マラガCF
スポーツディレクターのロレン・フアロスは、セルタからカルロス・ドトールを獲得するための交渉を進めていることを公に認めた。ドトール自身もマラガへの復帰を強く希望しており、セルタが構想外と判断した場合には即座に動く構えを見せている。マラガ側は移籍金支払いを避けるため、将来の保有権の大部分をセルタに譲渡する形での契約解除という複雑なスキームを提案している。また、守備陣の再構築にも着手しており、エスパニョールからフリーで加入したセンターバックのフェルナンド・カレロについては、下部組織出身という過去よりもチームへの高いコミットメントを評価しての獲得であったと説明している。さらに、左サイドバックの補強を最優先課題としており、ディエゴ・リコやマヌ・サンチェスといった実力者の動向を監視している。中盤ではルイスミ・サンチェスの退団とブラサナツの契約解除により手薄となった守備的MFの補強も視野に入れている。既存戦力としてはエイナル・ガリレアとエネコ・ハウレギの契約延長を完了させた。なお、リーグ開幕戦ではアトレティコ・マドリードと対戦するが、相手チームはW杯決勝進出選手が多くプレシーズン合流が遅れているため、マラガにとっては付け入る隙となる可能性がある。(via MARCA)
(via ElDesmarque)
(via SPORT)
CDテネリフェ
LALIGA Hypermotionへの昇格を果たしたチームにおいて、FWヘスス・デ・ミゲルの去就が大きな焦点となっている。3部(Primera RFEF)へ降格したレアル・サラゴサのラロ・アランテギSDが獲得を熱望しており、選手本人との個人合意には達している。しかし、テネリフェ側は移籍金として強気の20万ユーロを要求して一歩も引かない構えを見せている。この金額は、1年前にカステリョンに支払った獲得費用7万5000ユーロと、今回の2部昇格に伴い発生した追加ボーナス7万5000ユーロの投資分を確実に回収するためのものである。サラゴサ側は降格による劇的な減収の影響でこの要求額の支払いを渋っており、交渉は完全に停滞している。テネリフェとしては要求額が満たされない限り放出する意思はなく、選手が残留する可能性も高まっている。(via ElDesmarque)
コルドバCF
昨季限りで契約満了となっていたMFテオ・ジダン(ジネディーヌ・ジダンの息子)との契約を2027年6月まで1年間延長したことを公式発表した。昨季は椎間板の手術により3ヶ月の長期離脱を余儀なくされ、出場は22試合(先発4試合、合計659分)にとどまったものの、イバン・アニア監督からの信頼は非常に厚い。セウタなど他カテゴリーのクラブからも好条件のオファーが届いていたが、本人がコルドバでの生活環境やスポーツ面での安定を重視し、残留を決断した。中盤の構成はイスマ・ルイス、ユッシ・ディアラ、エデル・ガルシア、ダミアン・カセレス、そしてテオ・ジダンを中心に構築される予定である。さらに、守備陣の補強としてベティスからGKギリェルメ・フェルナンデスの獲得が決定的な状況となっている。ベティスが将来の保有権の50%を保持する形での移籍となる。ピッチ外ではシーズンチケットの更新が絶好調で、15,572人のソシオが更新手続きを完了した。そのうちオンライン手続きが53.3%、電話が6.6%を占めるなど、クラブのデジタル化が順調に進んでいる。(via Estadio Deportivo)
(via SPORT)
(via MARCA)
(via ElDesmarque)
レバンテUD
手薄となっているGK陣の強化に向けて、ビジャレアルで出場機会を失っているアーナウ・テナスに強い関心を示している。また、中盤の補強としてセルタのソテロの獲得がクラブ間合意の最終調整段階に入っている。一方で、LaLigaが発表した試合日程に対してファンから激しい怒りの声が噴出している。第3節のベティス戦が8月29日(土)の17:00という炎天下の時間帯に設定されたためである。昨季も同様の時期にデーゲームが組まれ、スタジアムで熱中症や失神するファンが続出した経緯があり、ハビエル・テバス会長の決定に対する批判が高まっている。なお、本拠地シウダ・デ・バレンシアの改修工事の影響で、開幕から2試合はアウェイでの戦いを強いられる過酷な序盤戦となる。(via ElDesmarque)
(via SPORT)
(via Estadio Deportivo)
FCアンドラ
見事に2部復帰を果たしたジェラール・ピケ会長率いるクラブは、ビッグネームの獲得に迫っている。ベティスで構想外となったGKパウ・ロペスをフリーで獲得する見通しである。選手にはマジョルカからも4年契約のオファーが届いていたが、故郷のジローナに近いという家族の事情を最優先し、アンドラ行きを決断した。ベティスと残していた2年間の高額な契約を自ら放棄して退団し、アンドラとは3年+1年の延長オプションが付いた契約を結ぶ予定である。経験豊富なベテラン守護神の加入は、2部での定着を目指すチームにとって決定的な補強となる。(via Mundo Deportivo)
(via Estadio Deportivo)
(via MARCA)
(via ElDesmarque)
CDカステリョン
プロリーグへの昇格に大きく貢献したブラジル人FWドウグラス・アウレリオの変貌ぶりが話題を呼んでいる。過去2シーズンは左膝の前十字靭帯断裂と半月板の負傷という大怪我に苦しめられ、50試合以上を欠場。2025/2026シーズンに至ってはわずか3試合、合計41分の出場にとどまっていた。しかし、7月8日に始動したプレシーズンには、筋肉量を劇的に増やした屈強な肉体で合流し、周囲を驚かせた。今季は2027年6月までの契約の最終年となるため、パブロ・エルナンデス新監督の構想に入るべく並々ならぬ決意でアピールを続けている。そのポテンシャルとスピードを高く評価する3部の複数の昇格候補クラブ(ムルシア、エルクレス、イビサなど)からも関心を集めており、カステリョンで再起を果たすか、出場機会を求めて新天地へ渡るか、その去就が注目されている。(via SPORT)
スポルティング・デ・ヒホン
前線の主力であるFWドゥバシンに対し、オサスナから260万ユーロ+ボーナスという具体的な獲得オファーが届いた。しかし、クラブ側はこれを即座に拒否し、契約解除金である1200万ユーロの満額支払いを要求する強気の姿勢を崩していない。一方、昨季後半戦にレンタルで加入し、最終ラインの主力を担って印象的な活躍を見せたバルセロナ所属の若手CBアンドレス・クエンカは、イタリアのコモ(セリエA)へ完全移籍することが決定した。移籍金は70万ユーロに加え、将来の売却益の20%をバルセロナが保持する条件となっている。ヒホンとしてはディフェンスラインの再構築が急務となる。(via MARCA)
(via SPORT)
セルタ・フォルトゥナ
見事にセグンダ・ディビシオン(2部)への昇格を果たし、フレディ・アルバレス監督の指揮下で短いオフを経てプレシーズンを本格始動させた。初日のトレーニングにはユースから9人の若手選手が抜擢されて参加した。一方で、トップチームの合宿に6人が帯同しているほか、U-19欧州選手権で優勝に貢献したアンタニョンとアンショの合流待ちとなっており、メンバー編成は流動的である。プレシーズンの初戦はア・マドロアでスポルティング・デ・ヒホンとの対戦が予定されている。また、若手MFのダミアンには2部の他クラブへ移籍先を自由に探す許可が与えられており、チームを離れる可能性が高い。(via SPORT)
レアル・オビエド
就任したフリアン・カレロ新監督が、サウジアラビアのアル・カーディシーヤとの親善試合(0-0)で、クラブが近年採用していなかった「4-4-2」の2トップシステムを導入した。カルデロとイスファンが前線でコンビを組み、イリアス・シャイラのシュートがクロスバーを叩くなど、攻撃的な哲学をピッチで表現した。補強面では、サンプドリアからFWエスタニス・ペドロラの完全移籍での獲得が目前に迫っている。ダビド・フェルナンデスSDの強い希望により、マジョルカやラス・パルマスとの激しい争奪戦を制した。移籍金は100万〜150万ユーロの見込みで、この半額はバルセロナへ支払われる。さらに、左SBのラヒム・アルハサンをボローニャへ高額売却したことを受け、アルコルコンから獲得したサム・ロドリゲスとポジションを争うベテランとして、オサスナを退団したフアン・クルス(33歳)の獲得検討を再開している。(via SPORT)
(via ElDesmarque)
UDアルメリア
即戦力となるゴールキーパーを探しており、ビジャレアルのアーナウ・テナスの獲得レースに参戦している。テナスはマジョルカやレバンテからも強い関心を持たれており、選手自身が出場機会を最優先しているため、各クラブの提示するプロジェクトや役割の確約が移籍先決定の鍵を握ることになる。(via ElDesmarque)
(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
2部リーグの各クラブは、来たる新シーズンに向けて急ピッチで戦力補強とプレシーズンの準備を進めている。特にレアル・オビエドやマラガCFは新戦術の導入や明確な補強ポイントの穴埋めに積極的な動きを見せている。また、FCアンドラによるパウ・ロペスの獲得など、上位リーグの経験を持つ実力者の2部参戦がリーグ全体のレベルをさらに引き上げることが予想される。各チームの戦力バランスが日々変動しており、開幕に向けた勢力図の形成から目が離せない。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
マラガやオビエドの動きを見ると、今季のセグンダは戦術的な柔軟性が鍵になりそうです。特にオビエドが導入した4-4-2は、近年のトレンドである可変システムとは対照的で、前線のタスクを明確化する意図が見えます。また、マラガが守備的MFの再構築を急ぐ背景には、中盤の強度を担保しなければ上位進出が難しいというリーグの構造的な厳しさがあるのでしょう。戦術の浸透と、新戦力の噛み合わせがシーズン序盤の勝敗を分けるはずです。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
各クラブの動きからは、昇格や残留という目標に向けた切実な温度感が伝わってきます。テネリフェが移籍金にこだわる姿勢は、昇格に伴う投資回収の重要性を示しており、一方でレバンテのサポーターが日程に抗議する姿は、クラブと地域社会の結びつきの強さを物語っています。ピケ会長率いるアンドラがベテランを惹きつけるなど、クラブのブランド力やプロジェクトの方向性が、選手のキャリア選択に直結する時代になっているようです。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
今夏の移籍市場は、保有権の分割や契約解除条項の活用など、非常に複雑なスキームが目立ちます。特にマラガの交渉術や、アンドラがパウ・ロペスを獲得する際の契約放棄といった事例は、限られた予算内でいかに実力者を確保するかという各クラブの知恵の絞り合いです。若手のイタリア移籍や契約延長の動きも含め、単なる補強ではなく、将来の売却益や保有権まで計算に入れた、極めて理知的な編成戦略が求められています。