格してわずか1年で3部(Primera RFEF)へ連続降格する悪夢が現実となる(via ElDesmarque)。

対するミランデスは勝てば自力残留が決定する。最大の武器はレアル・ソシエダからのローン移籍で今季16ゴール(チーム総得点47の34%以上)を叩き出しているFWカルロス・フェルナンデスだ。前節グラナダ戦でふくらはぎの違和感を訴えハーフタイムに交代したが、アンチョン・ムネタ監督は『彼は確実にレガネス戦に出場する』と断言しており、残留の命運を託す(via Estadio Deportivo)。

レアル・サラゴサ

80年の歴史が途絶え、プリメーラRFEF(3部)への降格という大惨事に見舞われたサラゴサ。最終節のホーム・マラガ戦は最下位でのシーズン終了を避けることだけが目標の消化試合となる。ホルヘ・マス会長は退任を検討しており、後任にはクラブのレジェンドであるビクトル・フェルナンデスやシャビ・アグアド、フアン・アントニオ・セニョール、アルベルト・サパテル、さらには本人が『決定権があるなら戻りたい』と語るナジムらの名前が浮上している(via Estadio Deportivo)。

スポーツディレクターのラロ・アランテギはすでに再建に着手しており、新監督にはイバイ・ゴメスが就任予定。両者はすでに合意済みで、イバイ・ゴメスはイニゴ・ラリケタやダビド・ビナテアらコーチ陣とともにサラゴサ入りし、施設の視察などを始めている。来季に向けては、アトレティコ・マドリードの若手DFダニ・マルティネスや左SBアドリアン・コラルの期限付き移籍を画策。さらに、かつて下部組織に在籍し、現在セルタのフベニールAで今季10ゴールを挙げているFWセルヒオ・ベルトラン(19歳)の復帰もリストアップしているほか、ジャウメ・ハルディ、ルベン・ディエス、ジャイル・アマドールの獲得も噂されている(via MARCA)。

スポルティング・ヒホン

プレーオフ進出の可能性が消滅し、最終節のグラナダ戦を消化試合として迎える。シーズンを通した成績の乱高下が響き、ボルハ・ヒメネス監督は契約を1年残して電撃辞任した。後任にはより攻撃的なスタイルを持つニコラス・ラルカモンが就任する(via SPORT)。

すでに来季に向けたチーム作りを進めており、ビルバオ・アスレティックで今季10ゴールを記録したFWイバイ・サンス(22歳)の期限付き移籍での獲得を狙っている。また、現在所属するウルグアイ人FWアンドレス・フェラーリの残留に向けても、保有元のシント=トロイデンと交渉を開始している(via SPORT)。

昇格プレーオフ日程

最終節を前に、プレーオフのスケジュールが発表された。現在アルメリア、マラガ、ラス・パルマス、カステリョンがプレーオフ圏内に位置し、ブルゴスとエイバルがそれを追う展開となっている。第1フェーズの第1戦は6月6日に6位対3位、7日に5位対4位が行われ、第2戦はそれぞれ9日と10日にいずれも21時から予定されている。決勝は14日に第1戦、20日に第2戦(上位チームのホーム)が行われ、来季の1部昇格チームが決定する(via Mundo Deportivo)。

【本日の総括】

LaLiga Hypermotionは最終節を残し、昇格と降格の両面で極限の緊張状態にある。マラガ、ラス・パルマス、カステリョンはいずれも自力でのプレーオフ進出を懸けた大一番に臨み、街全体の熱を背負っている。一方で、残留争いではレガネスとミランデスが直接対決という残酷な運命を迎え、レガネスは監督解任という劇薬を投じた。既に3部降格が決まったサラゴサは、イバイ・ゴメス新体制の下で早急なチーム解体と再建を迫られており、各クラブの明暗がくっきりと分かれる週末となりそうだ。