試合結果: セルタに0-1で敗戦、苦難のシーズンに幕
⚽️ ラ・リーガ最終節、セビージャは敵地バライードスでセルタに0-1で敗れた。既に1部残留を決めているセビージャは、前節レアル・マドリード戦からスタメンを6人変更し、カストリンは負傷で欠場した。フォーメーションもこれまでの4-4-2から4-3-3に変更。アグメをアンカーに置き、ペケとソウをインサイドハーフに配置、オソとアレクシス・サンチェスがイサク・ロメロと共に攻撃陣を牽引し、右サイドはカルモナが攻め上がる形をとった。前半はボールを保持して互角の展開を見せ、カルモナのクロスからアレクシス・サンチェスが合わせる決定機や、イサク・ロメロの強烈なシュートがあったものの、相手GKラドゥの好セーブなどに阻まれた。
後半開始早々の51分、イライクス・モリバの中距離シュートがカルモナに当たって軌道が変わり、GKナイランドが反応できず痛恨の失点。セビージャのベンチは直前にソウへのファウルがあったと激しく抗議したが、判定は覆らなかった。失点後、ルイス・ガルシア・プラサ監督はモペイ、アコル・アダムス、ルベン・バルガスらを投入してシステムを4-4-2に戻したが、終盤のグデリの遠距離からのフリーキック以外に有効な反撃は実らず、そのまま敗戦。降格圏に肉薄するほど苦しんだ厳しいシーズンを13位で締めくくった。
(via Estadio Deportivo)
アスピリクエタが現役引退、複数選手がラストマッチの可能性
😢 セルタ戦は多くの選手にとってセビージャのユニフォームを着る最後の試合となった。特にセサル・アスピリクエタにとっては現役引退となる特別な一戦であり、センターバックとしてフル出場し、攻撃参加も見せるなど最後まで真剣なプレーと堅実な守備でピッチを去った。また、今季ヴラホディモスの陰に隠れていたGKナイランドや、アレクシス・サンチェス、モペイ、グデリらも契約満了によりクラブを去る可能性が高い。ヤヌザイやメンディも欠場したものの、退団が濃厚となっている。
(via ElDesmarque)
ガルシア・プラサ監督の去就と厳しいクラブ事情への警鐘
🗣️ ルイス・ガルシア・プラサ監督は、1部残留を達成したことで契約更新の条件を満たしたものの、就任後の成績は4勝5敗と圧倒的な数字ではなく、その去就は不透明なままだ。監督自身は試合前に自らの未来について次のように語った。
『私がここに残るかって? 途中就任は今回が2回目で、私はプロジェクトを構築してチームと共に少しずつ成長していくのが好きなタイプだ。別のグループが経営に参入して、私が監督でなくなる可能性もある。どうなるか見てみよう』
さらにクラブの財政難とフロントの不確実性が来季の編成に多大な悪影響を及ぼすと強く警告し、フロントの早期決断を促した。
『私はセビージャにとって一番良いことを望んでいる。外部の人が入ってきて私が出ていくのが一番なら、喜んでそうする。でもそうでないなら、一刻も早くどちらに進むか知る必要がある。私たちはラ・リーガで最も低い予算の部類で戦争に行くことになるんだ。早く動くほど良い。選手を連れてくるには非常に苦労する未来が待っている、それははっきりさせておかなければならない』
(via ElDesmarque)
選手評価: オソの契約更新が急務、ペケが初スタメンで躍動
📊 セルタ戦に出場した選手たちへの評価が公開されている。左サイドで先発したオソは危険な突破を見せ、今季最高の発見の1つと評価された。契約が残り1年となっており、クラブにとって彼との契約延長が急務だ。また、ガルシア・プラサ監督の下で出番が少なかったペケは初スタメンを飾り、ライン間で活発に動き回って好印象を残した。キケ・サラスは相手エースのボルハ・イグレシアスを完璧に抑え込み、現在チームで最も価値のある資産の1つであることを証明したが、資金難による売却候補になる可能性もある。一方で、ソウは試合に関与せず冷たい印象を与え、アグメも後半は相手の勢いを止められず、GKナイランドは失点シーンで致命的なミスを犯したと厳しい評価を受けた。アレクシス・サンチェスは残留に貢献した助っ人として最後まで闘志を見せ、一定の評価を得ている。
(via Estadio Deportivo)
クラブ売却問題: ラモス関与の買収劇が資金難で暗礁に
🏢 セビージャのクラブ売却交渉は非常に危機的な状況に陥っている。マルティン・インクが率い、セルヒオ・ラモスも共同出資者として動いている投資ファンド「Five Eleven Capital」への株式売却が進められていたが、買収に必要な約4億ユーロと、買収後に行うべき資本増資8000万ユーロを裏付ける銀行保証が未だに提示されていない。売り手側はメキシコの主要投資家が撤退したと漏らしており、5月31日の独占交渉期限が迫る中、資金不足で破談になる可能性が高まっている。対象となる株式の73%はすでに差し押さえなどの負担から解放されている状態だ。もしこの交渉が失敗した場合、6月1日以降に別のアメリカ系投資家との交渉をゼロから始めることになり、手続きは8月までずれ込む見込み。これにより来季の監督人事や補強計画は完全に麻痺し、再び降格争いを強いられる危険性が指摘されている。
(via Estadio Deportivo)
移籍市場の混乱: マリン獲得破談の危機とメルカドの訴訟リスク
⚠️ クラブ上層部の権力の空白は、移籍市場にも直接的な被害をもたらしている。5月31日でスポーツディレクターのアントニオ・コルドンが正式に退任し、現在はホセ・イグナシオ・ナバーロが暫定的に引き継いでいる状態だ。コルドンが数ヶ月前にイタリアへ飛び、ピサのルーマニア代表MFマリウス・マリンと事前合意を取り付けていたが、この経営の混乱によって交渉は完全にストップした。イタリアの報道では、セビージャはマリンの獲得を完全に放棄したとされている。マリンはピサとの契約を更新せず退団を決めており、サポーターにも別れを告げたが、彼の新天地がサンチェス・ピスフアンになる可能性は極めて低い。また、インデペンディエンテ・デル・バジェのパトリック・メルカドについては、大怪我を理由にセビージャが獲得を見送る方針だが、選手側はすでに労働契約が結ばれていると主張しており、契約を一方的に破棄した場合はセビージャが提訴される法的リスクを抱えている。
(via Estadio Deportivo)
補強の光: イグレシアスとサンガンテのフリー加入が濃厚
💡 不確実な状況が続く中でも、ゼロコストでの補強は進められている。ヘタフェのフアン・イグレシアスと、ル・アーヴルのアルナ・サンガンテについては、フリーエージェントでのセビージャ加入がほぼ確実視されている。資金難と経営不安に苦しむクラブにとって、こうした移籍金ゼロの選手獲得は来季に向けた数少ない希望となっている。
(via Estadio Deportivo)
カンテラ最新情報: 15歳の大型CBダンソコ獲得と有望株の契約更新
💎 トップチームの補強が停滞する一方で、下部組織は将来を見据えた積極的な動きを見せている。ウエスカの育成組織から、15歳のスペインとマリの二重国籍を持つセンターバック、デンバ・ダンソコを獲得した。身長185cmの恵まれた体格と空中戦の強さ、そして後方からのビルドアップ能力を備えた逸材で、カデテAに合流する予定だ。また、TSKロセスから有望なストライカー、ダニエル・アルガンサも獲得。さらに、既存の若手選手たちの慰留にも努めており、U-16スペイン代表のブルノ・ルケを2029年まで、マヌエル・アンヘル・カスティージョやイブラ・ソウも同じく2029年まで契約を延長。エドゥ・アルトサノは3年延長し、ルーマニアU-20代表のロベルト・ジャラデとは2028年までの新契約を結ぶなど、財政難を乗り切るためのカンテラ至上主義への回帰を急ピッチで進めている。
(via Estadio Deportivo)
セビージャ・アトレティコ、苦しいシーズンをドローで終える
📉 セビージャのBチームであるセビージャ・アトレティコは、本拠地ヘスス・ナバス・スタジアムでアルコルコンと1-1で引き分け、非常に厳しいシーズンに幕を下ろした。すでに4節前からセグンダRFEFへの降格が決まっており、セビージャCのテルセーラRFEF降格やフベニルAの不振など、カンテラ全体が結果を出せなかった1年となった。試合は後半にアレックス・コスタの今季4点目となるゴールで先制したが、直後に追いつかれ、勝ち点28の最下位でPrimera RFEFの戦いを終えた。若手選手のニコ・ギジェンはトップチームに帯同したため欠場した。来季に向けたカンテラ全体の抜本的な見直しが求められている。
(via Estadio Deportivo)
元カンテラーノのハビ・バスケス、セビージャ復帰の夢を語る
🎙️ セビージャの下部組織出身で、現在はポルトガル2部のトレエンセで活躍するハビ・バスケスが、クラブへの変わらぬ愛情を語った。彼の父親はセビージャのレジェンドであるラモン・バスケスだ。ハビは現在、チームの1部昇格プレーオフとカップ戦決勝というキャリアで最も重要な1週間を迎えている。彼はインタビューでセビージャの厳しいシーズンを見守ってきたと明かし、後輩たちの奮闘を称賛した。
『オサスナ戦の後は選手の心理的な負担を考えて非常に厳しいと思ったが、サンチェス・ピスフアンのファンの反応を見て希望を持てた。カンテラ出身の選手たちが最悪の時期にチームを救ってくれた』
さらに、セビージャでキャリアを築けなかった心残りについて問われると、熱い思いを口にした。
『当時のセビージャは毎年チャンピオンズリーグを争い、夏には1000万ユーロや1500万ユーロで選手を獲得していたから状況が違った。でも、セビージャ復帰は今でも私の夢だ。毎日そのために努力しているし、希望は決して捨てない』
(via Estadio Deportivo)
ラファ・ミルの裁判が来週開廷、クラブへの影響も懸念
⚖️ セビージャが保有権を持ち、今季はエルチェへレンタルされているFWラファ・ミルが、来週木曜日にバレンシア県裁判所の被告席に座る。彼がバレンシアにレンタルされていた期間に発生した性的暴行および傷害の容疑で、検察は10年半の懲役を求刑している。事件はディスコで知り合った女性を自宅に招いた際に発生したとされ、友人のパブロ・ハラも共に起訴されている。弁護側は合意の上だったとして無罪を主張している。エルチェは5万ユーロという少額の買い取りオプションを行使する意向を示しているが、セビージャとの契約は2027年まで残っており、判決次第ではセビージャの資産価値や今後の契約処理に多大な影響を及ぼす可能性がある。
(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
最終節を黒敗で終え、ピッチ内の苦闘だけでなく、監督の去就、クラブ売却問題、移籍市場の凍結、さらには保有選手の裁判と、ピッチ外でも問題が山積みとなっているセビージャFC。唯一の希望であるカンテラへの投資を進めつつ、一刻も早い経営陣の安定と新プロジェクトの始動が待たれる。