【CEサバデル
カタルーニャの伝統クラブであるCEサバデルが、フットボールの枠組みを超えた異例の支援決断を下しました。来週月曜日にホームのノバ・クレウ・アルタで行われるリアル・ソシエダB戦において、サバデルはユニフォーム胸部分の通常の商業スポンサー広告を完全に撤去することを決定。代わりに、先日急逝したCDテネリフェのFW ヘスス・デ・ミゲル(ヘスス・デ・ミゲル)選手の名前と、遺族支援クラウドファンディングの直通ドメイン『porjesus.es』を前面に刻印してピッチに立ちます。
このドメインはGoFundMe内に立ち上がった公式支援ページへ直接リダイレクトされる仕組みとなっており、サバデル自体は一切の資金徴収や管理を行わず、プロフットボールが持つ巨大な発信力を利用して支援の輪を拡大することだけを目的としています。
クラブのパウ・モリリャ=ジネル会長は記者会見で、『起きてしまった過去を変えることも、ご家族の深い悲しみを消し去ることも出来ません。しかし、私たちがどう応えるかは自分で決めることができます。そして私たちは、助けるという形で応えることを決めました』と熱弁を振るいました。さらに会長は、自クラブだけの取り組みにとどめず、スペイン全土のクラブ、選手、監督、サポーター、メディアへ拡散を呼びかけ、『この取り組みがサバデルだけのものから、フットボール界全体のものへと広がってほしい。フットボールがひとつになれば、素晴らしいことを成し遂げられるのです』と強く訴えかけました。SNS上でも『#PorJesús』のハッシュタグを掲げ、悲しみを具体的な支援行動へと変える運動が広がっています。(via MARCA)
【FCアンドラ
テネリフェ戦での接触事故によりヘスス・デ・ミゲル選手が亡くなり、その当事者となってしまったFCアンドラの守護神Jesús Owono(ヘスス・オウォノ)のもとへ、アンドラのサポーター陣が温かい救いの手を差し伸べました。事故後、オウォノは『人生で最も辛い日々を過ごしており、ヘススを失ったことに途方もない痛みを感じている』と苦しい胸の内を明かしていましたが、SNS等で一部から寄せられた過激な批判や脅迫にも苦しめられていました。
これを受け、アンドラの中心的な応援サポーター組織である「スクアドラ・カルレマニ」「バンダ・トリコロール」「ペニャ・トリコロールBCN」「オルグイ・トリコロール」の有志が、オウォノの自宅を直接訪問。温かい励ましの言葉とともに、一通の感動的な手紙を手渡しました。
サポーター陣が手渡した手紙には、次のような深い思いが綴られていました。
『親愛なるヘスス・オウォノへ。FCアンドラの応援席一同より、この最も困難で辛い時に、最大限のサポートと愛情を届けたい。君が直面している苦しみを深く理解しています。決して一人ではありません。家族、友人、仲間、スタッフ、そしてクラブ全体がそばにいます。そして何より、君を愛し、尊重する私たちがここにいます。私たちは、現在君に向けられているあらゆる侮辱、脅迫、批判を断断として拒絶します。たった一度のアクシデントで人間性や生き方が否定されるべきではありません。悲しみや憤りが君への憎悪に変わることを私たちは望みません。フットボール選手の背後には、同じように苦しんでいる一人の人間と家族がいます。ここが君の家です。ピッチに戻り、再びゴールを守り、ユニフォームを身に纏う時、私たちは今まで通りスタンドから声援を送り続けます。誰にも証明するものなどありません。回復こそが最も重要であり、その道中で私たちがついていることを忘れないでください。頑張れ、私たちの“スパイダーマン”』
悲劇の渦中で葛藤するゴールキーパーを守り抜こうとするサポーターの強い絆が、暗闇の中の光となっています。(via SPORT)
