バルベルデとチュアメニの現状

フェデ・バルベルデはW杯でウルグアイ代表としてスペインに0-19で敗れるという屈辱的なグループリーグ敗退を喫した後、休暇を終えて火曜日にメディカルチェックを受け、バルデベバスでのプレシーズン練習に合流した。他の選手よりはスローペースで調整を行っており、モウリーニョ監督に挨拶をする姿も確認されている。25/26シーズンはシャビ・アロンソ、そしてアルバロ・アルベロアと監督が次々と解任される不安定な時期であり、その中でバルベルデとオーレリアン・チュアメニはロッカールームで殴り合いの喧嘩を起こした。この騒動でバルベルデは床に倒れて頭を切り、入院する事態に発展している。クラブはイメージの悪化を防ぐために両者に高額な罰金を科し、今季に向けて2人の退団の噂も絶えなかった。しかし、モウリーニョ監督は成熟しキャラクターの確立された両選手を非常に高く評価しており、自身のチームに不可欠なプロフィールだと考えている。両者ともに絶対的なレギュラーであり、長期契約を結んでいる。特にチュアメニは2031年まで契約を延長しており、給与面でもチーム内の上位階層に位置している。(via SPORT)

ロドリ獲得に向けた社内での激論

W杯でスペイン代表キャプテンとして優勝し、MVPにも輝いたマンチェスター・シティのロドリ獲得が、レアル・マドリードの最重要課題となっている。トニ・クロース引退後の司令塔を探しており、モウリーニョ監督も彼のようなプロフィールを歓迎している。ロドリの契約は2027年まで残っており、シティ側は現在の週給20万ポンドから、アーリング・ハーランドの週給50万ポンドに近づけるような大幅な給与アップを含む契約延長オファーを4月に提示したが、ロドリはまだ返答していない。選手本人はスペインへの帰還とレアル・マドリードでのプレーを夢見ている。獲得には巨額の資金が必要であり、イングランドではシティの要求額は7000万ユーロと言われている。クラブ内部では、一部の役員がこのW杯MVPの獲得を強烈に推しているものの、フロレンティーノ・ペレス会長が個人的にブロックしている状況にある。かつて会長選挙の対立候補であったエンリケ・リケルメがロドリ獲得を公約に掲げていたため、ペレス会長はスポーツ的な理由を挙げて拒否してきた。しかし、現在では肯定的な報告書も上がっており、W杯での圧倒的なパフォーマンスを受けてペレス会長も再考を始めているとの情報も交錯している。マドリーの中盤にはすでにベルナルド・シウバ(8月に32歳)やマルク・ククレジャを獲得し、バルベルデ、より攻撃的な役割を担うジュード・ベリンガム、去就未定のエドゥアルド・カマヴィンガ、昨季台頭したティアゴ・ピタルチ、さらにアルダ・ギュレルらがいるため、ロドリを迎えるにはポジションの整理も不可欠となる。(via SPORT / ElDesmarque / MARCA)

ラウル・アセンシオの構想外と市場価値の暴落

23歳のセンターバック、ラウル・アセンシオは、モウリーニョ監督から戦力外であることをすでに通告されている。24/25シーズンにカルロ・アンチェロッティ前監督のもとでトップチームデビュー(オサスナ戦で4-0の勝利)を果たし、そのシーズンは46試合に出場、3187分間プレーして2アシストを記録。2025年3月にはスペイン代表デビューも飾った。2025年夏には契約を2031年6月30日まで延長し、各種ボーナスを含めた年俸は約800万ユーロ、契約解除金は10億ユーロという銀河系軍団並みの条件を手にした。しかし、25/26シーズンはチームの監督交代騒動の中で調子を崩し、34試合、2516分間の出場で2ゴール1アシストにとどまった。スペイン代表からも外れ、市場価値は4000万ユーロから2000万ユーロへと半減した。本人はマドリーでの成功を望んでいたが、クラブがイブラヒマ・コナテやディーン・フイセンを獲得し、アントニオ・リュディガーも契約を延長。9月にはエデル・ミリトンも復帰予定であり、右サイドバックにもデンゼル・ダンフリースとトレント・アレクサンダー=アーノルドがいるため、アセンシオの出場機会は完全に失われた。クラブは完全移籍か買取義務付きのレンタルでの放出を模索しており、現在はサウジアラビアのクラブのほか、ガラタサライやラツィオが関心を示している。(via SPORT / Estadio Deportivo / ElDesmarque / MARCA)

放出市場とカマヴィンガ、マスタントゥオーノの去就

モウリーニョ監督の構想外選手の放出が進まなければ、新たな選手の登録ができない状況に陥っている。すでにダニ・セバージョス、ダニ・カルバハル、ダビド・アラバが退団し、フラン・ガルシアは保有権の50%を残してベティスへ売却された。ニコ・パスはコモへ完全移籍し、マリオ・マルティンはヘタフェが残りの権利50%を買い取って退団した。現在、大きな売却候補となっているのがエドゥアルド・カマヴィンガである。2029年まで契約を残す彼だが、昨季のチャンピオンズリーグ・バイエルン戦での退場処分などで立場を悪くし、不調が続いている。マドリーは8000万ユーロの移籍金を希望しており、マンチェスター・ユナイテッドなどのプレミアリーグのクラブが関心を示しているものの、彼らは6000万ユーロの評価額にも難色を示している。また、6300万ユーロ以上の移籍金を投じて獲得したフランコ・マスタントゥオーノは、アルゼンチン代表から落選してW杯に出場できず、構想外となった。彼については、1月にエンドリックがリヨンへレンタルされたのと同じように、出場機会を求めてレンタル移籍することが濃厚となっている。エンドリック自身も、W杯後の休暇が明けた際にはモウリーニョ監督の信頼をゼロから勝ち取る必要がある。さらに、カレラスはシャビ・アロンソ監督が率いるチェルシーへの移籍の選択肢として名前が挙がっている。(via SPORT / Estadio Deportivo)

ゴンサロ・ガルシアがトップチーム残留

夏の初めにはレンタル移籍や権利の一部売却が検討され、アルバロ・アルベロア監督が率いるフラムや海外クラブから関心を寄せられていたストライカーのゴンサロ・ガルシアだが、トップチーム残留が濃厚となった。プレシーズンの練習でモウリーニョ監督に非常に良い印象を与えたことが決め手となった。モウリーニョ監督は、キリアン・エンバペやエンドリックのようなタイプではなく、相手を背負ってプレーし、センターバックを固定してフィジカルの競り合いに勝てる古典的な9番の選手を求めており、ゴンサロがそのプロファイルに完璧に合致した。昨季のクラブワールドカップでの継続的な成長と活躍も、監督の決断を後押ししている。(via SPORT / Estadio Deportivo)

アレッサンドロ・バストーニ獲得の頓挫

ニコ・シュロッターベックが負傷したことを受け、モウリーニョ監督の強い要望でインテルに所属する左利きのセンターバック、アレッサンドロ・バストーニの獲得に動いていた。しかし、バストーニが未成年売春ネットワークの関与疑惑である「Ma.De作戦」でミラノ検察の捜査対象となったことで、移籍交渉は停滞していた。さらに、バストーニの代理人を務めるトゥリオ・ティンティがメディアに対し『彼はインテルを愛している熱狂的なファンであり、あと2年契約がある。この数ヶ月、イタリアを出ることなど一度も考えていない』と明言した。『クラブと選手の両方が納得するオファーが届けば話し合いの席には着くが、現在は真剣な交渉は一切存在しない』と語り、マドリーへの移籍の可能性を完全に否定した。(via SPORT / ElDesmarque)

金曜日にアルコルコンとの非公開テストマッチ

モウリーニョ監督の復帰後初陣として、金曜日にアルコルコンとの非公開での練習試合が組まれた。この試合は純粋なトレーニングマッチとして扱われ、交代枠は無制限で、監督は試合中に自由に戦術の調整を行うことができる。W杯に参加した主力選手たちはまだ休暇中であるため欠場する。対戦相手のアルコルコンは、前監督のパブロ・アルバレスがバレンシアのカルロス・コルベラン監督のスタッフに就任したため、フラン・フスト新監督の初陣となる。また、この試合でアルコルコンは木曜日に発表される新ユニフォームを着用する予定である。レアル・マドリードの今後のプレシーズン日程としては、7月28日にレガネスとの非公開試合、8月1日にはオーストリアでフィオレンティーナ戦、8月12日にテレサ・エレーラ杯でデポルティーボ戦、そして8月16日にシャルケ04戦が予定されている。(via MARCA / ElDesmarque)

ヴィニシウスの契約延長難航と美容整形手術

ブラジル代表としてW杯に出場し、ラウンド16でアーリング・ハーランド擁するノルウェーに1-2で敗れたヴィニシウス・ジュニオールは、現在休暇を過ごしている。彼の契約は2027年6月までとなっており、クラブと選手の両方が契約延長を望んでいるものの、交渉は停滞している。クラブは現在の手取り1500万ユーロ弱から2000万ユーロへの昇給を提示しているが、ヴィニシウス側はエンバペの給与水準に近づけるための高額な契約延長ボーナスを要求しており、クラブはこれを断固として拒否している。現在、フロレンティーノ・ペレス会長が自ら解決に向けて動いている。そんな中、ヴィニシウスは休暇を利用してマイアミからゴイアニアに著名な皮膚科医アレッサンドロ・アラルカンを呼び寄せ、パートナーのヴィルジニア・フォンセカとともにクリニックを貸し切って顎の輪郭を整えるプロジェクション改善の美容整形手術を受けた。SNS上ではその新しい顔つきに対して『ヴィニシウス・シニアになった』とからかう声が上がっている。担当医は『世界最大の才能の一人であるだけでなく、シンプルで礼儀正しく、エネルギーに満ちた彼を迎えられたことは大きな喜びです。信頼してくれてありがとうございます』と感謝を述べている。ヴィニシウスは7月27日の月曜日にバルデベバスの練習に復帰する予定である。(via ElDesmarque / SPORT)

フェルラン・メンディとルニンの負傷状況

フェルラン・メンディは昨季終盤の5月3日、エスパニョール戦で右太ももの大腿直筋腱に重傷を負い、手術を受けた。一時は早期引退の噂まで流れたが、手術は無事に成功した。火曜日の練習ではジムでの調整に加え、ピッチでの個別練習を再開するまでに回復している。競技への完全復帰は2026年の9月から10月を見込んでいるが、クラブは過去の負傷歴を考慮し、非常に慎重に経過を観察している。一方、ゴールキーパーのアンドリー・ルニンは軽い筋肉の過負荷のためグループ練習から外れ、個別メニューを消化した。これはあくまで予防措置であり、クラブは全く心配しておらず、金曜日のアルコルコンとの練習試合には間に合う見込みである。(via SPORT)

【本日の総括】

W杯を終え、モウリーニョ新体制でのチーム作りが本格化しています。バルベルデの合流やゴンサロの台頭など明るい話題がある一方で、ロドリ獲得に向けた会長とフロントの対立、ヴィニシウスの契約延長問題、そしてアセンシオやカマヴィンガら構想外選手の売却停滞など、解決すべき課題が山積しています。金曜日のアルコルコン戦から始まる実戦で、新チームの輪郭が少しずつ見えてくるはずです。