デオッサを巡る移籍市場の攻防
ネルソン・デオッサの移籍について、アルゼンチンで様々な噂やリークが飛び交っているものの、レアル・ベティスはリーベル・プレートからの正式なオファーをまだ受け取っていない。現時点で存在するのは電話での会話や非公式な打診のみであり、その大半はコロンビア人ミッドフィルダーの代理人からのものである。その打診内容は、デオッサの保有権の50%に対して400万ユーロを支払うというものだが、これらの接触は先週提示されるはずだった具体的なオファーには発展していない。これにより、ベティスのオフィス(ラ・カルトゥハ)では交渉の進展に対して悲観的な見方が広がっている。ベティスが要求している条件は完全移籍であり、デオッサの保有権の最大30%を手元に残すというものだ。過去に所属していたモンテレイが将来の売却益の15%を保持している現状では考えにくいものの、買い取り義務の有無に関わらず、ローン移籍は一切受け入れない姿勢を明確にしている。デオッサは、セルジ・アルティミラとともに、チームの屋台骨を崩すことなく、6月30日までに会計の帳尻を合わせるための資金調達源として主要な資産の1つと位置付けられているのだ。
また、ベティスはブラジルからの動きも待っている。フラメンゴがデオッサに強い関心を示したが、提示額はベティスの要求には大きく届かなかった。さらに、プレミアリーグに昇格したばかりのイプスウィッチ・タウンを筆頭に、イングランドのクラブからの動きも注視している。これらの資金力のあるクラブがオークションを活性化させることが期待されている。メキシコでも、クラブ・アメリカなどのクラブによる買い戻しの噂が出ている。
選手本人は、リーベルのチャチョ・コウデ監督にブエノスアイレスへ行くよう説得され、そのルートを希望してプレッシャーをかけている。しかし、ベティス側は会計調整のために必要な1000万ユーロを下回る金額では彼を放出しないことを固く決意している。一方のリーベル・プレートは、新しいスポーツディレクターのパブロ・ロンゴリアがスペインに滞在し、ヘタフェのマウロ・アランバリの獲得に動いている。もしアランバリに予算を使い果たしてしまえばデオッサの獲得は難しくなるが、ロンゴリアの次の目的地がアンダルシアの州都になるという声もある。リーベルが真剣にデオッサの獲得を望むのであれば、迅速な行動が求められる状況だ。(via Estadio Deportivo)