UDアルメリア

マラガとの昇格プレーオフ決勝第2戦をホームで戦い、1-2で敗北を喫した。第1戦の0-0と合わせて1部昇格を逃し、来季も2部残留が決定した。ミゲル・デ・ラ・フエンテ、セルヒオ・アリバスらがスタメン出場し、アルナウ・プイグマルの代役としてニコ・メラメドも先発して攻撃を牽引した。後半にはルビ監督がモルシージョ、ルナ、タリスを投入する攻撃的な采配を見せ、75分にエンバルバのフリックからレオ・バプティスタオが1点を返したが、反撃はここまでとなった。終盤には両チームに退場者が出る荒れた展開となった。また、試合前にはスタジアム外で両チームのファンが衝突し、警察の介入部隊(UIP)が出動する騒ぎに発展。マラガのバスの窓ガラスが割られ、パニックや負傷者が発生した影響でバスは40分足止めを食らい、試合開始が30分遅延して21時30分キックオフとなった。昇格失敗による経済的ダメージは極めて大きく、クラブの予算増額6000万ユーロや広告効果570万ユーロなど、アルメリア県のGDPの0.33%に相当する推定7093万8178ユーロの経済効果を失う結果となった。(via ElDesmarque) (via Mundo Deportivo)

マラガCF

敵地でアルメリアを撃破し、8年ぶりの1部昇格という偉業を成し遂げた。64分に相手のビルドアップのミスを突いたホアキン・ムニョスのアシストから、カルロス・ルイス・ルビオ(愛称:チュペ)が先制弾をマーク。チュペは今季45試合で25ゴール6アシストと大爆発を見せ、セビージャの下部組織で評価されずに退団した過去を跳ね返すシンデレラストーリーを体現した。ブラガが獲得を狙っていたが、先月に2029年まで契約を延長しており、今回の昇格によって違約金は1400万ユーロ以上に跳ね上がった。さらに70分にはダビド・ラルビアが強烈なシュートで追加点を奪取。昨夏の親善試合でラルビアのタックルにより重傷を負ったベティスのイスコだが、SNSでラルビアのゴール写真と共に『Vamooooos 💪🏽』と力こぶの絵文字を添えて粋な祝福を送っている。フアンフラン・フネス監督は、11月に降格圏と同勝ち点の15位というどん底の状態で就任し、劇的な再建を果たした。指揮官は昇格の公約通り「Los bichos」のタトゥーを腕に彫り込んだ。ロッカールームは狂喜乱舞となり、カルロス・ドトールはチームメイトにバリカンで髪を刈られ、中途半端な丸刈り姿で記者会見場に乱入。ディエゴ・ムリージョとアーロン・オチョアは髪をピンクに染め上げた。月曜日にはラ・ロサレダを出発し、エル・カウティボへの献花や市庁舎などを巡る大規模な祝賀パレードが予定されている。トップチームの実に14人が下部組織出身であり、ダニ・ロレンソやイサン・メリーノといったカンテラーノたちが昇格の原動力となった。(via ElDesmarque) (via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via MARCA) (via Esport3)

UDラス・パルマス

昨季は73ポイントを獲得して5位に入り昇格プレーオフに進出したが、マラガに敗れて惜しくも2部残留となった。ルイス・ガルシア・フェルナンデス監督が退任し、新監督としてルベン・デ・ラ・バレラが来年6月までの契約で就任した。ルイス・エルゲラSDが長年狙っていた指揮官であり、ポゼッションと攻撃的なサッカーを志向するスタイルが評価された。なお、クラブは新監督候補としてハビ・カジェハとも接触を図っていた。(via SPORT) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

RCDマジョルカ

1部から2部への降格という厳しい現実を突きつけられた。新監督には、ラス・パルマスを退任したルイス・ガルシア・フェルナンデスの就任が濃厚となっている。クラブはルイス・カリオンらとも接触していた。現在指揮を執っているマルティン・デミチェリスはライプツィヒへ移籍する見込みだが、契約解除のための約300万ユーロの違約金支払いがネックとなっており、法廷闘争に発展する可能性も浮上している。2部降格に伴う戦力整理はすでに始まっており、サイル・ラリン、パブロ・マフェオ、ヴェダト・ムリキといった主力が売却された。(via Mundo Deportivo)

ジローナFC

こちらも1部から2部への降格が決定した。ミチェル監督の後任として、Bチームを率いていたキケ・アルバレスが新監督に昇格する予定である。ベテランのクリスティアン・ストゥアニとダビド・ロペスの契約延長が急務となっているが、ダビド・ロペスに関しては大幅な減俸を受け入れることが絶対条件となる。すでにフアン・カルロス、デイリー・ブリント、アクセル・ヴィツェル、ルベン・ブランコの退団が決定。さらに、ビジャレアルから復帰権付きで加入していたイバン・マルティンも退団を希望しており、パナシナイコス、オリンピアコス、トルーカ、アスレティック・ビルバオ、エスパニョール、デポルティーボ、セビージャなど国内外の多数のクラブが興味を示している。ジローナは彼の移籍金として最低でも300万ユーロを要求している。(via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo)

レアル・オビエド

1部から2部へ降格し、新たな体制づくりを急いでいる。パチューカ・グループ体制の下、新たなスポーツ責任者にダビド・フェルナンデスが就任し、カタルーニャおよびレバンテ地域を専属で担当するスカウトを新たに雇用する予定だ。フリオ・ジャノスは退団したが、アグスティン・ジェイダGMとロベルト・スアレスは留任し、セサル・マルティンが副社長に昇格した。戦力面ではサエンス、ユネス、ハコボ、アイサルを新たに獲得し、アティエンサ、サム・ロドリゲス、ウスマン・カマラにも強い関心を寄せている。一方で、カンテラ出身でファンから愛されたルーカス・アヒハドとは契約を更新しない苦渋の決定を下し、サポーターから惜しむ声が上がっている。また、ビジャレアルからレンタルされていたFWアレックス・フォレスはリーグ戦18試合で先発3回、無得点という結果に終わり、買い取りオプションは行使されず退団。同じくレンタル組のティアゴ・フェルナンデスもビジャレアルへ復帰した。(via SPORT) (via Estadio Deportivo)

スポルティング・ヒホン

ニコラス・ラルカモン新監督を迎え、新たなスタートを切る。昨季は61ポイントを獲得して10位でフィニッシュした。チームはリーグ戦で60ゴールを記録し、2017-18シーズンに並ぶ2部でのクラブ最多得点記録を達成。この圧倒的な攻撃力を牽引したのが、ジョナタン・ドゥバシン(16ゴール)、フアン・オテロ(15ゴール)、セサル・ヘラベルト(8ゴール)の強力な3トップであり、彼らだけでチーム総得点の65%を叩き出した。クラブはこの3人を非売品と宣言している。新監督のラルカモンは、3バック、2ウイングバック、2ボランチ、前線3枚の超攻撃的な戦術を好むとされており、来季の躍進が期待される。補強面ではベティスのFWゴンサロ・プティのレンタル移籍に興味を示している。(via SPORT)

CEサバデル

サモラとの昇格プレーオフ決勝を2戦合計4-1で制し、1RFEFから見事に2部昇格を果たした。フェラン・コスタ監督の下での快挙達成だったが、場外で大きなトラブルが発生した。市庁舎バルコニーでの祝賀パレード中、元ビジャレアル下部組織のGKディエゴ・フオリがマイクを握り、『ここで一つ表現を言うから、思いついたことを返してくれ。ペドロ・サンチェス…』と煽動し、観衆が首相への侮辱的な言葉を返すという一幕があり大炎上。オスカル・プエンテ交通相からも『馬鹿にお金を与えるとこうなる。すぐにファシストの顔を出す』と痛烈に批判された。フオリはその後、SNSで『昇格のお祝いで不快な思いをさせたすべての人に謝罪したい。あの場の熱狂とここ数日の興奮に流されてしまい、悪気のないジョークのつもりが大きな騒ぎになってしまった』と謝罪した。このフオリにはレアル・サラゴサが関心を寄せているが、昇格に伴い契約が2028年まで自動延長され、違約金が80万ユーロに設定されたため、サバデル側は放出を固く拒否している。(via SPORT) (via ElDesmarque) (via Esport3) (via MARCA)

セルタ・フォルトゥナ

ポンフェラディーナとの昇格プレーオフ決勝第2戦で4-1と大勝を収め、堂々の2部昇格を果たした。フレディ・アルバレス監督の指揮下で躍動し、バライードスにはトップチームのクラウディオ・ヒラルデス監督も駆けつけて偉業を祝福した。アンドレス・アンタニョン、ウゴ・ゴンサレス、アンヘル・アルコス、オスカル・マルコス、ウゴ・ブルシオ、パブロ・メイシュスら、トップチームでのプレー経験を持つ実力者たちがチームを牽引。アベル・カバジェロ市長の出迎えを受けた後、プエルタ・デル・ソルで盛大な祝賀会が開催され、マリアン・モウリーニョ会長も参加して喜びを分かち合った。(via SPORT) (via MARCA)

CDレガネス

最終節のミランデス戦に見事勝利を収め、劇的な2部残留を果たした。左サイドバックのエンリク・フランケサ(元バルサ下部組織)が2028年まで契約を延長し、『レガネスは自分の家であり、ようやく安定を見つけた』と喜びを語っている。(via SPORT)

その他移籍・動向

レアル・サラゴサはサバデルのフオリに関心を示す一方で、セビージャからFWアドリアン・リソのレンタルを打診されている。コルドバCFでは、昨季ビジャレアルからレンタルされていたMFダニ・レケナが36試合・2600分以上プレーし大活躍。彼はビジャレアルに復帰したが、ラシン・サンタンデールやラージョが獲得を狙っている。同じくレアル・ソシエダからレンタルされていたミケル・ゴティは結果を残せず復帰した。コルドバは7月23日にセビージャとの親善試合を予定している。レアル・バジャドリードとアルバセテは、ベティスのFWゴンサロ・プティのレンタル移籍に興味を示しており、特にバジャドリードのビクトル・オルタ副社長が熱心に動いている。バジャドリードは昨季ベティスからGKギリェルメ・フェルナンデスをレンタルしたが、買い取りオプションは行使しなかった。CDカステリョンでは、アスレティック・ビルバオからレンタルされていたMFベニャト・ゲレナバレナがビルバオへ復帰。CDミランデスは、ビジャレアルからレンタルされていたトニ・タマリットが復帰した。グラナダCFは、ビジャレアルで構想外となっているウィンガー、ビクトル・モレノの買い取りオプション付きレンタルを画策しているが、ビジャレアル側は約100万ユーロを要求している。ADセウタはホセ・フアン・ロメロ監督の続投が決定し、7月26日にセビージャとのプレシーズンマッチを行う。また、CDテネリフェとエルデンセは1RFEFの各グループを首位で終え、2部への直接昇格を決めている。(via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)

【本日の総括】

マラガCFやセルタ・フォルトゥナ、CEサバデル、CDテネリフェ、エルデンセといった強力な昇格組が加わり、さらに1部からRCDマジョルカ、ジローナFC、レアル・オビエドという実力派クラブが降格してきたことで、来季のLALIGA Hypermotionは過去に類を見ないほど過酷でハイレベルなサバイバルになることが確定した。特に降格組は大規模な血の入れ替えと新監督の招聘を進めており、昇格組も勢いそのままに市場で積極的な動きを見せている。各クラブのスカウト網とレンタル移籍の活用が、来季の明暗を分ける大きな鍵となるだろう。