ルイス・デ・ラ・フエンテ監督がクラブのレジェンドの仲間入り

セビージャFCは、クラブの練習場であるカレテラ・デ・ウトレラの施設に、世界選手権やオリンピックで活躍したクラブ出身の偉大な選手たちの巨大なバナーを掲示していますが、そこに現スペイン代表監督であるルイス・デ・ラ・フエンテの肖像を新たに追加しました。この栄誉あるリストには、オリンピック王者のフアンル・サンスをはじめ、カルロス・マルチェナ、セルヒオ・ラモス、ヘスス・ナバス、オルガ・カルモナ、そして女子U-20ワールドカップを制したインマ・ガバロらが名を連ねています。デ・ラ・フエンテ自身は15歳でアスレティック・ビルバオの下部組織に入ったためビルバオ育ちではありますが、その後にセビージャへと移籍し、左サイドバックの攻撃的なタレントとしてマノロ・ヒメネスとの激しい定位置争いの中で活躍しました。現役を退いた後の今世紀初頭、彼はセビージャに戻り、下部組織のU-18に該当するジュベニルAの監督を5シーズンにわたって務めました。この時期に彼の指導のもとで育ち、後にファーストチームへ昇格したのが、ヘスス・ナバス、ロロ、プリエト、フェルナンド・ベガ、アントニオ・プエルタ、ケパ・ブランコといった錚々たる顔ぶれです。デ・ラ・フエンテはセビージャに深い愛着を持っており、現在も市内に自宅を所有し、長年ソシオであり続け、伝統的なエル・カチョロの敬虔な信者としても知られています。(via ElDesmarque)

ジョアン・ジョルダンの惜別の言葉とエストレラ・アマドーラへの移籍

ジョアン・ジョルダンのエストレラ・アマドーラ(ポルトガル)への期限付き移籍が正式に発表されました。ジョルダンは長年過ごしたセビージャに感謝と誇りを伝えるため、自身のSNSで次のように惜別のメッセージを綴っています。

『ありがとう、セビジスタの皆さん。ポルトガルで新しい挑戦が始まりますが、皆さんに感謝の言葉を捧げずにはいられませんでした。これはお別れではなく、感謝とまた会う日までという誓いです。私は常にクラブを助け、このユニフォームを相応しく守るために働き、セビージャのために全力を尽くしてきたので、胸を張って、澄んだ心で旅立ちます。ここでは2度のヨーロッパリーグ制覇や、チャンピオンズリーグでのプレー、得点といったユニークな瞬間を経験し、夢を叶えて歴史を作りました。ロペテギ監督やセビージャでの1年目、そしてブダペストでの決勝戦は特に忘れられない思い出です。何よりもサンチェス・ピスフアンを我が家のように感じさせてくれたことに感謝します。ここで私の子供たちも生まれ、家族としての生活を築いてきたので、私は永遠にセビジャーノであり、セビジスタです。心の底から愛しています』

今回の移籍により、高給に苦しむセビージャのサラリーリミットが少しだけ緩和されることになります。(via Estadio Deportivo)

スコットランド人MFコナー・バロン獲得への初期接触

セビージャは、レンジャーズに所属する23歳のスコットランド代表ミッドフィールダー、コナー・バロンの獲得に向けて初期の問い合わせを行いました。バロンは175cmのピボーテであり、契約は2028年まで残っています。今夏はイングランド2部のウエストハムやイタリアのボローニャも関心を示しており、獲得レースは激しさを増しています。バロンの市場価値は250万ユーロ程度と見積もられていますが、レンジャーズ側はレンタルでの放出を拒んでおり、800万ポンド(約940万ユーロ)の完全移籍によるオファーしか受け入れない姿勢を崩していません。セビージャ側にはこの金額を支払う意思はなく、獲得は困難な見通しです。バロンは昨シーズン、公式戦37試合に出場して2アシストを記録。レンジャーズではパルチザンから500万ユーロで加入したヴァニャ・ドラゴイェヴィッチとの激しい競争に晒されています。(via Estadio Deportivo)

中盤の大規模な人員整理と緊急の補強課題

セビージャは中盤の守備的なポジションに深刻な欠陥を抱えています。今夏、ネマニャ・グデリ、バティスタ・メンディ、ジブリル・ソウ、ジョアン・ジョルダンといった主力ピボーテたちが相次いでチームを去ったためです。ルイス・ガルシア・プラサ監督は1-4-2-3-1のフォーメーションを基本に戦術を構築していますが、現時点でファーストチームに籍を置くピボーテはリュシアン・アグメ、マヌ・ブエノ、そして急成長中のニコ・ギジェンしかおらず、フリートランスファーで獲得したヨン・グリディがこれに加わる予定です。バランスを整えるためには最低でももう1人、できれば2人のミッドフィールダーの獲得が必要不可欠ですが、すでにロビー・ユア(650万ユーロ+変数270万ユーロ)、フリオ・ディアス(100万ユーロ+変数50万ユーロ)、フラン・ゴンサレス(300万ユーロ)の移籍金を支払っているため、ホセ・イニャシオ・ナバロSDは債務返済と給与枠の調整に追われ、新規の獲得予算を慎重に見極める必要があります。(via Estadio Deportivo)

ウイングの補強動向とアドリアン・リソ獲得競争からの撤退

セビージャがウイングの補強候補として関心を示していたレアル・サラゴサの21歳、アドリアン・リソですが、RCDマジョルカへの移籍が確実となりました。マジョルカはサラゴサに対し、レンタル手数料50万ユーロと、来夏に350万ユーロ(1部昇格時は買い取り義務)で買い取るオプション、さらにサラゴサが将来の売却時に20〜30%の利益を得る権利を設定したことで合意。セビージャも獲得条件を調査していたものの、高額な設定と競合の存在から交渉から撤退しました。また、ブライアン・サラゴサの獲得レースからも身を引いています。フアンル・サンスをボーンマスへ放出し、チデラ・エジュケは構想外、ジョアキン・マルティネス「オソ」、ルベン・バルガス、および現在筋肉を痛めて離脱中のアルフォン・ゴンサレスらの売却を検討しているため、特に左ウイングを務める彼らが去った後のサイドの補強は急務となっています。(via Estadio Deportivo)

イヴァン・ラキティッチのSNS投稿が巻き起こした10番を巡る議論

かつてセビージャの背番号10を背負ったクロアチア人MFイヴァン・ラキティッチが、バカンス中に友人たちと撮影した写真をSNSに公開し、ファンの間で議論を呼んでいます。ラキティッチは自身の引退先となったハイドゥク・スプリトの白いユニフォームを着用していますが、同行している友人9人全員が、背中にラキティッチの名前が入ったセビージャの昨シーズンの10番のユニフォームを着用しています。この投稿は、新シーズンの10番を任されることになったペケの評価や、クラブのクオリティ低下に対する不満がサポーターの間で噴出しているタイミングと重なりました。ラキティッチは2024年1月に当時のキケ・サンチェス・フローレス監督の構想から外されたためサウジアラビアのアル・シャバブへと移籍し、現在はクロアチアのハイドゥク・スプリトでディレクター職を兼ねながらプレーしています。(via ElDesmarque)

ジョージ・イレニヘナの獲得交渉における資金的な大ブレーキ

セビージャが今夏の攻撃陣構築の目玉として交渉を進めていたアル・イテハドの19歳、ジョージ・イレニヘナの移籍交渉が完全にストップしました。セビージャは、ヨーロッパ復帰を強く希望する選手本人と1シーズンの期限付き移籍(レンタル)で合意に達していましたが、アル・イテハド側が方針を急転換。今年1月にモナコからイレニヘナを3300万ユーロで買い取った際、クラブを支援した金融機関が資金の回収を優先し、レンタルではなく2500万ユーロの完全移籍での売却を要求し始めたためです。さらに、アル・イテハドのイェンス・ヴィシング新監督がイレニヘナの能力を極めて高く評価しており、プレシーズンのアジアチャンピオンズリーグ予選(アル・ジャジーラ戦に72分から元セビージャのエン=ネシリに代わって出場し、1-4の勝利に貢献)でも起用したため、引き止めに動いています。セビージャに2500万ユーロを支払う余裕はなく、このまま完全売却のみが条件とされる場合は交渉から撤退し、別のターゲットへ切り替える方針です。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

フェデ・ガットーニがアスコリへ完全移籍 Monchiの最後の遺産との別れ

セビージャは、アルゼンチン人センターバックのフェデ・ガットーニがイタリア・セリエBのアスコリ・カルチョへと完全移籍することを公式に発表しました。契約は1年契約に加え、もう1年の自動延長オプションが設定されています。ガットーニは2023年夏にMonchiによって140万ユーロで獲得されたものの適応できず、アンデルレヒトやリバー・プレートへのレンタル移籍を繰り返していました。マティアス・アルメイダ監督のチームに戻った後もわずか9分間しかプレーしておらず、今回の移籍は移籍金なしのフリー、かつ選手側が未払い給与の半分近くを放棄する形で合意しました。この契約解除により、クラブはサラリーリミットを確保することに成功。アスコリのSDパッティの熱烈なアプローチや、ガットーニの妻の両親がアスコリ近郊の出身であることが決定打となりました。背番号は32を着用します。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

18歳の超新星ニコ・ギジェンへの高い期待と評価

U-19スペイン代表監督を務めるパコ・ガジャルドは、セビージャの下部組織出身の18歳、ニコ・ギジェンについてその素質を絶賛しています。ガジャルド監督は以下のようにその印象を語りました。

『ギジェンをU-19の欧州選手権に向けた準備段階から見てきましたが、2008年生まれという若さにもかかわらず非常に素晴らしいクオリティを持っています。もしこれがかつてチャンピオンズリーグを毎年のように戦い、2位や3位を争っていた時代であればトップチームでの起用は難しかったかもしれません。しかし、財政面を含めて新たな変革期にある現在のセビージャという文脈において、ニコ・ギジェンは間違いなく大きな存在感を示し、ファンを大いに喜ばせることになります』

中盤の層が薄い現状において、彼の台頭はチームの大きな希望となっています。(via Estadio Deportivo)

キケ・サラスが担う守備の新たなリーダーシップと2000年代への回顧

セビージャのディフェンス陣の軸として期待されるキケ・サラスに対し、パコ・ガジャルド監督は信頼を寄せています。ガジャルド監督はサラスの成長について次のように評価しました。

『キケ・サラスはクラブの困難な時期と高いレベルの要求に直面したことで、一気に大人へと成熟しました。非常にブレのない安定した少年であり、リーダーとしての責任を背負う能力があります。彼のような下部組織出身の地元の選手が、セビージャの歴史や魂、ファンの想いを新しく加入してくる外部の選手たちに伝えていくことが現在のクラブにとって何よりも重要です。これは、2000年代初頭にホアキン・カパロス監督が率い、ベテランがプレッシャーを背負いながらも我々若い選手が新鮮な情熱をピッチに注ぎ込んで成功を収めた時代と全く同じです。今の若手もこの貴重な機会を大いに楽しむべきです』(via Estadio Deportivo)

新アタッカーのロビー・ユアが公式加入 9番を背負いデビューへ

スウェーデンのIKシリウスから、22歳のスコットランド人FWロビー・ユアの完全移籍が決定しました。移籍金は固定650万ユーロに、最大270万ユーロの変数を加えた総額920万ユーロに達する好条件です。契約は2031年までの長期契約で、背番号はエースナンバーの9番。189cmの恵まれた体躯を持ちながら、スピードと技術を兼ね備えており、現地では「新たなハーランド」と評される万能型のストライカーです。ユアはレンジャーズの下部組織出身で、かつてユースリーグでセビージャと対戦した経験があります。昨季ベルギーのアンデルレヒトBで11ゴール、スウェーデンでは50試合31ゴール7アシスト、今季は15試合15ゴールと大活躍していました。ウクライナ人の祖父母を持つためウクライナ代表からもアプローチされていますが、本人は『私はスコットランド人であり、スコットランド代表のためにプレーしてゴールを決めたい』と意思を表明。水曜日の練習はビザの手続きのため欠席しましたが、土曜日のレイヨ戦でのデビューが期待されています。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

クラブを去った15名とアドリア・ペドロサの移籍の噂

セビージャは今夏、凄まじい規模の人員整理を敢行しています。すでに退団した選手は合計15名にのぼります。内訳は、オーリアン・ナイランド(ライプツィヒへ)、アドナン・ヤヌザイ、ネマニャ・グデリ、セサール・アスピリクエタ、バティスタ・メンディ、ニール・モペイ、アレキシス・サンチェス、アコール・アダムス、ラファ・ミル、タンギ・ニアズ、フアンル・サンス(ボーンマスへ)、ジブリル・ソウ、ジョアン・ジョルダン、アルベルト・フローレス、フェデ・ガットーニです。さらに、左サイドバックのアドリア・ペドロサに関しても、チェルシーへチャバリアを2400万ユーロで売却したレイヨ・バジェカーノから熱烈な獲得打診を受けており、完全移籍かレンタルでの売却が近づいています。余剰戦力となっているファビオ・カルドーゾやチデラ・エジュケも放出に向けて交渉が続けられています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

アレキシス・サンチェスがMLSのCFモントリオールへ加入

契約が満了した37歳のチリ代表アレキシス・サンチェスは、セビージャからの条件を下げた減給延長オファーを拒否し、フリーエージェントとしてMLSのCFモントリオール(カナダ)へ完全移籍しました。契約は1年契約で、1年の延長オプションが設定されています。サンチェスは移籍に際して次のように喜びを語りました。

『CFモントリオールの一員となり、この素晴らしい新たな挑戦に臨むことができて本当に幸せです。クラブが私に寄せてくれた信頼に感謝し、これまでの豊かな経験をチームのために還元し、サポーターの皆さんとともに忘れられない特別な瞬間を数多く作り出したいと思っています。ここで自分の持てるすべてを捧げます』

昨シーズンのセビージャでは30試合に出場し、4ゴール2アシストを記録して終盤の残留争いで極めて重要な貢献を果たしました。(via ElDesmarque)

クラブ役員会のメンバー刷新とサポーターの反発

セビージャFCは、ホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ会長が率いる取締役会(役員会)の新たな3名の新メンバーの就任を公式に発表しました。これは、既存のメンバーであったフェルナンド・カリオン、カロリーナ・アレス、およびカラスコ会長の経営方針に異を唱えて辞任したジョルディ・マリンの退任に伴うものです。カリオンの代役には、カリオン家の信頼厚い38歳の弁護士ホセ・ルイス・イグレシアス・モヤが就任。アレスの代役には、アレス家と繋がりのある不動産分野の専門弁護士、47歳のアルバロ・ガルシア・アルマグロが就任。マリンの代役には、急成長を遂げる株式会社「La Casa de las Carcasas」の創業者で社長の37歳、イスマエル・ビジャロボスが、Sosteoil SLを代表して就任しました。カラスコ会長はさらに別の席を埋めるメンバーの追加を予定していますが、成績不振をめぐるサポーターの役員会への反発は凄まじく、今週土曜日の開幕戦ではサポーターからの激しい抗議活動が予期されています。(via ElDesmarque)

サンチェス・ピスフアンでの最新トレーニングレポート

ルイス・ガルシア・プラサ監督率いるセビージャは、土曜日のレイヨ・バジェカーノとの開幕戦に向けて、本拠地サンチェス・ピスフアンでトレーニングを行いました。ヨン・グリディ、フアン・イグレシアス、アルナ・サンガンテ、フリオ・ディアス、フラン・ゴンサレスら新加入選手にとっては、初めてピスフアンのピッチを踏む機会となりました。期待のロビー・ユアはビザの手続きのために欠席。ルーベン・バルガスとイケル・ムニョスは別メニューでエアロバイクでの調整(バルガスに負傷はなく、合流が遅れたための予防策)。マルカオとアルフォン・ゴンサレスは負傷により離脱中ですが、アルフォンは順調に回復しており、第2節での合流が見込まれています。練習中、監督は構想外とされながらも通常メニューをこなすチデラ・エジュケや、カンテラのミゲル・シエラと熱心に戦術を交わしていました。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

2026/27シーズンの新背番号発表と16番の継承者イサク・ロメロ

セビージャが新シーズンの公式背番号リストを発表しました。フアンルが去ったことで注目されていた栄光の16番(アントニオ・プエルタの魂を引き継ぎ、カンテラ出身選手のみが着用。過去にカペル、アントニオ・ルナ、アルベルト・モレーノ、ヘスス・ナバスらが着用)は、レブリーハ出身のカンテラ育ちのフォワード、イサク・ロメロが引き継ぐことに決定しました。一時はキケ・サラスやニコ・ギジェンが候補に挙がっていましたが、ロメロが選ばれました。ロメロはプレシーズンでノーゴールと不振に喘いでおり、9番を背負う新アタッカー、ロビー・ユアの加入によって定位置確保に強い覚悟を迫されています。その他、カルモナが22番へ変更、アルフォンが7番を継承、フラン・ゴンサレスが13番を着用、新加入のヨン・グリディは18番、アンドレス・カストリンが5番、ジョアキン・マルティネス「オソ」が19番に決定。カストリンとオソは23歳となり規定によりファーストチーム枠の背番号が与えられ、現在契約更新交渉が大詰めを迎えています。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

ホセ・イニャシオ・ナバロSDの選手整理に対する好意的なサポーターの評価

セビージャのサポーターを対象にしたストリートアンケートによると、今夏ホセ・イニャシオ・ナバロSDが主導した大規模な「人員整理」に対するセビジスタの評価は、極めて高い「合格点」を獲得しています。かつては売却不可能と考えられていたラファ・ミル、ジョアン・ジョルダン、タンギ・ニアズの放出を成功させ、ジブリル・ソウ、フアンル、アコール・アダムスの売却によって3000万ユーロ以上の資金をクラブハウスに回収。サポーターは『大きな希望を感じている。選手が整理され、少しずつ本来あるべき場所に上昇していくのを感じる。今季は下位で苦しまず、ピスフアンで安心して見られるシーズンを過ごしたい』『私はこの誰が率いるかわからない新しいプロジェクトを全面的に信頼して、その船に乗る覚悟がある』と喜びを述べています。(via ElDesmarque)

ジローナの降格に伴う実力派MFイバン・マルティン獲得へのアプローチ

ジローナの2部降格に伴い、セビージャは同クラブの中盤の要である27歳のイバン・マルティンに対して関心を示し、獲得に向けた状況調査を行いました。マルティンにはレイヨ、ラシン・サンタンデール、ヘタフェ、さらにギリシャのパナシナイコスも関心を示していますが、本人にとってセビージャはスペイン国内での魅力的な第一希望の選択肢となっています。ネックとなっているのは、彼の250万ユーロの総給与、2028年までの契約、そして2000万ユーロの契約解除金条項(ビジャレアルが将来の売却における30%の権利を保有)ですが、ジローナのセグンダ降格によって大幅なディスカウントが期待されています。マルティンは昨季リーグで最も多く起用されたMFであり、ロングパス成功率70.67%(リーグ6位)、デュエル勝率リーグ8位という圧倒的なスタッツを誇る中盤の実力者です。(via ElDesmarque)

クラブ売却交渉の全貌 Goldman SachsとRMGの間の激しい駆け引き

セビージャFCのクラブ売却交渉に関して、水面下での驚くべき詳細が明らかになりました。現在、セビージャの買収・売却権は、クラブの筆頭債権者である「Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)」に独占権が与えられており、ニューヨークの本部からアメリカの富裕な投資家プールに向けてアプローチを行っています。これは、かつてセルヒオ・ラモスやFive Eleven Capitalとの独占交渉が破談した後に設定されたもので、今年末から2027年始めにかけて売却を完了させ、貸付金を回収するロードマップを描いています。ただし、売却の成功にはナバロSDが率いるスポーツ面の成績(12月時点で降格圏に沈めば価値が著しく低下する)が影響するため、実際の完了は来年夏になると専門家は見ています。

これに対抗し、現在もオファーを有効としてアピールを続けているのが、アメリカの「Riverside Management Group(RMG、リバーサイド)」です。RMG側は『4億2050万ユーロのオファーが今も有効であり、45日間で売却可能、1株あたり最大3400ユーロを支払う用意がある』と主張しています。

RMGとセビージャの接触は2024年にペペ・カストロ副会長を窓口として始まり、2025年1月には15日間の優先交渉権(LOI)に署名しましたが、RMGが保証資金の証明書やコンソーシアムのメンバーの詳細を期限内に提示しなかったため破談となりました。

RMG側は、ニューヨークのファンド「DCP Capital(DCP)」の代表者ファン・チュンからの100%資金保証メールを送付したものの、セビージャ側がセルヒオ・ラモスとの交渉のために不当に独占権を破ったと主張しています。しかし、セビージャの売り手側は、DCPを「国際的に認知されていないアジア系のファンド」と判断し、信用に足る証明とはみなしていませんでした。

さらに今年6月19日、RMGは上場を伴う複雑な株式交換(PubcoをNasdaqに上場させる計画)を用いた新たなLOIを提出しましたが、セビージャの株主らが確実な現金を望んだため拒否されました。

その後、売り手側のアドバイザーであるMA Abogadosのアルベルト・ペレス・ソラーノやBibium Capitalから、RMGに対して極めて過酷な交渉再開の条件(EV 4億3920万ユーロ、85%の確実な株式買収、4億ユーロの明確な現金証明、デューデリジェンス完了までの3ヶ月の制限、CSD(スポーツ上級委員会)承認後の100%現金一括決済、買収直後の8000万ユーロの即時増資、そして交渉を維持するための500万ユーロのデポジットとペナルティなど、さらにデラウェア州法ではなくスペイン法に従うこと)が提示されました。RMG側は、SPACという組織形態の規約上、このようなデポジットの支払いや事前の現金ペナルティは不可能であると反発。RMGの背後にはDCP Capitalと、イギリスの保険会社Marathon(代表アレックス・ハウエルは妻がセビリア出身で役員らと親しい)がついています。

7月14日(ユーロ2024のスペイン対フランス戦の日)、MA Abogadosのオフィスで、Pérez Solano、Pepe Castro、Rafael Carrión、そしてRMGを代表するRobert G. Warfield(過去にアトレティコへのアポロの誘致やサラゴサ買収に関与)、Toni Hernández(RMG公認の代表エージェント)らが最終面談を行いましたが、条件の不一致により決裂。交渉の過程において、Biris Norte(サポーターグループ)のメンバーがカストロ副会長との個人的な繋がりから一時介入したため、会長との関係悪化からセビージャ側が正式な代表者を明確にするよう要求するハプニングもありました。結果として、セビージャ側はRMGを「信頼性に欠ける」と切り捨て、ゴールドマン・サックスを通じた米国市場での販売に一本化しました。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

セビージャFCは、ホセ・イニャシオ・ナバロSDの手腕のもと、今夏15選手に及ぶかつてない規模の人員整理を敢行し、若手ニコ・ギジェンやイサク・ロメロへの背番号16番継承など、クラブの伝統であるカンテラ回帰による新体制構築を進めています。ゴールドマン・サックスに託された売却交渉の裏で、RMGとの巨額な買収駆け引きが決裂するなど、ピッチ外でも極めて激動のプレシーズンを過ごしていますが、新9番ロビー・ユアの加入や中盤補強の模索とともに、新生セビージャはサポーターの期待を背負って土曜日のレイヨ戦へと臨みます。