セルタ・フォルトゥナ、昇格PO決勝第1戦は敵地でスコアレスドロー
セグンダ・ディビシオン(ラ・リーガ・ハイパーモーション)昇格を懸けたプレーオフ決勝の第1戦が行われ、セルタ・フォルトゥナは敵地エル・トラリンでポンフェラディーナと対戦し、0-0の引き分けに終わりました。
フレディ・アルバレス監督は、前週バライードスでCEエウロパを破った試合からスタメンを1人だけ変更し、ガビアンに代えてミジャを起用しました。先発メンバーは、GKにコケ・カリージョ、最終ラインはミジャ、リベス、メイシュス、アンショ。中盤にアンタニョン、ブルシオ、オスカル・マルコス(72分にアルコスと交代)。前線はホエル・ロペス(66分にガビアンと交代)、アルバロ・マリン(66分にソムアと交代)、そしてウゴ・ゴンサレス(87分にデ・ラ・イグレシアと交代)という布陣でした。
試合は、ポンフェラディーナのナフティ監督が仕掛けたフィジカルと戦術重視のクローズドな展開となりました。セルタ・フォルトゥナは53パーセントのボール支配率を記録したものの、得意とするパスワークを封じられる形となりました。前半36分には、チーム随一の才能を誇るウゴ・ゴンサレスが遠めからシュートを放ちますが、相手GKアンドレス・プリエトの正面を突きました。一方、守備陣も奮闘し、カルデロンのクロスから相手のボルハ・バジェに決定的なシュートを打たれる場面もありましたが、ボールはクロスバーを越えて難を逃れました。
後半に入ってもセルタ・フォルトゥナがボールを保持する展開が続きます。ウゴ・ゴンサレスの正確なクロスにアルバロ・マリンが頭で合わせるシーンもありましたが、これも枠を越えていきました。フレディ監督は66分にスピードのあるマリンに代えてタンク型のソムアを投入して前線に変化をつけ、さらにガビアンを投入してミジャを逆サイドへ配置転換。終盤にも選手を送り込みましたが、ゴールをこじ開けるには至りませんでした。アディショナルタイムには、相手のフリーキックからボルハ・バジェに危険なヘディングシュートを許しましたが、GKコケ・カリージョが素晴らしい反応でこれを防ぎ切りました。
試合を裁いたのはアンダルシア委員会の主審アブラハム・ドミンゲス・セルバンテスで、セルタ側はホエル・ロペス(53分)とブルシオ(56分)がイエローカードを受けました。対するポンフェラディーナも、ナフティ監督をはじめ5人の選手が警告を受けています。
セルタ・フォルトゥナはレギュラーシーズンを2位で終え、今シーズンここまで合計65ゴール(リーグ戦61、プレーオフ4)を記録する高い攻撃力を誇ります。また、アウェイ戦でも7勝4分と勝負強さを見せています。準決勝ではCEエウロパを延長戦の末に合計4-3で退けており、その際にはウゴ・ゴンサレスが2得点の活躍を見せました。一方、対戦相手のポンフェラディーナは現在480分連続無失点中、GKアンドレス・プリエトに至っては570分間ゴールを許していない強固な守備を誇っています。なお、セルタ・フォルトゥナには過去にクルトゥラル・レオネサに在籍していたルイス・ビルバオとホエル・ロペスが所属しており、彼らにとっては地元レオンでの試合となりました。
試合前には、両クラブ共同でファンに対してスポーツマンシップとリスペクトを呼びかける声明が出されていました。スタジアムには8062人の観客が集まり、その中には約500人のセルタサポーターの姿もありました。ポンフェラディーナは今回の第1戦のために583枚のアウェイチケットを提供しましたが、来週バライードスで行われる第2戦では、セルタ側からポンフェラディーナのファンに対してヨーロッパリーグの対戦相手と同規模となる1000枚以上のチケットが提供される予定です。
この結果、昇格の行方は6月20日の土曜日18時30分からバライードスで行われる第2戦で決することになります。規定により、第2戦が延長戦にもつれ込んで同点のまま終了した場合、レギュラーシーズンの順位で上回るセルタ・フォルトゥナが昇格を手にすることができます。
試合に向けて、フレディ・アルバレス監督は次のように語っています。
『彼らのデータが示す通り、クローズドでゴールの少ない試合展開になるでしょう。だからこそ、両ゴール前で起こることが決定的な意味を持ちます。我々は守備面や彼らの攻撃の長所に対して規律を保たなければなりませんし、カウンターの際には彼らが残すわずかなスペースを突き、数少ないチャンスを確実にモノにしなければなりません』
対するポンフェラディーナのナフティ監督も、チームの結束力について次のように述べています。
『選手たちがトレーニングしている姿を見ると、本当に素晴らしいです。私が練習にいる必要がないくらいですよ。彼らは非常に責任感のあるグループで、お互いに修正し合っています。先発しないと分かっている選手たちも、先発する選手を助けてくれています。何が起きようとも、このグループの人間性は信じられないほど素晴らしいです』
セルタ・フォルトゥナがこのプレーオフを制すればクラブ史上初のセグンダ昇格となり、若手選手たちにとって大きなアピールの場となるだけでなく、テレビ放映権料を通じた多大な経済的恩恵がクラブにもたらされることになります。
(via MARCA / SPORT / Estadio Deportivo)
新スポーツ施設Celta360は2027年9月にオープン予定
モスに建設中の新たなスポーツ複合施設「Celta360」の工事が順調に進んでおり、2027年9月に稼働を開始する見通しであることが分かりました。この施設には、クラブの新たな本社オフィスをはじめ、育成部門のエリア、そして複数のトレーニングピッチが設けられる予定です。
先日、マリアン・モウリーニョ会長の案内のもと、ガリシア州政府のアルフォンソ・ルエダ首相、モスのニディア・アレバロ市長、ビーゴ大学のマヌエル・レイゴサ学長らが建設現場を視察しました。
マリアン・モウリーニョ会長は施設の意義について、次のように強調しています。
『これはクラブの未来にとって戦略的なプロジェクトであり、視察するたびに実現の時が近づいていることを実感できます。Celta360がガリシアや国内だけでなく、ヨーロッパレベルでも基準となるスポーツシティーになるよう取り組んでいます』
また、アルフォンソ・ルエダ首相もこの取り組みを称賛しています。
『セルタがモスに建設している新しいスポーツファクトリーは、スポーツの育成とイノベーションにおいて国際的な基準になるでしょう』
さらに、LALIGAのハビエル・テバス会長も数日前のイベントでこのプロジェクトに言及し、『Celta360は持続可能性の模範的なプロジェクトであり、ガリシア地方の多くの家族に価値をもたらすものだと我々は認識しています』と評価しました。
セルタは伝統的にカンテラを下部組織の柱としており、トップチームには多くの生え抜き選手が在籍し、クラウディオ・ヒラルデス監督も育成組織から昇格した人物です。この新しい施設は、クラブのアイデンティティをさらに強化し、ガリシア地方のスポーツ、教育、研究の国際的な拠点となることが期待されています。
(via Estadio Deportivo)
オスカル・ミンゲサが契約満了まで残り17日に
FCバルセロナが将来の移籍における経済的権利を保持している選手たちの動向が注目される中、セルタに所属するオスカル・ミンゲサの契約状況が明らかになりました。現在、彼とセルタの契約は残り17日となっており、間もなくフリートランスファーで他クラブへ移籍できる状態になるとのことです。バルセロナは将来の売却益を受け取る権利を持っていますが、契約満了で退団した場合はその恩恵を受けられなくなる可能性があります。
(via SPORT)
【本日の総括】
セルタ・フォルトゥナは昇格を懸けた敵地での大一番を無失点で凌ぎ、運命の第2戦をホームのバライードスで迎えます。一方、クラブの未来を担う新施設「Celta360」の順調な進捗も報告され、育成を重視するセルタのビジョンが形になりつつあります。トップチームでは契約満了が迫るミンゲサの動向にも注目が集まります。