【ラミン・ヤマル&ブライアン・ファリニャス
FCバルセロナのトップチームで右サイドの攻撃を盛り上げるブライアン・ファリニャス(20歳)とラミン・ヤマル(19歳)の二人は、育成組織ラ・マシア時代からの極めて深い友情で結ばれている。
ファリーニャスがビジャレアルの下部組織からバルセロナのインファンティルAに加入した当初、彼は内向的で物静かな少年だった。カタルーニャの環境に適応するまでに少し時間を要し、寮生活ではカリーム・トゥンデ(現ウエストブロムウィッチ)らと同調しながら過ごしていた。しかし、ひとたびピッチに足を踏み入れるとその内向性は消え去り、抜群の存在感を発揮。自らフリーキックやペナルティーキックのキッカーを志願する強心臓ぶりを見せていた。
二人が初めて同じチームで過ごしたのがカデテA時代だった。当時チームを率いていたイバン・カラスコ監督は、ファリーニャスを右サイドハーフやウイングに配置。ラミン・ヤマルが偽9番として中央で自由に動く中、ファリーニャスは右サイドから素晴らしい動きを見せた。両足を巧みに使いこなし、ファーストタッチの質が極めて高く、右サイドから中央へカットインして放つ強烈な左足のシュートはケヴィン・デ・ブライネを彷彿とさせたことから、カラスコ監督から『ファブルーネ(Fabruyne)』という愛称で呼ばれていた。
ピッチ外での二人は「爪と肉」と表現されるほど常に一緒だった。ロッカールームでは四六時中冗談を言い合い、周囲を和ませていた。カテゴリーが離れ、ラミン・ヤマルが飛び級でトップチームの主力へ駆け上がり、ファリーニャスがフベニールAでゲームメーカーとして成長していた時期も、二人の絆は揺るがなかった。
週末になると、ファリーニャスは Spotify カンプ・ノウの家族・関係者専用席にラミンの親族や親友たちと並んで座り、熱い声援を送っていた。さらに、ラミン・ヤマルがスペイン代表として欧州の頂点に立った欧州選手権(ユーロ2024)の決勝戦を見るため、わざわざドイツまで駆けつけたほどだ。
ラ・マシアの廊下やロッカールームで笑い合いながら深めた絆は、いまハンジ・フリック監督率いるトップチームのピッチ上で最高の連携となって結実している。(via Mundo Deportivo)
