CDカステリョン

現在ラ・リーガ・ハイパーモーションで無敗首位を走るCDカステリョン。指揮を執るパブロ・エルナンデス監督は、前シーズンにも昇格争いを演じたが、今季は開幕から破竹の勢いを見せて勝利を重ねている。

クラブ関係者や周囲の証言によると、彼のスタイルの根幹には『サッカーは楽しむためのエンターテインメントである』という揺るぎない信念がある。この哲学を形作るために、彼は自身が選手時代に仕えた2人の名将から対極的なコンセプトを取り入れている。一人はリーズ・ユナイテッド時代に指導を受けたマルセロ・ビエルサであり、もう一人はヘタフェおよびスウォンジー・シティ時代に指導を受けたミカエル・ラウドルップである。

ビエルサからはチーム全体で連動する強固なブロックと緻密な守備の規律を学び、ラウドルップからは攻撃における圧倒的なアイデアと歓喜をもたらす即興性を抽出して見事に融合させた。エルナンデス監督は自陣深くに引きこもるローブロックの守備を完全に拒絶しており、周囲に対して『自分がそんな戦術を採用する日が来たら、監督を辞める時だ』とまで断言している。

バレンシア、カディス、ヘタフェ、スウォンジー、リーズなどで活躍した自身の現役時代の経験を存分に生かし、攻守のバランスを保ちながら前傾姿勢を貫く姿勢が、セグンダ最高峰のエンターテインメントフットボールを結実させている。首位をひた走るこの勢いは、悲願のラ・リーガ(1部)自動昇格に向けた最大の推進力となっている。(via MARCA)